うわ〜〜ビックリ!!
今日10時から発売だった芝居のチケット。仕事中は到底無理なので夕方帰宅してからチケットを取ろうと思ったら、なんと既にSOLD OUT!!
こんなのロンドンでは本当に無いよ〜〜! というのも、普通のウェストエンドの芝居はロングラン制だから、最初にチケットが発売になる時は半年くらい先の席まで選べる。でもこの芝居はわずか11日間の限定公演なのだ。
Punchdrunkというちょと変わった名前のこの演劇集団の事を最初に知ったのは数年前。なんでも凄く面白い=実験的な演劇を試みている集団なのだそうだ。会場は普通の劇場ではなく、下町ロンドンの倉庫が立ち並ぶような場所になる建物。座席はいっさいなく、演じられている芝居を建物のいろんな場所から好きに動き回って観られるという事らしい。
こういうのって、昔寺山修司さんが試みた市街劇みたいなカンジなのかな、と思っていた。2年程前に「ファウスト」をやっぱり東ロンドンの倉庫のような所でやっていたので観たかったんだけど、チケット取りに苦労して諦めた。今回の演目はジャコビアン悲劇(ミドルトンに続いてまたも、、?)のThe Duchess of Malfiということで、ENO(English National Opera)とのコラボだからすごく観たかったのに〜〜!
と、ここまで昨日書いてそのまま中断してしまった。
全く話変わってBGT=Britain's Got talentのグランドファイナルが行われた。今年は始めの段階でダンスチームがあまりに多くて驚いたけど、さすがにファイナルに残った人達はみんな違った個性があってレベル高かったね。今年は歌、ダンス、コメディー、ドラマー、動物、とバラエティーに富んでいて、観ていて楽しかった。皆さん本当に素敵だったけど、優勝したのはジムナスティックチームのSpelbound ダンスともちょっと違うチームプレーが素晴らしい!こちらは昨日のセミファイナルの演技。
彼等の優勝にはなんのクレームも無い。本当に素晴らしかった。ただ私なりの意見としては、このBGTでは、あくまでも隠れた才能=素人なのにびっくりという人達をRoyal Variety showに送って、ロイヤルファミリーの前で演技させてあげたい。X−Factorみたいに即プロになる歌手を育てるんじゃなくて、もっとHome Grown(家庭栽培)的な人達が勝ってくれるような番組になるといいなと・・・
セミファイナルに残った人達の中にはそういう人達も何人もいた。お母さんがキッチンでご飯を作ってる間に兄弟でリビングで踊ってた、みたいな・・・ ファイナルに残った犬のダンスも本当に素敵だった。でもやっぱり最終的にはどうしても完成度=レベルの高いものに評がいっちゃうよね。まあ仕方ないけど・・・
という事で、今回本当に微笑ましかった犬と飼い主のダンス。「Tina&Chandi」なんと犬のチャンディーは12歳。人間だったら100歳近いのよ・・・