何となく風邪もスッキリしないままに、もう一月も終わろうというのだから本当に早い!
そして、、、そして、、ついにその日まで後4日になってしまった。

1回の国民投票、2度の総選挙、3人の首相、4年の月日を経て、とうとうBrexitが31日になってしまった。そして今みんなの関心が集まっているのは、数年かけて調整中のビッグベンの鐘をこの日の11時に鳴らすかどうか、、、だ。

そうこうする間に中国から発症した新種のコロナウィルスが世界に広がり初めて、これもまたどうなるのか注目の的。アメリカ、フランス、日本といった国は自国の武漢滞在者を帰国させるべく取り計らっているが、イギリスではまだ具体的な引き上げ援助の手立ては出ていない。アメリカでトランプ氏が裁判にかけられているし、まあ、ボリス(ジョンソン氏)も大変だなあ〜〜、、、、

私が本来好きだったイギリスには独立独歩の自立精神と独創性があった。個人主義に発する考え方や言動が、とてもインでペンデントで、そう言ったイギリスを覚えていて取り戻したい人達がいる。でも今の若い世代はかなり違う、、、、イギリスがイギリスではなくなってしまっている現在、Brexitしてからが本当の始まりだ。

病院に行ったうちの彼がつくづく言った、「自分の国にいるとはとても思えなかった」 病院で待つ人々のうち、9割以上が移民・外国人で、何だかとても居心地が悪かったらしい。少なくとも日本ではまだそんな事はない。まあ、私も一応外国人なのだが、メンタリティーということでは、私は自分をこの国に溶け込ませるようにしてきた。「郷に入っては郷に従え」っていうように。ここを自分の国のように思えるようになるには、この国の人間として暮らして何年もかかる。初めから自分たちのやり方を押し通して、利用できるものだけ使って何のリスペクト精神も持たずに生きていては、やっぱり溶け込めるはずもない。

私が好きで、生活する事を選んだこの国がまたイギリスらしくなってくれるなら、私はBrexitに期待したいけれど、もちろん課題は山積みだ。

金曜日の午後11時、ビッグベンは鳴るのだろうか??!