先週あたりから、BBC4がやたらと日本に関する番組を立て続けに放映している
これがなかなか面白い
毎日のようにやっているので一度に全部は説明できないけれど、番組制作が日本人ではないから思いつく内容で、私が見てもとても興味深い

プレゼンターは当然イギリス人(アイリッシュの人もいたけど)で、日本についてのある一点に興味を絞って探索する。先週観た番組では、彼は日本の「侘び寂び」を探して旅をする。「侘び寂び」とは何か、を知ろうとして彼はいろんな人に聞き、博物館を巡り、俳句を学び、茶の湯をたしなむ。最期には山奥の禅寺を訪れて、「侘び寂び」を感じる修行に参加する

侘び寂びとは何か、、って外国人に聞かれて一言で答えられる日本人はきっといない というか、侘び寂びの定義っていうものはとても感覚的なもので、聞かれたらまず「う〜〜ん、、、」と5秒くらい唸ってしまうのが普通だろう。そして次に出る言葉は、「説明できないよねえ〜〜」だ。このプレゼンターのマルセルは、事前に英語での定義として、「不完全なものを美しいと思う心」という風に理解していたようだ。そして、その不完全な美しさを求めて日本を旅するうち、侘び寂びというのは定義ではなく、心として感じるものなのではないかという事に気づき始める

今週のプログラムは、日本人にとってのを追求するというもの。古来から漁業国である日本は、西洋の人からみると「生で魚を食べる」事で一昔前は賛否両論だったのが、今ではその日本式の魚料理もヘルシー志向の外国人に人気がある。この日本における魚にこだわって旅をしていくのだ。築地の市場で水揚げされた巨大なマグロ、生きた魚を店内で釣った後、それを料理してもらうスタイルの魚専門レストラン、長良川の鵜飼、素潜りで貝を採る志摩の海女達、毒があるのに最高に美味しいと言われるフグ、クジラと共に生活のある町(太地)、、、、

日本が魚にこだわってるなんてあまり考えてなかったなあ〜 と、観ていて思ってしまう。外国人にしてみたら、この日本人の魚へのこだわりっていうのは、やっぱり独特のものなんだろうか。まあ、生で魚を食べるっていうのが普通の私達とそうじゃない習慣の人達とではやっぱり違うよね

魚と言えば活け造りがやっぱり新鮮で、観ていて私も思わず「美味しそう〜!」と声を上げてしまったけれど、プレセンターのお兄さんは、刺身になってまだピクピクと動いてる魚の頭を見てたじろいでいる・・・ でもね、牛だって豚だって鶏だって、食べるために育ててそれを殺してさばいてるんだから変わらないはずでしょ。「やっぱりちょっと残酷だよ」という彼に,旅に同行した日本人のパートナーが一言、「考えるからややこしいんだ、食べて、新鮮な味を楽しむのさ」

昨日やっていた番組は、日本の象徴、に焦点を当てていた。本当に美しい鶴達の舞う姿・・・ 昔から屏風に、着物に、絵札に、航空機の尾翼に描かれ、幸せと長寿の象徴として親しまれてきた鶴だけど、実際に映像でその生態を観る機会なんて殆ど無かった。こういう番組は是非逆輸入で日本でも放映してくれると嬉しいね

その他には日本の映画もやっている。「菊次郎の夏」「ピンポン」「御法度」、、、どうやらシリーズは4月半ばまで続くらしい。今までにありがちだった、最新テクノロジーや、カラオケ、オタクといった日本の紹介の仕方でなく、もっと日本人の本質を支えているものに突っ込むような番組を創ってくれたようで楽しみだ。日本といえば侍や着物にハイテクと言われるのは、もうそろそろ終わりにしてもらいたい。番組宛のメッセージでもとても興味深く見てくれている人達が多いようで日本人としては嬉しい限り

いいぞ! BBC4!


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