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幸せ!!、、、大好きなんだ彼女

Frances Ruffelleのショウにやっと行けた。(フランセス・ルッフェルと発音しますが、日本語表記だとフランシス・ラッフェルになるみたい、、どっちでもいいか)このBeneath The DressというJazzyなショウは去年キャバレースタイルのクラブでやっていたのだけれど、行かれなかった。今年のエジンバラ・フェスティバルに参加して、その後ロンドンの劇場で一回だけ再演が決まった。本当はエジンバラまで行きたいくらいだったので、ロンドンでやる、しかも日曜日の夜という事でチケットをゲット

フランセスは元々子供の頃からショウビジネスの世界にいる人で、80年代にミュージカルで一躍スターになった。一番の代表作は「レ・ミゼラブル」のオリジナルでのエポニーヌ役。ロンドンに続きブロードウェイでも演じてトニー賞を受賞した。もっと前にはローラースケートで歌い踊るオリジナルの「スターライト・エクスプレス」で食堂車/ダイナを演じている

彼女を初めて「レ・ミゼ」で観た時の強烈な印象は忘れられない。というより、私は芝居を観に行ってあんなに大泣きした事は他にない。可哀想な役というだけでなく、彼女のが忘れられなかった。一度聞いたら頭から離れないような、そんなSomething very specialなものを感じた。「レ・ミゼラブル」の舞台自体素晴らしかったけれど、彼女は私の中で特別なお気に入りになってしまった。

その後も舞台で何度かフランセスを観たけれど、舞台/ミュージカル女優としてではなく、シンガーとしても活動している事は知っていた。彼女の声は元々とてもハスキーで、ジャジーなので、キャバレースタイルにはぴったりだ。なにかのインタビューで言っていた。「若い頃は自分のハスキーな声が嫌いで、訓練して息が混ざらない発声をマスターしました、そして生まれたのがエポニーヌの声でした」

確かに「風邪ひいてる?」と思うようなハスキーな声での歌と、ビリビリと響く少女のような声での歌と、同じ声なのに空気が違う。でもどちらも彼女の声なのだ。声だけじゃくて、表情にも多面性がたっぷりあって、彼女のショウはセクシーで、小悪魔的で、可憐で、お茶目で、あばずれで、無邪気でそしてすばらしくプロフェッショナルだった

小柄な彼女は45歳なのにどうみても27-8にしか見えない。なんといっても身体が若い。さりげなく歌いながらグランドピアノに乗る時も、両腕で身体を持ち上げて、そのまま両足をピンと伸ばしたままで90度にスウっとあげてお尻からスルッとピアノに乗ってしまった。歌いながら・・・すごい腹筋だ、、、!!このさりげなさ!! 歌いながら指の先、足のつま先まで神経が通ってる。すごいなあ〜〜・・・

1時間15分程のコンサートだったけど、すごく楽しかった! バンドの男性チームもクールだったし。「お客様を楽しませてます!」っていう見え見えな空気が全くなくて自然体。嫌みが全くない。こういうアーティストは珍しいよね。頑張りが主張されてないっていうのかなあ、、

女性アーチストで、「私大好きなんだ〜!」と自然に言える人って実はとても少ない。そうだなあ、、、矢野顕子さんと彼女くらいかな。自然体で飾らない天才的な才能、という意味では共通しているお二人。

45であれなら、私だってまだまだイケルかも・・・なんて思わず元気になってしまった。骨の髄までプロなんだろうなあ〜〜、そんな事は自分では考えもしない程・・・すごいなあ
一曲一曲がそれぞれ物語のようになっていて、いろんな女をいろんな表情で演じて行く。休み無く。前の曲とはガラッとかわって違う女になっているあたりはやっぱり女優。さりげないようでいて実はとてもうまく構成/演出されているのだ

3日前に発売されたばかりのCD=Imperfectly Meをダウンロードして聞いている。早速のお気に入りだ。でもCDは、はっきり言って彼女には役不足。彼女の声はCDで聞くより舞台で聴いた方が10倍はパワフルだから。

オリジナルの「レ・ミゼ」のOn My Ownを久しぶりに聴いてみる。もう24年前かあ〜〜・・・Youtubeから引っ張ってきました