台風やら地震やら、日本ではいろいろと大変なようですが、皆様大丈夫でしたでしょうか・・?

かなり前から探していた本が届きました・・・・・「The Shakespeare Conspiracy(←作者のホームページ)

最初に出版されたのが12-3年前。今はもう絶版になっていて、たまにネットで見つけても値段が$300とか、£125とかプレミアがついてて、中古本の値段とはいえないものばかり、、、 やっと先日£12-00で見つけたので、中古だけど迷わず注文してしまった・・・・
前に「消されたファラオ」でちょっと触れたGraham Phillipsという人の初期の本で、シェークスピアの真の姿を追求する、という歴史探偵本です。
実はこれが出版された時、ちょっとしたセンセーションという事でニュースでも取り上げられていたのは覚えてる。でもあの頃は、Graham Phillips氏の本に触れていなかったので、「面白そうだな,,」で素通りしてしまったのでした。

いろいろと伝えられているシェークスピアのほとんどの逸話に関しては何も物証が残っていない。 彼が受けたとされる教育についても、学校に登録した記録はなく、最初の肖像画でさえ、死んでから50年経ってからの物である。ストラトフォードにある彼のお墓のモニュメントも、18世紀になって建て換えられたもので、もともとは「戯曲作家」の墓として建てられた物ではなかった・・・・

彼にまつわる「伝説」「逸話」をいっさい払いのけて、実際に残っている物件のみでシェイクスピアの素顔を探すというもの。ストラトフォードにWilliam Shakespeareという人が居たのは事実だけれど、ロンドンで役者・戯曲家として活躍したシェイクスピアとは別人ではないか、、そして出てくるエリザベス王朝時代のスパイ疑惑、、、シークレット団体の存在・・・まあ、今まで言われてきたシェイクスピア像を引っくり返す新説で、出版当時に物議もかもした本です。

シェイクスピアが実はフランシス・ベーコン(同時期のイギリスの法律家で哲学者)の替え玉だという説はかなり前からある。他にもストラトフォードでの名士と、ロンドンで何度も税金未払いで追われていたプレイライターのあまりの人物像のギャップに、彼は二重生活を送る宮廷のスパイ、あるいは秘密組織のメンバー等、さまざまな億測は以前から飛び交っていた。

それくらい、シェイクスピアに関して何も物証が残っていないのだ。自筆の手紙一つ、オリジナルの戯曲の1ページもない。かろうじていくつかの公的書類に自筆のサインが6つ残っていて、この本にはそのコピーが載っているけれど、どれもきちんと読むのさえ困難な筆跡で、高等教育を受けた人の筆跡にはとても思えない。

Graham Phillips氏はもっと最近の本の中で、シェイクスピアと秘密結社の薔薇十字運動、さらにフリーメイソンとの関連にも触れている。 最後の作品、「テンペスト」は、1613年にエリザベス王女(James1世の娘)とフリードリヒ5世の結婚式でも上演され、このストーリーの伏戦は、薔薇十字と深く関わりがあると解説してる。 それくらい、彼は謎が多く、きっと掘り下げたら「ダ・ビンチ・コード」にも負けない衝撃の真実が出て来るかも・・・・

まあ、これだけ「伝説」が大きくなって死後400年もの間、世界中の劇場から愛されているシェークスピアですから、今さらどんな説が出て来ても、結局「伝説」は崩れずに残っていくのだろう。 誰が書いたか、ではなく、何が残ったか・・・ですからね。 

それにしても、もしStratfordのシェイクスピア氏が、ハムレットやオセローと全く関係のない田舎の名士なのだとしたら、、、今日も世界中からHoly Trinity Churchを訪れては感無量になっている大勢の観光客って(私も行ったし、藤原竜也君も)、、、いったい何???

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