いまさら私が書かなくても、すでに世界中に知れ渡っているはずだけれど、来年の4月にロイヤル・ウェディングが決まっている。早刷りのカレンダーは間に合わなかっただろうけれど、今日仕事関係先から送られて来た来年のカレンダーにはしっかりと4月29日がバンクホリデー(祝日)として載っていた。「Royal Wedding」は金曜日で、イースター休みの直後だ。さらにこの次の月曜日は5月の第一月曜でこれもバンクホリデー。普通に月〜土曜で仕事をしている人にとっては、26~28日の3日間の休みをとればトータルで11日間のホリデーを取る事ができる

公開されたオフィシャルの婚約発表写真。
imagesimages-1
images-2チャールズ皇太子とダイアナ嬢の時とはかなり違う。このお二人は何といっても付き合いが長い。大学時代からだからかれこれ10年近くも友人/恋人関係にあった上での婚約。右側の写真は特に、今までの王室の公式写真からは考えられないくらいの親密さが溢れ出ている。どうしても形式的でぎこちなかったご両親の婚約写真とは全く違うよね。

王子様とお姫様の夢のような結婚式でお話が終るFairy tale,でもその続きが「いつまでも幸せに暮らしました」では無いという事は、今のイギリス国民は皆知っている。私も日本でテレビ放映を見ていた、あの夢のようなセント・ポールでの結婚式、32歳の皇太子と8代続く伯爵家(今は9代目=ダイアナ妃の弟)の3女で初々しい20歳のお嬢様だったダイアナ嬢の姿はあの当時でも現実離れしているようだった。だからこそ世界中があこがれたのだろう。でもそれ以後の現実はけっしてFairy taleではなかった・・・・

ウィリアム王子は大人世代のイギリス国民にとっては、ただの王位継承者ではないのだ。彼は「ダイアナの息子」であり、彼女が亡くなって以来、「母親の代わりに私達が見守らなくちゃ」というような意識を持っているおばさん国民は多い。30が近づいた今でこそ容貌も変わってきたものの、彼はその顔立ちからして母親を思い起こさせるのだから仕方がない。

婚約者のケイト・ミドルトン嬢は貴族ではない。両親は航空パイロットとスチュワーデスで、その後パーティー装飾品のメールオーダー事業を立ち上げて大金持ちになった人達だ。ケイトさんは大学を出てからそれらしい仕事に就く事が無かったため、一時は「ただプロポーズされるのを待ってるだけ」なんて中傷された時期もあった。空軍に入ったウィリアムがまだまだ独身将校として忙しくしているのとすれ違い、一度は別れたと言われた2人だけれど、どちらかというと少し距離を置いて関係を見直そうという事だったのだろう。

婚約発表のインタビューで王子は「時が来たと思います、今が一番良いタイミングなのではないか」と言っていたけれど、まさに万を期してていうカンジ。ケイトさんはモデル並みの美人でそのファッションセンスは折り紙付き。女性からの支持も多いし学歴もあって、この10年間スキャンダルが全く無かった彼女はうるさいおばさん達にも認めてもらえそうだ。なによりも、この写真でも解る通り、長い時間をかけて絆を作って来たカップルの持つ信頼感が見える

15歳のウィリアムが、ダイアナ妃の葬列で棺の後ろを地面を睨みつけるように歩いていた姿は、まだ記憶に焼き付いている。身分や地位は関係ないよね、幸せになるといいね。母の婚約指輪をケイトさんに贈ったのも話題を呼んだ。「このサファイアの指輪は僕にとって大変特別なもので、、そしてケイトもまた特別な存在なのです。この指輪を彼女に贈る事で、僕なりに今ここにはいない母にも一緒に喜びに立ち会ってもらいたかった

ウィリアム王子も弟のハリー王子も、いろいろな時に「母がいたら何と言うだろうか」という事を考えるのだそうだ。今回の結婚でどうしても父と母の結婚式の時の事が話題に出されるのは避けられない。今はカミラ夫人と幸せそうにしているチャールズ皇太子も、30年前のあの国民の興奮と祝福を思い出さないはずがない

やっぱりFairy taleのおしまいは「幸せに暮らしました」であって欲しいよね。ケイトさんは婚約が決まると同時に公式の場ではいきなりキャサリンと呼ばれるようになった。これからは略称のケイトではなく、本来のキャサリンと呼ばれるべきだという王室側の要請だそうだ。確かに、Princess Kateじゃちょっとねえ、、、将来はQueen Catherine、そうね、やっぱりケイトという呼び方は庶民的かな。キャサリンだとキャシーと呼ばれる人も多いけど、ケイトのほうがもっとくだけて聞こえるせいかしらね。もともとChatherineというのはポッシュな名前なんだし・・・?

それにしてもねえ、、あのウィリアム王子が結婚ってねえ、、、こちとらどんどんばばあになるはずだわ。なんだか人生って恐ろしいわ。こうやってどんどんこっちが年とっていくのを実感していかなくちゃならないなんて。私は子供を育てなかったけれど、皆が言ってるのがなんだか解る気がする。おむつを変えてあげた姪がもう就職、とかね・・・

寒い冬が終ってまた明るい話題の春が来るのを待ちますかね。今週末はまた雪に見舞われそうだとか・・・・