見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

カテゴリ: フィギュアスケート

熱が下がって仕事に戻った日から味覚が無くなり、Covidの症状として聞いてはいたものの、凄く変な感じだった!味は数日前から戻ってきたけれど、今だに咳が少しと喉がゼロゼロする、、、「治りかけ」から進まない感じ、、、出歩くと疲れるね〜〜、、、、

で、以前から興味はあったけれどなかなか踏み切れなかった「マヌカハニー」を購入してみた。マヌカハニーといえば、日常の「ハチミツ」から薬用として使うものまで本当に種類があって、最初はどれを選ぶのか迷ったけれど、いろいろ検索してMGO200~400位で探してみた。正規のマヌカハニーであること、モノフローラル(一種類の花から採ったもの)でUMF値が10位のもの、味が好評なもの、という事で、購入したのがこちら
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味はかなり美味しい。実は私は「甘い」ものがあまり好きではなく、少し苦味がある方が好みなので、ちょうど良いお味だ。これでMGO が上がるともっと薬臭い感じになるのかな、と思う。
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そのまま舐めても美味しいし、これならヨーグルトに混ぜたりお料理にも使えそう。まあお安いものではないので、大事に使います。本当に蜂蜜って腐ることが無いっていうし、自然の力って素晴らしい。

さて、、、心配はしていたのだが、宇野昌磨さんは国別対抗戦を欠場という事になってしまった。

どれほど悔しいだろう、、、、落ち込んでるんじゃないだろうか。世界選手権の後SOIに出たのは、 足を休ませながらも感覚を無くさないために、一日2分半のプログラムで軽く2つのジャンプで調整、ということだったのだろう。トップアスリートにとっての休養というのはベッドでグタグタ寝ていることではないのだから、「なぜショーに出て試合を棄権するんだ」というのは全くお門違いな話だ。 

試合に出たいからこそ短いショーナンバーで様子を見ていたのであって、最終日に3Aと4T3Tを跳んだと聞いた時は「国別に出るために戻したいんだろうな」と思ったものだ。でも高難度ジャンプはドクターから止められてしまったんだね、、、

誰かが挙げてくれた数字によると、2015年のシニアデビューから彼が出場した試合は58試合、そのうち50試合が表彰台で、そのまた26試合で1位だった、、、4大大会での結果が銀メダルなことが多かったから「シルバーコレクター」なんて言われた事もあったけれど、表彰台に乗った半分1位というのは素晴らしい、本当に特筆すべき戦績だ。それもこれも今まで大きな怪我無く試合に出てきた、あるいは多少の怪我でも圧して出場してきたからだ。ドクターストップは本人が一番ショックだったんじゃないのかな、、でもこれからの無理はキャリアの終焉に関わる。

おそらく右足の捻挫は癖になりかけてたと思うから、ここで一度リセットしておかないと、羽生さんのように選手生活の後半を怪我との騙し合いで繋いでいかなくてはならなくなる。美しい高難度ジャンプ、そして4Aにかける思いが強かった羽生さんは、最後の数年はいつも悲壮感が漂っていて、彼の素晴らしいスケートとは裏腹に見ていて幸せな気持ちになれなかった、、、だから、プロになったこれからの新しくて自由な彼のスケートを楽しみたい。でも、昌磨さんはもう少し現役選手としていろんなプログラムを観たいのよ、、、おそらく彼は今がピーク。あとはこのピークをいつまで保てるかだ。だから今辞めたくなければここは我慢して治癒優先だよね。がんばれ!!

今年の国別は殊の外楽しみだった。4カテゴリーのうち3つが世界チャンピオンで日本勝利の期待は最大級だし、大ちゃんと昌磨さんが一緒の国別というのも格別だし、それに他のチームのメンバーも最強で「世界選手権の興奮をもう一度」という期待が高い。これが最期になるキーガンにも最大級の応援を送りたいし、世界選手権ではマイナーでも国別だからこそ出場できる選手たちには大きなチャンスだ。
キーガンはカナダの大国旗を振る姿も見納めか〜〜、、、代打になった佐藤駿くん、ぜひとも男をみせてくれよ〜!力はあるのに鍵山くん、佳生君に一つ抜かれている感じだったこの2シーズン、今が輝くチャンスだよ、宇野昌磨に次ぐ次のエース候補に堂々と名乗りをあげて欲しい。

5連休だったイースター休みも今日で終わり。また通常に戻るにはちょっとCovidからの回復が遅いけれど、また3週間後には5月の連休そして5月は国王の戴冠式があるので一ヶ月に3回も連休がある。もうちょっと頑張ろう!!
 

楽しみにしていたフィギュアの世界選手権、始まったと思ったら私自身がCovid-19に罹ってしまい、膨大に溜まった録画をぼーっとした頭で整理してやっと観ている。もちろん結果や個々の演技はISUのYoutubeでチェックしていたから知ってはいたけれど、何せ丸3日間ベッドに伏せっていたので頭がボ〜ッとしていた、、、、
土曜日の午後からゾクゾクして、「熱出そうだな」と思ったら夜には38度に。日曜日に念のためセルフチェックしてみたら、見事コロナウィルス陽性反応が、、、!!すぐにボスに連絡してベッドにステイ! 熱以外には咳が少し。でも鼻詰まりや咳は普通の風邪でももっと辛い時もあるので、そこまでじゃないかな。ただ、3日も38度以上の熱で寝てると身体中が痛い、、、、火曜日に熱が下がり始めて、もう一日休ませてもらって明日から仕事復帰。今はもう隔離とかの規定はないので、奨励されているのは「発症してから5日間は外部との接触をなるべく控えるようにしてください」で、あとは本人の具合次第だ。

さて、、、まさに歴史的な世界選手権になった!!
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宇野昌磨さん、坂本花織さん、りく・龍ペア、かな・だいペア、みんなみんなおめでとう!!
まずペアから波に乗っていった。そして花織さんがそれに続く。ショートでのキス&クライでの喜び様はみていてこちらも笑顔になったよ。そして大会前から調子の悪さと足の怪我でなにやら不安な空気だった昌磨さん、安定のSPでしっかりリード。ほっとしたと同時にフリーはもっと足に負担がかかるからSPでのまとめが通用しないかも、、、と不安になる。
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女子のフリーは本当にロシアっ子達がいなくなって面白くなった。銀メダルになった韓国のイ・ヘイン選手はまだ17歳だそうだけれど、すでに大人っぽいスケートを身につけている。美しくてパワーもある。これからが楽しみな選手だ。花織ちゃんは本当に貫禄がついてカッコ良くなっていく。フリーのコンビネーションでよくまあ1Fから3Tをつけたもんだとびっくりしたわ、、、本人曰く「身体が勝手に跳んでいた」とのことで、本当に滑り込んでいないとできないことだったはずだ。

男子のフリーはね、、、もう最終2グループみんな素晴らしかったよ〜〜、、特に最終グループ!!

まず6人中4人が25歳以上のベテランスケーターで、とにかくこの人たちのスケーティングはやっぱりPCSをみる通り質が違うんだよね。今回は、力で4回転を押しまくった若いイリヤ・マリニン選手が3位、4回転は2本でも全てのエレメントでGOEを稼ぎ、美しいスケートで高いPCSを取ったジュンファンが2位、そしてその両方を揃えてまとめあげた昌磨さんが優勝、という形になった。

今シーズンになってからずっと思っていたこと、やっぱりPCSの付け方が今までとは違い、完全にジャンプ技術は切り離してスケーティングと表現に集中して採点されている。だから、今回の最終グループではイリヤ選手のPCSの低さが納得されてしまう。そしてそれを誰よりもちゃんと受け止めたのがイリヤ自身ではないだろうか。

記者会見で、イリヤは「リスクを犯して高難度の技を飛ぶよりも、もっとクリーンで綺麗なプログラムにすることを考えたい」と言っていたので、自分のスケートに何が必要か、なにを向上させるべきか、きちんと考えているのだなと嬉しく思った。彼はまだ若い。先輩たちの演技を見て、学んでもっと素晴らしいスケートになっていくはずだ。その姿勢にとても好感が持てる。

ただ、本来のスケーティングや表現する力っていうのは、必ずしも訓練で身に付けられるとはかぎらないんだよね、、、ジェイソンも昌磨くんもその点ではもうジュニア、いやその前から関係者には目をつけられていて、それがどんどん伸びてきて今に至っているのだから、、、持って生まれた資質っていうのかな、それも世界のトップになるには必要なものだ。凡人が誰でも努力次第でチャンピオンになれるわけではない。

だから、ずっとずっと前から「いつか花開く」と思って応援してきた宇野昌磨くんが、立派にオリンピックメダル3つ、世界選手権2連覇、今シーズン全試合優勝というまさに「その時」を迎えているのが本当に嬉しい。稀有な才能と、たゆまぬ努力の賜物だ。支えているチームも本当に素晴らしいよね。そういえば記者会見で、支えてくれた周りの人の筆頭に真凛ちゃんの名前が出てきて、「ああ、もうチームの一員でファミリー感覚なんだな」と微笑ましく思ったわ、、、
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かな・だい組のフリーのあの嵐のような会場の雰囲気は今年の世界選手権が埼玉でなければ有り得なかった。もう「この人たち優勝?」ってなくらいの観客の歓喜の嵐で、演技も本当に素晴らしかった!彼らとしてはもう一つ、10位に行きたかったのだろうけれど、そこが世界の厳しいところ。でも本当に素晴らしいプログラムだ。こちらの解説でも、「こういった物語仕様のプログラムはこれからも出てくるでしょう」と言っていたし。
 
日本開催の世界選手権で最高の4日間だったね。本当に長い長い間フィギュアを応援してきて、こんな日が来るなんて思っても見なかった。
そしてまだ終わらない、、、来月には国別対抗戦がある。今季最期の、そしてキーガンの最期の試合。またトップ選手が東京で顔をそろえる。 皆さんついでに日本の春を楽しんでくれていますように。その間にはSOIがあるしね。昌磨さんはSOIの方も出るみたいだけれど足は本当に大丈夫なんだろうか。国別の後にもアイスショーが続いてるし。その後は来季の準備に入るだろうし、、、、まあ私が心配するまでもなく、チームでちゃんと考えているでしょう。とりあえずは国別が楽しみ。SOIはコンディション調整のつなぎとでも思って皆さんまた楽しいバトルを見せてください!!

さて、明日には仕事に戻る。今日になって味を感じなくなっていることに気づいた。この症状もよく聞くので、しばらくすれば戻るそうだけれど、、、 


ロシアとベラルーシからの出場が無いフィギュアのヨーロピアン選手権。なんだかすごく懐かしい感じ。私が好きな(だった)ヨーロッパの香りのする大会。個性豊かで色とりどりで、僅差を争うプログラム。毎年楽しみにしていた大好きな大会が戻って来た感じがする。特に女子は、上位はロシアで決まり!みたいな近年のヨーロピアンは他の選手達もなんだか最初からから表彰台は狙えないし、、、という空気で、それでも頑張らなくてはならないのは痛々しい、、

一昔前はヨーロピアンの優勝者がそのまま世界選手権の優勝候補、みたいな流れだったけれど、最近はアジア勢もアメリカ・カナダも強いので、ここからが真剣勝負の面白さだ。時を同じくして全米大会も行われていて、毎年お馴染みのスコア爆盛りがスゴい。でもこれはもう世界中が黙認しているようなものなので、当の本人達も盛られていることは自覚しているはず。

マリニン君がなんだか逞しくなってきたなあ〜。JOから4ヶ月だけど体つきも変わっている感じ。彼は素直に成長していると思う。テクニカルな力は素晴らしいのに、背伸びをしないで階段を上っている。今年はまだ少年と青年の狭間だけれど、1〜2年で素晴らしいスケーターになるぞ、、、、ご両親コーチの教えだろうか、彼には傲慢さがない。そういえばGPFの時のプレスカンファレンスで、昌磨君が質問に答えて話したのを英語に通訳されているのをしっかりと聞いていて、時おり「うんうん、」と頷いていたのが印象的だった。フリーではミスが出たけれど、あの構成はそうそう簡単にミスなく滑れるものではない、、、最期のタイムオーバーのリカバリーは、昌磨くんの全日本を観たのか!?と思ってしまったけれど、曲に遅れてる感じは無かったから編集のせいかな?でもそういうメンタルを持ち合わせているあたり、これからもどんどん成長してくる選手だと益々楽しみになる。

そしてジェイソン!もう本当に美しいし神々しいし、本当にこの人に高難度ジャンプが無い分を、昌磨くんに頑張ってほしいと思う。やっぱり彼の身体の使い方とか見ると、昌磨さん本人はどう思おうとバレエは大事だ。踊るという事の基本は身体の動きを自分の理想とする形で見せること、その為には身体中を自由に動かせる技術がどうしても必要だよね。そんなこともこの3ヶ月の間に考えてはいるのだろう(やるかやらないかは解りませんが)、、、っていうか、昌磨君だって子供の頃からバレエはもちろんやってはいるわけで、全然やっていないはずは無い。だたあんまり好きじゃないから自分の中での存在感が薄いのだと思う。本人が言うほどやってないわけじゃないと思いますよ。

全米女子のイザボウは、マッチ棒みたいだった去年より少しアスリートらしい身体になってきて、彼女とイリアがこれからの全米を背負って走って行くことになるのだろう。同時に大人スケーターのブレディーやグレイシーも頑張ってくれていて嬉しい。

さて、ヨーロピアンだ。男子はアダム選手がチャンピオンになった。このプログラムとても個性的なのできちんと表現できないと難しいけれど、しっかりとジャンプも決めて滑りきった。私は個人的にはケヴィン・エイモズ選手のプログラムが大好きで、本当に私とフランスは相性が良いのだと改めて思ってしまったりした、、、ケヴィンは本当に悔しかったと思う。去年からの怪我は完治しているのだろうか?ショート、フリーとも是非ミスの無い形で見せてほしい。オフリンクで大泣きしていた、、、世界選手権待ってます!

イタリアはマッテオ君のメダルで、ダニエルはちょっと崩れてしまっているかんじだなあ〜。リンクサイドにはデュダコフ、グレイヘンガウス両氏がいたけれど、キスクラには座らなかったね。ロシアに練習に行った事でバッシングなんかもあったんじゃないだろうか。メンタルがちょっと気になる、、、、昌磨さんがロシアの合宿に行った時はジャンプの練習をしたかったのに、決められた事しか「やってはいけなくて」、自分の意思で練習を組み立てる彼にはかなり違和感だった様子。帰ってきてからもロシアでの事は無かったかのように何も語らず、、、(内容を話してはいけないという規約条件でもあったかな)ダニエルにも落ち着いて成長できる場所が見つかりますように。他にも各国からの素敵な選手達がたくさんで、だからヨーロピアンが好きなんだ。デニスもケヴィンも世界選手権楽しみだよ!

男女とも嬉しい発見だったのが、銅メダルのスイスの選手達。ルーカス君、名字のほうがどうも「ブッチギリ」に聞こえてしまう(笑)。ステファン以来のスイス選手表彰台という事で、リンク裏でステファンに祝福されてたね。女子のキミー・ルポン選手も初々しくて可愛かった。彼女はこれからの体型変化をどう乗り切れるか、、?安定感を考えるとまだまだ他のトップ選手と互角に戦えるまではいってないかな~。

絶対にここでチャンピオンになりたかったルナ・ヘンドリックス選手は、やっぱりプレッシャーだったのかな。出だしはちょっと固いながらもうまく行っていたのに、中盤の2本の転倒は痛かった。彼女の持つダイナミックさは十分プログラムに生きていて、今回は本当に「不運」だったとしか言いようがない、、、大泣きしていたのが可哀想だったね。でも世界選手権ではきっとリベンジに来ると思うな。日本勢も危ないくらいに。

女子優勝はジョージアのグヴァノワ選手になった。美しい安定したスケートで、これはやっぱり優勝に値する。彼女もこれからの安定感では常時トップにくるのかな。ただ、彼女にもあらぬバッシングがされているのを目にした。「元々はロシアの選手が国籍だけ変えて、今もロシアで練習しているのに、これはいいのか」というもので、本当に政治のせいで試合に出られないロシアの選手達の思いも解るけれど、そもそもロシアの選手、というかコーチ、トレーニングセンターというのはみんな国家に所属しているのだから、「個人だけ」というのは認められない。むしろグヴァノワ選手はロシアからは「国を捨てた裏切り者」と思われてるのかもしれないし、本当に私達には解らない事だ。そんな中でもスケートを頑張り続けているのだから、彼女の美しいスケートを応援したい。

アイスダンスで注目していたのは、イギリスのライラとルイスのペア。今季のプログラムが両方ともかっこ良くて、シーズン初めの頃よりもっともっと洗練されている。イタリアペアには届かずに銀メダルだったけれど、久し振りにトップで戦うGBカップル。世界選手権はアメリカ、カナダ、日本、ヨーロッパと、アイスダンスは楽しみが一杯だ。今まではパパシゼ組とロシアで上位に入れなかった人たちが多いので、3位になったフィンランドのカップルとか、また見たくなるプログラムがたくさんあった。表彰式でスザナ・ラカモ氏からメダルを受け取って、スザナさんが凄く嬉しそうだった。大好きだったな〜、ラカモ・コッコ組。

長くスケートを応援してきているので、沢山の選手達を推しては見送ってきた。往年の推しが、今も別の形でフィギュアスケートを支えていて、今でも元気な姿を折りに触れて見かけるのは本当に嬉しい。スザナさんもそうだし、コーチになってるステファンやジュベール氏、振り付けで名前を見る人たち、、、

なんだか日本の国体も楽しそうな事になってるし、盛り沢山で追い付けないよ、、、何が何処で放映されるのかチェックしなくては。



今月テレビ放映された二つのショー、高橋大輔さんプロデュースの「Ice explosion」と浅田真央さんの新しいショー「Beyond」。

同時期に世界のトップとして活躍し、引退するにあたって二人ともショーを創りたい、アイスリンクを造りたい と夢を語っていたのはほんの数年前。大輔さんの「氷艶」は初作が歌舞伎との融合、2作目は光源氏、3作目の「Luxe」と氷上の舞台芸術を切り開いている。そして今年のアイス・エクスプロージョンは映像で見ただけでも「凄さ」を感じるものだった。

昔から、私の中の評価基準に「心が揺さぶられる」というのがある。胸がザワザワとしてくるような感じを呼び起こされる物。 実は滅多には出会わない。芝居でもコンサートでも、「よかった、楽しかった、興奮した」というのはよくあるけれど、胸が揺さぶられるような感覚というのは、なかなか体験できるものではない。だから、そういうものに出会った時は、感動して心が震えるのだ。

テレビ放送では一時間分しかなかったので、実際のショーの半分もあったのだろうか、、、?でも、それでもオープニングから最後まで息をつくのも忘れるほどにのめり込んで観ていたのだった。今はまだ現役のアイスダンサーとして世界大会にも出場している合間を縫ってのショーだったから、プロデュースをするのは大変だったと思う。でも大輔氏の目指すアイスショーの未来が垣間見える。彼の持つ世界観、そして今までの経験からも学んだと思われる、まさに「舞台芸術」としてのショーのあり方にこれからの新しいアイスショー時代に期待せずにはいられない。
とにかく素晴らしくレベルの高いショーだ。群舞やコラボも「そうきたか、、、」と唸ってしまう。
 
そしてもう一つこちらは舞台裏密着という形でテレビ放映された、浅田真央さんの新ショー「Beyond」。真央さん自らオーディションで選んだという10人でのショーは、企画から構成、衣装や演出を全て考えて作り上げたという。本来は去年の公演予定だったのがオミクロン株の拡大で大幅に遅れ、一時は開けるのかどうかわからないうちに真央さん自身もコロナに感染してしまったそうだ。

それでも開催が遅れた分、時間をかけて創り上げたショーは無事に9月から全国公演が始まっている。真央さんのスケートへの思いがつまったとてもレベルの高いショーに仕上がったようだ。この舞台裏番組を観ていると、自分が役者時代のことを思い出す。芝居を創る作業と本当に同じだからだ。文字が書かれただけの台本を一つの世界に作り上げ、そこに息を吹き込み、感情をのせ、ドラマを創る、そして感動を生む、この工程はまさに同じ。その途中には、様々な発想からの選択や意見の食い違い、細かい部分までの打ち合わせやスタッフと関わり、、、いろいろなことが最期まで「本当にこれでいいのか??」と疑問を投げながら進んでいく。真央さんの悩む姿が良くわかる、、、、

今まではゲストに世界的なスケーターを呼んで演技を披露していくスタイルだったアイスショーが、変わりつつある。世界のトップで活躍した日本選手達がこれからは自らプロデューサーになって新世界観の表情舞台を作っていく時代になったのだ、、、そう思うと本当に感無量!!長年フィギュアのファンでいて本当に良かった!

Ice Explosionの完全版の放映は3月という事で、もう今から早く見たくてたまらない。いつかお二人が話していたように、大輔さんと真央さんが一緒にショーに出ることも楽しみにしたい。一緒に作るのはお互いにぶつかりそうだから、どちらかのショーに出る、という形かな。それとも一大企画で共同プロデュースなんて日も来るのだろうか、、、??

お二人のアプローチは少し違う。真央さんのショーは本当に劇団のようなチームで、極上の芝居を全国に届けてくれるイメージがある。大輔さんのほうは壮大なイメージを表情空間に創る、ミュージカルのようなイメージ、、、 この二つに共通しているのは、出演者が必ずしも世界トップ選手に限らない、ということだ。もちろんトップ選手もいるのだけれど、「こんなに素敵なスケートをする選手がいる」ということを知名度にかかわらずキャストに入れてチームにしていることだ。

荒川静香さんの「Friends On Ice」には世界中の「元チャンピオン」が集結する。それは彼女の時代には、世界でトップでなければアイスショーに参加できなかったからだ。メダリストだからこその「友達の輪」で、荒川さん自身が金メダリストになったからこその顔ぶれだ。このレベルの高いショーは他のどのショーよりも豪華な顔ぶれが毎年揃う。そして大輔さん・真央さんに時代になり、自らのプロデュースだからこそ、有名・無名にかかわらずチムの一員にしたいスケーターをメンバーにすることができるようになったと言える。

どちらにしても、私も早く仕事を引退して日本に長くいられるようになったら是非実際のアイスショーに足を運びたい。


今年も23日で仕事納め。ボスが17日から早々とホリデーに入ってしまったので、最後の数日は一人であれこれとこなしていたのだった。本来は店舗に一人だけで勤務するというのはありえないのだけれど、まあ比較的静かな時期の数日だし、もう17年も一緒に仕事しているので私を信頼してくれてのこと。一応ドアには鍵をかけて、アポのある人だけにドアを開ける、という形を取った。それでも15分ごとにアポを入れるとほぼ1日接客しているようなものだった。

さて、一人勤務の時に始まった全日本フィギュア。こっそりタブレットで見ていたのだけれど、前述のように忙しくなるとなかなか見られす、、、、それでもリアルタイムで追えるのはドキドキした。 

なかなか波乱あり、接戦あり、思わぬジュニア勢の勢いもあり、見ていて面白い大会だったわ。GPFから打って変わってやる気満々の香織ちゃんと安定感抜群の舞依ちゃん、そして百戦錬磨の策士、昌磨さんの3人は氷山のように安定していたけれど、その周りが予測不能状態で楽しかった。もちろん見ていてハラハラするので、むしろライヴじゃない方が良い時もあるけれど、、、昌磨さんのフリーのリカバリーの仕方と、みんなが転びまくったショートでの対策の仕方には思わず唸ったわ、、、こういう姿をどんどん見せて、後輩たちが学んでいくといいね。

ペアのりくりゅう組が思わぬ事態で棄権になったのは本当に残念だったけれど、まあ、世界選手権の選考には文句なしだと解っていたのでそれは心配していなかった。でもご本人達はコロナ明けで3年ぶりの全日本に出たかっただろうなあ〜。カナダからって、エアカナダ、、??確か小松原のティムさんも最近ロスバゲにあったよね、、? 

結果は私の一番嬉しい結果になった!!かな・だい組は今回は上をいくと思ったけれど、ダントツの優勝だったね。オペラ座の怪人、素晴らしかったよ、、、最後の1秒までは、、、 あれはもう今となっては笑うしかないね〜〜。テクニカルも上がってるから、世界選手権では是非10位以内を取って、「枠数を増やす」というこれまた偉業を成し遂げてくれますように、、、

島田高志郎君の2位はちょっと予想外だったけれど、本当に素晴らしい!!ステファンの喜びようが半端じゃなくて、(泣いてた?)次に滑った昌磨さんも、嬉しい気持ちで自分の演技も始められたと言っていた。山本草太くん、佐藤俊くん、三浦佳生君、渡辺倫果さん、GPFの後の調整は難しそうだ。それにしても女子は誰がJrだったか分からなくなりつつある。年齢制限の変更で、これからは17-18でもジュニアという人が多くなるだろうからジュニアトップとシニアトップの差がなくなっていくのだろう。怖い怖い、、

今回の宇野昌磨さんが卓越していたのは、試合への対処の仕方だった。フィギュアスケートは様々な事に左右される。靴やブレード、衣装といった物から、会場ごとの違い、日によっても変わる氷のコンディション、それに加えて、連戦による時差や旅疲れ、、、、一つの試合に調子を合わせるピーキングは体の状態だけには限らない。今年の宇野昌磨さんは、これまで以上にそういったいろいろな要素をどう対処するか、といったことをよくインタビューでも語っている。今回の氷への合わせ方もそうだ。

会場入りしてからは、もっぱら「絶好調」と報道される日々だったけれど、SPの当日練習で、「違う」と感じたそうだ。急激に気温が下がり、氷の状態にも変化があったのでは、と各方面から言われている。そんな中で、その状況を把握し、それに対処する方法を考えて、敢えて無理にスピードを出さない演技に抑えて乗り切った。「転ばなかった人いた?」と思うくらいの自爆大会だったこのSPで、経験からくる戦いの策を考えるあたりは流石。フリーでのリカバリーの仕方もそうだ。フィギュア界の諸葛孔明か、、!!

そしてもう一つ、世界選手権選考の基準について、あえて発表会見で疑問を口にしたこと。これはさすがに会見の空気が凍りついて、ちゃんと知らない人たちはいろいろ言った人もいるようだけれど、私は「よく言った」と思っている。

彼が言いたかったのは、選考結果に不満があるという事ではなく、選考基準が毎回焦点が違っていて、選手たちは何に照準を当てて行けばいいのか、、ということなのではないか。
後になって竹内氏が選考理由の説明を記者たちにしたのを読むと、それはそれで筋が通っているので、選考結果は納得できる。ただ、その基準の中でどれが優先なのかが、去年と違わないか、、??という疑問が残る。だったら、去年の安定していた三原舞依さんがオリンピックにも世界選手権にも選ばれなかったのは???「若い人を、、、」とか言ってまだ22だった三原選手を引退間近のおばさんのような印象を与えてましたよね。

余計なことをあれ以上言わずに止めたのは、昌磨さんも大人になったなあ〜〜と思ったものだけれど、何年も世界選手権・オリンピックに選ばれ続けて日本でも世界でもトップになった今の彼だからこそ、日々頑張っている後輩スケーター達のために言えたことなのだと思う。「僕たちは何を基準に、なにに目標を定めて頑張ればいいんですか?」と選考基準を明確にして欲しいと言いたかったのだと思う。

大体日本の今の選考基準は幅が広すぎる。もっと優先順をつけるといいんじゃないかな。基準となる優先順位、例えば、1)全日本の結果、2)=GPF およびGPSでの結果、これはポイント制にしてもいい。大抵はこれで決まる。それでも絞れなかったら最近の試合での点数順位。ワールドランキングなんて考慮しなくていいんじゃない?「総合的に〜〜、、」なんて言ってるからマトが甘くなるんだよね。いっそ極端に、「全日本の結果1本」にして、どうしても出られなかった人が派遣に値する実力があると判断した場合は「考慮する」ということでもいい。

そもそも、「これで決まります」という一回の為に合わせられなかったら、世界選手権にも合わせられないよね。というのはかなり厳しい話だけれど、ピーキングとはそういうものだ。緊張や運は誰にでもある。それがスポーツの試合というもの。

昌磨さんが、選ばれた友野君や草太くんに不満があるわけではないのは、おそらく本人達がちゃんと解っているはず。もちろんチームメイトで頑張ってきた高志郎君が表彰台2位だったのに選ばれなかったのを残念に思ったのは判る。でもきっと今初めて思ったことじゃない。毎年毎年、選手たちは選考基準に振り回されてきたからこそ、今の彼が疑問を一投したのだ。いつも選ばれてきた彼だからこそ、毎年当落で泣いてきた他の選手たちの為に言いたかったのだろう。

すっかり日本のエースとして他の選手たちのリーダーになりつつある宇野選手の姿が頼もしい。そしてそのために、彼自身はもっともっと上に行く。もう7−8年前から「いつか見たい」と思ってきた宇野昌磨というスケーターのピークが正にやってきた感じがする。本当に嬉しいし、頼もしい!!

 


日本勢が大活躍のGPFだった!りく・りゅうペア、昌磨 さん、舞依ちゃん、3カテゴリーで日本が金メダルを取るなんて本当に嬉しい大会になった。
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まずはやっぱり宇野昌磨選手!今季の調整がだんだんピースがハマって来ている様子で、ご本人も「これでできなかったら自分のせい」というところまで 外堀の調整が整っていたようで、これは期待しかないな、と思っていた。ショートのコンピネーションは4Tの着地が深すぎたから次が2Tになるのは見ていて判ったけれど、3Tでマイナスされるよりも2TでGOEを重ねて正解だった。99.99点は「イタリア式ジョークか、、?」とも思ったけれど。プロトコル見たら、ステップとスピンが一つレベル3になっている。4T-3Tも残ってるので、まだ伸び代があるということで次にいきましょう。このショートも良いプログラムになってきたなあ〜。最初に見たアイスショーでの衣装がスーツ崩れだったので、試合で赤黒の衣装を見たときは「どうなんだろう」と思ったけれど、炎と影のようで素敵です。

フリーはなんといっても6人全員が素晴らしかった。ほとんどの人がミス無しに近い、あるいは「惜しい」演技で、最初からレベルが高い高い。イリヤ・マリニン選手の4回転祭りで大いに盛り上がる。いつも他の選手の演技を見ているという昌磨 さんがこれで燃えないはずがない、という神大会ぶりだった。山本草太さんには感無量だった。ジュニア世界選手権直前に大怪我をしてからここまで、なんという8年間だったことだろう。昌磨・草太揃っての金・銀は関係者たちもいろんな思いがよぎったはずだ。

フリーの時間帯は仕事のランチタイムで、土曜日は30分しかブレイクがなく、丁度巻き戻しながら演技だけチェックできたのが山本草太選手の途中までだった。その時点でカテゴリーが全て緑だった草太君がイリヤを抑えられたのか、最後の昌磨 くんは、、、、??と思いながらも午後の仕事は途切れず、結果をこっそりチェックしたのは2時間ほど経ってから。でもフリー結果の一番上に「Shoma Uno 204.47」を見た時、思わず拳を握ってしまった。やった!、ということは300点越えで優勝だ。2017年に地元の名古屋で時間オーバーの減点で0.5点差で銀メダルに終わって以来、5年目の金メダル、しかもぶっちぎりの30点差だ。 

とにかくこのプログラムはどんどん磨かれている。まずジャンプの安定感。今季は他の選手も構成点が高く、特にマリニン君の構成点は120点を超える。ミスは命取りだ。そんな緊張感の中、するすると冒頭からジャンプをプログラムの一部として降りていく。3Aからのコンビネーションはあの着地からはマイナスになりかねないので単独で正解。4Tのコンボも本人は3Tを付けたかっただろうけれど一応あれで正解、GOEプラスが必須だ。それにしても演技構成の素晴らしさよ。
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スケーティング、音楽との調和、表現、醸し出す空気の全てが他の選手とは異次元だ。後半のステップで拍手が起きていたのは凄かったな。今回のステップ、なんだか凄みを感じて、ステファンがこのヤクブ・オルリンスキーの声を欲しかった、というのが解る。最後のスピンがどうしても時間ギリギリ、、?どうしてもレベル3にしかならないね、、、これはまだ改善の必要有りなのか、いや、、単純に「もっと早く回れ!」なのかな?

マリニン君も草太君もそれから佐藤俊くんも、素晴らしいプログラムを見せてくれたけれど、やっぱり大差の元はPCSだ。宇野昌磨さんだけすべてが9点台で92.88、他の選手で80点を超えた人はいない。これだけで15点近い差があるのだ。まさに別次元。

素晴らしかった!本当におめでとうございます。でもきっと彼はもう次の全日本の事を考えていると思うので、さらに完成度を上げられるよう、応援しています!
 
女子はこれまたショートが素晴らしい神大会で、見応え十分な試合になった。ただ、今大会は坂本香織さんがやっぱりちょっとショートの時から「いつもの精彩」を欠いていたように感じて、ショートはリードしたのだけれど、いつもの彼女の安定感じゃないような気がしていた。フリーでは歯車がかみあわなくなってしまったようで、残念だったけれど、今シーズンは「世界チャンピオン」の重圧に負けずに頑張って欲しい。そして、三原舞衣選手の優勝!!これも本当に本当に嬉しい!!復帰して3年目、やっとトップに戻ってきたね。ショートもフリーも本当に大好きなプログラムで、心に染みるというのかな、見ていて心から彼女の幸せを願いたくなるような気持ちになる。技術的な安定感も素晴らしい。

ヘンドリックス選手も去年より洗練されていて、ジャパンオープンの時よりも良くなってたのでシーズン後半が楽しみだ。彼女はきっとヨーロピアンチャンピオンになるだろう。アメリカのイザボー・ラヴィト選手もまだ伸びしろ十分だ。シーズン後半がどうなっていくのか、、!?

そして忘れちゃいけないジュニア達。島田麻央選手の優勝、吉岡希選手の銅メダル。そして繰り上がりで出場したペアの村上・森口組もこれからの成長を応援したい。日本のフィギュアスケートまだまだ続いていきそうで嬉しい限り。

今年の全日本は面白くなりそうだわ。女子、男子は熾烈な戦いになるだろうし、ペアのりく・りゅうはとにかく怪我をせずに世界選手権まで磨いていって欲しい。そしてアイスダンスはかな・だい組と小松原組がまたしても熾烈な戦いになるだろう。でも去年からの成長をみると、今年はかな・だいが来るかなあ〜、、? 

トリノのパラヴェラ会場は2006年オリンピックで荒川静香さんが金、ステファンが銀を、ステファンは2007年GPFもここで金メダルだったし、 2010年には高橋大輔、浅田真央のお二人が揃って世界チャンピオンに、今回も出ていた佐藤俊選手は2019のジュニアGPFで優勝している。そしてこの2019年のこの会場でのGPFがシニア参戦以降の昌磨さんが唯一出場できなかった大会だった。

「またステファンに喜んでもらいたいのでここに来たいです」という昌磨さんのコメントは「またトリノで大会があったら出たいです」なのか、次のミラノのオリンピックをトリノと勘違いしてなのかは、、、後者かなあ〜〜(笑)。記者会見では「ステファンの選手プログラムは見たことがない」とか正直すぎる回答で、ちょうど英語に通訳されてる時に部屋に入ってきた様子のステファンに「Four Seasonsを(アイスショーで)一緒に滑ったじゃないか〜〜」と肩を揺すられる、いつもの宇野昌磨だったのがまた嬉しい。そんな彼を「可愛くてたまらない」という笑顔で包むステファンの人柄が見える。本当に素敵なチームだ。

次は全日本!あと2週間しかないじゃない?みんな疲れもあるだろうけれど、本当に怪我、病気なく全力で集えますように。 

いつの間にか既に街がクリスマスのデコレーションになっていて、ずっと気持ち悪いくらいに暖かかったから油断していたけれど、今年もあと6週間!

いつもなら10月に入ると霧が出て、後半からはグングン寒く、暗くなるのだけれど、今年はやけに暖かく、数日前にやっと霧が出て寒くなってきた。とはいえ、今年は光熱費の爆上がりで、みんな暖房を入れるのが恐ろしくてたまらない、、、という心境なのでなかなか寒くならなくて助かったかも。 

スケートのグランプリシリーズも後半になると、逆にシーズン終わりを迎えるのがF1。今年はメルセデスのマシンはなかなか調子が上がらずに、ちょっと勝負からはずれた年になったけれど、来年にはなんとかマシンを仕上げて欲しい。推しのスイス・ハミルトンは力を発揮できずにそれでもなんとか食らいついた感じだったけれど、チームメイトのジョージ・ラッセルが頑張った!!

イギリス人同士のチームメイトで結果はハミルトンを上回ったよね。いつの間にか気づいたららジワジワ活躍していて、フェラーリのシャルル・ルクレールと共にルイスに次ぐ推しに。頼むよメルセデス、マシンをなんとかしておくれ〜〜。

そして残念なのは、今期で引退のセバスチャン・ヴェッテル。彼は好きなドライバーだった。ハミルトンとの世界チャンピオン争いはいつもドキドキしたし、人としても好感が持てて応援していた。レッドブル時代、フェラーリ時代には腕をふるった彼も、アストンマーティンに移ってからは完全に役不足で、私はいつも「ああ、セブにもっと良いマシンを上げてくれ!」と叫んでいた。最後のレースの最後まで、良いドライバーでいてくれて嬉しいよ。これで引退なのは本当に残念だあ〜〜!!

さて、グランプリファイナルに向けて熾烈な争いになったNHK杯。坂本香織ちゃんはいつものスピードがないようで、かなり緊張していたのかなあ〜?どこが悪いという滑りではないものの、最終結果はキム・イェリム選手に次ぐ2位に終わった。キム選手、とても美しい滑りで素敵だったよね。スケートカナダ優勝で世界に名前を知ってもらった渡辺倫果さんは今回は総合で5位。でもまだ最後のフィンランド杯が終わるまでファイナル進出の可能性も残っている様子。

男子はやっぱりの宇野昌磨さん優勝。ショートでコンビネーションが入らずにあれだけで10~15点くらい失ったのは残念だったけれど、フリーの構成を考えたら「やっぱりここは優勝だよね」と思っていた。フリーはなんだか「綺麗にまとめたな」という印象で、マイナス要素が一つもない演技だったにのかかわらず「グッとくる」ものがなく、何故だろう、、、と思ったら、ショートの後に色々あった様子。 

なんでも最近はジャンプの調子が悪くて精神的に苛ついていたそうで、ステファンと話し合って取り組んだショートでは、転倒はしたけれどジャンプ自体には問題なかったそうだ。 コーチとのやりとりが大切なのはこういうことなんだよね。そしてフリーの6分練習であまりにもジャンプがハマらず、「エッジの位置がダメだ」と確信した彼は、6練の後、4人の選手が滑っている間に自分でエッジの位置を付け替えたそうだ。長年のキャリアから来る判断と、試す暇の無いぶっつけ本番で演技をまとめるコントロールはやはり百戦錬磨の世界チャンピオンだ。宇野昌磨選手はいつでも自身のスケートを分析しているからだろう。「とにかくここは優勝しておく」という手段を取った事が、後のインタビューで言っていた「これは一発、ここだけの結果」なのだろう。自身で納得できる喜びの優勝ではなかったようだけれど、とにかくファイナルに繋いでこの先の展開を見せて欲しい。今季のプログラムは本当に特別なものになりそうだから、来年春までに是非完成形を見たい。

そしてそして、弾ける笑顔で万歳の優勝だったのがりくりゅうペアだ。優勝は期待していたけれど、ショートもフリーも素敵な演技だった。もちろんファイナル進出。ファイナルでは世界の強豪が出そろうから厳しいかもしれないけれど、是非表彰台を期待したい。本当にこのお二人の笑顔はマジカルなものがある。英語でinfectious(=伝染する)というのだけれど 、本当にそうだ。みているほうがどんどん笑顔になってしまう不思議な魅力。だから愛されるペアに成長しているのだろう。

今週末はGP最期のフィンランド杯。マリニン君のぶっちぎり優勝は間違いないと思うけれど、日本からはイギリスで表彰台に乗った佐藤駿くんも出るし、三原舞依 ちゃんにはなんとかファイナルに行って欲しい。ファイナルに何人の日本人選手が出ることになるのだろうか、、、?今までこんなことはなかったよね。本当に日本の層の暑さを世界に知らしめる年になりそうだ。

GPFが終わるとクリスマスに一直線。クリスマスには全日本がある。 この秋は職場でも家でも大きな変化があり、なんだかあっという間に来年になりそう。もう少しだ!

もうね、日本に行ってたのなんて去年だったかしら?っていう感じです。あれよあれよという間にもう11月で、フィギュアのグランプリ大会も半分過ぎてしまった。

実は私が日本に滞在中、ロンドンに残っていたうちの彼がなんと!自転車で転んで怪我をしてしまい、救急車で運ばれたそうだ。車とぶつかったとかではなかったようだけれど、帰ってみたらまともに歩けず、右手は全く指すら動かせない状態で吊られていて、退院してからの10日間はろくに食べてもいなかった様子。そんなこんなで戻ってからは仕事と旦那の世話であっという間に1ヶ月が過ぎてしまった、、、 
一ヶ月を過ぎてからの昨日の検診で脱臼だと言われていた右肩が実は骨折していたことが判って、これぞイギリスの誇るNHS(ナショナルヘルスサービス)のホラーストーリー!!「ただより怖いものは無い!」これから整形外科の専門病院に回されるらしいけれど、いつになるのかも判らない、、、

なんでちゃんとレントゲン写真見ないんだよ!ちゃんと写ってたそうじゃないか!! 

おまけに日本から戻ったらこの6年間120%信頼して頼りにしてきたレセプションのM嬢が辞めることになっていて、これはさすがにすごいショックだった!彼女は1年前に家を変わって、かなり遠い所に引っ越して以来、毎日の通勤は車で片道2時間近くかかり、娘ちゃんたちを学校に迎えに行くために仕事は2時までで切り上げ、という状態だったのだが、やっぱりとうとうきつくなってきたのもうなづける。おまけに今はガソリンや高熱費の爆上がりで車での通勤はかなりのお金の無駄になる。ホントに本当に残念だけれど、10月いっぱいで泣く泣く見送った。

それでもとりあえずフィギュアのグランプリは追っている。最初のスケートアメリカがテレビのEurosportsのチャンネルに無かったので、VPNを使ってYoutubeのライヴをアーカイヴで見たりしていたのだが、いきなりスケートカナダから放映され始めた!いったいどうなってるんだ?ユーロスポーツ??  Youtubeではマーク•ハンレッティーさんが解説していて、スコッツのアクセントで穏やかな声と偏りのないフェアーな解説がとっても心地よい。テレビのユーロスポーツはクリス・ホワースさんがちょっと大げさに抑揚をつけて喋っている。違う解説で見るのは面白いね。

初戦はイリヤ君、カナダでは昌磨君、そしてフランスは地元のアダムが優勝。そしてここまですべての大会で日本人選手が台乗りしている。三浦佳生くんの成長の速さはすごいよ!Japan Openの時に、これからグングン来そうな予感はしたけれど、2大会連続で2位になって、これはこのシーズン中に化けるんじゃないだろうか。表現力も伸びてきてるし、ジャンプが決まれば上位間違い無い!

フランスでは草太君と一樹君が表彰台、女子だって香織ちゃんの優勝に始まって、渡辺倫果選手のカナダの演技は本当に素晴らしかった!最初から最後まで集中していて、去年の全日本から「いいな」と思っていたけれど、素晴らしい快挙。シェフィールドで舞依ちゃんにも期待したい。今年のプログラム、SPもFPもとっても好きだから。

グランプリシーリーズは2大会に出た選手達の中から上位成績順にファイナルの出場が決まる。二つとも優勝するか、1位と2位ならまずok。でも2試合で2位、あるいは1-3位の場合は点数が上だった選手から決まる。今週のシェフィールドには佐藤駿選手、島田高志郎選手、壺井達也選手、女子は三原舞依さんだけかな。他にはデニスやダニエル、サドウスキー君、女子ではクラコワ選手にアメリカのイザボー、ブレディー・テネル選手の名もある。やっぱり行きたかったなあ〜〜〜!もう少し早く発表してくれてたら、夏にとったホリデーを使ったのに〜〜、、、

そして来週のNHK杯あたりから、ファイナルに行くための壮絶な戦いが始まる。これまでの大会で表彰台に上がった選手は文字通り潰し合いにかかるわけで、この大会で誰が表彰台に乗るかでファイナル進出メンバーが決まり始める。 2位・3位止まりの選手たちは最後のフィンランド杯まで、当落を待たなければならない。去年は残念ながらファイナルが中止になってしまったけれど、今年こそみんな頑張ってファイナルでトップを競い合えますように。

もちろんGPSはシーズン前半なので、まだプログラムの完成度を競う段階ではないから、中には勝ち負けはそれほど重要視していない選手もいるだろうけれど、ここで完成度を上げておけば後半戦から世界選手権までもっと良い演技が期待できるので、やっぱりここで一度上位になっておきたいよね。

それにしてもきちんとした会場が確保できなかったシェフィールド大会、会場がちょっとしょぼくても皆さんガッカリしないでね、、、、、 

なんと!盛り沢山過ぎて、ブログを書く暇もなくあっという間にすぎてしまった日本での日々。帰る直前に食あたりで熱が出てしまい、これは帰れないんじゃないかとヒヤヒヤしたけれど、幸いPCRテストは陰性でぎりぎりで熱も下がり、丸一日絶食でフラフラしながらスーツケースを引きずっての帰国となったのだった、、、、、

さて、ハイライトという事で日本での貴重な時間の思い出を。
なんと言っても一番のハイライトはさいたまスーパーアリーナでのJapan Open!! 
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ロンドンでいうところのウェンプリー級のアリーナと聞いていたので、開場のどれくらい前に行くべきなのか、トイレ事情や飲み物なんかはどうしようか、とか考えていたのだけれど、とてもスムーズだった。開場時間は11:30だったので、11時頃に北与野駅に着くタイミングで行った。会場よりは混んでないだろうと思い、改札を出る前に駅のトイレへ。ブラブラと歩くとすぐにアリーナ前の広場で、たくさんのテントが出ていてみんな食べたり飲んだりしている。思ったほどの大行列ではなく、時間になるとスムーズに入場できた。
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直前になって怪我の為に数名のメンバーチェンジ。ネイサンが来られなかったのは本当に残念だったけれど、こればかりは仕方がない。そして鍵山くんもGPSの為に大事を取るとのことで、代りには三浦佳生選手が出場する。これもまた残念だけれど、同時に伸び盛りの佳生くんが見られるのは新たな楽しみだ。ブレディー・テネル選手の代わりには長洲未来さん!ほとんど前日に近い交代劇で、おそらくはこの直後の八戸でのスターズオンアイスに来日した未来さんを口説き落として出てもらうことになったのだろう。ちなみにこのJOの北米・ヨーロッパのメンバーもSOIに流れるみたいだし。

席は200レベルのなんと1列目だった!。ジャッジ側なので正面なのは嬉しいけれど、ここよりも反対側の方がKiss&cryや応援席が見えるはずなので、「なにが見たいか」で違うのだろう。でも演技を見るには良席だ。少し反対側の角が視界から切れてしまうのでそこだけ目の前のスクリーンを見て補い、大技のジャンプはほぼ目の前だった。ど真ん中より少し端に近い方がジャンプが目の前というボーナスが付く。

みんな本当に素敵だった!特に女子たちはみんなが高レベルで、試合としても演技としても見応えがあって楽しかった。トップバッターの長洲さん、いくらなんでも現役を引退してから5年も経っていて、いくらショーのために滑っているとは言ってもここで試合仕様のプログラムを1−2日で仕上げるというのは大変だったと思う。途中、体力的にかなりキツそうでヘバリかけていたけれど、それでも最後まで演技を通して、転倒もしなかった。最初から立ち上がっての猛拍手!!会場が一気に暖かい雰囲気で溢れる。

そしてなんといっても鳥肌ものだったのが坂本花織さんだ。何度もテレビの実況で「彼女のスケートは生で見ないとテレビの解説では伝えきれないんです」と言っているのを聞いたけれど、本当にそれがよく判る。スピードとスケートの深さが他の選手と全然違う!ダイナミックな連続ジャンプも目の前で決めてくれたし、今季のプログラム、もっと磨かれたら素晴らしいものになりそう。

男子では佳生くんのスピード感にも感動した。伸び盛りのシーズンなので、これからどんどんプログラムにも磨きがかかるだろう。すごく楽しみだ。可憐なクラコワ選手、去年から磨きのかかっているルナ・ヘンドリックス選手も今年のトップで活躍してくるだろう、今見られて本当によかった!

やっぱりハイライトはイリヤと昌磨君、、、?なんと本番の前日に4回転6種類(全)7本を入れた構成でプログラムを滑ったとニュースになっていたイリヤ君。長身で長い手足ながらまだあどけない17歳のベイビーフェイス。それでもプログラムは凄いよ、、、最初の4Aは惜しくもハンドダウンだったけれど、その後も4回転をスルスルと跳ぶ。まだ完成されていないからこそ、その未来を予想させられて末恐ろしくなる。惜しかった4Aは目の前で跳んでくれた。素敵なプログラムだけれど、まだまだ完成には程遠い。でも今シーズンの中でどこまで成長してくるのか、目が離せない。楽しみだ!

そして世界チャンピオンとして初戦になった宇野昌磨選手。このプログラムは夏の間のショーでかなり滑り込んでいたからこの時点でも全体に安定感が凄かった。いつもはジャンプの度に祈るように緊張するものだけれど、生のせいなのか、全く失敗する気がしなかった。ジャンプが見事にスケーティングに溶けこんでいて、このプログラムの真の強さ・美しさがしっかりと表現されている。今回、試合後にマルチアングルで個々の演技を見られるサービスがあるけれど、本当にどのアングルからでのどこを切り取っても美しい。後半の4Fがめずらしく2Fになってしまったり、コンビネーションが4−2になってしまったり、チョコチョコとミスはあったものの、初戦としては十分な手応えだ。

昌磨さん本人はインタビューで「僕よりマリニン君のほうが良い演技をしたと思う」と言っていたけれど、それは謙遜しすぎだと思う。私が見ても、ジャンプはともかくスケーティングや全体のプログラムのまとめは昌磨さんの方がずっと洗練されていたし、ジャンプのGOEは加点がされてからマイナスになるので、最終的な点数が高くなっている。技術構成のベースバリューはマリニン君のほうが23点近く高い構成になっているのだが、最終のテクニカルスコアーは6点しか違わない。それだけ昌磨さんがGOEで稼いでいるということだ。そしてテクニカルの差を昌磨さんがきっちりとPCSで埋めて、結果は昌磨さんの勝ちになった。点数は僅差だけれど、この演技内容の差は大きい。

もちろんこれからマリニン君がジャンプでGOEを上げていき、PCSでも点を伸ばしていけば、(必ずそうなっていくだろう)本当に末恐ろしい選手に化ける事間違いなしだ。そして、そんな新人が羽生選手やネイサンに代わって出現してきたことを目を輝かせて喜ぶのが宇野昌磨という選手なのだ。去年の鍵山くんのように、今年はイリヤ君に「大好きビーム」が注がれることだろう。そして彼や鍵山くん、さらには佳生君や友野くん、高志郎君たちと切磋琢磨して今シーズンを駆け抜けていくのだろう。宇野昌磨選手は今がピークなのは間違いない。今年こそまだ取っていないGPチャンピオンになれるだろうか、世界選手権2連覇は日本男子選手はまだ誰も成し遂げていない。羽生さんは間を開けて2回優勝している。

それにしても少人数なのに私的に盛り沢山のジャパンオープンだった。ブレジナ兄貴が見られたのも嬉しかった。演技は何度も転倒してしまって残念ではあったけれど、最初の綺麗に決めたジャンプは目の前で跳んでくれたし、引退してしまって残念だったので見ることができてよかったよ。 ジェイソンの宝石のような演技は試合ということを忘れて見入ってしまった。今シーズンのGPにはアサインされていないけれど、競技を引退をは表明していないので、全米には出るのだろうか、、、?気になるところだ。
紀平梨花ちゃんもまだ復帰途中、それでもうまく演技をまとめていて、また以前のレベルに戻すのは時間がかかるのかもしれないけれど、焦らずに今シーズンは試合勘を取り戻してほしい。 

また生で見たくなっちゃうよね。シェフィールドに行かれないのが残念だわ〜〜、有給をギリギリまで残しておいたのに、早く決まってくれないから、夏の間に消化してしまった。あと1週間早く最終発表してくれてたら、なんとしてでも行ったのに、、、!!

いよいよ来週からGPSがスタートする。残念ながら鍵山くんと新葉ちゃんは欠場ということで、やっぱり怪我だけは本当に残念だ。疲労骨折は一度の骨折とは違って使う限り治りも遅いし、完治させるには数ヶ月休むしかないそうで、本当にフィギュアのようなキャリアの短いスポーツには命取りだ。昌磨 さんも去年は軽い怪我があり、今年はとにかく「怪我無く」を最優先にしているそうだ。

そういえば野菜は全く食べずにスケート以外はゲーム三昧だった宇野昌磨が、この1−2年でかなり変わってきている。もちろん見ていれば「変わったな」ということは判るのだけれど、特集番組で「野菜を食べることの意味が解りかけてきた」とか「ゲームしてた時間をスケートにつぎ込んでいる」なんて聞くと本当に嬉しくなってしまう。そしてもちろん彼女や愛犬達との心に癒しの時間も。もう直ぐ25歳というのはフィギュアスケーターとしては危険な年齢だ。彼の場合は他の人よりピークが遅くきていると思う。今がピークで、そして年齢的に怪我をし易い。今大怪我をしてしまったらこれからのキャリアは下り坂しかないだろう。だからこそ「怪我無く」を本当に貫いてほしいよね。チームとして支えてくれるコーチやトレーナーやご家族の尽力には頭が下がる。もちろんどんなスポーツ選手もそうだろうけれど、たくさんの人たちの思いの中でまたスケートシーズンが幕を開けた。

もう直ぐGPSに突入する。みんな、みんながんばれ!! 


相変わらず女王陛下一色のイギリスですが、明日の国葬は世界各国からの重要な人たちがロンドンに集まるとなって、物凄い規模の警備が敷かれている、、、

そんな中で、いよいよスケートもシーズンが始まっている。 
そして、飛び込んできた宇野昌磨さんの「交際宣言」。よかったよかった!!だってねえ〜、憶測記事ばかりが出回って、あげくが盗撮写真ですもの。これはきっちりと公にして正解だったと思う。

やっぱりね、憶測記事は無視できるけど、写真が出回るとどうしても「証拠」みたいに晒されるから、ここは彼女を守るためにもはっきりとさせた決断に拍手です!
ここ数年の宇野昌磨のスケートの変化を見れば、良い恋愛をして大人の男性に成長しているのが一目瞭然だよね。今年のプログラムは3つともそれを見て取れる。恋愛は良い時も悪い時もある。それでもその経験や気持ちが全て人としての成長になるのだから、それこそが本人の望んでいることだと思うよ、「もっと成長したい」そのためにはスケートだけでなく、男としても人としても成長しなくちゃね!

ただひとつ残念なのは、、、、(そこかい!って言われそうですが)公式の声明文が「お付き合いさせて頂いております」だったこと、、、、
私はずっとっずっと思っていたんですよ、、、、芸能界の人達の交際や結婚の報告があるたびに。
交際、結婚は「させてもらう」ものではなく。「するもの」。「良いお付き合いをしております」でいいんですよ。私の日本語のこだわりです。

これですっきりとシーズンインという事で、今シーズンも大いに期待している宇野昌磨!! ちなみに真凜さんだって、もっとできる選手だと私は思っている。ジャンプがもっと跳べればスケーティングやスピンは本当に美しいものを持っているので、頑張ってほしいな。でも今からジャンプの向上は難しいのかな。ショースケーターとしては本当に素敵なものがあるので、もう少し現役中に記録を出せれば将来につながると思う。

そして、なんといってもイリヤくんの4A!!
ついに、フィギュアスケートで6種類すべての4回転ジャンプが出揃った!これは本当に歴史的瞬間で、これから男子は4Aが勝負に入ってくる。とはいえ、イリヤはまだ17歳で、ジャンプ意外ではまだ点数も伸びてこない。実際、プログラム全体を見ると??、、、も多いので、これからご両親の元、ジャンプ意外も伸ばしてくるのが楽しみだ。長身で長い手足を持っているので、全体が磨かれてくれば素晴らしい選手になるだろう。4−5年後が楽しみだわ!

そして既に始まっているジュニアのグランプリでは 日本勢が大活躍!本当に素晴らしい。アルメニア大会が延期になってしまったのは残念だけれど、早くどこかの代替地が決まってくれますように。どこかのシニア大会と一緒にできないかしらね、、、、ロシアとウクライナの戦争ももう半年になる。本当に不必要な軍事衝突はやめてほしい。
今の日本のジュニア勢の層の厚さは素晴らしいものがあるよね。本当にまだあと10年、楽しみな選手たちが沢山いておばんさんファンは嬉しくてたまりません!

さーて、ますます楽しみになってきたジャパンオープン。日本行きまであと少し。




 

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