見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

カテゴリ: 旅の話


今回は94歳の母と娘3人で温泉一泊を計画していた。
箱根湯本は東京から1泊で行くには最適。あまり歩けない母を考慮して、姉の車で出発。
連休明けの平日を狙ったのだけれど、さすがは箱根、時期に限らず訪れる人は後を絶たないようで、東名は思ったより混んでいた。途中で寄木細工の博物館に寄る、「本間寄木美術館」。小さいところだけれど、素晴らしい作品を見て、ちょっとお土産も。

考えたくはないけれど、現実的な話で、家族4人揃っての旅行はこれが最期になるかもしれない、、、(と、前回も思ったのだが、、、その現実味は前よりつのっているわけで)ということで、ちょっと贅沢に、露天風呂付きの和洋室をお願いした。
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バルコニーの前は竹林で、とても落ち着けるお部屋。畳の部屋には60インチのテレビがあり、洋室にはコーヒーメーカーも。冷蔵庫にはお茶、ビール、ジュース類が充実していて、全て無料で頂けるとのこと。日本では、安めのビジネスホテルでも小さな冷蔵庫が部屋にあるので、レストランで高い食事をしなくても、コンビニで買った物を朝食べたり、ビールを買ってきて入れておくことができる。ロンドンのホテルは高級な所でないと、部屋にはコーヒーメーカーはあっても冷蔵庫はついていない。

母と私がベッドを使って、姉と妹が和室のお布団という組み合わせになった。夜は暗かったけれど、朝カーテンを開けるとベッドからお風呂の湯気が見える。
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着いたらまず大浴場へ。ここでは温泉風呂が内風呂、露天風呂、壺湯、岩湯そしてサウナや水風呂もあって10種類のお風呂が楽しめるとのことで、まずこちらへ。この旅館は全室20にも満たないので、私たちの他には2−3人しかいない。のんびり、じっくりお風呂を堪能してから入館時に選んだお洒落浴衣に着替えてみる。ここでは、お部屋に館内浴衣、寝巻き、バスローブが備えてあるのだが、それ以外に女性客は可愛いおしゃれな浴衣を選ばせてもらえる。2種類の浴衣にバスローブに寝間着、、とたった一晩に何度も「お召替え」を楽しむ。

御食事は個室で「これでもか!」というくらいの和食の懐石コース。担当の方が絶妙なタイミングでお世話してくれる。夜もだけれど、朝食もメインのお魚を前日にリクエストして、これまたとっても美味しいお食事だった。いつもはこんな朝食を取ることは無いので、ゆっくり味わった。シャケの塩焼きは身も厚くて、お豆腐と湯葉がお腹に優しい。

初日に食事前と食後の2回お風呂を堪能したので、翌朝はお部屋の露天風呂に浸かる。小さいけれど目の前の竹林を見ながら鳥の声を聞いてのお風呂はまさに癒し、、、、

チェックアウトした後は車で箱根をドライヴ、乙女峠まで行ったけれど、この日の富士山は上3分の一は雲に隠れてしまっていて、見えなかった。途中頂上が少しだけ雲の間から顔を出したけれど、この日はちょっと残念、、、その後は仙石原へススキを見にまたドライヴ。

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あまり歩けない母と一緒なので、草原をぐるっと回ることはしなかったけれど、お天気もよくて写真日和。みんなでススキをバックに大はしゃぎでの撮影会となった。箱根の観光地はどこでお昼をしてもお茶をしてもかなりのサービスが期待できる。お値段お手頃で「本当に?」と思うくらいの量だったり、どこでも美味しい。普段はあまり食べない母も元気に歩いてモリモリ食べている。本当に94でこんなに元気でボケすらなくて、一緒に食べたり笑ったりできるのは幸せな事だ。

最後は芦ノ湖スカイラインを登って景色を堪能。
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たった一泊でもかなり盛り沢山に楽しめるのが東京ー箱根の便利なところだ。「今度は熱海にしようか」とはしゃぐ母。そうだね、来年は熱海へ、、、と心から願わずにはいられない。どうか来年もありますように。

あっという間の2週間だった。帰りはコードシェアのJAL便で帰ってきた。今回は行きも帰りもプレミアムエコノミーで取ったのだけれど、BA便とJAL便の違いも面白い。
食事はやっぱり断然JALの勝ち。きちんとしたメニューもあらかじめ置かれていてやっぱり日本人の口に合うメニューでとても美味しい。BAは印刷されたメニューはなく、CAさんが説明してくれる。

面白かったのは、来るときのBAの日本人CAさん。メニューの選択が「ビーフストロガノフ」「トマトソースのパスタ」「日本風鳥蕎麦」とのことだったのだが、彼女は小声で「あの、、、この鳥のお蕎麦は一応日本風なんですが、、その、、あまり日本の方にお薦めできるものではなくて、、、」と恐縮することしきり。思わす私も笑ってしまって、「いえいえ、BAですごい物が出てきたことは私も経験していますので」ということで彼女の忠告を聞いてストロガノフにした。美味しかった。

BAでは14時間半の間に何度も水やジュースを運んで回ってきてくれて、乗る前に自分で買う必要は全くなかった。JALはいちいち回っては来なくて、欲しい人はギャラリーに出向く、というスタイル。ギャラリーもCAさん達が仕事するスペースはカーテンを引いてあって、お客様とは一線を引いている。BAだといつもギャラリーの所でCAさんや他の乗客とお喋りしたりするのだけれど、この辺はやっぱりJALのほうは「生真面目」な感じ。

アマゾンであらかじめ日本映画を2本ダウンロードしておいたので、フライト中は退屈しなかった。「老後の資金がありません」と「罪の声」どっちも面白かった。グリコ・森永事件のことはよく覚えている。そうだよね、あれは未解決事件なのだ、、、、

さーて、明日からはまた仕事!そしてもうスケートのGPSが始まってしまう。早いなあ〜〜、帰ってくればまたいつもの日常。仕方ないね、、、、














一人の時間があるってやっぱり楽しい。中学生の頃から喫茶店に行っていた身としては、友達とランチした後に 一人でお茶しながらのんびりするのは幸せだ!

毎年、この2週間のホリデーの間はネイルをやってもらうのが恒例。今年は左右を(ほぼ)同じデザインで色ちがいにしてもらった。右手は宇野昌磨さんの新しいSPからのイメージ、左は秋らしいはっきりした色。


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丁度真夏の酷暑が去って、私には丁度良い夏の気候。イギリスの夏はこんな感じ。昨日は友人達と車で逗子〜葉山まで足を伸ばして温泉に行ってきた。やっぱり日本はお風呂が最高!!


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海の見えるテラスでランチしていると、久しぶりで地中海あたりにホリデーに来たみたいだ。パンデミックがあったから、最後にホリデーに行ったのはCanary諸島のランザローテ島だった。来年あたりはまたどこかにいきたいな。

今日も懐かしい同級生とランチして、銀座のUniqloへ。ここに来ると当初の予定よりもオーバーして買ってしまう。店内は外国人が大半で、中国系の人たちは皆さん爆買い、、、免税手続きを頼まなかったのは私くらいか、、、??実は私もその気になれば免税することができるのだけれど、パスポートが必要で、さらにパスポートは日本のだから、海外在住の証明とかも必要で面倒くさいので、たったの10%なら、、、といつも無視してしまう。別に銀座じゃなくても良いのだけれど、いつもUmiqloは銀座で買ってるし、実は数日前にオープンしたCosta Coffeeに行きたかったのだ。

Costaは私が毎朝仕事の前にコーヒーを買っているカフェだ。スターバックスのようなスタイルで、珈琲はイタリア式の本格派。私はスタバのコーヒーを美味しいと思った事は一度もないが、コスタの珈琲はお気に入りだ。(でも検証結果によると、カフェイン含有量が他のチェーン店を比べてかなり高いらしい。)まさに「いつもの珈琲」が飲めるのは嬉しい。コーヒーはマシンで入れるので味は変わらない。大きな違いはスナック類だ。
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「なに、このケーキやマフィン、、、??」というのが正直な感想。こんなに可愛いケーキ類はイギリスには無いぞ!!店内も広々としたスペースでちょっと高級感あるし、スタッフも日本ならではの丁寧さと親切さ。いくら同じといってもやっぱり「サービス」が違いすぎる、、、、これをイギリスに持って帰りたい。値段は似たり寄ったりかな。ロンドンに戻ったら、いつものCostaのお姉さん達に見せてあげよう。ここは銀座から少し歩いて、ほぼ歌舞伎座の手前なので、ちょっと一息つくために銀座の喧騒を外れていて良いかも。まだオープンしたばかりだからか、混んでいないし。

あしたは家族と温泉一泊旅行。なんでも部屋に露天風呂がついているそうで、母との良い思いでになるかな。そうこうするうちに日本滞在も残り少なくなっていく、、、仕事をリタイアしたらもっと長くいられるのにな、、、お天気・気温は悪くなさそうなので、帰るまで持って来た夏服でなんとかなりそう。私にとっては「夏」なのに、日本の皆さんはもうカーディガンとかジャケットとか着ているのでとても違和感。
私には25℃は真夏の気温なのだ!!









今年になってずっと休みをとってなかったので、ボスのほうから「取らない?」と言ってきた。私の仕事はどうしても学校が休みになる時期は忙しいので、タームが終わる前に、ということで、一週間休みをもらった。
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急に決めたし、うちの彼のパスポートは去年から切れてしまって更新していない、、いつものように地中海ホリデーは無理だけれど、せめて数日ロンドンを離れようぜ、、ということで、Canterburyに行ってきた。 カンタベリーといえば、英国国教会の総本山。目玉はカンタベリー大聖堂と歴史の残る街並みだ。普通はロンドンからの日帰りコース、半日あればカンタベリーは十分回れる。にもかかわらず、なんと3泊もしてしまった、、、

まあ、ロンドンを離れて静かなところに行きたいというのが一番だったのだが、やっぱり3泊もいらなかったかなあ〜〜。小さな街にツーリストがいっぱいで、ちょっと窮屈。それでも道すがらベンチにいた人やパブであった人なんかとあれこれおしゃべりしてなかなか面白い時間だった。

うちの彼は元々都会の人ではないので、ロンドンで知らない人が話をしないのを寂しく思っている。都会だと、意味もなく話しかけてら「なんだお前は、、?!!」と思われるのがオチだ。だから田舎で見ず知らずの人が気さくに話相手になってくれるのが楽しいらしい。でも本当に会う人みんな、自分の事を話してくれたり、私たちの馴れ初めを聞いてきたり、全く違和感なく会話できるって楽しい。

目玉の大聖堂はなんとCovid以来入場するのに£16-50も取るようになって、おまけに外側は修復のための足場が組まれていてちゃんとして写真も撮れない状態。実は聖堂の中なんて 観光本やウェブサイトで素敵な写真がいっぱいあるし、私はもう30年以上前に一度来ている。で、今回はスルーすることにした。

泊まったのはいつものようにホテルではなくセルフケータリングのコテージ。駅から3分でとても静か。しかも小さな街だからどこへ行くのも歩いて10分以内で最高のロケーションだった。リニューアルしたばかりのようで、キッチンも新品でまだ誰も使ってないんじゃないかと思うくらい綺麗だった。でもちょっと二人には狭かったかな、、、コテージスタイルは雰囲気あって可愛いけれどやっぱり家としては小さい。一人だったらよかったかも、、、

それにしても何処かへ行ったのさえ久しぶりだ。日本以外で彼と一緒にホリデーに行ったのは、カナリー諸島のランザロテだったからもう5年前だ!翌年は経済事情で夏のホリデーはとらなくて、その後はパンデミックになっちゃったんだね。早いなあ〜〜。今年は久しぶりに夏のホリデーで普通に国外に出る人が多いみたいだ。 値段はバク上がりしてるようだけれど。

そんなこんなでもう7月も半ば。浅田真央さんの「Beyond」がいよいよ千秋楽ということで、配信してくれることになった。しかもアーカイブ付き。時差があるからどうしても生配信だと平日も土曜日も観られないのでアーカイブは本当に嬉しい。海外でも観られるので配信チケットを買いました。明後日の休みにゆっくり見よう。

来週からは「The Ice」、ネイサンもキーガンもかなだいも出る。本当に見事なラインアップ、、、なんだけど、こちらの配信はアーカイブ無しでしかやってくれない。12時開演だとこちらの朝4時、無理だ、、、、 唯一の可能性は休みの火曜日にこちらの朝6時半からという日光公演か、、、後日にテレビ放映が無いならばこれを取るしかないか、、、!

それにしても何でまた愛知から日光、また大阪に来てその後盛岡なんだ、、、行ったり来たり大変だね、皆さん。どうか怪我なく楽しいツアーになりますように。やっぱり日光の配信チケット取ろうかな。それ以外の時間はやっぱりきついしね〜〜

「ワンピースオンアイス」も順調に稽古が進んでいるようで、これは後々放送されることは無いのだろうけれど、dvdとか無いのかなあ〜〜観たいよね、、、、ワンピースといえば、劇団時代の仲間が一時声優出演していた。そんなアイスショーになるのか、、、みたい!! 


あれから一年、、、って、早い!
去年、父が亡くなって帰ってきた時は、本当に何処にも行かれず誰にも会えず、父の葬儀以外はただ実家の周辺を歩き回るだけで終わってしまったっけ。やっと隔離も出発前のPCR検査も待機もなく、普通に帰って来られるようになった。まあ、馬鹿プーチンのおかげでフライトが長くなってしまったのがちょっと、、、だけれど。

まず着いた日は夕方にマッサージ!台湾式の足つぼと全身整体で疲れをほぐしてホリデーのスタート。最初の2日で髪をきり、ネイルをやっていただいた。ちゃんとしたネイルも3年ぶりだ。以前にもお願いしたフィギュアスケートファンのユッコさん。少し遠いけれどフィギュアスケートの話がしたくて週末にお邪魔した。
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楽しくおしゃべりして。8日のジャパンオープンに行くので少しずつ情報を頂きながら今回はまだプログラムの衣装も最終版を見ていないのでイメージでグレー・パープルのグラデーション。素敵な色に仕上げていただいた。

この日は午後から別の友人と3人で浅草で待ち合わせ。江戸最古といわれる老舗の天婦羅屋「三定」さんで江戸前天丼のランチ。天婦羅定食にするか、天丼にするかの究極の選択。サクサクの天婦羅で白い御飯か、たっぷりタレが染み込んだ御飯とサクサクとタレでしっとりが半々の天婦羅を頂くか、、、、。わたしの選択は後者!!これぞ天丼!

東京で生まれ育ったからといって、いや、生まれ育ったからこそ東京観光めいた事は以外としないものだ。そこで今回友人が提案してれたのが、隅田川の水上バス。浅草から日の出橋まで約30分だ。腹ごしらえが済んだところで午後の隅田川下り。
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特別に景色が良いというわけでもないけれど、のんびりと両国、、勝ちどき、永代橋を通って日の出埠頭まで行くのもなかなか乙なもの。普段は下町の方には来ないから、いつもと少し違う江戸の空気。丁度お天気も良くて、暑すぎず気持ち良い。日本に来る前はもっとジメジメしてるだろうと覚悟して来たのだけれど、なんだかイギリスの夏みたいで一番過ごしやすい気候だ。久しぶりの再会で私達の話も進む。
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昔から隅田川と言えば夏の花火。一度は屋形船で花火を観てみたいとも思う。でもそう思いつつも地元にいると行かないというのは皆そうらしい。竹芝・日の出桟橋周辺も変わったので私の記憶とは全く違う。私がまだ子供の頃は、朝晩に竹芝桟橋から船の汽笛が風に乗って聞こえてきたし、潮風の臭いがかすかにする時もあったっけ。東京タワーは近くだから家の5階のキッチンから全身が見えた、下から上まで。今はもうビルだらけになってしまって、海の気配も無ければ東京タワーも全く見えない。やっぱりさびしいね~。
でも東京は、うちの近所もそうだし浅草なんかもそうだけど、今でも昔からのものが残っていたりする。かすかに残る江戸情緒、やっぱり好きだな~、安心する。

船を降りてからは少しあるいて、そろそろ夕暮れ。友人のお薦めで大門にある思いっきり昭和な雰囲気の中華居酒屋へ。メニューがどれも「皆が大好き」なものが揃っていて、どれも美味しい。

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やっぱりね、むか~しからやってる、親父たちに人気のお店が美味しいのよね。ここのマスター、プログレが好きだというのでまたまた盛り上がる。私は70年代プログレが大好きですから!楽しい時間はあっという間に過ぎる。1日で盛り沢山な日だった。いつも来る度に付き合ってくれる友人達に感謝!です。







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ホテルの部屋は10階で景色は良い。でもとにかく狭いし窓は開かないのでちょっと窮屈なのは否めない。それでもYoutubeやテレビで時間を潰す。時差ぼけ対策に一番良いのは日に当たる事なのだが、これができない。疲れてはいるのにぐっすり眠れないのはつらいけれど、朝食を食べて少し気分がよかったのでヨガをやってお風呂にはいる。お風呂は小さいけれど卵形でかわいく、機能的だ。

来るときに少しいつものコーヒーとティーバッグを持ってくるつもりだったのにすっかり忘れた。部屋には粉のインスタントのネスカフェがあるがはっきり言って不味い!!いつものティー(イギリス式の真っ赤な紅茶)が飲みたいよ〜〜。 やっぱり朝一は濃〜くてミルクを入れたcup of teaで始まりたい。私は元々間食はしないけれど、食事の間に口寂しい感じもするのでなにかスナックを持ってきてもよかったかな。お弁当には3種類のご飯が小さく(おにぎりではないけれど)入っていて、全部はちょっと多いので、少し残して後でお腹が空いたら食べよう。

台風が来ていて明日は一日雨の様子。ビデオ・映画は無料になっているのだけれど、ラインアップがイマイチで見たいものが無い、、、、唯一見損なっていた蜷川美花さんの「人間失格」を観た。小栗さんの太宰治も女性陣も良い。美花さんらしいカットも多くある。私は太宰の本は好きではなかったけれど・・・・明日は台風だし、は向こうでダウンロードしてきたBBCドラマでも観て過ごそうか。

私はいつも人と接して対処する仕事なので、こんな風に誰とも話さず全く独りの時間というのも悪くない。家では彼がしょっちゅうしゃべっているし、結構この3日間は貴重な一時かもしれない。なんでも考えようで、土曜日まで自分の時間を楽しもう。日曜日には父に会える・・・・・


どうもやっぱり父がもう危ないかもしれないので帰ってこれないか、、?という妹からのライン。この1ー2年はいつその時が来るかは覚悟していたし、今年入ってからはボスにも「急な帰国があるかもしれない」と話してあったので驚きはしなかったものの、やっぱり心は動揺する。まずはフライトと、その前にPCR検査が必要だ。

近くで検査をしてくれる所を探してWeb予約してから、日本政府の定める検査結果フォームがあることを知り、どうしたものかわからずに、とりあえすプリントして持って行くと、「後でカスタマーセンターにいえば、必要なフォームにしてくれる」とのことだった。実際その日の夜中前に結果がきたので、カスタマーセンターに政府の要請するフォームをメールで送ると、翌朝にはちゃんと記入住みのフォームを送ってくれた。

フライトはいつものBA便が取れなかったので、初めてJAL便をとった。この2社のフライトは共同運行しているので、同じことなのだけれど、私はいつも朝には出て日本に行きたいので、夜に飛ぶJAL便には乗った事がなかった。乗客は30人程か、、、こんなにガラガラのフライト(空港も)は、10年前の9・11テロの数週間後に日本に行ったとき以来だ。おかげでエコノミーでも3席を独占。しっかり横になって2ー3時間眠れたのは本当に疲労感が違う。おまけに機内食はBAとは比べ物にならない。

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フライトは快適だったものの、日本入国にやることが多くて、、、日本の水際対策ははっきり言って「鎖国」並みだ。まず飛行機の中で6ページもの質問票や誓約書に目を通して記入しておく。さらに出国前にやるように言われていた3つのアプリのインストール。これは14日間の隔離期間中に必要なもので、毎日健康状態のレポートや待機場所(ここから外出しないのが原則)確認のビデオコールやメッセージに応答しなくてはいけない。

羽田に着くと飛行機を降りたところから自身での行動はできなくて、すべて指示に従って進む。書類の確認、アプリの設定、使い方の説明、再度のPCR検査、健康状態レポートの段取りや3日間のホテル待機中の注意事項、、、といくつもの部屋を廻ってその都度係員が説明してくれる。みんな若い、そしてテキパキと明るくて感じが良い。さすが日本!

着いた時間帯が運が良かったのか、待ち時間は全くなく、スルスルと事が進む。むしろ大勢の係員が待機状態で待っているくらいだった。事前にネットで調べた体験談ではホテルに着くまで7時間かかった、なんて話もあったのだけれど、PCR検査の結果が出て、ホテルに移動する人達が揃うまで2時間ちょっとだった。

空港からは3日間の刑務所、、いや隔離ホテルに移動するのだが、どこに連れて行かれるのかはバスが出るときまで解らなかった。ようやく20人がバスに乗り込んだところで、ドライバーのおじさんが「それではアパホテル横浜に向かいます」と言って出発。ホテルまでは30分。着いたのは6時過ぎで、飛行機が着陸してから3時間。程よくお腹もすいて、眠気も襲って来るタイミングだ。

部屋は狭い!!歩ける範囲は5歩、、、でもベッドはダブルで快適だし、綺麗で機能的だ。そしてさらにアプリの設定や健康レポートの説明等、まだ続く、、部屋からは一切出られないので、食事は3度部屋のドアに届けられる。朝食は7時頃とのこと、そして毎朝8時に健康チェック票をレポートしなくてはいけない。寝坊できないじゃないか!!

まあ、とにかく着いた。家に着けるのは土曜日なので、父が頑張ってくれますように、神様に祈るのみ。



毎回日本に来るたびに言っているけれど、本当に毎日食べまくっている。

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今回は連日のランチがバラエティーに富んでいて、和風定食、フレンチ、中華、タイ、お好み焼き、

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お寿司、お蕎麦、天婦羅, パエリア、、、となんだか全部を食べ尽くしている感じだ。

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もちろん友人達とのおしゃべりはどんなデザートよりも特上で、あっという間に毎日が飛ぶように過ぎていく。気がついたらあと3日かしか残っていないなんて、、、!!さすがに今日はちょっと予定なしでお腹を休めて、一人でぶらぶらと持って帰りたいものの買い物をしなくては。安い服や靴はあれば欲しいけれど、見ているときりがなくて、日本の涼しげな夏服も実際に向こうに帰るとあまり着ることがなかったりする。(真夏日の気温になる日が少いので)で、結局買わないで帰ってきちゃって、それでもまだネットショップとか見てしまうのだった・・・・・

久しぶりの一人ランチは近所のファミレスへ。でもお昼時はやっぱり結構混んでるね〜。日本のレストランやカフェは結構空間がある。どんなに混んでいても基本的にテーブルをシェアすることは無いし、テーブル間に程よい距離があるので、混んでいても窮屈な感じがしない。それにしても皆さん、バッグやパソコン・携帯を置いたままトイレに行ってしまうのは、どうしてもハラハラしてしまう。でもこの良さを無くして欲しくないな。日本はやっぱりいつでもレストランやカフェで物を置いたままトイレに行かれる国でいて欲しい。

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ちょっとさっぱり目の「鳥と野菜の黒酢煮」。ご飯は半分残してしまった。
さて、穴場の武蔵小山をブラブラしたら今日は家でのんびりして、明日も昼、夜とスケジュールが入っている。でも残り時間も少なくなってきたので、無駄にはできない。会える人には会って、美味しいものを食べて、また来る日まで堪能しなくてはね。あ〜あ、早くリタイアしてこっちに戻ってきたいよ〜〜、、、といつも日本に来ると言っているのだった。


 


平日に3人で箱根湯本へ日帰り温泉に。いつもいわゆるスーパー銭湯のような処にはよく行くメンバーなのだが、今回はちょっとゆとりの一日を、という事になった。本当は一泊したいところだけれど、みんな仕事もあるし、やっぱり泊まるとなるとお金もかかる。2週間日本にくるのにお金を使い果たしているので、ここは日帰りという事になった。

茅ヶ崎の友人のところからは車で箱根湯本まで約一時間のドライブ。お天気もよくて温泉日よりだ。向かったのは箱根湯本駅から少し山の方へ入ったところにある「湯の里おかだ」ここは宿泊施設と日帰り施設の両方があり、さらに日帰りでも部屋をとることができる。今回は部屋とランチ込みでの日帰りコースを予約しておいた。

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駅周辺のざわつきから少し離れて回りはとても静か。平日のお昼前とあって、お風呂も私たちの他は1ー2人しかいなくて、もう最高!!もちろん休憩場所はあるのだけれど、他の人の事もあるのでしずかにしていなくてはいけないのが常識。でも個室に入るとまどからの眺めもよく、畳の上にゴロゴロしながらおしゃべりに興じることができる。

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のんびり一風呂あびた後にランチ。4つのコースから選べるプランで、私は牛丼のランチを。
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彩りも美しく、とても美味しかった!休憩エリアはマンガ室があったり、マッサージチェアがなんと無料なのが嬉しい。一回300円くらいかな、と思ってみると、お金を入れる場所がない!!スイッチを入れるとすぐに使えてこれがなかなか強めのいい感じのマッサージ。そのあとはデッキチェアでちょっとうたた寝、、、、(15分くらい)

午後のお風呂は日も照ってきて、午前中とはまた違った風情の中、またも露天のお風呂でのんびり。すっかりくつろいで再び部屋へ。ごろごろするうちに5時近くなっておひらきに。部屋は11時から5時までキープできるので、日帰り温泉にはまさに最適。

そして、茅ヶ崎まで戻ったら夜はカラオケ!!
今回のカラオケはなんと、「ミュージカル縛り」まあ、このメンバーは昔の劇団仲間なので、懐かしいミュージカルの数々の歌を歌いまくり。(うちの劇団はミュージカルをよくやっていた)途中で宝塚の舞台の歌からなぜか「ベルサイユのばら」になり、そこから一転してアニメソング縛りに。普段は歌わないような歌を2時間半歌いまくって一日を堪能した。

楽しい時間はあっという間だね。余裕があったら「次は泊まりで行こうね」といつも言い合うのだけれど、う〜ん、リタイアするまでは難しいかなあ〜〜





久しぶりに、本当に何十年振りかで神保町に行った。
普段は行かないエリアだけれど、実は高校時代に英会話に通っていたのが神保町だった。神保町といえば本屋さん、特に古本屋さん抜きにはありえない。

高校時代の同級生が神保町で仕事していてエリアに詳しいということで、懐かしい元
校友達と神保町で再会した。古かった建物は新しく建て代わり、目印だった岩波ホールのビルの外観がなくなっていたのでちょっと戸惑う。

連れていったもらったのは大人気だと言うカレー屋さん。
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古びたビルの階段を上がっていくと既に人々が階段に列を作っている。日本人の食に対する情熱はすごいね。20分も30分も並んで美味しいと言われているものを食べる、という根性はイギリス人には無い。

「欧風カレー」というものこそ典型的な日本初のカレーだ。これは昔からの昭和のカレー。インドレストランではまず味わえない。インドレストランで絶対にありえないカレー、それがビーフやポークのカレーだ。インドの人は牛も豚も食べないのでメニューの肉はチキンかラムだ。そこでやっぱり昭和な辛口のビーフカレーをいただくことにする。
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ソースたっぷりのカレーはスパイスが効いていて絶妙なお味!柔らかいビーフが大胆な大きさにカットされていて嬉しい。余計な野菜は入らずに、ビーフ一本。そしてなぜがフカフカのジャガイモがバターと一緒に出てくる。変わっていたのが何故か白いご飯に溶けたチーズがかかっている、、、??

美味しいよお〜〜!!

なんといっても懐かしいのは日本のカレーに付き物の福神漬けだ。(らっきょうというものもあるが、私は食べない)レトロ、レトロ、、、!絶対に「本場」ではお目にかかれない日本のカレー。辛口をおねがいしたのだが、私としてはもっと辛くても良いくらい。でもスパイスとのパンチ具合は素晴らしい。美味しいカレーでございました!

友人の一人が本屋さんで働いていて、中にはカフェもあるというので、行ってみる。ここは児童書専門の本屋さん。最近は本もネット販売で買う人が増えているし、児童書を実際に手にとってじっくりと選べる本屋さんは本当い少ないのだそうだ。表紙や挿し絵のタッチや色合いこそ、子供たちに読ませる本には大切な事なのに、本屋さんでいろんな本を目にして、手にとって選んで買う、という事がなくなりつつあるのは本当に残念な事。子供の頃に読んだ本って、中にあった絵の色合いとか、ず〜っと覚えていたりするものだ。なんだか懐かしい匂いがする児童書屋さんは、心がほっ懲りする空間だ。奥には会議やちょっとしたイベントにも使えるという別室があって、もちろん普段はここでもお茶をいただける。テーブルにすわりこんでのおしゃべりが尽きない。お茶を頂いたカップも可愛かったので、並べて写真を撮ってしまった。

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どうやらこのエリアでは本屋+カフェというのが流行りらしい。でもすごく素敵な空間だ。ロンドンの大手の本屋の中にもカフェがあるところがあるけれど、セルフサービスで、、ガーガーとコーヒーを入れる機械の音がうるさくて、とても「ほっこり」した空間とは言えない雰囲気だったなあ〜。ウェイトレスさんがさりげなく置いてくれるコーヒーが懐かしかった。

懐かしい学校時代の友人たち、みんなみんな優しい心を持った友人たち。紹介してもらった社長さんも素敵な女性だ。こんな風に新しい出会いをさせてくれる時間を持てた事、本当に幸せだなと感じる。人生は人との出会いの積み重ね。今回はネイルをしてくれたYさんも、昨日お会いしたI さんも、とても嬉しい出会いがあった。何かが不思議な縁で新しいものに導いてくれる。こんな小さな出会いが人生をつくっていく。

ホリデー後半は3連続で昼&夜のスケジュール。ちょっと胃が持たれ始めるかも、、、でも残りあと数日、いつもの事ながらこれくらいになるとだんだん焦る、、、、もっと長くいられたらなあ〜


今回のホリデーのおまけ。

泊まったアパートはPuerto del Carmenというリゾートのどちらかというとビーチよりも旧市街(Old Town)に近い所を選んだ。海沿いのプロムナードというのは実はどこへ行っても同じで、延々とビーチに沿って遊歩道に面したショップやバー・レストランが並んでいる。この光景はこれだけだと、もうどこのリゾート地なのか、ギリシャなのか、トルコなのか、イタリアなのか、スペインなのかも判らないほど同じと言ってもいい。レストランの前では客引きのようにお兄さんが立っていて、 いちいち「Hello」とか言ってくるのもウザい。特にうちの彼はこの声かけが大嫌いなので、5分も歩く頃にはキレる事間違いなしなのだ。

だから、地元の人やスペイン本土、あるいはイギリス・アイルランドから移住している人達が普通に生活しているエリアの方が面白いし、カフェやレストランも20年以上ファミリーでやってるようなところが多い。それにしてもアイルランド人が多いのにびっくり。アイリッシュのバーもたくさんあった。

朝食に入ったカフェバーの棚にあった電灯に、何だか見慣れた感じのする絵がプリントされていたので よく見たら東京の街だった。
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よーく近づいてみると、うん、新宿だ。「これ、東京だね、私は東京生まれですよ」と言ったら、カウンターにいたお兄さんが、「日本に行くのが僕の夢なんだ!今ここで働いてるのも、日本に行く為だよ」と目を輝かせて力説する。アフリカ大陸に近いこんな島のバーで、懐かしい新宿通りがプリントされたスタンドランプに出会うとはね。

泊まったアパートは良いサイズのリビングに小さなキッチンが付いていて広めのバルコニー。ベッドルームはシングルが2つで、私としては有り難い。というのも、ホリデーになると彼は11時前には適度に酔っ払って寝てしまう事が多いので、ダブルだと後から寝るときに起こさないようにするのが面倒なのだ。私達のアパートは3階で、バルコニーからは海も少し見える。そしてエレベーターがこれ。

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なぜかあっちゃこっちゃ向いてるボタン達。でもちゃんと機能してるからご愛嬌。

海沿いのリゾート地とは違った、内地の小さな村でちょっと訪れるのに良い所といえば、Teguiseという街(いや、村かな)ここは毎週日曜日に大きなマーケットが開かれるというので、訪れる人は大抵日曜日に行くのだろう。私たちはドライブがてら、平日に一度立ち寄って見た。なんせ、30ー40分で島の半分はいけるのだから、結果として3回くらい通ったことになる。
水曜日の静かな昼下がりがこちら
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本当にだーれもいない、、、お昼に入ったカフェ・レストランは地元の人達のランチタイムようだった。そして同じ場所が日曜日にはガラッと様変わりする。マーケットに訪れる車やコーチ(観光バス)の為に即席駐車場ができていて、普段はどこでもいつでも止められるのに駐車料金を取ろうとする。で、私たちはそれを無視して裏通りに普通に止めた。日曜日のテギース。
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ちなみにこのテギースには不思議な家があった。最初に通ったときにも目に付いたのだけれど、小さな 博物館かな、、?位に思って通り過ぎていた。
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何の説明もなく、普通に家の庭にぎっしりとこんなものが所狭しと並べられていて、彼は「お墓じゃ無いか?」なんて言ったくらい。マーケットに来た人たちも、興味深げで写真を撮っている。実はここはさるアーティストの家で、単純に「The house of the statues in Teguise」として知られているようだ。それにしても奇妙な感じは否めない、、、、

というわけで、今年も夏のホリデーが終わった。次なるは日本行きの予定を組まなくてはね。本当に一年があっという間だなあ〜〜、、、


 

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