見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

カテゴリ: 三上博史さん


先週は彼との時間が多かった分、週末からは連日で一人。夜一人の時はやっぱり日本ものをあさる事にしている。「夏ドラマは面白くないよ〜ん」という友人の声も聞いていたけど、とりあえず観る事にしたのが竹野内豊さんと菅野美穂さんの「Tomorrow」と4女優競演の「四つの嘘」(これに出てる勝地涼君も、私はもっと出てきていいのに、、と思ってる若手だ)

竹野内さんは「家族」以来だ。今度は医者という事だけど、内容が市民病院の医療問題という事で、どちらかというとドラマチックではなく現実的な作りのよう。なんか、進みが遅くないか・・・? 4話終わってまだ始まってないような印象なんだけど・・・ 菅野さんの演技力が光ってるなあ〜。個人的には若い頃の菅野美穂さんはあまり好きじゃなかった。演技力は定評あるし、すごい集中力のある人だなとは思ったけれど、なんか元気が良すぎて「ちょっとうるさいなあ〜〜」なんて感じていたもので、、、でもやっぱり年齢と共に元気の良さにも落ち着きが出てきて、一回り大人の女性になった感じで丁度良い。

このドラマでの竹野内さんは、なんかまだ何もやってない気がするのはストーリーのせい? 確かに航平としては、医者に戻る決意をして、さらに医療ミスの被害者である愛子と向き合うところから始まるわけだから、5話以降に期待して良いのかしら・・・? 今までのところでは、アップになる度に気になるのが、竹野内さんの=航平の目が死んでる、という事。 光のない濁った目。これがこれからの展開で輝き出す為の演技なのか、それとも・・・??? 現実に閉鎖に追い込まれている市民病院もあるようだし、こういう社会的なテーマの物は、なるべく嘘くさいストーリーは抜きにして誠実な番組に作って欲しいよね。

「四つの嘘」はサイトが重くて続けて観られず途切れ途切れに追いついてる。 実はこういう人たちっているのよね〜〜。寺島さんのやってる元優等生主婦は、観てると本当にうるさくてうざいんだけど、いるのよいるのよこういうの、、、、 永作博美さんの詩文も、あそこまでじゃないにしても母親よりしてる人いるしね。このドラマはちょっと展開が読めないから面白いかも。もうちょっとサイトが重くないと一気に観られるのになあ〜・・・

そして先日三上博史さんの事を書いたら、「あなただけ見えない」の再放送をやってると教えてくださった方がいて、全話観られるサイトまで教えてくださいました。ありがとうございます! こういう情報をメールしていただけるのもブログをやってる冥利につきます。いや〜〜、 10年ぶりくらいに観ました「あなただけ見えない」久々にハマりました・・・

もう忘れてるシーンも結構あって、なんといっても、
今どきこんなドラマは絶対ありえねえ〜〜! 
って感じですが・・・・ もう突っ込みどころが満載です。3重人格の三上パワー炸裂だし。すっかり忘れていた進藤恵美さん、すごく良い。があって転落ぶりをしっかり演じてらっしゃる。こんなに良い女優さんだったんだ〜〜。なんせ皆さん若い若い小泉今日子さんの舌ったらずな独白ナレーションが紙芝居のよう。

やっぱりね、、三上さん凄い
こっちのほうが数年前だったはずだけど、私がビデオで観たのはこれより「この世の果て」のほうが先で、あの高村士郎でさえ三上さんには役不足な気がした位だから、後でこれを観た時は「やっと三上博史が観られた」と思ったっけ。3重人格の役としては穏やかで誠実な好青年淳平、冷酷な野心家で人を利用する和馬、超人的にタカビーでスーパー腕力のビッチな明美の3人だけれど、この他にも和馬に化けてる明美とか、倒れた拍子に明美の状態から一瞬淳平が顔を出したり、和馬と融合した淳平とか本当にいったい何役になる事やら・・・?

三上さんはを使って演技するのが神のように素晴らしい。
映画で活躍する役者達はみんな瞬きをしない訓練を少なからずする。 スクリーンの中で、アップになったときのまばたきは意味を持ってしまうからだ。三上博史さんもまばたきをしない役者だ。これは他の作品でもわかる。何気ないシーンを観ていて、急に「あれ?!さっきから瞬きしてない」と気づくのだ。 泣く演技っていうのは、プロの役者ならそれほど難しい事ではなく、感情注入と集中力でたいていのシーンはこなせるはず。悲しい、あるいは苦しい表情で泣くのはたいていの役者はできる。

三上さんの演技でびっくりするのは、涙をまばたきせずに溢れさせて落とす事ができる。 泣くときっていうのは、感情と共に涙がうるうるとこみ上げて、そこで下を向くかまばたきをする事でポロリとこぼれるのが普通だ。役者はみんなそうやって泣くシーンを演じる。 でも三上さんは、まばたきをしない状態から涙を溜めて、目を見開いたままで流れ落とす。 これはねえ〜、ちょっとできませんね・・・・ だって瞬きしないでいたら目はどんどん乾くんだよ。それと逆の事をやって演技にしちゃうって凄いよ・・・・ 最初にこの三上さんの涙の演技に気がついたのは何でだったか・・・以来、彼の泣く演技にはいつも注目してしまう。泣くっていうより、奇麗に涙流すんだよね。素晴らしい感性を持ってる人だ。

いや〜〜、久しぶりに半分笑い転げながら観たドラマ。最期の謎解きが実はよく解ってなかったんだけど、今回じっくり順を追って理解できた。そーかー、、双子も異母兄弟もみんなして近親相姦の話だったのね〜〜、、いやーそういう事だったんだあ〜 ったく、なんて話だよ!

ソファーでテレビを観るのと違って、ここでマックで何時間もドラマを観るのはつらいわ〜〜 背中バリバリ・・・日本行きのフライトみたいだ・・・

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ドラマの「パンドラ」を観て、もうずうっと前から好きなのに普段はあまり思い出さない三上博史さんが気になっていた。 実は私は彼が90年代初めのトレンディードラマなるもので人気者になったのだという事をつい最近まで知らなかった。私が日本の事をほとんど知らなかった10年近くの間に主演俳優になっていた。それにしても、トレンディードラマ三上博史ほど私の中で繋がらない組み合わせは無い・・・三上さんは私の中では役者であると同時にアーティストとして位置づけしてある人だからだ。

初めて三上さんをちゃんと観たのは彼の初ドラマ「無邪気な関係」。この時には、この人が数年前に寺山修司さんに見出されて映画デビューをした人だとは聞いていた。無邪気・・での三上博史さんはシャープだった。研ぎ澄まされた刃のようなシャープさ。鋭い光を放つ目が生きていて、滑舌の良さと台詞のメリハリが演技に力を加える。それでいて冷酷ではなくむしろ熱かった。体温、、というよりもっと、血の温度を感じるような熱さがあった。 このDV男=洋介役が、戸川純ちゃん演じる彼女=ゆりちゃんの、男の残酷性を誘発するような被虐的な純愛キャラとうまく合っていて、私の中ではこの二人のシーンがドラマの中心になっていた。うーん、もう一度観たいね・・・三上博史の名前はすぐに私の中にインプットされた。

その後、「戦場のメリークリスマス」や「Mishima」、寺山さんの最期の映画「さらば箱舟」等ちょこちょこと出ていたのは観たけれど、「この世の果て」でまた三上さんをちゃんと観るまでに10年近くもかかってしまった。その間にこっちで「草迷宮」のDVDを観て、私の中で三上博史さんは、私がアーティストと呼ぶ類いの人たちに属する事になる。 三上さんの中には、台本を読んで演じる役者としての部分と、彼独自の創造世界=三上ワールドが混沌としているアーティストの部分があるのだと思う。私が三上さんを好きなのは、その彼独自の世界を垣間見られる演技が出た時だ。

その事は「草迷宮」を観てすぐにピンときた。(ちなみにこの映画はPrivate Collectionという3部作映画のなかの1編で、3編の中でもとりわけ光っている。寺山さんの世界の前には他の2編が安物エロチカの駄作に見える)この時彼はまだ15歳でデビュー作。この中での三上少年はもちろん演技なんてできていないのだけど、そのかわり「この子は寺山さんの嗅覚が見つけた独自の世界を持っている」という事がなんとなく解る。 演技以前に、賛否両論が極端な寺山ワールドを自分の世界でちゃんと感じているように思えてならない。だから他の寺山常連の役者達との違和感が無い。青年明役の若松武さんへの移行がとてもスムーズで、顔が似ているというわけでもないけれど、この二人の明にギャップがなくて自然なのだ。

普通なら15歳の男の子には酷だなあ〜・・・と思うシーンでも、身体中で受け入れて寺山ワールドの中に存在している。 こちらのDVDではノーカットなので、全裸の狂女に素っ裸にされてのしかかられるシーンなんて、体の反応が映っちゃってるし・・・ここまで撮っちゃっていいのかあ〜とも思うけど。(これはさずがに日本版ではカット&ボカシだよね当然!)松の木に縛り付けられて母親に身体中に筆で手鞠詩を書かれるシーンでも、顔を這う筆の感触をちゃんと感じている表情だ。べた付いたいやらしさは全くない、初々しい色気。これを見つけた寺山修司さんはやっぱり天才だ。

この時にまだ少年の三上博史の中に確かにあったはずの彼自身の世界は、その後長く演技として表現される機会が無かったんじゃないだろうか。 メジャーな仕事に出始めたのは寺山さんが亡くなってからの事だから、寺山さん亡き後、三上博史をちゃんと使える人がいなかったのかもしれない。ちなみに草迷宮無邪気な関係の間に彼の役者としての演技力はびっくりするほど高くなっている。 的確な台詞のイントネーションと滑舌の良さは彼の俳優としての武器だ。声も高めでクリアなので聞き易い。野島伸司さんのドラマでは三上さんがナレーションのような形で語る、というパターンが結構多いけれどまさに正解。

でもそれ以外の、きっと三上博史の体の奥で出口を探していたはずの三上ワールドが初めて炸裂したのが「あなただけ見えない」だったんじゃないだろうか。 いったいどなたの企画だったのか・・・度肝を抜いた怪演技といわれているけれど、あれははじめの一歩だったはずだ。演技力と彼の世界とがもっと磨かれて融合された役がその後いくつか出てくる。この世の果て共犯者、そして絶賛された舞台の「青ひげ公の城」や「ヘドウィグ&アングリー インチ ヘドウィグは私は映画の大ファンなので、日本で三上さんがやると聞いて本当に本当に観たかった。でも日本に行く予定がどうしてもつかなくてあきらめた・・・ライブ版CDは持っているけど。

寺山修司さんがあんなに早く亡くならなければ、三上博史さんはどんな役者になっていたのだろう・・・?トレンディードラマなんぞで人気が出てくる事はなかったかもしれない。 寺山さんが「お前は舞台にはむかない」という呪文を解かないうちに逝ってしまうという事がなければ、もっと舞台でも活躍していたかもしれない。 蜷川さんが口説き続けてやっとこぎつけたという「あわれ彼女は娼婦」のジョバンニ役も、44の時でしょ・・・?はじめに聞いたときは、「おいおい、年取り過ぎてるよ・・・」と思ったものだけど。

三上さんのアーティストとしての演技がもっともっと観てみたい。他の誰にもできない芝居。 もちろん「ストレートニュース」みたいにきっちりと役の人物を演じている俳優・三上博史も良いんだけど・・・・恋愛物なんてやらなくっていいよ、三上ワールドの魂が見えるような役、だれか書いてよ・・・
寺山修司を超える人はいないのかあ〜〜?!

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