見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

カテゴリ: ロンドン演劇事情

エクウスが上演された70年代半ばから後半というのは、「人間の価値、尊厳とはなにか?」を問いかける社会的な芝居が相次いだ時期だ。ニューヨークで、ロンドンで上演されたそれらの芝居が70年代終わりから80年代に入って次々と映画化され、舞台を観ない層の人達にもその問いかけは広がった。

エクウスの他に、カッコーの巣を超えてロボトミー)、この命誰のもの尊厳死)、エレファントマン奇形児)、小さき神の創りし子ら聾唖)、ベント同性愛

数年の間にいつくもの上演・再演が相次いだというのは、そういう時代だったのかもしれない。 そして、その直後と言って良い80年代半ばには、AIDSが世界的に騒がれる事になる 始めの頃は多少のパニック状態があったけれど、AIDSに関しては、比格的早い時期から偏見や差別よりも、正しい理解と注意を呼びかける動きが広まったのは、「命の価値」を見つめ直す事に気付いた人達が多かったからかもしれない。

さて、久しぶりに観たEquusだった。
17 才の少年、アラン。17才というのは本当に微妙だ。少年と呼ばれるけれど、身体はもう大人になって自分の考えや信仰も持っている。でもまだ自信はなくて、 不安のぶつけ場所を探してる。エクウスは、馬を愛し、というよりも魅了され、心奪われ、崇め、神のように崇拝し、神と一つになる事を切望している少年の話 だ。 そしてそのピュアな情熱と信仰は、厩舎で6頭の馬の目をアイスピックで突き刺して潰す、という猟奇的犯罪を引き起こす。

舞台はアランと彼を担当する精神科医とのやりとりで話が進む。
アランの馬との最初の出会い、厳格でストイックな父親と元教師の母親も絡めて、アランがどんな背景で馬を崇拝するようになり、次第に狂信的エクスタシーと性的なエクスタシーを切り離せなくなってしまうようになるか、その過程をパワフルに描く。 
最後には少年のピュアな情熱に精神科医自身が自分の役目、精神を病んだ人間を普通に戻すという事に疑問を抱き始める。普通とは何か、、、少年の純粋な心と情熱を奪って、他の人と同じにする事が、普通で正しいことなのか。

アランを演じたDaniel Radcliff君はとても自然で良かった!目が大きくて奇麗なので、舞台でも目力が出ている。 それが変に強い力じゃなくて、キラキラとしてるのだ。 後ろ向きに横たわった時の肩と背中の線の細さは、まぎれもなく17才の身体だけれど、腹筋6つ、いや、、8つあったかな、、奇麗に絞ってある。 言われている通り後半では全裸で演じてるのだけれど、相手のジル役の女の子ともども、べたついた感じが全くなくて普通に観ていられる。

ちなみにこちらの舞台では、極力隠すといった感じの工作はせず、脱いだら当然見えますが、普通に裸で動きまわってる。 追いつめられて馬の目を突き刺すクライマックスのシーンは、本当にパワフルで美しかった! あのシーンを全裸で演じるというのは、17才の俳優にとってものすごく勇気が要っただろう。藤原竜也君が「身毒丸」で脱いだのとはちょっと違う。演じる役を本当に感じていたら、実際に身体が反応)してしまうかもしれないシーンだ。 実際そういう事もあるのかもしれないね。本当に裸の自分を曝す覚悟でないとできないよ・・・・ダニエル君、カーテンコールではニコニコしていたけど、ちょっと魂が抜けたような疲れきった顔をしていた・・・

相手役の精神科医を演じたリチャード・グリフィス氏とダニエルの相性も良い。始めはあまりにも大きなお腹で張りボテを着てるのかと思った。(本当にあんなに太ってるのか、、と今でも疑問) 見た目がちょっとダイサード役のイメージと違ったので、(歳を取り過ぎてると思ったし)はじめは違和感があった。、体型のせいか衣装が合ってないようにも思って、一幕の前半はそのチグハグ感があったけれど、「役者は演技で納得させる」という事を再認識しました。2幕では、ダニエル・ラッドクリフのアランには、このダイサードがぴったりだと納得

脚本には、笑える所が沢山ある事も今回よく解った。以前に日本で観た時は(市村正親さん)いやに重い芝居だったように思うのはやはり翻訳のせいか、それともグリフィス氏が演じるダイサード医師のユーモアのセンスか・・・随所で笑いが炸裂していた。

面白いと思ったのは、観客層だ。ちょっといつもの劇場の客層と違う・・・・
まず若い。20代前半そこそこ(10代後半?)といった女の子やカップルが多い。親子で来ている人たちも大勢いた。ハリー・ポッターファン、、という事か。 でも彼等が舞台で観たのは、ハリー・ポッターではなく、俳優ダニエル演じる繊細で情熱的な思春期の少年だという事を皆納得したはずだ。ラストの15分はみんな身動きする気配すらなく圧倒されて観ていた。 親子連れのお父さんは、初演のエクウスを観ているかもしれない年代だ。

あと、やたらと目についたのが、カッコ良くてスマートでキャンプな人たち(=ゲイやダンサーに圧倒的に多いタイプ。これは舞台を観て解った。6頭の馬を演じるのは皆ダンサーで、身体の動きのしなやかさ、馬として立っている線の美しさは本当にセクシーで奇麗だ。どうやらそちらのお目当てさん達も多いという事なのだろう。(あるいはお友達)ナゲットという馬を演じたWill Kempはマシュー・ボーンの「白鳥の湖」でオリジナルの白鳥を踊った人でファンは多い。

良い舞台だった。 ラッドクリフ君、今回はちょっと屈折した少年だったけれど、それをとてもピュアに演じていたのでキャラクターに暗さはあまりない。ちょっと軽い感じの芝居もいいんじゃないかな〜、二ール・サイモンの「ブライトンビーチ回顧録」みたいな・・・・・

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My body is addicted to needles. (私の身体、鍼中毒だから)
って言ったら、同僚が「キャハハハ!」と笑った(ヘロイン中毒みたいに聞こえる)

2週間前に突然きた腰の痛み、少しずつ緩和してくるにつれ、やっぱり足のほうと繋がってると判断して、いつもの鍼と指圧の先生に行く。 最初の4ー5日は痛みが全くと言っていい位変わらなかったので、一度オステオパスに行ったけれど、効果無し。 むしろ背中をコキコキっとやられて次の日には背中上部まで腫れてしまった。

いつもの先生はまるで魔法のように治してくれる。 この中国人の先生はコロコロと太めの身体に人なつこい顔。いつもニコニコして中国なまりの流暢な日本語を話す。 アラブの王族が旅費,滞在費全額持ちでわざわざ呼び寄せ出張を頼んで来るというから、腕は確か。 オノ・ヨーコさんもいらしたそうだ。鍼、指圧にリフレクソロジーも足して90分のコースが最近のお気に入りだけど、今回はとりあえず腰の治療という事で、鍼とマッサージで治療してもらった。

やっぱり最初からここにくればよかった。 
でもあの時はとにかく痛かったから、バスや電車を乗り次いでピカデリーまでは出かけていけなかったんですもの・・・・ まあ、一回だけですべてが解消される訳じゃないけど、とりあえず「痛あ〜い!!」という感覚がなくなるだけでも生活が楽になる。 合う,合わないは人によるというけれど、昔から私は鍼とマッサージのお世話になってる。

最初は劇団時代、ダンスで捻挫して、それでも躍らなくちゃいけなくて、とりもなおさず動けるようにしてもらう為にスポーツマッサージのクリニックを紹介してもらった。 プロの野球選手やサッカー選手が専属で来ている所だった。やっぱり私の身体は鍼無しじゃこの先もやっていけないのだろうか・・・?鍼中毒・・? でも本当に楽になるのよ! ハリ大好き!

日本行きまであと1ヶ月。今月の芝居は「エクウス」「コリオレイナス」の2本の予定だったのが、急遽もう1本入れてしまった。 本当は日本から戻ってから公演終盤に行こうかと思っていたのだけれど、なんだかそれまで待っていられなくなってしまった。Christopher Hampton「Total Eclipse ー 太陽と月に背いて」。今回の演出は昨年日本で市村正親+藤原竜也の2人芝居を演出したポール・ミラー氏。 場所はちょっと変わっていて、旧チョコレート工場だ。このMenier Chocolate Factoryは、昔の菓子工場を改装して、今はギャラリー、レストラン、劇場、リハーサルルームを有する建物だ。 場所はちょっとはずれてLondon Bridgeの近く。

ハンプトンがこの戯曲を書いたのは、なんとわずか21才の時。彼は20才の時に始めて書いた作品がWest Endで上演され、これがウェストエンドでの最年少戯曲作家の誕生だった。「太陽と月に背いて」は彼の2作目の戯曲だ。 今回のヴェルレーヌ役にはローレンス・オリビエ賞を受賞したDaniel Evans。急に5月まで待っていられなくなって、ウェブでチケットを取ってしまった。

そういえば、藤原竜也君がこの作品を好きだ、やりたいと言っていたっけ。 今ロンドンに来ているそうだから、去年一緒にやったポールさんの演出だし、きっと観に行くんだろうな。昨日初日が開いたばかりだけれど、公演は5月下旬まで。デカプリオの映画版を観た時は、本当に彼を「すごい」と思った。私にとってはDicaprio at his bestだと思ってる。
このランボーを演じた時のデカプリオを観た時、「この子なら、ジルベール・コクトーが演れる」と思った。(注・竹宮恵子さんの漫画、「風と木の詩」

桜が咲いたと思ったら、昨日今日となんだか雨だったりして悲しくなる。春のはずなのに春らしくない・・・でもあと1週間でイースターだし、来月末には日本行きが待ってる、、、もう少しだあ〜〜!!

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熱を出したのは私だけではないみたいです!

インフルエンザが流行ってるみたいで、今週はWest Endのシアターでも主役俳優が倒れるというケースがあった。 Understudy というのは、日本語でいうところの「代役」だけれど、ちょっとニュアンスが違う。大抵の舞台では主役クラスの役にはアンダースタディーがいる。「代役」というと、いかにも急遽取って変わった俳優が数日で舞台を仕上げるという感じだけれど、正式なUnderstudy,あるいはStandbyと呼ばれる人たちは最初から主役の「いざという時の交代俳優」としてキャスティングされている。

出演者の比格的多い芝居の時は、普段はマイナーな役にキャスティングされている人が、いざという時の主役のアンダーになっている事が多い。出演人数の少ない芝居では、普段は舞台には出ないけれど,いざという時の為に常に控えている役者が別にいて、Standbyと呼ばれる。この、アンダースタディー、あるいはスタンドバイと言われる人たちこそ、実際の主演俳優よりも厳しい現実を背負っていると言える。

そもそも、リハーサルの間、アンダースタディーの為の稽古というのは、ほとんど無いのが実態だろう。もちろん万が一の為に支障が無い様、合わせ稽古のようなものはするのだろうけれど、アンダースタディーの為の稽古期間なんて、ほとんど無い。 実際には、主役の稽古を常に観ている事で台詞の位置や舞台での動きを覚え、ほとんどの場合は全くないであろう万が一の出番に備えるのだ。 精神的にも技術的にも、これはとても厳しい。ほとんどのスタンドバイのケースは、毎日劇場入りして開演を待ち、無事に1幕が終って2幕に入り、もう大丈夫だろうと思われる頃に帰るという毎日だ。出番がある事のほうが遥かに少ない

アンダースタディーの場合は、自分の役をやりながら主役の動き、台詞も覚えなくてはならないので、余計に負担が大きい。 万が一アンダーが代役で立つ場合には、他の脇役も順にカバーしなくてはいけないので、全体の芝居にも関わってくる。

今週、2つの舞台で代役劇があった。ハリー・ポッターのダニエルが出ている「エクウス」のもう一人の主役、精神科医役のRichard Griffithsがインフルエンザの為休演を余儀なくされた。 代役に立ったのは、スタンドバイのColin Haigh。この芝居は幕が開いたばかりだ。2週間のプレビュー(公開舞台稽古)期間を終えて、先週初日の幕を開けた。このプレビューの間にも調整が繰り返され、最終的に芝居が固まったのは初日直前だったそうだ。 このため、代役のColinの為の合わせ稽古は先週の木曜日から数回しかできていなかったそうで、急に舞台に立たなくてはならなかたColinは最終決定の台詞を書いたノートをさり気なく手に持っての舞台になってしまった。これは、本当にプロとしては屈辱的な体験だったろう。スタンドバイの辛さの典型的な例だ。

初日以降のお客は、シビアだ。プレビューの間はチケット代も其の分安いので、多少の事は気にしない客が多いけれど、初日が開いてからは、チケット代分の芝居のレベルをキープしなくてはならない。 それがプロの仕事だから・・・・アンチョコ片手にアンダーの役者が舞台に出て来た日には、チケット代の返金を要求する客もいる。支払った分の見返りを受けられなかった観客の当然の権利という訳だ。

アンダーからチャンスをモノにしてスターにのし上がった人たちもいる。古くは、アントニー・ホプキンズ。彼はローレンス・オリビエのアンダーだった。「オペラ座の怪人」で主演していたサラ・ブライトマンが盲腸で緊急入院した際、コーラスガールの一員だったクレア・ムーアがオーディションで一時代役に選ばれた。 彼女は其の後サラの契約が終了後、正規にクリスティーン役で舞台に立ち、2年後に「ミス・サイゴン」で米兵クリスの妻役のオリジナルキャストに抜擢された。

「エクウス」のColin Haighとは対象的に、やはり今週インフルエンザで倒れた主役に代わって「サウンド・オヴ・ミュージック」の舞台に立ったアンダーのSophie Bouldは、スタンディングオベイションを受けて絶賛された。
イギリスの観客が立ち上がって拍手をする事は実はあまり無い。 イギリスの観客は、舞台が良かっただけでは立ち上がらない。口笛や指笛を鳴らし、拍手の手を頭の上まで上げて「よかったぞ〜!」という気持ちを表すのが通常で、立ち上がるというのは、もっと「敬意を表するに値する」ものを認めた時だ。

坂本龍一さんが世界的に活躍し始めた頃、「イギリスの観客を立ち上がらせる」というのをひとつの目標にしている、と語っていた時期があった。それ程イギリスの観客は滅多な事では立ち上がらない。

もう10年以上前、観に行ったミュージカルで主役が舞台でばったり倒れるというアクシデントがあった。主役はイギリスでは人気の女優さんで、観客は皆彼女目当てでチケットを買ったと言って良い。開幕して15分位の頃だったか、いきなり彼女が舞台で倒れてしまったのだ。

一緒に舞台に立っていた共演者達も一瞬凍り付き、すぐさま幕がひかれ、場内がざわつく中アナウンスが入った。「スタンドバイを代役に立てて、15分後に再開します」という。15分後に舞台は再開され、とても楽しいステージだった。 この時のスタンドバイの女優さんは、其の後テレビのコメディーシリーズで一躍人気になり、其の後はWest End の舞台やテレビで幅広く活躍している。

あるかないか解らないチャンスの為に待機しているのが、アンダースタディーだ。たまたま巡ってきたチャンスを生かす事ができる機会は本当に少ない。 でも、いつでも主役に代われる実力と精神力を備えた役者は沢山いるという事だ。ほんの一握りのチャンスの為に死にもの狂いで努力している役者達がどれだけいる事だろう。彼等すべてが陽の目を見るとは限らない。名前も知られずに終ってしまう人達がゴマンといる。厳しい、本当に厳しい世界だ。


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やっと出る!

7月21日の午前0時に発売開始になる、Harry Potter and the deathly hallows. 待ちに待ったハリー・ポッターシリーズの最終章だ。
作者が明かしたところによると、2人の主要人物が死ぬ運命にあるようで、それが誰なのか憶測が飛び交う。毎回Harry Potterの新作が発売される日は、格地でイベントが開かれ、夜中の12時と同時に一斉に本の発売が開始される。 眠いのを我慢して起きていた子供達が、12時と同時に本を手に入れて、明け方までかかって読みふける。

Amazonで、今予約をすると、発売日に自宅に配達されるようになっている。価格も約半額だ。 でもこれには落とし穴があって、一冊だけを頼むと送料がかかる。別にウェブサイトじゃなくても、普通に本屋さんに行けばどこでも同じ様な50%オフの値段ですぐに買える。7月21日は土曜日だ。私の仕事場の近くには、何故か本屋がない。でも確か大手のスーパーでも販売していたはず。多分Morrisons(大手スーパー)でも売ってると思うので、お昼休みにでも買いに行けばいいかな。

面白いのは、Harry・Potterシリーズには、装丁に子供向け、大人向けの2種類があり、私は一応いつもAdult Editionで買っている。別にどうって事はないんだけど、やっぱり本の装丁って、電車の中で読んだりする時には多少気になるもので。 出たばかりのHard cover はまさに辞書か聖書か、、?という位分厚くて重たいけれど、Paper backになるまでにはまた1年かかるので、やっぱり待てない・・・!

6巻の最後で、スネイプがダンンブルドアを殺した時の、ダンブルドア校長の最後の言葉、『Please』は、正反対の解釈があり、「頼む、殺さないでくれ」と、「頼んでいた通りにやってくれ」の両方の意味に取れるわけで、私は後者だと信じてる。スネイプは嫌な奴だけど、ダンブルドア校長の信頼をあそこまで維持しているという事は、それなりの何かがあると思うのです。

さて、Harry Potterの映画版で一躍すっかりHarryとして定着してしまった俳優のダニエル・ラッドクリフ君ですが、いよいよWest Endの舞台デビューが始まりました。 ピーター・シューファー作の「エクウス」。ロンドンでは30年振りの再演。6頭の馬の目をアイスピックで突き刺すという、猟奇的事件を起した17才の少年の繊細な心理を描いた作品。先日の初日には、イギリス演劇界からも多数の人が観劇したようだ。私がジェシカ・ラングの「ガラスの動物園」を観に行った時、丁度隣の劇場で既にプレビューが始まっていて、「ああ、もうすぐ初日だなあ」と思っていた。

プレスナイトの劇評は一環してかなり良い。子役出身で、ハリー・ポッターの名があまりにも大きくなってしまったダニエルだけれど、完全にイメージを払拭して、舞台できちんと演じる事のできる役者である事を証明してみせた、という評がほとんどだ。初日には、終演後にティーンエイジャーのファンが楽屋口に押しかけてしまい、他の出演者達も楽屋から出られなくなってしまう一コマもあったようだ。 全裸のシーンもあり、17才の少年にとっては、かなりの冒険といえる舞台だけれど、どうやらハードルはクリアした感じ。私は4月に入ってから観に行く。楽しみです。

ダニエルはどやらハリー・ポッターの映画に関しては、全作続投するようだ。この映画版は、実は本当に贅沢な配役がなされている。1作目から、イギリスを代表する実力派俳優が総出演しているのだ。新しい古典」ーこれからの時代に、末永く愛される作品として残っていくであろう新作、、、、そんな歴史的現象に立ち会えたというのは、嬉しい事だ。7月21日、楽しみにしてます!!


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参った〜・・・・久しぶりで39.5度まで上がりました、、、ちょっと死んでました、、、

月曜日の朝,間が覚めた瞬間に、片方の鼻が完全に詰まっているのを自覚して、「ヤバいかも・・」とは思ったんだけどね〜 仕事中はもう2ー3分毎に鼻をかみっぱなしで、顔はヒリヒリするし頭はぼ〜っとするしで、どんどん気分が悪くなっていく・・・・ 夜は芝居を観に行く予定で楽しみにしていたので、「どうしようかなあ〜」と不安になる。夕方にはゾクゾクし始めたから、「熱が出るかな?」と思ったけれど、とりあえず劇場へ向かう。この時には「もし芝居がつまらなかったら、幕間に帰ろう」と決めていた。

ジェシカ・ラング「ガラスの動物園」。テネシー・ウィリアムスは特に好き、という作家ではないけれど、かれの芝居は演出や役者によってすごく面白くもなれば、つまらない事もある。ジェシカ・ラングのガラスの動物園はニューヨークでかなり絶賛されたそうで、だから一応期待していたのです。

で、すごく良かった!
 もうかなり前に観た「ガラスの動物園」は、こんなに面白くなかった。足のちょっと不自由な、極端に内気な娘の為に、なんとか男性を引き合わせようと愚かな計画を立てる母親。娘の兄はずっと彼女の面倒を見て来たけれど、そろそろ家を出て違う仕事をしたがっている。家族にも言えずに学校をドロップアウトしてしまった娘は、自分に負い目を感じ続けて、ガラス細工の動物をコレクションにしている。そのガラスの動物園が、彼女の世界なのだ。そこから彼女を引きずり出そうとしてしまった為の悲劇、、、娘を愛しているからこそ愚かな策を立てて、逆に娘の世界を壊してしまう母親。妹を母を大切に思いながらも、自分の世界を持ちたいと思っている兄。

特に2幕での娘のローラ役のAmanda Haleは本当にガラスのような透明感で、存在そのものがすごく繊細だ。で、プログラムを観たら、、、RADAの卒業生だった、、、流石です。ジェシカ・ラングは、「愚かな母親」をすごく可愛らしく演じてる。一幕での「もう解ったよ〜 ちょっと黙っててよお母さん!」と言いたくなるような口うるさい母親と、2幕で娘よりも娘らしく浮き浮きしてしまう可愛らしさ(愚かさ?) 登場人物が1幕3人、2幕4人というチームワークがとてもうまくかみ合ってる。

ちなみに役者の台詞はすべてアメリカアクセント。最初はジェシカ以外の役者も向こうから連れて来たのかしら、と思ったけれど、彼女以外の役者はすべてイギリス人。 このアメリカン英語は実は劇場中がそうだった。プログラムを売る人、チケットを切ってくれた人、席へ案内してくれた人、休憩の時、女性トイレが長蛇の列になったのを見兼ねて「反対側にもありますよ、そっちのほうが空いてます」と言いに来てくれた人、アイスクリームを売ってる人、みーんなアメリカのアクセントでしゃべっていた。 芝居の為の雰囲気作りが、劇場に1歩入った時から始まってる。これにはちょっと唸りました。やっぱりね、テネシー・ウィリアムスですからね〜

実は終る事にはやっぱり熱が出始めた感じで、ちょっと帰りがつらかったけど、頑張った価値ありました。
で、其の後はもうダウン!です・・・・

実はイギリスに来て、最初にGP(ファミリードクター)に行った時、「少し熱があるんです、37.5度くらい」と言ったら、「ああ、普通だね」と言われてびっくりした。「ええ〜!私の平熱は36度ちょっとなんですけど」と心で叫びつつ、「そうか、イギリス人は平熱が高いのかあ〜」と妙に感心したりして・・・

これは実は熱の計り方によるものらしい。日本では体温計を脇の下にはさんで計るけれど、こちらでは口の中で舌の裏にはさんで計る。こうやって計ると、脇の下よりも7-8分高くなる。一般に平熱が37度位というのが普通だ。昨日はずーっと39度を超えていたから、かなりつらかったけど、3時間位前からやっと元に戻ってきたので、こうして久しぶりに更新してるわけですが、ちなみに今の体温は、舌の裏で37.2度、脇の下でも計ってみると36.4度。よかったよかった、、、、(・∀・)

明日はどうしても仕事に行かなくちゃならないので、午後のうちに熱が下がってくれなくちゃ困ると思ってたのです。二日間寝込んでると、仕事に復帰する前に準備が必要だし。 何しろ髪はベタベタ、顔はガサガサ、何度も汗をかいてるからゆっくりシャワーで身繕いしないといけないしね。 夜の間は少し身体を起こして動いてないと、フラフラしちゃうし・・・ 背中も腰も異常に痛い!! 以前は考えなかったけど、お年寄りが高熱で亡くなっちゃうって、、なんだか、ちょっと解る気がするわ〜〜〜

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昨日、レイフ(Ralph Fiennes)の映画を観た後考えた。

芝居を観に行く時はいつも先にプログラムを買う。でも開演前には開けない。
1幕を観て「あの人は・・?」と思った役者を幕間にプログラムでチェックする。
私が「上手いな、」「良いな」「凄いな」と思った役者さんの経歴にRADAの文字がある場合が多い。

Royal Academy of Dramatic Art という王立の演劇養成所は創立して100年以上経つ、イギリス屈指のエリート演劇養成所だ。 他にも、LAMDA、CSSD、Guildhall等、有名な養成所はいくつもあるし、West Endで活躍する人達は、皆一様にそういった場所でプロの俳優修行を積んできている。ただ、どうやら私が個人的に「良いな」と思う俳優達がRADA出身者である事が多いみたい。

じゃ、何がどうで「この人、、、?」って思うのかというと、はっきりと定義がある訳じゃないんです。 ミュージカルを観てピンときた人達もいれば、普通の現代もののプレイだったり、あるいはシェイクスピアみたいな古典劇だったり、思う人はいろいろです。

ビビアン・リー、ケネス・ブラナー、アントニー・ホプキンズ(彼の名前はアンニーです。アンニーではありません!)マイケル・ケイン、ロバート・リンゼイ、ピーター・オトウール,フィオナ・ショウ、ショーン・ビーン、ジョナサン・プライス、ジュリエット・スティーヴンソン、アラン・リックマン、etc,,,etc,,,,   こうやって並べてみると、クラシックに強い人が多いのかな・・・と気付く。

古典劇を、ちゃんと演じきる技術をしっかり持っている人が多い。 だから卒業後、RSCで名前を観たり、映画やテレビでもクラシックな芝居を演じて、光る事ができる人達。
例えば半分うとうとして眠りかけたような状態で観ていても、台詞がストーンと耳に入ってくる。一言一句がその場で書き取れる程はっきりと子音のひとつひとつまで解る。 そんな台詞の技術をちゃんと見せてくれる人達。

呼吸の使い方や声のコントロールがきちんとできない人が古典劇をやると、ひどい目にあう。 いくつかそういう悲惨な舞台も観た。膨大な台詞に溺れてしまってアップアップしながら台詞を言ってると、今度は身体がガチガチになって、棒立ち、酸欠のまま延々3時間もわめき続ける事になる。

まあ、そこまでひどくはないけど、、、と言いたい所だけれど、それを楽にこなして見せるのが役者の仕事なのだから。 舞台で役者が苦しんでるのがわかってしまうと、こっちも息苦しい数時間を過ごさなくちゃならない。

シェイクスピアなんかは、演出的にはかなり古典の域を脱してしまっている物も多く、台詞がちゃんと出てくれば、現代に近い感覚で演じられるパターンが増えてきているので、本来の古典的な芝居をきちっとやってくれる俳優を観るとホッとする。「ああ、この人できるな」と思うと安心して観ていられる。

2ヶ月位前だったかな、今までのいろんな「ハムレット」を集めて特集した番組があった。沢山の俳優達による様々なハムレット。「くずし過ぎだよ〜」と思うものから、正統派まで本当にさまざま。 年齢も23才から60近い俳優達が演じたハムレットを比べる番組。

チャーミングだったのがレイフ・ファインズ。王妃とのシーンは繊細で素敵だった。観たかったなあ〜彼のハムレット・・・!(戯れ言ですが、彼は王妃役をやった20才も年上の女優さんと9年間同棲してたのですよ・・・)

昔は、RADAはそのクラスの内容を全く外部に見せないと言われていた。入るだけでも競争率は60倍とも70倍とも言われ、入学が許されるまでに何度もオーディションと面接が行われる。 入れただけで、イギリス演劇界のエリート切符を手にしたようなものだ。ただ、その内容についてはほとんど知られていなかったのだけれど、最近は少し変ってきたのかもしれない。日本でも昨年、東京と金沢でRADAの講師によるワークショップがあったようだし。

何といってもびっくりしたのは、10年くらい前に始めた、「日本人のプロの俳優達のためのワークショップ」だ。何で? なんで日本なの・・・

ただでさえ入るのは狭き門なのに、英語がネイティヴに話せなかったらおはなしにならないのが当然なのに。わざわざ日本人のためのショートコースをRADAがやってくれるなんて??  それだけ日本には、基本的な訓練法を教えてくれる所が無いという事か・・・?それにしても、どうしてそんな事が実現したんだろう・・・?

何年か前に無くなってしまった、この日本人俳優の為のショートコースが今年から復活するみたい。 思うのは、藤原竜也君なんてマジでこういう所に参加すればいいのにな。秋にまたシェイクスピアを演るのだし。 プロの俳優対象っていう事で、オーディションが無い代わりに、本人を知る演出家からの推薦が応募条件という事なので、蜷川さんの推薦なら間違いないんじゃないのかなあ〜〜 滅多にないよね、こんな機会は。普通のRADAのコースには逆立ちしたって入れないんだから・・・・・

藤原竜也、24才、舞台経歴、「エレファントマン」「ハムレット」「ロミオとジュリエット」「オレステス」と並んでて、蜷川幸雄推薦だったら、まずOKなんじゃない? 1ヶ月で50万だし・・・? なんて、、、、

やっぱり俳優になる為の職業訓練システムが、日本には無さ過ぎるのが悲しい。 スタニスラフスキーシステムアレキサンダーテクニックといった、身体を演じるための媒体として訓練するっていう方式がもっと浸透して、プロの技術を持った名優がどんどん出て来て欲しいよね〜〜



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このブログを覗いてくださった皆様、良いお正月を迎えられたでしょうか?
今年もよろしくお願いいたします。このブログの相棒、のあ君にもよろしかったらお年玉をあげてください。

さて、今年はどんな年にしようか、、? もっと芝居も観たい。日本に帰った時はなるべく沢山の人と会いたい。彼となるべく喧嘩したくない(ほとんど毎日、、、ー 疲れます)仕事はプロ意識を持ってしっかりやる。あと4キロ落とす! う〜ん、、、進歩ないなあ〜〜〜毎年そう言ってないか、、、?(影の声

で、まず手始めに、1〜4月の間の芝居のチケットを4本取りました。

私の大好きな女優さんで、Frances Ruffelleという人がいます。日本では名前を言っても解らないと思いますが、ミュージカル「レ・ミゼラブル」のロンドン初演キャストで、エポニーヌ役を演じ、その後ニューヨークでも同じ役でトニー賞を取った、といえば、「ああ、そういう人か」と思って頂けると思います。
彼女は女優というよりも、シンガーとしての活躍の場が多い人ですが、独特の声の響きは、一度聞いたら忘れられません。

彼女が久しぶりに、リバイバルミュージカルの「Over Here!」という舞台に出る、と聞いてとても楽しみにしていたのですが、公演がドタキャンになりました。正確にはドタ延、、、延期という事です。で、上演されるはずだったApollo劇場で代わりに入った演目が、オスカー女優、ジェシカ・ラング主演の「ガラスの動物園」。

う〜ん、ジェシカ・ラング程の人が主演する公演が、急に決まるっていうのも変なので、会場争いで追い出されたのかしら、、、?「ガラスの動物園」が入らなくても、元々49公演限定という事だったので、きっと劇場使用上の都合だろうとは思うのですが・・・

West Endの劇場は人が入る限り続くので、いつ終るか最後の数カ月にならないと解りません。 だから一つの公演が終わりになるタイミングをつかんで新しいプロダクションを売り込むのは、きっと裏で壮絶な争奪戦があると思うのですが、どうなんだろう、、?

昨年カナダのトロントで初演された大型ミュージカル、「The Lord of theRings」は、当初の予定では今年1月に、ロンドンのDominion劇場でやっている「We Will Rock You」が幕を閉じた後にプレミア上演となるはずでした。
ところが、We Will Rock Youのプロデューサーが、「やっぱりもっと続ける」と発表したために、上演場所を失い、カナダのトロントで初演となりました。制作企画から4年半も経っていたそうです。

今年5月にDrury Laneで無事ロンドンでも幕を開けますが、トロントでの劇評は今ひとつ、、、、今までのミュージカル史上最高の制作費という事で、上演時間もギリギリしぼって4時間弱とか。
劇場がDominionやDrury Laneというだけで、スケールの大きい舞台だという事がわかります。(どちらの劇場も大きくて、舞台も広い)原作本や映画が、どちらも歴史に残る名作になってしまったThe Lord of The rings. カナダの劇評家達の目が厳しくなるのも当然だろうなあ〜〜

という訳で、Francesの次の舞台は何時、何処で、、?と思いながら、しっかりと2月にJessica Langの「ガラスの動物園」観に行きます。

おっと〜、その前に「The History Boys」だ。これは数年前にロンドンのNational Theatreで初演され、その年のオリヴィエ賞を総ナメにし、その後N.Y.のブロードウェイでもトニー賞に輝いたイギリスのスクールボーイズ達のコメディ。実は秋に映画版が公開されたばかりで、こういうケースも珍しいかも。まあ、一応再演になるわけで、West endでの再演前に映画で人気を出しておくっていう戦術だったのかもしれないけれど。
日本での映画公開は未定だそうですが、結構後になって公開されたりする事もある様ですので、もし目にしたらチェックしてみてください。

リバイバルミュージカルの「The Producers」は、丁度舞台での再演が大好評で、キャストも充実していて盛り上がっていた為、去年作られた映画バージョンはロンドンではほとんど話題に上らなかったっけ。舞台上演中の作品の映画版が同時期に公開される事って、ほとんど無いですし。
私も、映画が公開されたのを覚えていない。気が付いたらレンタルになっているみたいなので、借りてみようかな・・・

4月はハリー・ポッターことダニエル・ラットクリフ君の「エクウス」と、蜷川さんの「コリオレイナス」が来る。5月から「The Lord of the Rings」かあ〜。前評判はどうあれ、やっぱり観にいきますかね。


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私は大のハリー・ポッターシリーズファンです!

1作目から「これは面白い!」とずっと読み続けてきました。最初は文庫版(Soft cover)を買っていたのが、最新刊が出るともう待てなくなって、「辞書か聖書か、、」というくらいの分厚くて重たいHard Cover版を1時間強の通勤電車で読みふけったものです。
第6巻がでてから早2年、、、来年あたりは、作者が「最終章」とする第7巻が出る事を期待して、ひたすら結末を待ち続けているアダルトファンです。

で、映画版で第1作からHarryを演じてきたDaniel Radcliffe君が、来年ロンドンの舞台で「Equus=エクウス」という芝居に主演する事が決まりました。なんと、ロンドンでは30年振りの再演という、「アマデウス」書いた、ピーター・シェーファーの戯曲です。

エクウス」なんて言っても、どれだけの人が知ってるんだろうか、、、??

日本では市村正親さんが劇団四季時代に演じて以来だから、やっぱり25年位前かな?、、、あれ?最期の再演が82-3年だったかな?
イギリスでの舞台初演以来ブロードウェイでも主役のAlanを演じてきたPeter Firth と、精神科医役にRichard Burtonで映画化もされました。

17歳の少年が、何頭もの馬の目をアイスピックで突き刺すという、実際にイギリスで起こった事件を素に書かれたshockingでsensitive な戯曲です。日本では市村正親さんが全裸になって演じたこの役、(絶妙な証明でうまく見えなくは工夫してあった)、舞台上の一部にも客席を作る、という演出も当時話題になったっけ。

Harry PotterからEquusというのは、なんて飛躍した役だろう、、、

半分子供向け魔法学校の物語から、いきなり繊細で屈折した精神を持つ17歳の少年の話。
子役出身のDanielにとって、大きな転換期になる事は間違いない。
主役のアランと、精神科医の役は早速発表されたものの、アランの両親や恋人のジル役はまだ発表されてない。ちなみに精神科医役は、昨年「The history Boys」という芝居で、イギリスで最も権威ある舞台芸術賞、ローレンス・オリビエ賞の主演男優賞を貰ったRichard Griggiths氏だそうです。このThe history boys は映画化されて、今まさにイギリスでは公開中ですが、もし日本でも公開されるようでしたら、是非観てくださいませ!舞台で絶賛され、映画になったものです。

ロンドンのWest Endの劇場で上演されるプロダクションは、基本的にロングラン制です。大抵の場合は最初の契約は6ヶ月とかで、入りが良くてチケットがさばければどんどん延びる・・・・その代わり、あまりにも極端な場合は、幕が開いて数週間で、「打ち切り発表」なんて事もあります。
正式な初日の前2週間くらいは、「プレビュー」と呼ばれるいわゆる舞台稽古期間で、この間は「通し稽古を実際に観客に観てもらって、反応を観て最期の仕上げをする期間」。プレビューの間はチケットの料金が安いです。この間に芝居が変る事もあるんだろうけど、実際にはもうほとんど仕上がっているわけで、本番が「高すぎる」人にはお得です。

そしてプレビューの後に「プレスナイト=Press Night」。新聞や雑誌関係のプレスをまとめて招待して、できあがったほやほやの舞台を披露します。これは本当に恐ろしい瞬間なんじゃないだろうか 
つまり、翌日の新聞で、各紙一斉に絶賛されたり、こき下ろされたりするんですもの・・・
この一夜の仕上がりがそれ以降の評判を左右してしまう。

で、すごいのはここから、、、、




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先週の「Death Note 前編]」テレビ放映はなんと視聴率24%超えの勢いだったそうな・・・
そういえば、映画って昔は劇場公開されてから半年はテレビ放映ってできなかったんじゃなかったっけ?今はそんな事もないのかな。DVDとかにどんどんなっちゃうしね。

妹は夏に映画館で観て「思ったよりもうまくできてて、面白かったよ」と言っていた。根強い原作のファンがいる作品は映画にするのは厳しいものがあるのは当 然。でも聞いた限りでは映画の評判は結構良い。今週は後編の公開で、香港でも結構な騒ぎだったとか。多数の国から公開オファーがあるようだけど、さて、イギリスでの公開はどうなんだろう、、??

こちらで普通に日本の映画が公開される事も、たまにだけどある。北野武監督作品はこちらでも人気があるし、少し前はホラーものとかもあった。 一部の映画館でしかやらないものは、なかなか観に行くのも難かしいけど、気が付くといつの間にかDVDになってたりする。「バトル・ロワイアル」や「御法度」「座頭市」なんかは、かなりファンもいるはず。

で、映画館公開されるはずだったのに、結局なくていつの間にかDVDになってたのが、「Battle Royale 2」だった。私はロンドン映画祭で追加上映があった時に観て、(確か11月)映画の本リリースは3月と聞いていたのに、やっぱりテロの影響だったと思うけど、一般公開はなかったみたいだ。丁度この国はアメリカと手を取って戦争してたからね・・・・・

ロンドン映画祭での上映は本当は土曜日の夜、それも11時からの上映一回だけの予定だったのが、  急遽追加上映が決まったのだ。2回目は日曜日の午後だったので、すぐにチケットを取って一人で観にいった。

まずびっくりしたのが、観客の8割方、いや、、9割近くが男性だった事! 結構マニアックな「深作ファン」がいるところにはいたのだ。それも20-30代の男性で、ガキはいない・・・と思ったら、そうだ、こっちでは18指定だからね。上映前にアナウンスで深作欣二監督の名前が出ると、場内に拍手が起こったから、やっぱり映画祭でこれを観に来た人達は、前作のBattle Royale もしくはそれ以前の欣二監督作品のファンが多かったんだろう。

でも上映が始まって、あちこちの場面で失笑が聞こえてくる・・・コミカルな笑いではなくて、失笑なのだ。 映画を作った側と観ている側のなにかが噛み合って いない笑い。終盤の「俺達は仲間だ」ムードには溜め息まじりの笑いが出始め、力先生の「トラーイ!」で爆笑、最期の秋也と拓馬が腕を交して別れるスロー モーションでも大爆笑が起きた

私はちょっといたたまれない気分で「これはどう評価したものか、、、」と考え込んでしまった。まず、自分がこの映画を好きかどうか、を決めるのに時間がか かった。 数カ月して、劇場公開の話を聞かないまま、DVDになっているのを発見。 後になって、日本からリベンジヴァージョンのDVDを買って観た時、「あ あ、このヴァージョンで公開してればずっと良かったのに」と思ったっけ。リベンジのほうがずっと解り易いし、伝わってくるものがあった。




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