見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

カテゴリ: 音楽


いや〜、いったい今年のX Factorはどうしちゃったんだ?! っていうくらい波瀾続きですな・・・
そろそろ大詰め、これからクリスマスに向けてまっしぐらの決定戦に入ったはいいけれど、もうこれで何度目の交代劇か、、、? X Factorのオーディションは大きく分けて4段階(放映されない部分も入れると5段階)。

 公開オーディション→(実はジャッジ達の前で歌うこのオーディションの前に、プロデューサー/番組スタッフらによる選考オーディションで、何万という応募者の中から番組放映にふさわしい人達があらかじめ選ばれる。)

 ブートキャンプ→ 本当にプロとして歌う歌唱力があるか、ステージに立つ精神力やプレセンテーションがあるかを試される。いろいろなジャンルの曲を聴衆の前で歌ってはそのつど審査される。

3 ジャッジの家→8人にしぼられた各々のカテゴリー(合計32人/組)がジャッジの自宅で合宿しながら歌唱力、精神面、メイクやファッション等のアドバイスを受けながら磨きをかける。

4 ライヴショウ→各カテゴリーから4人が本戦のライヴショウに選ばれる。このライヴで毎週民間投票によって一組ずつ落とされて行き、ファイナルで勝者が決まる。

最初のオーディションでジャッジ達からYESをもらった人達はその後、ブードキャンプと呼ばれる、おそらくX Factorのプロセスの中で一番厳しい数回のパフォーマンスオーディションで大半がふるい落とされる。4人のジャッジが各々指導を受け持つ事になる4つのカテゴリー、Boys, Girls. groups, Over25s に8人/組ずつが選ばれて、ブートキャンプの後は各々のジャッジの家で合宿しながらライヴショウ=民間投票の段階への最終選考に挑むのだ。何万人という応募者で始まったのだから、ジャッジの家まで残れたら、それだけでも素質ありと見なされたと言って良い。

ところが今回、このジャッジの家に呼ばれた人の中に、数カ月前に喧嘩沙汰で警察のお世話になってしまった人がいた。罪そのものは重いものではなかったものの、犯罪歴がついてしまった為にアメリカへのビザが降りず、ジャッジの家に行かれなくなってしまったのだ。やむなくブートキャンプで落とされた中から補充という形で一人にカムバックが許された

ジャッジの家で各カテゴリー8組だったのが次の段階へは半分になる。4カテゴリー4組の16人が決勝のライヴに進むのだ。ところがこの後で、25歳以上のカテゴリーでライヴに残った中国系の女性が降りてしまった。彼女は太極拳のインストラクターで、オーディションではティナ・ターナー張りの迫力で歌い踊り、ド迫力パフォーマンスで度肝を抜くのが受けていたのだけれど、個人的な理由でライヴショウへの参加を前に降板。一度は落とされた4人の中から独りが選ばれて呼び戻され、ライヴショウへの出演を手にした

ライブは毎週土曜日。そして土曜日のライヴの後翌日の夜までが投票期間だ。日曜日の夜にはライヴで結果が発表され、投票数の低かった最下位2組がもう一度決戦の歌唱合戦を行って、このうちどちらを残すかはジャッジ達が決める。(ジャッジ達の意見が割れた時は実際のパブリック投票数で最下位の人が落とされる)。毎週一人、また一組と減って行く・・・

ところが今年は波瀾続き。最初の2週に残ったグループのうち、The Riskというメンバーの一人が急に脱退してしまう。このボーイバンドは実はブートキャンプの段階で、元々ソロとして参加していた4人をジャッジ達がブループにして結成されもの。カテゴリーの中で一番弱いグループは、ライヴに残った4組のうち3組が同様にジャッジ達によって即席に集められたので、団結力が弱い部分もあるのだろう。

仕方なく、2週目に落とされたグループからメンバーの一人がThe Riskに乗り換えて復帰。さらにもう一つの女の子グループの名前がチャリティー団体として存在している事が解り、混乱を避けるためとチャリティー活動の妨げにならないようにとの配慮で、グループ名が変更に。さらにこの週は、Girlsを受け持っているジャッジのケリー・ローランドが病気で一時アメリカに帰国、急遽代役のジャッジが入るという事態に・・・

先週ケリーは復帰し、順調に最終戦に向かうと思った矢先、素行が心配されていたBoysの一人が文字通りクビになってショウから去る事に! この18歳の男の子、容姿はもう間違いなくスター性充分で最初のオーディションでは「もうできるだけ沢山の女の子をモノにしたい」と豪語していたやんちゃ坊主。ところが歌唱力はどうみても他の人に比べて弱く、飲み歩いては女の子と乱痴気騒ぎを繰り返したようで、番組に参加するにあたってプロデューサーから約束させられた規則に反したという事で、一夜にしてクビになってしまった。(ドラッグが関わったという情報もあるので、そこはやはり国民的テレビ番組としては好き放題させるわけにはいかなかったという事か

これから毎週一組すつ減って行って、ファイナルで優勝が決まるという番組構成なのだから、一人足りなくなると番組がもたない、、、という事で、これまたカムバック劇 今回はライヴショウの1週目で落とされた4人のうちの一人を民間投票によって選ぶという形になった。投票は既に始まっている。土曜日のライヴで誰が復帰するかが開票され、選ばれた人は現在残った6人と共にライヴを行う。この4人にとっては運命の分かれ道の2日間だ。当日まで誰が選ばれるかは解らないので、4人ともライヴに備えて歌を準備しなくてはいけない。それでいて実際に戻れるのは一人だけなのだ

これだけアクシデントが続くとなかなか面白いっていうか、、どうなるか解らないっていうか、、、それにしても今年のファイナリスト達は皆歌唱力抜群で見ごたえがある。それも個性の違う人達ばかりなので、優劣がつけられない。誰が残っても落ちてもおかしくない。個人的には最初に目を付けてたジャネットがお気に入りだけど(こちらへ→)、他の人達もみんなそれぞれに魅力的だし、歌唱力やプレゼンテーションではもっとプロ級の人もいるしね。今年の行方は本当に解らないわ・・・

さて、今週末はX Factorだけじゃなくて、フィギュアスケートのNHK杯もある。なんとEurosportsがカバーしてくれるようで、ひととおり観られそうだ。嬉しいね〜〜、今までGPシリーズって観られた事なかったんだけど、単に見逃してただけだったのかな・・?
ドキドキしちゃうな、頑張れ〜〜!!


6月からずっと楽しみにしていた教授=坂本龍一氏のTrio Tour。前回、2年前の教授のコンサートはピアノひとつの素晴らしい構成で、本当に1音ずつしみじみと聴かせてもらった。(その時の感想今回は久しぶりのトリオ!なんといっても1996のトリオコンサートはもう今でも身体が震えるくらいの感動だったので、また新たにトリオでツアーをすると聴いてとてもとても楽しみにしていた

坂本さんは何度もロンドンに来ているけれど、コンサートに行く度に日本人よりも現地の観客が増えている。2階席のてっぺんまでぎっちり埋まった客席を見回したうちの彼が呟いた。「日本人がいっぱいかと思ったら、むしろほとんどいないね、、、?」もちろんいますよ!でも割合として絶対に少ない。10人に1〜2人くらいか・・・?

教授のピアノに、チェロはもう坂本さんとは長いつきあいのジャック・モーレンボウム氏、今回のバイオリンはオーディションで選んだというジュディー・カン嬢。ジャックさんのチェロはこの15年でずっとずっと深みのある音になっている。前回のトリオでは、バイオリンが本当に切れの良いガラスのようで、空気を切るような音だったけれど、今回のジュディーさんのバイオリンはとてもとてもソフトでデリケートな音を出している。(きっと坂本さんの注文が厳しかったんじゃないかなあ〜

舞台はシンプルなで、証明のスポットが白・の3色で音楽をバックアップする演出。ピアノの前に座った坂本さんを見て「教授も年取ったんだなあ〜〜」なんてぼんやり思ってしまう。初めての生演奏は武道館でのYMOの散開コンサートだった。そうだよね、年取るはずだわこっちも・・・ちょっと攻撃的だった若い頃のテクノミュージックから、本来のクラシックをバックグラウンドにした映画音楽の数々、そしてピアノへの里帰り、オーケストラからトリオ構成、、、坂本龍一の音楽を聴きながらもう半生以上の時間が経つ。いつも私の人生にあった彼の音楽

年と共に1音へのこだわりがどんどん強くなっていくような気がする。ちょっとの指の匙加減がものすごくデリケート。それは教授のピアノだけじゃなくて、チェロもバイオリンもそう。今回の曲構成は全体にスロウなアレンジで、序盤から数曲はひたすらゆったりしていたから、よく知らない人はちょっと退屈に感じたかも。でも何度も聴いた曲を違うテンポ、アレンジで聴くのが醍醐味なので、美しい音に耳を傾ける。今回、MAY in the backyardがとても良かった。チェロとヴァイオリンが1996の時よりも巧みにを表現していて、甘えたりすねたり、いたずらしたり、という猫特有の性格が見事に音になってお芝居のようだった

Forbidden Coloursやラストエンペラー、シェルタリング・スカイあたりの名曲はもちろん、私個人としてはHappy Endが嬉しかった!! ゆっくりテンポで始まったコンサートがどんどん心地よくなって、ひたすら終って欲しく無い。ずっとずっと聴いていたかった。アンコールは4回。パリでは千のナイフをやったんだね。う〜ん、聴きたかったなあ〜・・・? 1996と比べるとドラマチックさはかなり抑えられていたけれど、夜のしじまに・・・という感じがまさにピッタリの美しい音楽の夕べだった。1音の美しさ。教授の音のこだわりがここにある

鍵盤に耳を傾けた姿勢で、時々眼鏡を押し上げながら慎重に指で音をコントロールする坂本さんの姿を観ていたら、60になっても70になっても美しい音を弾き続けて欲しいと思ったよ、、、 黒い頬紅にルージュを塗ったテクノカットの坂本龍一はもう過去だけれど、もっともっと音楽をください・・・クラシックでも、ポップでもテクノでも、、、

ところでちょっと気になったのが、ホールのテラスにいた数人の人達。このRoyal Festival Hallは客席に入るドアでチケットをチェックするので、Foyerと呼ばれる劇場ロビーまでは誰でも何時でも入れる。実際カフェやバーは1日開いているので、ランチをしたり仕事帰りに一杯飲んで行く人も多い。客席に入るドアの横がテラスになっていてテーブルがいくつかあり、そこにラップトップを置いて座っている人が数人いた。劇場ロビーを図書館代わりに使ってるのか、、と思ったのだけれど、そういえば、このコンサートはUstreamでライヴ発信されていたのよね・・?

ひょっとしてこの人達、コンサート会場ロビーでウェブ中継を観ながらドア越しに漏れて来る音を聴いてたのかしら・・・?? 新手の無料コンサート? だとしたらあっぱれ
でもねえ〜〜、やっぱり音楽っていうのはその空気の中で聴くのは違うよね。耳から入って来るだけじゃない、空気を通して皮膚や髪からも音楽が入ってくるんだよ。それがやっぱり生の音っていうものじゃない?

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幸せ!!、、、大好きなんだ彼女

Frances Ruffelleのショウにやっと行けた。(フランセス・ルッフェルと発音しますが、日本語表記だとフランシス・ラッフェルになるみたい、、どっちでもいいか)このBeneath The DressというJazzyなショウは去年キャバレースタイルのクラブでやっていたのだけれど、行かれなかった。今年のエジンバラ・フェスティバルに参加して、その後ロンドンの劇場で一回だけ再演が決まった。本当はエジンバラまで行きたいくらいだったので、ロンドンでやる、しかも日曜日の夜という事でチケットをゲット

フランセスは元々子供の頃からショウビジネスの世界にいる人で、80年代にミュージカルで一躍スターになった。一番の代表作は「レ・ミゼラブル」のオリジナルでのエポニーヌ役。ロンドンに続きブロードウェイでも演じてトニー賞を受賞した。もっと前にはローラースケートで歌い踊るオリジナルの「スターライト・エクスプレス」で食堂車/ダイナを演じている

彼女を初めて「レ・ミゼ」で観た時の強烈な印象は忘れられない。というより、私は芝居を観に行ってあんなに大泣きした事は他にない。可哀想な役というだけでなく、彼女のが忘れられなかった。一度聞いたら頭から離れないような、そんなSomething very specialなものを感じた。「レ・ミゼラブル」の舞台自体素晴らしかったけれど、彼女は私の中で特別なお気に入りになってしまった。

その後も舞台で何度かフランセスを観たけれど、舞台/ミュージカル女優としてではなく、シンガーとしても活動している事は知っていた。彼女の声は元々とてもハスキーで、ジャジーなので、キャバレースタイルにはぴったりだ。なにかのインタビューで言っていた。「若い頃は自分のハスキーな声が嫌いで、訓練して息が混ざらない発声をマスターしました、そして生まれたのがエポニーヌの声でした」

確かに「風邪ひいてる?」と思うようなハスキーな声での歌と、ビリビリと響く少女のような声での歌と、同じ声なのに空気が違う。でもどちらも彼女の声なのだ。声だけじゃくて、表情にも多面性がたっぷりあって、彼女のショウはセクシーで、小悪魔的で、可憐で、お茶目で、あばずれで、無邪気でそしてすばらしくプロフェッショナルだった

小柄な彼女は45歳なのにどうみても27-8にしか見えない。なんといっても身体が若い。さりげなく歌いながらグランドピアノに乗る時も、両腕で身体を持ち上げて、そのまま両足をピンと伸ばしたままで90度にスウっとあげてお尻からスルッとピアノに乗ってしまった。歌いながら・・・すごい腹筋だ、、、!!このさりげなさ!! 歌いながら指の先、足のつま先まで神経が通ってる。すごいなあ〜〜・・・

1時間15分程のコンサートだったけど、すごく楽しかった! バンドの男性チームもクールだったし。「お客様を楽しませてます!」っていう見え見えな空気が全くなくて自然体。嫌みが全くない。こういうアーティストは珍しいよね。頑張りが主張されてないっていうのかなあ、、

女性アーチストで、「私大好きなんだ〜!」と自然に言える人って実はとても少ない。そうだなあ、、、矢野顕子さんと彼女くらいかな。自然体で飾らない天才的な才能、という意味では共通しているお二人。

45であれなら、私だってまだまだイケルかも・・・なんて思わず元気になってしまった。骨の髄までプロなんだろうなあ〜〜、そんな事は自分では考えもしない程・・・すごいなあ
一曲一曲がそれぞれ物語のようになっていて、いろんな女をいろんな表情で演じて行く。休み無く。前の曲とはガラッとかわって違う女になっているあたりはやっぱり女優。さりげないようでいて実はとてもうまく構成/演出されているのだ

3日前に発売されたばかりのCD=Imperfectly Meをダウンロードして聞いている。早速のお気に入りだ。でもCDは、はっきり言って彼女には役不足。彼女の声はCDで聞くより舞台で聴いた方が10倍はパワフルだから。

オリジナルの「レ・ミゼ」のOn My Ownを久しぶりに聴いてみる。もう24年前かあ〜〜・・・Youtubeから引っ張ってきました





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羽根ような雲が散らばっている。
右下にむかって白い鳥が長い尾を引いて飛んでいるように見えるのは私だけ、、?、、、っていうか、これ観て最初に思い出したのは、「ガッチャマン」の火の鳥なんですけどね・・!??


ここ数年で強く思っているのは、イギリスの空の色が年々変わって来ているという事。真っ青な空というのはほとんど無かったイギリスなのに、5ー6年前からか、時々日本で見るような青空が出るようになった。最初に口にしたのはうちの彼のほうだった、「日本の空みたいだ」と。一度お正月にかけて日本に行った時、ピリッと寒い冬の日に抜けるような青空と眩しい日の光がとても印象に残ったらしい。イギリスの冬はドヨ〜〜〜ン、、、とひたすら灰色で太陽を見ない日が1ー2ヶ月、、、というのが通常だから

今年は7月に夏らしい日々が続いて、青空にモコモコの白い雲、、という光景も毎日のようだった。この夏にイギリス観光に来た人は、とてもイギリスとは思えないような明るい写真が撮れた事だろう。灰色か白か、、という無色だった空を最近は毎日何度も見上げるようになった。

空を見上げながら歩いていると、他の人が「何かあるのか、、?」といった顔で私の見上げている方角を振り返ったりするふっふっふ、、、君に解るかい?あの空の色と雲の不思議が・・・? イギリス人には解んないかもね〜、、、季節感ゼロの人達だから

さて、そうこうするうちにまたまた始まった、「X-Factor」GBT(Britain's Got Talent)と違うのは、こちらはプロとしてすぐに売れるスターを探すというもの。毎年前半のオーディション段階では抱腹絶倒の珍パフォーマンスが見られるので、ストレス解消に爆笑するにはもってこいだ。全国オーディションの様子を編集したテレビ放映は昨日から。シリアスになる以前のこの段階が一番面白い。

今年は最初からなんだか強烈な人達が沢山・・・
上手い、下手の段階ではなくて、「いったいこれをどう評価したものか」どうにも判断のしようがない、といった人達・・・
あれ? X-factorには×ブザーは無かったっけ?もう2ー3分聞いているのも拷問、、、といった人達も!

この人なんて(→Youtube)、もう会場もジャッジもどうしていいか解らずに最後は笑うしか無い、、、?!なんだかフラストレーションの塊、シングルマザーの爆発!!というところか・・・?でも一次を通っちゃったよ??!

そんな中で、一番胸に響いたのがこの子(→YouTube)。5年前にシングルマザーのお母さんと2人の弟と移住してきたという18才の女の子。まだ未熟な中にも「何かになりたい、人から認められて話題にされるような何かに」という彼女の思いが溢れ出た2分間。歌い終わると「あんなに頑張ってるお母さんに、誰も何も返してあげない、だから私が何かをしてあげたい」と泣きじゃくる様子は、胸の中に抱えたいろんな思いがずっとずっと出口を求めていたのだと訴えかけて来る。これは演技ややらせではない、素直な思いだ。アマチュアのオーディションだからこその、心に訴えかけてくる一幕

クリスマスまで、どんな人が出て来て誰が優勝するのか、、、ちなみに2年前にファイナルレベルまで行った人達が最近活躍している。優勝はしなかったけれど、その後しっかりとスターへの足がかりを掴んだ一握りの人達。すっかり洗練されて、チャート入りしている。私の一押しだった人達も・・・誰がいつまで生き残るのか??


インターネットで探せない物なんか無いっていうくらい、あれもこれもと調べる事ができるのは本当に便利だよね。気になる事があるとササっと調べて、なんだかまたひとつ利口になったような錯覚に陥る事ができる
ところが、、、今回はホントに行き詰まった・・!!

ある曲の一部の旋律だけを知っている場合、どうやってその曲や作曲者を調べるか?

歌だったら歌詞の一部を検索にかければいいし、最近のヒット曲なら何時頃のとか、それらしいアーティストの名前を入れて探すという手もある。でもクラシックミュージックの出だしの15秒程だけを覚えていて、他に何の手掛かりも無い場合、どうやって見つけたものか・・・??

CD店でクラシック通そうな店員さんの前で口ずさんで聞いてみるしかないかー? でもイマドキのCD屋のスタッフが、本当に音楽通で、音楽をこよなく愛して働いてるとは到底思えないよねえ〜〜

「この曲知りませんか?」と口ずさんでる動画をyoutubeにアップして世界中に呼びかけるか・・・?・・・いやいや、誰もそんなクリップ観ないだろ〜! 検索ページを前に途方に暮れる。 今まで10年以上も放っておいた事なのに、気になり出したら見つけなければ気が済まない。私の中の執着心がムクムクと沸き上がって来るのを感じて、どうにも引き下がれない思いだった

交響曲なのかコンチェルトなのか劇曲なのかも解らない。手掛かりといえば、私は一時期この曲をVivaldiのFour Seasons(四季)の一部だと思い違いをしていた。後でフォー・シーズンズの中にこの旋律は無い事が解ってちょっと驚いたのだったじゃあ、あの曲は何だったの・・・?

ヴィヴァルディーと繋がるような曲調からするとやっぱりバロックか、、、?私が覚えてるのはオーケストラだったけど、チェンバロの音も合いそうだしね。ベートーベンやモーツアルトよりはもっと前な気がする。壮大なイメージの旋律だけど、ハイドンみたいにポジティヴな壮大さじゃなくて、もっと神経質なカンジだ・・・

で、引っぱり出しだのが、むか〜し、どこかのBook Clubに申し込んだ時に入会土産として送られて来たFavourite classical MusicというCD6枚組のボックスセット。これは、良く知られたクラシックの曲の有名なさわりの部分だけを集めた、いわゆるクラシックミュージック入門編のようなダイジェスト盤だ。6枚組で90曲程入っている

う〜ん、かなりの作業だけど、やってみる価値はあるかも。違うとわかっているものは省いて、出だしの2ー3秒だけを聞いては次から次へと飛ばしていく。モーツアルト、ベートーベン、ショバン、チャイコフスキー、違う! シューベルト、ストラビンスキー、メンデルスゾーン、だめだめ!シューマン、リスト、ハチャトリアン、グリーク、ラベル、バッハ、、、ちがうちがう!! ムソルグスキーに、マーラー、ハイドン、ヘンデル、ビゼーにプッチー二、ラフマニノフ・・・だめだ〜こりゃ!!全滅だあ〜〜!

やれやれ、、、という事で再びMacに向かう。ネットで今トライしたCDと同じようにいろんな曲のさわりだけを聴く事のできるサイトを見つける。100曲あるけど、よく見るとうちのCDに入ってたものと8割方はかぶっている。まあ、そんなもんでしょうね〜〜

根気よく似たようなサイトを他にも探して同じ作業=最初の2ー3秒で次へ飛ばすを繰り返す。そしてあるサイトで、かなりページの下のほうまで来た所で、、、
見つけたあ〜〜〜! これだあ〜〜!

ここではチェンバロで弾いたヴァージョンがアップされていた。オーケストラとは大分感じが違うけど、でも間違いない。最初の1秒で解った。飛び上がりながら確認すると、
Henry Purcell  「Rondeau-from Abdelazer」1695 とある。

やっぱりバロック期だ。しかもこのヘンリー・パーセル、イギリス人だよ。36歳の若さで亡くなり、ウェストミンスター寺院のオルガンの隣に葬られているそうだ。いや〜、探してみるもんだねー!もう10年以上も頭の隅に引っかかっていた事がやっと解明された。知りたい事を探す時はなんといっても忍耐と根気=やり始めたらドップリ深入りする性格が物を言う。ハマり易いですから私、、、得意ですわ!

というわけで、やっとみつかりましたHery Purcell(ヘンリー・パーセル)のアブデラザール(またはムーア人の復讐)より、ロンド


昨日〜今日はX-factorのファイナル、見ごたえがあった!
今年の優勝は私のfavouriteだった18歳のJoe McElderry.

最終に残った3人は本当に誰が優勝しても良いと思える歌唱力で、これまた3人3様にタイプが違うから比べられない・・・個人的にはJoeを押していたけど、最終決定戦に残ったOlly も3位に終わったStacyも素晴らしかった

ファイナルという事でサプライズゲストのおまけ付き。昨日は3人が3曲歌う中、一つはオリジナル歌手とのデュエットという事で、オリーにはロビー・ウィリアムス、そしてジョーにはジョージ・マイケルが介添えという豪華企画。ロビー・ウィリアムスは別に特に好きってわけじゃなかったけど、ああやって並んで歌うとやっぱりそこはプロ、声量が違う 。ジョージ・マイケルは言うに及ばず!!

今日のファイナル最終はジョーとオリーの一騎打ちで、オリーも素晴らしかったけど、決定戦曲がジョーに有利だったね。Ollyはエンターテイナー、そしてJoeはレコーディングアーティストとしてのクオリティーを持っている。X-Factorの常として、最終決定戦では2人が同じ曲を歌い、同時にそれがライヴでレコーディイングされる。そして優勝したほうのヴァージョンが即CD化されて水曜日には店頭に出される。まだ決まらないうちからダウンロード予約も出来る仕組みになっている

この優勝者にとっての初シングルとなる曲が今年はThe Climbeだった。この曲はどうしてもジョーのタイプで、オリーの得意とする類の曲じゃなかったのが決定的な勝敗の分かれ目になった。でも次点の彼にもきっとなんらかの道が開けると思う。去年の次点だったJLSだって先月シングル1位になってるしね。今日はまたジョージ・マイケル氏とさらにポール・マッカートニー卿までがゲストでやってきて、今年は今までで一番豪華版だったかも

まだ18歳だからね〜、Joeは次のジョージ・マイケルになれるかも。(2人のデュエットはこちら)声と喉の微妙な使い方/コントロールの仕方が、訓練じゃなくて自然に出来てるあたりにジョージ・マイケルと同様の天性の歌唱力を感じる。奢らない素直な性格や大きな緑の目のルックスもポップスターの素質充分だし・・・明日からはラジオで一日に何度も彼のThe Climbeがかかるだろう。クリスマスNO1になるかな・・・・

X-Factorの番組が終わったと思ったら、続いてITVでは「I Dreamed a Dream =Susan Boyle Story」をやっていた。今年のBritain's Got Talentで世界的な有名人になってしまったスーザン・ボイルさん。彼女の初CDは発売2週間にして400万枚が売れた!! イギリス、アメリカ両国でチャートのNO1になっている。一時は神経症で入院したりして心配されたけれど、今ではすっかり綺麗に変身して貫禄がついた。それでもちょっとinsecureでナーバスな彼女は変わっていない

この番組では、最初のオーディションで歌ったI Dreamed a Dreamをロンドンの「レ・ミゼラブル」キャスト達と一緒に披露し、さらにはなんと彼女の目標でもあったエレイン・ペイジとI know him so wellを競演。彼女がオーディションで「エレイン・ペイジくらい有名になりたいわ」と言った時にはだれもが冷笑したものだ・・・・(エレイン・ペイジ=ロイド・ウェバー氏のミュージカル、「キャッツ」でメモリーを歌ってヨーロッパ中で大ヒット、さらにオリジナルの「エヴィータ」のエヴァ・ペロン、「サンセット・ヴールヴァード」「ピアフ」等イギリスを代表するミュージカル女優/歌手)

不況にあえぐ一年で、夢を捨てない事の本当の意義を見せてくれた人達、、、だからこそ暖かく受け入れられている。明日からラジオでジョーの歌声を聴くのが楽しみだ

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教授(坂本龍一氏)のコンサートに行ってきたRyuichi Sakamoto Playing The Piano 2009。今年の春から日本ではツアーを初めて、やっとやっとロンドンに辿り着いたという感じかな。今回のホールはスローン・スクエアーのCadogan Hall、Royal Festivalのような大きな会場ではない分、ピアノ演奏には丁度良い小屋。Wigmore Hallみたいな感じだ

とってもとってもデリケートな音の数々・・・坂本さんの曲は彼本人が弾いて初めて美しいんじゃないだろうか。もちろん作曲家として創った曲を提供するというのは仕事の一部ではあるだろうけれど、今回のピアノ曲を聞いて、一つ一つの音をどんなに細心の注意で奏でているかが伝わってきた

実は出だしはちょっと眠くなった。仕事が終わって南のスローン・スクエアーまで出るには時間ギリギリだった上に、バスを15分待ち、乗り替えの通路が遠回りになり、ナイツブリッジから歩いたのだけれど、出口を反対側に出てしまってさらに時間をロス、、、 電車内以外はまさに走り通して駆け込んだのだった・・・・もちろん何を食べるヒマも水を飲む間もなく。だから、ゆっくりゆっくりと静かなノイズで始まったコンサートの序盤はちょっとだるくなってしまった、、、 教授、ごめんなさい

全体の構成で思ったのは、、まず序盤ではピアノの音が出て来ない。「Playing the piano」とはよく言った!ピアノを弾くのではなくピアノでノイズを出す=play。そのかすかなノイズがバックの水音と重なって音階の無い音楽になっている。そして「ピアノの音が聞きたいよ〜〜!」と思い始めた頃にやっと教授が普通にピアノの前に座って鍵盤に指を置く。

やっと聴けたピアノの音にほっとして数曲を聞く。そしてまた気付く。これらの曲は和音なのだ。和音の連続でできている曲、その繰り返し、そのバリエーション・・・そうして数曲聞いているうちに、たまらなくメロディーが恋しくなる。そして、「お願い!ピアノでメロディーが聴きたいの、、、」と思い始めた頃に静かなメロディーの曲を弾き始めた

BTTBからの数曲をゆっくりと静かに、、、、一音一音がのようで、その形、膨らみ、強さ、跳ね具合、響き、、、、デリケートに一粒ずつ紡いでいく。同じ曲をCDでも以前のコンサートでも何度も聴いているのに、ピアノでしか出せない美しさだ。ピアノの音ってこんなに美しいんだ・・・ 坂本龍一という人は、こんなにも一粒のを愛してこだわっている音楽家なんだなあ〜と思いながら聴いていた。そしてそうするうちに、次の段階が恋しくなる、テンポだ。とてもゆっくりと美しく奏でているので、そろそろもう少しノリの良いテンポが欲しくなる

これってやっぱりそれを狙った構成だったんだろうか、、、まさにその通りに終盤から音とメロディーに今度はテンポが加わって盛り上げて行く。曲構成が抜群! 何度聴いても「Forbidden Colours」と「ラスト・エンペラーのテーマ」は名曲だね、、、終盤にはBehind the MaskLa Femme Chinoise、さらには千のナイフも披露してくれた〜!! 序盤に比べると、後半にいくにつれて観客の拍手の音がどんどん大きくなっていく

ノイズが音になり、和音になり、メロディーになって壮大な音楽になる・・・ピアノという楽器ひとつでできてしまう音楽の魔法だ。だから私はピアノが好きなのかもしれない。とてもとても美しいものを聴いた。

やっぱり私は教授のが大好きだ・・・


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この週末はもうずっとマイケル・ジャクソンだらけ、、、、ホントにびっくりした。まさか亡くなっちゃうとは、こんなに突然!しかも3週間後にはロンドンのO2アリーナで50回にもわたるコンサートシリーズが幕を開けるっていう今になって・・・! 最初8日から予定されていたコンサートが13日初日に延期になった時、マイケルの健康状態を懸念する声もあったけど、「大規模なステージなので、演出的にも安全性確認の為にももう少しリハーサルが必要」という説明には特に疑問も感じなかったんだけど

This is it」(これが最期ーこれで終わり)と名付けられたこのコンサートシリーズ、これがいけなかったんだろうか・・・? 始まる前にThis is it になっちゃったよ・・・ 800000枚というsold outのコンサートチケットの払い戻しは大変だ、、、この幻のチケットが後になってプレミア付きでeBayとかに出るんだろうなあ〜

なんだかね、納得できない。彼には、今回の復活コンサートをやって、アーティストとしての彼の力を再認識させる機会が与えられるべきだったと思う。この大コンサートの話が発表された時は「He deserves it」と思った。40年間に渡って第一線で活躍してきたKing of Popとはいっても、ここ10年程の彼はアーティストとしてよりも転落的なスキャンダラスな話題が多過ぎて、今の若い世代は、彼の音楽と実際に耳にする話とが結びついていないんじゃないだろうか

だからこそ最期にもう一度、今までのネガティヴな話題を吹き飛ばしてポップスターとしての底力を見せて欲しかったな。50歳という年齢は彼のほとばしるようなエネルギーを必要とするステージにはギリギリだとは思うけれど、それでももう一度世界にKing of Popの輝きを残して欲しかった。今ここでの突然死はアンフェアな気がしてやりきれない

私自身の今までの人生を振り返っても、マイケル・ジャクソンの音楽が無かった時は無かったよね。子供の頃からいつもいつもどこかにマイケルの歌とダンスがあった。最初に彼の歌声を意識して聞いたのは「Ben」だったか、、、もうずうっと昔、ジャクソン5という名前も意識していなかった頃だ。マイケル・ジャクソン個人をちゃんと認識したのは、ミュージカル映画の「ウィズ=The wiz」の映画版。其の後姉がマイケルのアルバム「Off The Wall」を買ってきてこれは私もよく聞いた。そして世界最高売り上げを記録した「Thriller
スリラーは振り付けをコピーしてよく踊ったっけ。このアルバムはBeat itBillie Jean等、本当に何時どこのディスコに行ってもかかってない時は無かったね。ホントよく踊ったよ・・・

そういえば今思い出した、Beat It!のパロディー版があったっけ。アル・ヤンコヴィックという人がEat It!というタイトルでビデオもオリジナルのパロディーにして結構人気を博した。マイケル自身もこのパロディーの企画には大笑いで許可したそうだ。youTubeで見つけました(ホント、なんでも見つかるね〜)こちらです!

なんだか信じられない、、マイケル・ジャクソンの歌が、話題が、もうこれからは新しいものは無いのだという事が。またこれもガセネタなんじゃないの、、、って思いたくなる。ホントに,ほんとにこれで終わっちゃったの・・・?? 
Is This Really It !??


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この人を知っていますか?
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ああ、知ってる知ってる」と言う人はまずいないかも、、、なんだあ〜?このおっさん??!って思った事でしょう。でもね、良く知られた人なのですよ。特に30歳以上の人なら名前くらいは知ってるはず。日本でも人気あったからね〜。80年代の話しだけど・・・これなら解るでしょうか・・・??

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そう、80年代のポップスター。カルチャー・クラブのボーカリスト=ボーイ・ジョージです!
良ーく見ると、確かに相変わらずのつぶらな青い目、ぷっくりした唇あたりに昔の面影がある
それにしても20年という時間は短いようで長いようで、変わらないようで大変貌のようで・・・でもこの人にとってはちょっと寂しい20年後になってしまった

最近はBoy Georgeとしてより、本名のGeorge O’Dowdとして新聞をにぎわす事が多くなってしまった。ゲイの男性エスコートを監禁/暴行した疑いで逮捕されたのが2007年の4月。裁判の結果陪審員達に有罪とされた彼は、金曜日に刑が言い渡され、15ヶ月の実刑判決を受けた。そう、刑務所行きだ・・・

80年代初め頃からは、イギリスの音楽シーンは大分音色が変わった。70年代のハードロック、プログレッシブロック、そしてパンクロックと流れてきて、80年代にはニューウェーヴなんて呼ばれるちょっとソフトでエレクトリックななポップス系の曲に、男性がメイクアップして色鮮やかなコスチュームをつけたヴィジュアル系が次々と出てきた。カルチャークラヴもそのひとつ。ボーイ・ジョージといえば、長い三つ編みとリボンの編み込みエクステンションに帽子、ダボダボした多色使いの衣装で「カマカマ、カマカマ、カマカメーレーオン・・・」と歌っていたのだ

ホモセクシャルな人達が大手を振ってカムアウトし始め、ちょっと奇麗な男の子は揃いも揃ってゲイ、なんて笑えない現実だった。ジョージもフラムボヤントなゲイで、かなり派手なパーティーを好み、お酒やドラッグで何度か捕まった事もあった。90年代に入ってからはハレ・クリシュナに入って変貌ぶりをアピール。たまに話題にのぼってはちょこちょこと顔出しをして、次第に丸く(太く)なっていく様子が取り上げられていたっけ

でもね、、、刑務所行きになるような事件っていうのはフラムボヤントじゃ済まないのよ・・! いくらドラッグでクレイジーになってたとはいってもね。ドラッグから抜ける為のリハビリにも何度も通ってたのにね。なんと愚かな・・・! 有罪が決まってさすがに今度は実刑だろうと言われていた中で、彼は12月にピカデリーにあるPigalle Clubでギグを行った。実刑になればこれが最期かもしれない、とささやかれる中で2日間行ったギグは、いくつか読んだレビューはどれも好意的だった。星4つを付けた批評家もいた

私は特に彼のファンではないのだけれど、実は私は彼はとても良いシンガーだと思っていた。カルチャークラブ時代には気にもしなかったのだけれど、何年か後に彼がバンドとしてではなく、シンガーとしてちゃんと歌を歌っているのを聞いた時、実はとても張りのあるのびる声と情緒豊かな表現力をもったシンガーだという事を発見したのだ。(ジョージ・マイケルほどではないけれど・・・)だから、チャラチャラとポップアイドルとして歌ってしまっている時の彼をとてももったいないと感じていた。「この人がもっとちゃんと歌っているのを聞きたい」と実は思っていた

派手なスター生活の裏側に付いて回るアルコールやドラッグで身を滅ぼすスターは少なく無い。酔ったあげくの事故、ドラッグのオーバードーズ、エイズ感染、そして暴行/傷害・・・20年という人生の時間の中でそんな風に変わってしまうのは寂しいね

でもアルコールやドラッグなんて決して一部の人達の事じゃないんだ・・・少しずつ、でも確実に人生をむしばんでしまう。それは最初は会社帰りの1杯から始まったのかもしれない。それが3杯になり、10杯になり、ビールがウイスキーになり、焼酎になり、週に2−3回が毎日になり、人が変わり友人を無くし、家族を無くし、仕事を無くす・・・・ 

決して特別な事じゃないんだ。本人に悪意があっての事でもないんだ。やりきれないね・・・・


ネットショッピングで一番っていうくらいよく利用するアマゾン=Amazon。本やCD、DVDの類いだけでなく、今では本当になんでも扱っているので、探し物をする時はまずeBayAmazonをチェックする、と、ほとんど見つかる!

そのAmazon UKが,去年アメリカで開始したmp3のダウンロード販売を始めた。
なんと新年早々テレビでプログレッシブ・ロックの特集番組があり、今日はなんと1973年のELP(エマーソン、レイク&パーマー)のツアーフィルムを放映していた。こんな番組が見られるなんて!

EL&Pは私の一番好きなプログレ・バンド。でも彼等の全盛期は私にはちょっと追いつけてない年代なので、私が彼等を聞くようになったのは、もう彼等が解散する頃だった。だから彼等のライヴの映像なんて、本当に最近になってyoutubeとかで初めて目にした。今日のテレビはたっぷりの特集番組。プロのミュージシャンとして、文字通り画期的/進歩的=Progressiveな音楽を追求する3人。最新型の音楽は高度な演奏テクニックにしっかりと裏打ちされている。これだよね、70年代のブリティッシュ・ミュージックはまさに国の代表的文化だった。

すっかり感激したところで思い出した。私の持ってるELPは全部昔のカセットなんだよ・・・ もともとはレコードを買ってすぐにカセットにダビングして聞いてたわけだけど、今ではカセットすら聞けなくなってしまった。思えば10代の頃に買い集めた200枚以上のLPレコードは今や実家の納屋に押し込まれて、きっともう歪んだりカビが生えたりしている事だろう。かといって今更一度買ったアルバムを全部CDで買い直すのはなかなか・・・

ファイルシェアも利用してるので1曲だけ探したい時には便利なのだけれど、これは必ずしも見つかるとは限らない。試しにELPの曲を探してみると、曲目が片寄っている。iTune ストアーも行ってみたけれど、彼等のオリジナルアルバムは入ってない・・・

ところが、アマゾンに行ってみると・・・あるある、探してたCDはアルバムとしても買えるし、1曲ずつmp3でダウンロードもできる。このmp3のダウンロード販売が素晴らしい!の一言に尽きる!! 他のサイトでもディジタルで1曲ずつ買えるサイトはあるけれど、アマゾンは扱ってる数が違う。どんなアルバムでも、中にはいつも飛ばしてしまうような曲もあるわけで、欲しい曲だけ選べるというのは便利だ。この辺りのコンセプトはiTune Storeも同じなのだけれど、アマゾンはiTuneに無いものが沢山あるのが魅力。

ダウンロードに際して、アマゾンの専用mp3ダウンローダーが推薦されていたのでまずはそのアプリケーションをダウンロード。サクサクっとものの30秒で完了。ついつい欲しい曲を選んでいたら22曲になってしまった。それでも£15ちょっとだ。びっくりしたのはこの先!

22曲をダウンロードするにあたって、最初は一応ひとつひとつクリックしていかなくちゃいけないのかと思った。あと気になったのが曲順だ。いくつものアルバムからの購入だし、ダウンロードしてからこの22曲を自分で順番を並べ替えてファイルをつくらなくちゃいけないのだと思ったのだ

ところが、、、このアマゾンのダウンローダーというのは凄い! 選んだ22曲は自動的にアルバムごとに分けられ、さらに曲順もCD通りにダウンロードされる。その早い事・・・!もっと驚いたのは、あっという間にダウンロードが終了したかと思ったらそれがすべて曲順もそのままにiTuneに入っていた!! これにはビックリ仰天しましたわ・・・そのまま早速iPodへ。この間わずか数分!

凄いぞ、Amazon!!

ところで、iTune Storeは、地域によって制限があって、例えば私の場合UKのストアーでは買えるけれど、日本のiTuneストアーでは購入できない・・・、国ごとの配信規定とかがあるのだろうか、これがちょっとネックになっていて、せっかくのiTuneストアーも日本の音楽に関しては使えない。日本のアマゾンはまだmp3ダウンロードの販売はしていないようだけれど、世界的に利用できるようになるのだろうか・・・?どなたか、日本在住で、USAやUKサイトのアマゾンでダウンロード購入した人はいらっしゃるでしょうか・・・?

この調子だと、日本に置いてきた青春時代のレコード200枚分をmp3で買い直す事になってしまうかも・・・うう〜〜、くれぐれも手綱を引き締めなければ・・

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