見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

カテゴリ: 発見/つぶやき/遠吠え


あっという間にもう8月になっている、、そういえば、今月は芝居のチケットが無い。9月にカンバーバッチ氏のハムレットまで予定無しだわ、、、、

9月の里帰りを決めて、今回初めてBA=British airwaysでの里帰り。まだピンと来ないけど、まあ仕方がないさ。それにしてもヴァージンで貯めていたマイレージを凍り付かせるのもナンだから、何かで使おうと検討する

ヴァージンはANA(全日空)と提携しているので、日本国内線でマイレージを使う事ができる。里帰りの日数は限られているので、会いたい人たちに一通り会うだけでも2週間は目一杯だ。でも1泊くらいなら、一人でのんびりと初めての場所をブラブラ歩くのもいいかな

要するにまたしても「一人でフラッと病」が出てしまったのだ

1泊で、車が無くても簡単に回れる街で、空港からも便利で、行ってみたい所、という条件を一番満たしているのが「函館
実は北海道には札幌に知り合いが数人いるのではじめは札幌とも思ったのだけれど、一日で街を満喫するにはあまり大きな都市でないほうが良い。観光スポットをあちこち見に行くというよりは、街を歩く事そのものが観光気分になれる場所、という事で函館をチェックしてみる。
空港から市内まではバスで20分程だし、箱館山から海辺の辺りと五稜郭で1泊あれば十分街歩きができそうだ

羽田から函館までのANAの航空券はヴァージンに直接電話してマイレージを使わないと取れない。国内便でもANA便とコードシェア便があるようで、行きを午後に出る便にして、そのかわり帰りを夕方までゆっくり時間を使える便にした。ちなみにこのチケットに関する変更、質問等はすべてヴァージンに直接電話しなくちゃいけないそうで、今はもう日本のオフィスは無くなってしまったので、万が一日本から連絡する必要がある場合は「イギリスまで電話するよりはお安いと思いますよ」と、なんと香港オフィスの電話番号を教えてくれた・・・

いや〜〜、初めてだわ北海道。実は去年妹とうちの彼と3人で弘前へ桜を見に行ったのが、「国内旅行最北」だったのだけれど、やっと初めて北海道に足を踏み入れる。そもそも日本で旅行ってした事がほとんどなかったからね〜〜

飛行機代は無料だし、泊まるのはお安いビジネスホテルで十分だから5000円弱だし、日本のこの手のホテルには部屋に冷蔵庫があるから飲食はコンビニ弁当でもいいんだし。函館といえばやっぱり朝市をはじめ、海鮮が絶品なのは承知しているのだけれど、いかんせん、私は苦手なのだ

ご当地ものでお土産気分に食べてみたいのは、塩ラーメンか噂に聞いてる「ラッキーピエロ」というバーガーチェーン店か・・・1泊一日半ならそれで済んじゃうよね。

それにしても国内線の飛行機に乗るのは初めてだ。正確に言うと劇団時代に博多で公演した事があって、あれが人生最初の飛行機だった。でも飛行機のチケットやホテルは制作さんがすべて手配してくれたから私は皆と付いて行っただけ。

どうやら国際線と違って、2時間前に空港に行く必要は無いらしい。30分前くらいに羽田に行くなら楽勝だ〜〜。そうか、、今までイギリスからも国際線には30回くらい乗ってるけれど、国内線って初めてだよ・・・人生そんなもんかね。

日本での一人旅、函館、楽しみだ〜〜


しばらくパン作りもやってなくて、最近はちょっといつものミキサーも使ってなかった。彼があるとき「カスタードドーナツが食べたいな〜」と言うのでスーパーやパン屋を探したけれど、これがありそうで無い・・・・ひとつ、Tescoという大手スーパーが気が向いたときだけ置いてるのだけれど、何故か運悪く、行った時には必ず無い。あるのはもっぱらジャム入りがチョコレートクリーム入りだ

で、作ろうか、、、と思い立ち、でもドーナツは揚げるのいやだし甘すぎるから私は食べたくないし・・・と思っていたら、彼がどこからか(ネット)で見たらしく「Dorayakiってどんなの?」と聞いて来た。どら焼き・・・聞いたら食べたくなっちゃいますよ〜〜という事で、早速挑戦

こちらでどら焼きの皮に見た目が酷似しているものといえば、Scotch pancakeだ。でも洋風のパンケーキじゃなくてどら焼きにしたくてレシピを検索。カスタードもいつもは出来合いのものを買っちゃうのだが、見てみると簡単に作れそうだ。

11267729_10206039725145303_4881731413497432833_n

いや〜〜、やってみると意外に簡単。っていうか、皮もカスタードも基本は混ぜるだけ。材料だってなんだか似たりよったりで、基本は卵、砂糖、小麦粉だ。
そういえば最初にこの手のBakingを始めたきっかけが、数年前に急にカステラが食べたくなってからだった。何度か挑戦したけれど、あれは結局完成しないまま、次のパン作りに移行してしまったっけ。(カステラ試行錯誤はこちらへ

ひとつだけ我が家に無かったのがカスタードに必要なバニラエクストラクト。これだけは買ってきて、準備万端。
ここでまたいつもの(?)難関が、、、私はやっぱり「甘い」のが好きではないので、どうしても砂糖の分量を減らしたい。本来は卵、砂糖、小麦粉は1−1−1の割合が基本らしいけど、やっぱりお砂糖だけは6割程度に落としてしまった。これをやるとやっぱり卵+砂糖の泡立ちが良くないのは解ってるんだけど、カスタードだって甘いんだし仕方が無い

それでも甘さ控えめで結構美味しいカスタードどら焼きができた。でも皮はかなりモチモチの食感。これはこれで和風っぽくて良いんだけど、次はやっぱりもうちょっとふわふわ感が欲しいかなあ〜〜。

でもカスタードは彼から絶賛されました。今度彼がアップルクランブルを作った時は、手作りのカスタードで食べよう!初回のカスタードがちょっと緩めだったけれど、(初回はコーンスターチで作った)どうやら冷やしてから固めになるようにするにはコーンスターチより小麦粉のほうが良いらしい。

2度目の時には皮のミックスをもう少し緩めに牛乳で解いて、カスタードは小麦粉で作ってみた。このほうが絶対美味しい。後はやっぱり皮のフワフワ感だなあ〜〜。前回カステラの時、フワフワな食感にできた時はやっぱり「甘〜〜い!!!」と顔をしかめてしまったものだ・・・この辺りがうまく工夫できないものか?

皮にバターやオイルを少し入れるレシピもあったけれど、そうすると妙に洋風になっちゃうんだよね〜〜。バターは無しでしっとり、フワフワを目指してもうちょっと試行錯誤してみようか。私はやっぱり卵と砂糖の泡立てに辛抱が足りないらしい。白っぽくなるまで泡立てる、とあるけれど、なんとなく混ざったらOKみたいになっちゃって、そのあたりがフワフワ感に欠けるのかも。面倒で卵を湯煎しながら混ぜるというのもはしょったし・・・

卵は60度以下なら固まらないという事なので、湯煎は面倒だけど、しばらく40度くらいのお湯につけておくという手もあるらしいので、次はそれで根気よく泡立ててみようかな。味は美味しかったから、後は食感だ。

やってみると、意外に簡単な事が多いんだなあ〜〜と、今更ながら発見している。あんこが駄目な私でもカスタードならコーヒーと一緒に楽しめる。そういえば、Japan Centre に「抹茶マスカルポーネどら焼き」があったなあ〜〜。チーズ味のクリームに抹茶っていうのはよく合う。甘さ控えめでヨーグルトを使ったりしてみようかな。

久しぶりでまたまた試行錯誤の日々




やっと日が長くなってきて、朝起きても真っ暗じゃなくなってきた
仕事終わりが薄明るくなるものもう少しかな。イギリスの暗くて陰気な冬もやっとおわろうかという所。
ところが最近は休みの日にちょっと寝坊をしようとしてもどっこいそうはいかない状況なのだ。なにせ我が家の前はこの通り・・・
18267_10205384054193939_6361984940852036061_n

もう2週間近くこの調子。そういえば少し前に水道局からなんとかの工事をするって手紙が来てたような気もする。でもねえ〜〜、時間かかり過ぎと違う??
掘り返されてるのは我が家の前だけじゃなくて、近辺一帯であっちこっちがこの調子。おかげでバスサービスが時間通りになってなくて困るのよ!!

スマートフォンでバスの時間がライヴで確認できるようになったのは本当に画期的だった。家を出る前にチェックしてあと2分くらいになってたら良いタイミングで乗れるのだが、、、この工事があちこちで始まって以来、一度チェックしたら「次は3分」になってて、丁度駅からの電車に間に合うと思ってたら、次にはいきなり「6分」に変わっちゃったりする。「ヤバい!電車に間に合わないかも、、」と思うとルートを変更しなくちゃならなかったりしてね。
逆もまたしかり、「あと10分あるのか」と思ってたら次にはいきなり「5分」になってたり、、、全く信用できない状態!

彼ら(どうやらここは2人でやってるみたい)は毎朝きっかり8時に仕事を始める。朝一で道路を掘り返す「ガガガガ〜〜!」という音で開始するので、せっかくの休みの日も寝坊はできない・・・・でも8時から1時間程ガーガーやったと思ったら今度は誰もいなくなっちゃってシ〜〜〜ンとしてる時間が2時間くらい???何をやってるんだろうねえ〜〜??さっさと終わらせてくれないかしら、、、

もうひとつこれにまつわる二次災害がゴミ収集の日。いつもなら収集車がこの通りをゆっくり走りながら各家のゴミを回収していくので、おじさん達はそれぞれに家のナンバーがついたゴミ箱(車付きの大型ボックス=Wheelie Bin)を家の前に戻してくれるのだけれど、今は車が通りに入れない。

その為、おじさん達は通り中のゴミ箱を一気にかき集めて収集車に開けた後、道の端に残して行ってしまう。夕方戻ったらどのゴミ箱がうちのものか探し出して持ってかえらなくてはならない。間違えて他の家が持ってっちゃったら困るので、もう一度ビンに家番号を明記しておかなくては・・・
DSC_0338

さて、今夜から30年続いているソープドラマ(人々の日常が完結なくダラダラと続いて行く、そしてありえないような事が次々と起こるドラマ)「Eastenders」がライヴ放送という事で大宣伝してる。去年のイースターに死体で発見された女の子を誰が殺したのか、が解明されるという事で、この数週はストーリーも盛り上がりを見せていた。

このドラマは5年前の25周年の時に初めてライヴ放送を試みた。やっぱり似たような設定「誰が○○を殺したか」の解明エピソードで、あのときは初めての試みという事で役者もスタッフもリハーサルがかなり大変だったよう。(そのときの感想はこちらです)今回はLive Weekとうたっているから、もしかしたら今週の放送は全部ライヴなのかな、、?今日から始まって、真犯人解明は木曜日だそうで、楽しみだ〜〜


ずっと思っていたのにやっていなかった。
冬と言えばやっぱりこれだよね!すき焼きや鍋料理

イギリス生活30年にしてやっと我が家に卓上コンロがやってまいりました。日本だったらどこにでもあるようなガスコンロは、こちらではキャンプ用として売られている。今までもある事はあったけれど、なぜかあまり真剣に考えていなかった。でも先日、お気に入りのチャイニーズの卸屋さんで、冷凍の薄切り肉を発見。今まで薄切りのお肉だけは手に入らなかったので、灯台下暗しでびっくりした。

もちろん今や手に入らない物なんて無い。薄切り肉も日本食のスーパーや特別なお肉やさんで入手する事は可能だけれど、第一法外なお値段だし場所も遠いのでスルーしていたのだ。日本にあるような霜降りの神戸牛にはほど遠いけれど、間違いなく薄切り。これだけでやっぱり買ってしまった。
ついでに店内をくまなく見て回ると、シラタキも発見。現地のスーパーでは見ないような新鮮は白菜や肉厚の椎茸なんかもここにはある。で、これだけ材料が揃えば日本人なら誰だって思いつくのが「すき焼き」です!!

10945608_10205226387972382_8084466069161674089_n

やっぱり卓上コンロが欲しくなってネットで検索。考えた末にガスボンベ式のコンロではなく、電気コンロにした。以前パン作り用にハンドミキサーを購入した会社から£17程(2600~2800円位)のもの。

10933768_10205226388452394_2690223995888614065_n

やっぱりいいよねえ〜〜! 早速すき焼きです。実は秋に日本ですき焼き用の割り下を買ってきてあったのだ。イギリス生活初の「お家ですき焼き」です

ちなみにすき焼き鍋なんてないので、フライパンで代用、十分いけます。やっぱり美味しい、、、というより、このテーブルでグツグツ、熱々の鍋物っていうのが寒い冬には一番だわ〜〜

というわけで、すき焼きの次には寄せ鍋を、、と今週はわざわざJapan centreまで出向いて出汁用の昆布を購入。これも今までは顆粒の鰹出汁の元で済ませていたのだが、やっぱり鍋には昆布出汁でしょう。

卓上コンロと昆布出汁、これからも冬の間重宝しそう。チャイニーズの卸屋さんはHoo Hingという大きなキャッシュ&キャリーの店で、実は豚肉の薄切りもあったのを確認してきた。鶏肉で寄せ鍋の次は薄切り豚でみそ仕立てもいいなあ〜〜

ちなみに写真にある薄切り牛肉、パッケージには「厚切り」となっているのだけれど、これで立派に薄切り。もう一つあった「薄切り」のほうは、本当に触っただけで破れそうなWafer thin だったので、鍋物や生姜焼きなんかは厚切りのほうでで十分薄い。あそこまで薄いのはしゃぶしゃぶか・・・!?

今週末からまた寒い日が続くとの予報だから、当分お世話になりそうな卓上コンロです


スマホどころか携帯さえも、パソコンも無かった頃って、もっと時間があったように思う。すべてが手近であっと言う間にいろんな事が処理できるのは21世紀のテクノロジーに乾杯なのだが、相手と連絡が取れるまで何度も電話してみるとか、らちがあかないから時間かかるけど行ってみようとか、そういう意味でもっとコミュニケーションするために使う時間というものがあった。

定期=Oyster Cardを落とした

この日はバス2本で仕事に向かっていて、はじめのバスに乗った時ちょっと考え事をしていた。でもいつもの通りに途中で2本目のバスに乗り換える
が、、、無い!
入れたはずのバッグのポケットにoyster cardが入ってない、、、あわててバッグ本体の中もかき回してみるけれど無い、、

このバスに乗らないと遅刻だからここは仕方が無い、とりあえず乗って私のデビットカードで払う。
ちなみにロンドンのバスには現金では乗れない。これは去年の夏からで、小銭での乗車はいっさいできなくなってしまって、オイスターカード、あるいはデビット/クレジットカードのコンタクトレスができるものに限られてしまっている。

コンタクトレスというのは、カード支払いの際、暗証番号を入れなくてもターミナルに軽くタッチするだけで支払いができるので、£20以下の買い物なら支払いが素早くできる。サインも暗証番号も無しなので、カードを無くした時が怖いのだけれど、安全性はかなり高く、最近はどの銀行もコンタクトレス付きのデビットカードを出している。

ちょっと頭がパニックになっていた。だって、私は定期=トラベルカードを無くしたのはこの30年のイギリス生活で1度しかなかったんだもの。
前のバスで落としたに違いない
ちょっと考え事してたから、バッグのポケットに入れたつもりがきっと落としたんだ・・・・・誰かがドライバーに届けてくれたとしても戻ってくる可能性は低い。カードにはちょうど1ヶ月分の通勤ゾーンと、それ以外のエリアがカバーできるだけのPAYGをチャージしたばかりだ

だれかに使われるのを止めなくては、、、、

さすがはスマホ、本当に便利だよね。
2本目のバスに乗ると、すぐに携帯でLondon transportのサイトにアクセスして、登録してあった私のカードをキャンセルし、新しいカードをオーダーする。確認のメールをチェックするまでものの7分ほど
チャージしてある金額はすべて新しいカードに移行されるので、とりあえずダメージは少ない。でも新しいオイスターカードがくるまで4-5日かかるので、その間だけは自分の銀行カードで支払わなくては、、、、

悔しいけれどとりあえず新しいカードを待つ事にして、バスを降りた。まだちょっとだけ時間があるのでコーヒーを。コーヒーを待つ間、カウンターの上でもう一度バッグの中をみてみたけれど、やっぱりオイスターカードは無い。「しょうがない、すぐ新しいカードがくるさ」と思い、ふと、鍵を入れてあるポケットを開けてみる。ここには鍵しか入れないので、鍵を出すとき以外に開け閉めはしない。

なんと!!鍵と一緒に私のオイスターカードが、、、、、

ええ〜〜〜!!?今キャンセルしちゃったよ、、、さっきのバス、余計にお金払っちゃったよ、、、なんでここにあなたがいるの〜〜

う〜〜ん、今やこのカードは使えない。さっきサイトで「新しいカードをオーダーを確認すると、自動的に今のカードは使えなくなります」って出てたし、、、
なんで、、?私の手の中にあるこのカードは既に使えず、新しいカードが来る
までは余分に乗った分だけ払わなくちゃいけないのよね、、、

スマホじゃなかったら、少なくともバスを降りて職場に着くまでは何もできないままだったはず。職場に着いたらきっと同僚が、「バッグ全部ひっくり返してもう一度隅から隅まで見てみなよ」と言ってくれて、そうしたらきっと鍵のポケットにあったカードを見つけて皆で笑っておしまいだったはずだ、、、、

買い物でも調べものでもいつでもどこでもできてしまうスマート携帯、本当に便利なのだけれど、勇み足という事もあるんだよねえ〜。あの7分を戻したい、、、
なんて、ようは私がおっちょこちょいなだけなんだよね
本当にどうしてこうかなあ〜〜、、、、、

早く新しいカードこないかなあ〜〜

1410516116218_Image_galleryImage_LONDON_ENGLAND_SEPTEMBER_


あっという間に秋を通り越してもう冬が来た感じ。とはいえ、今年は9月も10月もまずまずの気候で、お天気も悪くなかったし、良しとするかな。

今年もやって来た戦没者兵士達を弔うremenberance day.今年は特に第一次大戦勃発から100年目に当たるとあって、今年の11月11日は特別な雰囲気になっている。

ロンドン塔の周りは真っ赤なセラミックのポピーで埋め尽くされ、第一次大戦から第二次大戦、それ以降のすべての戦いに関わった兵士達を讃え、弔う催しが話題になっていた。折しも、アフガニスタンから英軍が今年中に完全撤退する事が決まっており、この13年間にアフガンで亡くなった兵士達も含めた追悼の日となった。

日本では考えられない、この戦争・戦没兵士達に対する追悼は、いつもながら私の中では奇妙な感覚だ。いまだに戦争対して悲観的な日本の現状は、戦争で戦った兵士達を誇りに思うという風潮には遠く及ばないからだ。

戦争といえば、悲惨なのもの。2度の被爆で犠牲になった市民達を追悼する儀式は毎年行われているものの、片道の燃料で無意味に敵に向かっていって命を落とした大勢の若い兵士達を讃えるという意識は無い。靖国神社への政府官僚の参拝が問題視されてしまうのだから仕方が無いか・・・「勝てばヒーロー」とはよく言ったものだ。

それでも大地震や火山の噴火等の惨事の度に活躍してくれる自衛隊員達に、もう少し誇りを持ってもいいんじゃないかなと、御岳山の噴火を日本滞在中に目の当たりにして思ったものだ。

もちろんあの当時の日本の戦争の仕方は間違っていたかもしれない。でも彼らの犠牲の後に訪れた和平と、その後70年近い年月の間に日本という国が遂げた経済的・国際的な大成長は、あの悲惨な敗戦があったからこそと言っても良い。もうそろそろ、今の日本の礎になった人達に「ありがとう」と言えるようになってもいいんじゃないかと思う。

無謀で愚かな戦いに負けた惨めな歴史は今さら変える事はできない。それは勝った国の「ヒーロー達を誇りに思う」という意識とはもちろん比べる事はできないけれど、それでもこの季節になると、「負けると解っていた戦いにかり出されて今の日本の礎になった人達」にも、敬意を払ってもいいんじゃないかと思えてならないのだ。

今日は他のヨーロッパ各国(かつての連合国)でもいろんな形で追悼の儀式が行われたらしい。(ドイツやイタリアはどうなんだろうね)
イギリスの人たちはみんな募金で買ったポピーの花を胸につけ、敬意を表して黙祷する。ロンドン塔のポピーは1本1本がすべて手作りで、この後はチャリティーとして売られるそうだ。
poppy2_3001030b

アジアでは今だに慰安婦問題や小島の所有権で事あるごとに糾弾される日本。もちろん責任問題は解決したとは言えないけれど、一度握手をしたらそれ以降は口にしないというヨーロッパ気質とはかなり違う。ドイツもイタリアもとっくの昔にEUとしてヨーロッパ共同体に参加し、戦争中の事を責められてニュースになるなんて事はこの30年近くイギリスにいて一度も聞いた事がない。

ヒーロー崇拝のアメリカみたいになる必要はないけれど、亡くした命の重さは同じだ。日本が終戦記念日に、まだ20歳にもならずに散って行った多くの日本兵達に「ありがとう」と言えるようになるのはいつの事やら。

毎年のRememberance dayになるとちょっと思う事・・・・


この3日間、まさに頭は数字でいっぱい状態!
というのは、ガス・電気の供給会社を変えようと思ってあれこれあれこれいろいろな会社のいろ〜んな課金システムを比べていたのだ・・・これがもう、ややこしいのなんのって、ガス料金の課金システムは使用量が解れば簡単なのだけれど、電気のほうが一筋縄じゃいかない

実は燃料費が5%も値上がりした去年の秋にも、いろんな会社が競って料金パッケージを出して来て、「ガス・電気会社を変えた方がこんなにお得です」という事で別会社への乗り換えがちょっとしたブームになった。「変えようかなあ?」と思ってちょっと見直しはじめたのだけれど、料金の比べ方が複雑で、結局月に£15程度(2500円位)の差ならサプライヤーを変える面倒を考えたら別にいいや、、と思ってしまったのだ。

そして、去年からの契約が終了するにあたって、またも「次はどのパッケージにしますか?」とのメールがきたので、今度はちょっと腰を据えて2年前までの請求書を全部見直した

電気料金の課金方法に「エコノミー7」というのが人気になったのは90年代だ。夜中の7時間、エリアによって12時から7時だったり、11時半から6時半だったりするのだけれど、とにかく夜中の7時間は1キロワット当たりの料金が昼間の半分程になる。これは家に充電式ヒーターがあったり、夜中に洗濯機・乾燥機を使用したりして、とにかくこの7時間の間に沢山電気を使う人にはお得だ。その他シフトの仕事で夜起きている人なんかも得になる。

我が家の電気メーターは何故か前の人の時からこのエコノミー7になっていて、当時はよくわからないままにそのまま昼レートと夜レートで払っていた。でも2−3年経って、私たちには全然向かないという事で「昼夜無しの均一料金にしたい」と言ってメーターを変えてもらった。

以来9年間、メーターの読み取りは昼と夜の2つの数字になるけれど、実際には合計の出力数をフラットレートで払っていた。・・・・はずだった!!

いや〜〜、今回今までの明細書をひっくり返してびっくりしたわ、、、私もいちいちチェックしてなかったといえばそれまでだけど、なんとフラットレートどころか、昼と夜の使用量が逆になって課金されている。つまり、一日の使用電気料の8割が安い夜中レートで請求されていたのだ・・・・

こっちの落ち度じゃないとは言える。この1−2年はメーターを実際に読みに来る人もいなくて、ずっと自分でメーターを読んで数字を申告していたのだけれど、いったいいつから逆になったのか、古い請求書をひっくり返してみたら、2007年に会社の人がメーターを読みに来た数字が既に昼夜逆になっている。私が自分で読んだメーターの数字は当然「前回の数字の次にふさわしい数」を申告していたので、そのままずっと逆になってしまったらしい。

まいったなあ、、、だって会社を変えるときは当然最終のメーター読みをするわけで、どうやらこれも自分で新旧両方の会社に申告するらしいけど、突っ込まれたら面倒だわ、、、「最初にそっちが読み間違えたからそのまま来ちゃったんでしょう!」というのが私の断固とした主張なのだが、下手をすると「何年も偽りの申告をして料金を正しく支払わなかった」と言ってくるかもしれない

あ〜あ、、だからイギリス生活っていやなのよ!それでも、このエコノミー7の読み取りが逆だった場合、フラットレートにした場合、これまで通りに知らん顔で続けた場合、といろいろなパターンを計算してみても、やっぱり他会社にしたほうが家計は助かる事になる。ここは面倒だが思い切って変える事にした

突っ込まれたら言い返すまでよ、、、月に2000円ちょっとでも家計を抑えるほうが大事だしね。本当にイギリスってこういう所がいい加減。何年も経ってから気がついちゃったこっちが気分悪くなるんですもの。

会社スイッチには4−5週間かかるとの事、これからハラハラしちゃうな〜〜




そしてまたここにいるのだった、、
ホント、「12時間の魔法」は不思議なもので、いくらこっちで気になる事があっても日本に着いて1−2日経つとイギリスでの事なんか全く考えなくなるし、どんなに「かえりたくな〜〜い!!」と心で泣き叫びながら日本を後にしてもヒースローから家に帰ると、日本での2週間が夢のように感じる。この不思議な感覚
仕事に戻るとさすがに時差ぼけも相まって、連日夕食後はソファーでうたた寝してしまっていた。変な時間に寝ちゃうと余計につらいのは解ってるんだけど、体が言う事を聞かない状態
そして眠い体にむち打って行ってきたのがこの芝居。
DSC_0294

タイトルは「チャールズ3世」。でもイギリスの歴史にチャールズ3世はまだ存在しない。これは現皇太子チャールズが次期国王になったら、、、という仮想のお話。リアリティーの無い無意味なコメディーだったら興味ないな、と思ったのだけれど、レビューがかなり良かったので息抜きのつもりで取ったチケットだった。「面白く無かったら寝ちゃうだろうな〜〜」と思いつつ・・・

現エリザベス女王が崩御した、という所から舞台は始まる、王室家族達が寺院でろうそくを手にその死を悼んでいる。通常、王室メンバーが亡くなると、家族達は棺の周りを守るように立って回るのだが、演出では棺は置いていなかった。その辺りはやっぱり考慮したのだろう。

お決まりの人たちが登場する。チャールズ皇太子=新国王、カミラ夫人、ウィリアム&ハリー王子、ウィリアム夫人のケイト(正式にはキャサリン=ケンブリッジ公夫人) そして架空の首相と野党党首。フィリップ殿下は女王より先に既に亡くなっている。さらに亡霊のダイアナ元妃まで、王室メンバー勢揃いだ。これが皆さんなかなか特徴を捉えていて、顔は別だけど仕草や話し方がよく似ている。

今まで70年近くにわたったエリザベス女王の時代が終わり、チャールズはどんな国王になるべきか、思案にくれている。彼だけではない、国民のほとんどはエリザベス女王以外の国家元首を知らない世代なのだから、これからがどうなるのかはすべての国民にとっての関心事だ。

時の首相、野党党首、カミラ夫人や息子達とのさまざまな応酬の末、チャールズは今まで国王がほとんど使った事がない政治的な唯一の権限、拒否権を使ってしまう。政府が議会で決めた法案にサインをしないのだ。そして巻き起こる論争。その合間にも、労働階級の=普通の女の子との恋に走ろうとするハリー王子や、政治的意見に加担してチャッチャと仕切ろうとするケイト、亡霊となって徘徊するダイアナ元妃など、単に絵空ごとではなく、一時代が終わって新しい国王になる際の舞台裏を巧みに描いている

別に今の王室メンバーでなくても通用する構成で、シェイクスピアが未来に生きていたらこの時の話を舞台劇にしたかもしれない。ただ、私たちにとってはなじみ深いメンバーによるいかにもありそうな話、という事でこれが喜劇性を増している。 はじめは途方に暮れてちょっと優柔不断、そして国王としての権威を主張してみるののの、最後には世代の流れに隅に押しやられてしまうちょっと可哀想なチャールズ3世のお話だ。

実際にこうなるとは思えないけれど、一つの歴史劇として十分成り立つ脚本で、親しみ易い登場人物も相まって人気が出たのだろう、場内は満席だった。これも今の英王室が国民から慕われているひとつの証だ。

この芝居を実際の王室メンバーがお忍びで観に来たら面白いだろうな〜とは思うけれど、やっぱりそれはあり得ないだろうね・・・・2幕の途中でちょっとウトウトしかけたけれど、面白かったよ!


いつもながら、連日食べまくりの間にどんどん過ぎてゆく2週間
それでも私には真夏のお天気が続いて、本当に久しぶりに会った友人たちと浅草近辺を歩いた日はなんと29度
30年ぶりのかき氷、今までは遠くから眺めているだけだったスカイツリーにも行ってみた。上へは上らなかったけれど、こんなアングルもいいかな?

DSC_0271

毎日違う友人たちとランチの連続でちょっとお腹がもたれ気味になっている。でも日本に来るとどうしてもいつもはできない事をして、食べられないものを食べる、というのが私のモットー。ここはやっぱり頑張って欲張ってしまうのだ・・・・ くだらないバラエティー番組を観て家でダラダラできるのも休みだからこそ。今日は台風が来ているのに皆はお仕事ですものね。皆さんも通勤に影響はなかったでしょうか(いや、多少はありましたよね、やっぱり、、、)でも台風でさえも私には懐かしい日本ならではの出来事

イギリスには台風も地震も火山もないので、こういった自然災害に対する意識はほとんど無い。私はやっぱり多少はそういった事がないと変に脳天気になってしまうと思う。最近でこそロンドンでも雪が降ったりして通勤が困難になる事があるけれど、もう毎回大騒ぎだ。これは大陸(ヨーロッパの他の国)の人達にいつも笑われる。災害に対する意識ができていないという意味で。それでも去年あたりは洪水が多発して、これから世界の気候が変わっていくとイギリス暮らしものうのうとはしていられなくなるのかも。

昨日は本当に久しぶりに妹と鰻を食べに行った。鰻だってロンドンに全く無いわけではないけれど、冷凍もののあまり美味しくない蒲焼を高〜〜いお金を出して買う気にもならず、今までパスしていた。まあ、日本でも鰻は高いんだけどせっかくなので台風前夜の雨の中を出掛けた。

DSC_0280

やっぱりこれですよ 炙って蒸して舌触りトロトロの鰻の蒲焼がタレと一緒にご飯にかかっているのは美味しいねえ〜〜。山椒もロンドンの家ではまず絶対に口にしないし。イギリスでは鰻を食べる人はほとんどいない。無いわけじゃないけれど、その調理法はほとんどがぶつ切りにしてシチューのようにして食べるというもので、それこそ私はトライすらしたことがない。鰻は開いてないのとね。ぶつ切りって、いかにも蛇みたいで気持ち悪いし、骨が残ってるような気がするし・・・・

残りあと2日なのに今日が台風で半日潰れるのはちょっと痛いけれど、これもまた日本滞在ならではの事。午後には台風一過で雨がやみそうだし、あとで映画でも観てこようかな。日本映画でピンと来るものがないのが残念だけど、何かしないともったいないしね。午前中は雨音を聞きながらガマンガマン


DSC_0236


今回は彼抜きだから、連日ほとんど女子会モード。横浜の中華街に行ったもの子供の時以来だったし、連日の豪華ランチでお腹一杯の毎日・・・・

小学生時代からの学友で、高校まで一緒だった懐かしい友人たちに最近会えるようになったのも、ネットやFBのおかげ。今日会った友人ともこの20年で会うのは2度目だった。お目当ては六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されている、「わたしのマーガレット展マーガレットといえば少女漫画。今年が創刊50周年という事で開催されたそうだ。この50年の間にマーガレットを読んで少女から大人になった人達がどれだけいたのだろう、、?読んでいた人達にとって、人生の貴重な成長期の足跡になっているはずだ。

私とマーガレットの付き合いは、小学低学年に遡る。始まりは姉からだった。そのせいか、読み始めた時期は一緒に行った友人より私のほうが少し早かった事が判明。私の最初のマーガレットといえば「アタックNO1
でも最初からではなくて、読み始めたのは途中からで後から最初に追いついたんだと思う。ちなみにアニメ版も既にあったような、、、「苦しくったって〜〜・・・」。当時は学校でもバレーをやっていた。「木の葉落とし」とか研究してね

今となっては定かな記憶ではないけれど、それでも自分で毎週読み始めたのはもっと後、高学年になってからだった。今日見てきた展示でも、作品としてはコミックになってから読んだもので、連載されていたのは覚えていないというものがいくつかあった。あれが姉の世代だったのだろう。私自身は「スマッシュをきめろ」の槇さおりを目指してテニスをやっていた事もある。ラケット買って春休みテニス講習みたいなのに行ったっけ。白いスコートも買ってもらって・・・

そして、やっぱり「ベルサイユのばら。これについては前にも買いたし、私自身フランス革命にまつわる本はかなり読んだ。そして「エースをねらえ」や「スワン」の頃はもう私自身、自分の目指すものがあったから、座右の銘のような意味も兼ねて読んでいた。

展示はマーガレットの歴史に始まって、ホラーもの、学園もの、コメディーもの、スポ根もの、そして恋愛もの等、ジャンルごとに仕切ってオリジナル原画が次々と並ぶ。「そうそう、あったよね〜〜!」と思わず叫んでしまう作品も多くあって、記憶がタイムスリップしていく。ベルばらの池田理代子さんとホットロードの紡木たくさんは独自の展示コーナーが設けられている。やはり著作権の関係だろう、、展示会場内は撮影禁止。でも一か所だけ「写真をどうぞ」と展示されていたのがオスカルとアンドレの等身大立像。

DSC_0231

でも等身大にしてはちょっと細すぎ、、! 特にアンドレは細すぎないかあ〜〜?? 前にも書いたと思うけれど、実写で考えた時の私のオスカルはティルダ・スウィントン。「ナルニア」での氷の女王の彼女は、まさに「この人のオスカルで映画化してほしかったなあ」と思ったものだ・・・この立像、かなり現代版フィギュアっぽい。まあでも一応写真は撮りましたよ。

お土産売り場にはいろんな物があって、使えるものといえばクリアファイルとかキーホルダー、マグネットの類かな。沢山の作品があるので、どうしても商品は大ヒットものになりがちだけど、それでも50年間のいろんな世代をカバーしている。私は空き箱・缶をお土産にするつもりで、クッキーの入ったものを2種それとベルばらの新作エピソード4編のコミック(オフィシャルなベルばら11巻目のコミックス)を買ってしまった

会場を出たところの52階からの展望が眺められるかカフェでは、この展示会とコラボしたメニューを提供中とのこと。私たちは座らなかったけれど、テーブルも歴代マーガレットの表紙で埋め尽くされ、デザートメニューに作品のイメージを盛り込んだものが数種類あるよう。

DSC_0239

来ている人達は本当に60代になったような初代ファンから、その娘といった世代まで幅広い。年代順に見ていくと、誰が描いたにかかわらず時代によって絵のタッチも変わっていく。懐かしい名前の中には執筆途中で亡くなった方もいて、私は知らなかったので驚いた。

気がつくと1時間半もかけていた。展望台にも行って初秋の景色を堪能。懐かしい幼馴染とも言える友人と、しばし少女に戻って楽しい時間を過ごしてしまった

さて、さっき買ってきたベルばらの11巻を読むか・・・・

↑このページのトップヘ