見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

カテゴリ: 日本のドラマ


天下のBBCが日本の俳優を主演にドラマを創った。

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以前から何度も言っているけれど、BBCやITVが力を入れて制作するシリーズ物のドラマは本当にクオリティーが高い。「日本でもこんなドラマを創る局はないのかい、、、!?」といつも思っている。
そうしたらなんと、日本の役者を起用したドラマをやっているというじゃないの!私は最近あまりテレビを観ないので、いつもなら予告とかで気づくはずが全く知らなかった。「先月やってたわよ」と友人に教えてもらってBBCのiPlayerという見逃しサイトでチェックする。

日本サイドの主要キャストに平岳大、窪塚洋介、本木雅弘 ら。ヤクザがらみのストーリーだといつもはなんだかよくわからない日本人もどきの俳優が出てくることが多いのだが、しっかりと活躍している日本人俳優がキャスティングされている。

ロンドンで男が殺されて事件は始まる。、日本の刑事、 モリ ケンゾウ(平岳大)は事件に使われた武器が死んだはずの弟に関係がありそうだと報告を受けて、真相の解明にロンドンにやってくる。弟のユウト(窪塚洋介)はいつしかヤクザと関わりを持ってしまい、2年近く前に組長の甥を殺したことで追われているうちに死んだと断定されていた。(遺体は上がっていない)

イギリスの警察より先にユウトを探し出して日本に連れ帰る為に行動を始めるケンゾウに、ロンドン警察の女性刑事や情報収集に協力してくれるロドニー等、日英の俳優たちがバランス良く配置されている。びっくりする程日本語のセリフも多いので、半分は英字の字幕が入っている。東京とロンドンの闇社会を描いていると同時に、それぞれの家族や元恋人など、様々な人間関係が入り込んで、ただのヤクザものじゃない奥の深い作り。

全8話なので3日間に分けて観た。アクションや暴力シーンもかなりの迫力で、痛いくらいに残酷だったりする。話はどんどん展開し、ケンゾーとユウトの家族達が女達(母、妻達、娘)のストーリーをきっちり作っている。出てくる人たち全員にそれぞれのストーリーがあり、それが交錯して話はどんどん見えなくなる。サスペンスの作り方が本当に巧妙だ。

俳優たちがみんな個性的。特に窪塚洋介さんが凄く良い役だ。彼は台詞回しがあまり巧い役者じゃないんだけれど、画面に出てくる演技はとても繊細で良い。平さんの方が表情少なめでちょっと無骨な感じかな、お父様の平幹二朗さんは愛くるしい目をキョロキョロさせて演技に幅をつけていた役者さんだったけれど、、、、あまりかっこ良くない中年刑事で弟に振り回されているっていう感じはすごく出ていて正解なのかな。ラヴシーン向きの役者さんじゃないような気もするが、、、、、?

ロドニー役のWill Sharpeがすごく良い。彼は日英ハーフだそうだ。女性刑事=サラ役のKelly Macdonaldはスコッツの女優さんで、実はスコットランド訛りの英語って何故かあったかく聞こえるんだよね。テレビ番組のプレゼンターにスコッツの人が多いのもそのせいかも。日英の比重が同等で、むしろこんなに字幕の多いドラマでいいのか、、と思ってしまうくらい。トレーラーはこちら



これはぜひ日本でも、、、と思ったらNetflixでしか放映されないの、、??それはもったいないでしょう〜〜!!こういうドラマこそゴールデンタイムに日本の視聴者に見て欲しいよ。みんなあんなに頑張ってるんだから。ヤクザの親分役の本木雅弘さんも良いよ、こんな役ができるとは思ってなかった、、、、
私がこっちにいるせいか、全く知らなかった日本の役者さん達もみんなすごく良い。日本のドラマもね、事務所の力とかスポンサーとかじゃなく、力のある役者たちをもっと起用して欲しいよね。

日本公開はまだということなので、ストーリーのネタバレは控えるとして、でも見応えある。8話でどう落とし前がつくのかと思ったら、なんだか最後が終わってない、、、??「え、、?これで終わりなの?何か解決した、、?」と思ってちょっとモヤモヤしているのだが、よーく見てみると、「Series 1」って書いてある。「Series 1 Episode1~8」って、、、

ということは、またシリーズ2があるということなのかな?だってそうじゃないと話が終わってないよ〜〜?まあ、ああいう終わり方っていうのもアリなんだけど?そういうドラマもあるしね。結末は付けないっていう、、、バイオレンスドラマじゃなくて、ちゃんと人間達を描いているのがクオリティー高い。ぜひオススメ!!って、なんでNetflixでしかやらないの〜〜??


 


日本から戻ってからちょっと休憩状態だった芝居のチケットを秋に向けて3つ購入。気になるものは9月以降に集中しているので、まあ、夏休みの間は子供向けの芝居なんかもあるしね。ミュージカルもたまにはいいかな〜と思うのだが、やたら高いし、今一つやっぱり芝居の方に目が向いてしまう。

さて、実はこの数週間、裏技を探していた。考えてみると、今までにも日本のドラマやテレビ番組を見る裏技を散々試してきた。昔昔は友人がわざわざドラマを全話録画したビデオを定期便で送ってくれて、休みの日一日見てた。ネット始めた頃には中国・マレーシアあたりのサイトで日本のドラマが安いVCDになっててそれを買ったりしていた。(このVCDはやっぱりDVDのように質は良くないね。まあ、1ー2回見るにはいいけど)ネットもwifiになると、今度はあっちこっちのサイトに常時あげられているのを探して観ていた。

でもやっぱりサイトに録画した番組をあげるのは違法ということもあって、最近は探すのがかなり大変になってきた。見つけても翌日には消されていたりね。で、VPNなんかも検討してお試し期間に登録してみたのだけれど、う〜ん、見逃し配信も必ずしも観たいものがあるとは限らないし、チャンネル数もBSやCSは見られない。もう少し幅広い選択はないかと探した。

以前は「絶対に無料で」と思っていたけれど、やっぱりこうなってくると無料で、とは期待していない。一応ある程度払ってもいいかな、、、と思い始めた。 まず、チャンネル数や料金を比べるには、「何が観たいか」を検討する。普通の民法なら問題無いけれど、芝居の舞台中継とか、試合じゃないスケートのアイスショーとか、日本映画やWOWOWのオリジナルとか、いろいろ観たいものはある。

機器を取り付けたりするのは厄介なので、アプリだけでmacやスマホで観られるものを探す。見つかった中で検討したのが「Liveca TV 」 と「Cool TV」の二つ。どちらも地上波は関西の地方局も含み、かなりのチャンネル数がある。でもやっぱり安くはないなあ〜〜、、、、一年だと3万〜4万五千円!!

ドラマをまとめて観られるビデオ貸出のようなサイトもあった。こちらはドル建てで月20ドル弱。ドラマだけならこれでも十分だけれど、やっぱりそれ以外も観たくなる。もちろん今でもネットで探せばなんとか見つかるものもあるので、やっぱり月に3000円近くも出すのは最終選択なのだが、あれこれ探すのも労力が要るのよ、、、、、

とりあえずお試しをして見ることにした。「Liveca」の方は、BS,CSもいくつか含んだ45局で、1ヶ月だけの申し込みができる、ちょっと高いけれど、縛りがないのでとりあえず1ヶ月だけ申し込んで観た。

画面はすごく綺麗だし、本当に日本でテレビを見るようにマックで見られる。ただ、ここはiphone,
ipadでは観られるらしいのだけれど、Androidのスマホでは観られないらしい。まあ、スマホで見る事なんで時間的にもあんまり必要ではないけれど。リアルタイムの番組だけでなく、2週間前まで遡って全ての番組が見られるので、実際のお試し申し込みは1ヶ月でも6週間分が見られることになる。

もう一つの「Cool TV」の方は、お試しは無料の3日間だけで、あとは一年契約になってしまう。それでもこちらはBS,CSが入って全部で95チャンネル、視聴もmacだけでなくAndroidのスマホでも観られる。
こちらのチャンネルには、DiscoveryとかHistoryチャンネルや、よくアイスショーの放映をしてる日テレプラスなんかも入っている。これで同じ値段なら、一年間申し込むならこっちの方なのだが、やっぱりちょっとお高いよなあ〜〜。いままで無料でネットで探していたものに、月2700円くらいかかるということだ。2700円なんて大したことないといえばそうかもしれないが、う〜ん、これまで裏技に関してはかなりの労力を使って自分で見つけてきたので、アッサリ払ってしまうのはどうしても、、、、ね。

とりあえず、今の「Liveca」の1ヶ月が終わるまでに決断しようか。ほんと、それにしてもドラマが探せなくなったよね〜〜、、、まあ、無ければ無いで生きていけるのだけれどね。

それにしても、ただでさえ寝るのが毎日2時ごろなのに、これで日本のテレビが見放題になったら、私は本当に1日50時間はないと時間が足りないよ〜〜!!

 


一昔前は日本のドラマをネットで探してはチェックして、怪しい格安のVCD(中国版?)なんかを買っちゃったりしていたものだけれど、最近はほぼネットで間に合うので、お金を使うことは無くなった。でもどうやらドラマのアップは一応違反という事で「イタチごっこ」の感が否めない。ドラマは放送されてから1−2日で探さないと既に消されてしまっているケースが多いわ、、、、

youtubeなんかで探すとドラマよりむしろバラエティーものが沢山ある。日本のバラエティー番組って思いっきり内輪受けで引いちゃう事が多いのだけれど、それでもなかなか面白い内容のものもある。豆知識になるような番組もそうだし、検証番組やクイズものも「一般知識」の高さを感じるね。少なくともイギリスよりは。こちらでも私と彼はクイズ番組が好きで、いつも録画して寝る前のひと時に一緒に観るのだけれど、日本の「トリビアもの」のような番組は面白い。

今回は綾瀬はるかさんの「義母と娘のブルース」を観ようと思っていて、気が付いた時にはすでに3話目くらいになっていた。ネットで探して見たものの、どうしても第一話がみつからなくて困っていたところ、やっと某所で見つけることができた。2日間で一気に1話から7話まで見てしまったよ。

綾瀬はるかさんは好きだなあ〜。いつでもきちっと演じてくれるし、変な癖がないからどんな役でもスルッと入っていける。「失敗だ」と思った事がない。今回のドラマは漫画が原作という事で、ちょっと現実離れしている部分もあるのだけれど、マジで演じているところが凄い。竹野内さんは良い中年役をやるようになったなあ〜。インパクトとしては強烈ではないけれど、ドラマの中のセリフにもあった「陽だまりのような」存在感を出すようになったね。40過ぎて相変わらずの低音イケメンで、かつフンワリした感じっていうのもあまりいないタイプなので、まだ重宝される余地がありそうかな。 

8話で最終回なのか〜と思っていたら、今週はお休みで最終回は来週に持ち越しとか。なーんだ、、子役から大人役の役者へのつなぎもすごく「らしく」ていい。違和感ないよ、楽しんでます。

とうとう8月も終わり。今年は結構暑くて夏らしい夏だったから文句は言わないけど、本当にあっという間だったわ〜〜。来週末はBBC Promsの最終日。毎年これを観ると「ああ夏が終わったな」と実感する。とりあえず10月頭に日本に行くとまだ「夏の名残」のような空気感だからもう一踏ん張り味わえる。楽しみだ。 

youtubeでフィギュアスケートのジュニアグランプリを見つけて見て見た。これからの活躍が期待される10代の若手たち。今年からはジュニアも男子のフリーは30秒短くなったんだね。スロバキアで2位になった須本くんも良かったけれど、リンツ大会に出てる島田高志郎君がいいね〜〜。これからが楽しみな選手。4回転はまだ入れてなかったけれど、あと2年くらいでどこまで伸びてくるか期待したい選手だ。男女共、ジュニアでも4回転が入ってきて本当に凄い時代になっているけれど、これからがシーズン本番だ。

新しいルールでは、男子の場合は4回転を3回以上安定して跳べる選手達が表彰台組、でもその後の4回転を1−2回飛ぶ人達と、3回転・3回転半を余裕で飛ぶ選手達との差があまり無いんじゃないかと思う。どんな事になるんでしょうか。
羽生選手の今季のプログラムはプルシェンコ選手が滑った「ニジンスキー」のアレンジバージョンとか。今季で引退のつもりかな、、?以前から25歳には引退してスケートを通じていろんな活動をしたいって言っていたから、、?

シーズン初めのチャレンジシリーズはロンバルディアか〜〜、宇野選手は最近続けてロンバルディアで良いスタートを切ってたから、今年もご利益に乗るかな。丁度日本に行ってる間にジャパンオープンがある。会場までは行かれないけど、テレビ放映あるだろうか、楽しみ! 


なんと!一ヶ月飛ばしてる、、、その間に今年の里帰りまであと2週間になった
この夏はなんだかテレビやネット観まくりで、ブログをすっかり放置していた。っていうか、時間が足りないよ、、、仕事終わって夕飯食べて片付けたら大抵9時頃、ちょうどオリンピック・パラリンピックが始まるから(イギリスの夜がリオのお昼過ぎ)思わず観てしまう。他にも録画しておいた番組に追いつくだけでも夜は終わってしまう・・・

いや〜〜、RioはオリンピックもパラリンピックもTeam GBは大活躍で、ロシアのドーピング問題が影響していたとはいえ、どちらの大会でもメダル獲得テーブルで2位という快挙! 来月、メダリスト達の凱旋パレードがあるそうだけれど、なんと!私は日本滞在の最後の日という事でこっちにいられないのが残念・・・・

この夏は日本のドラマも私としては好きな役者の当たりクールで、結局「真田丸」と「遺産相続弁護士・柿崎真一」「そして誰もいなくなった」後半でWOWOWが放映した「賢者の愛」を観ていた。 
こんな感じで英語・日本語でテレビやネットを観ていたら、毎日夜中の2時過ぎになってしまうのだから、ブログを書く暇はほんと、ありませんでしたわ・・・・まさに「目が四角」状態で睡眠不足の身体を引きずって仕事に行くのが精一杯、、、

日本のドラマ、、凄く面白い!と思って観ていたか、というと少し違うけれど、いや、「真田丸」は面白いよ!(これはやっぱり脚本の三谷幸喜さんの筆力と役者一人一人への愛情がものをいってる)藤原竜也、三上博史両氏が同じクールに出てる事って滅多にないからね。

そして誰もいなくなった」は最初の回で、全く先が読めなかったから、どうなって行くのだろう??と思ったけれど、藤原さんがしっかり芝居しているので安心した・・・・
それにしてもどうなったのが釈然としない部分もあったよね。馬場さんはもしかしてエイジの父親か、、?なんて思ったりもしてたのだけれど、結局車ごと海で死んだ、という事でいいのか、、、??
このドラマの撮影中に蜷川さんが亡くなって、何年も前からその時」が来てしまった時の役者・藤原竜也を心配していたのだけれど、ブレていなかった。それが観たかったんだ。10月には蜷川さんがいなくなって最初の舞台。丁度里帰り中だから観に行かれる。頑張れ!!

深夜枠だという「柿崎、、、」はまあ娯楽作品という事で、力を抜いて観た。はっちゃけた三上さん、久しぶりだ。夏の夜に一話、怪演炸裂の回があったけれど、やっぱり好きだな〜三上博史という役者!前に観た「明日ママがいない」も凄く良かったし、WOWOWの「贖罪の奏鳴曲」でも思ったのだけれど、若い頃の三上さんは痛みをそのままナイフの切っ先のように表現していたけれど、最近は痛みを抱えて時を重ねて来た、その時間を感じさせる演技になったと思う。やっぱり三上さんももう50代だもんなあ〜〜と思ってしまう。(見た目、全然そうは見えないけれど)痛みを知っている優しさ、みたいなものが表現できる年代になったんだね・・・

実は連日寝不足の原因のひとつは、もう一人、しばらく忘れていた(?)田辺誠一さんを改めて観ていたのもある。「賢者の愛」で、あれ?、、と思ったのだ。今までけっこうあちらこちらで観ていたのに、なんだかこの15年くらいなんとなく観てしまっていた。彼の事は役者としてよりも、私が初めてiMacを購入した頃(2000年になる頃)、もう既にデジタルな事には先駆けしていた人なので、当時、短編映画を監督として撮ったりしていた頃にちょくちょく彼のサイトをのぞいたりしていた。役者としてはやっぱり第一印象はガラスの仮面=紫の薔薇の人・速水真澄だった。でも映画の「ハッシュ」やマンガチックなドラマでサイコな役をやってたりしたなあ〜と思って、ちょっとネットで探してみた。(このサイコな役をやった「サイコメトラー」で、後に奥様になる大塚寧々さんに「君は僕のものだ!」と言ってるのが凄い)

元モデルで役者になった俳優といえば、竹野内豊さんもそうだし、大沢たかおさんとかいるけれど、この人が一番「役者」なんじゃないだろうか、、、と思ってちょっと探してみると、そうだ、この人も蜷川さんの舞台に何本か出ていたんだよね。最初に観たガラスの仮面から3−4年の間に凄く演技が変わってる。コメディータッチのものも、ちょっとニヒルでサイコな役もちゃんと演じている。最近は画伯としての地位も固めた事だし、ご本人のふんわりした部分と、コミカルな感性と、そして本来の自分とは違うかもしれない役を躊躇なく演じる術を持っていると思う。 「賢者の愛」で思った。田辺誠一さんにはもっと文芸作品のようなものをやって欲しいなあ〜情緒っていうのかな、そういうものが表現できる人なんじゃないだろうか・・・次のクールでは市民相談員でキレる役をやるらしい。楽しみ。

そして気がつけば、日本行きまであと2週間!!ひたすらこの里帰りを楽しみに1年間働いて来たんだよ、、、後少し、もう少しだ!!10月に入ればまたスケートのシーズンになるし、F1のレースもあとちょっとだし、労働党の党首選も投票が終わって週末には決まるし、来年になったいよいよBrexitが本格化するだろうし、、、あ〜あ、やっぱりあれこれあれこれと忙しい毎日なのだよね・・・

 


今月はブログを放置してしまった感じで気がついたら3月も末日!!
最近は結構仕事が終わって家に帰ると録画しておいたテレビを観てしまっている。ドラマやドキュメンタリー、それから大好きなクイズ番組、、、Macでは日本のドラマを探して、、とやっているとあっという間に夜中になってしまうのだった

冬の日本のドラマはNHK大河の「真田丸」の他に「ナオミとカナコ」「私を離さないで」を観ていた。
(「ナオミと、、、」は正直、特に面白いと思ったわけじゃないけれど、何となく「この二人、どうなるのかな?」と気になって観てしまった) 

私を離さないで」は何年も前にイシグロ氏の原作本を原語で読んでいたので、映画版もみた。映画は原作に忠実で良かったけれど、やっぱり時間的な制約は描ききれないものが多すぎて、 物足りなさが残っていたので、ドラマで1クールかけて創るほうが良いんじゃないかと期待していた。

設定を日本に置き換えてはいるものの、原作には忠実で、かつもっと隙間を埋める時間がたっぷりあって、凄く良いドラマになったと思う。特に原作を読んで「こんな、臓器を提供するためだけに生まれて来た人達が、なんで疑問や反感を露わにしないんだろう??」と思っていた点を、まなみというキャラクターと人権運動という要素を入れる事で、より解り易くて人間らしいドラマになったと思う。

子役と成長してからの役者のキャスティングもピッタリで、泣かされるというより、より考えさせられる作品になっていた。「人間は感情の動物」というけれど、まさにそのとおり!感情を持たない家畜のように生きていたら、自分の身体を人に提供するという恐ろしい事実にも疑問すら持たずにいられたのに、感情豊かにと教育されたからこそ、考える人間になってしまった、その残酷さだ。彼らを育てた学院が何故無くなってしまったのか、台詞には出てこなくても充分解る。「提供者には感情や考える能力を与えてはいけない」からだ。

綾瀬はるかさんは、とても良い女優だと思う。実はもともとがグラビアアイドルだったとは最近まで知らなかった。以前にも何作が観ていたけれど、言葉を発しなくて表現する力があるし、それが画面を通してちゃんと見えてくる、スクリーン向きの女優さんだ。今は新しい大河ファンタジードラマの「精霊の守人」でこれまた全く違うキャラクターを演じていて、汚くなっても美しい戦士ぶりだ

真田丸」はやっぱり三谷幸喜さんの筆の巧さが炸裂している。「こんなのありか〜〜!?」と思う事でも筋がとおってしまう脚本の魅力と、演じている役者達の面白い事。草刈正雄さんの昌幸はキャラクターと脚本と草刈さんの演技がピッタリはまっていて絶妙だ

実は調べてみると、本当に真田昌幸という人は策をかえてはあっちこっちに付いていた人で、本当に節操が無いと思うくらいに鞍替えしているのだ。それでも家康に命は取られずに長生きしたのだから凄いよ!
「長澤まさみのきりがうざい」という声もあると聞いているけれど、きりという人は真田が徳川に破れて蟄居させられた九度山でもその後の大阪城でも信繁の側にいたとされるので、この先、信繁の側室となっていく関係の変化が描かれていくのだろう。三谷さんの本に期待したいね。

大河は長丁場だから、「観たい」と思う作品でないと一年付いていかれない、、、「平清盛」も三上博史さん演じる鳥羽法王がいなくなったら観なくなってしまったし。こっちに来てから全話通してみたのは「新撰組」だけだなあ〜〜(日本のドラマがすぐにネットで観られるようになったのだってこの数年だし)でも「真田丸」は見続けると思う。

さて、あと2週間働けば、カナリー諸島のテネリフェ島のホリデーが待っている!格安ホリデーだけれどアパートメントに10泊。テネリフェ島には富士山とそっくりな山があるんだよね。高さも形もよく似てる。のんびり太陽を浴びてゆっくりするぞ〜〜!



 


今クールでの日本のドラマはあんまり追いついていない。「明日ママがいない」と「緊急取調室」だけだ。緊取のほうは毎回のゲストが結構面白い顔ぶれなので見ている。天海祐希さんはそういえば舞台降板してから身体は大丈夫なんだろうか・・・? 

初回で???!!と思う位にクレームがついてとうとうスポンサーがCMを放映しない状態でここまできてしまった「明日ママがいない」も来週で最終回を迎える。どこから、そしてどの程度の軌道修正をしたのかは解らないけれど、私はやっぱりこのドラマはこれでとても素敵な作品になっていると思う。1話でちょっと演出が行き過ぎだった部分が、インパクトよりも反論になってしまったのが残念だね。
確かに観る返してみると雨とか雷とかちょっと強烈だったし、魔王のお説教も言ってることは的を得てるのにその例え方で「子供達を犬扱い!!」みたいになっちゃったからねえ〜〜〜。でも内容としては一貫しているし、それほど突拍子もなく変わったとは思えないなあ、、、(案外全く変えてなかったんだったりして??)

第1話ではママに捨てられてしまった子(ドンキ)が、ここへきて自分で、自分を愛してくれる真実の親を選ぶ。コウノトリが間違って届けてしまった事実の母親の手を振り切って、本来届けられるべきだった真実の親の元へ駆け寄る姿は、どんな子でも生まれて来た以上は幸せを手にする権利があるのだと叫んでいる

貧しくても、自分の夢がかなわなくてもパパと一緒にいたい、そう叫んで泣き崩れたピア美も、この子達がどんなに親の愛を求めているかを体中で叫んでいて、思わず涙が溢れてしまった。親がいる、いないじゃない、誰かに本当に愛されているかどうかなのだ。親がいたって愛されていない子は幸せを感じられずに大人になってしまう。大好きな人に愛されている、という事をちゃんと感じ取って大人になったかどうかは、その人の一生を左右する。自分に自信が持てない人、何事もネガティヴに考えてしまう人、人を信用出来ない人、そんな大人達をよくみてみると、子供時代に愛情一杯の中で育たなかった人が多い。これは私の知っている範囲をみても言える事だ。

来週が最終回だけれど、最期はすし詰めになりそう。っていうか、本来なら最終回は延長放映の予定だったのかもしれない。でもどうやらその様子はないので通常の1時間枠で終るようだ。子供達だけでなく、大人達の始末もつけてよね。未解決なのは魔王と奥さんもだし、結婚やめた方が良い叶も、やっと喋り始めたロッカーも前向きになろうとしてる御局も・・・50分枠で足りるのか・・・???

ドンキ役の鈴木梨央ちゃんの表情豊かな演技は大きな将来性を感じる。目や顔の表情から感情を表すのがとても巧い。というより技巧じゃなくて、カメラのフレームの中での表情にオーラがあるよね。天才子役といえば途中から出演している安達祐実さん、最近あまり見ていなかったけれど、この人はやっぱり巧いな〜〜。ちょうど「緊急取調室」のほうでもゲスト出演していて嘘つき女の役を演じていたけれど、久しぶりに観て巧いなあ〜〜と唸ってしまった。このドラマでは死んだ娘とポストを混同してしまっている病んだ母親を、きっちり演じている。

きっと最終回ではポストの名前が出て来るだろうな。朝倉夫人はポストを死んだ娘の「」と思ってそう呼んでいるけれど、もし里親として本当に縁組みを考えるなら、あの魔王がそれを許す筈がないよね。里親として彼女を引き取るなら彼女の名前=きっと出て来るDQNネームを呼ぶように諭す筈だ。なんだろうね、、、ドンがマで、ピアが直だから、もしかして、、、、キューだったりして・・

このドラマでもうひとつ、心に響いてくるのがコトリンゴさんの主題歌「誰か私を」だ。毎回ラストシーンで静かに静かにクリープインしてくるこの歌、本当に素敵。コトリンゴさんを初めて聴いたのは6年程前に里帰りの時に坂本龍一さんプロデュースのロハス・クラシックコンサートでだった。歌の感性と声が矢野顕子さんに通じるものがあって、呼吸をするようにピアノを弾いて心をそのまま歌にする彼女の音楽に癒された。この主題歌も本当に素敵。途中のサビの転調がアカペラで口ずさむのに2日程かかったけど、なんだかこのところ毎日気が付くと頭の中で歌っている。こんなにデリケートな音楽を創れる人は幸せだ・・・




「明日ママがいない」の最終回が明日はママがいるになるといい、、多分そうなるんだろうけど。そして心に闇を持って大人になってしまった人達の明日にも心の安らぎがあるように・・・それにしてもやっぱりこのドラマでの三上博史さんは凄く良いね。この役を他に演じられた人がいるだろうか・・・??野島さんはそういう所が流石だね。子役達だけじゃまとまらない。その要に魔王役を据えて、このドラマの語り役にしている。本当に良い役だね

前にも書いたけれど、「可哀想、かわいそう、、、、」と押し付ける心が被害者意識を生んでしまうのだ。親のいない子供達は可哀想なのではない。大半の人達と違うだけで、彼らは弱いのではない。それを弱くしてしまうのは社会なのだ。
頑張れ、コガモの家の子供達!!




今年の1月の降水量は記録となったイギリス。西/南部では連日洪水で、クリスマス以来家への浸水で非難を余儀なくされた人達が相次いで、保険会社は膨大な被害処理で大変な事になっているらしい。でもやっと2月に入って最初に気付くのが、「日が延びて来た」という事、後少しで春だ・・・

さて、、、相変わらず日テレの「明日ママがいない」騒動が収まっていないらしい。なんでもドラマを見た後に自傷行為に及んでしまった児童がいる、、なんて話まで出て来てとうとう日テレも赤ちゃんポストを経営する慈恵病院に出向いて一部内容を変更する方向で話をしたらしい。最初は「最期まで観て下さい」と制作側の意図を変えない様子だったのに、スポンサーがCMを見合わせるという事態になって、さすがに局側としても多少の譲歩は致し方ないという事か

全く残念な話・・・・実は私も最初の騒動以降、なんでこんな騒ぎになっているのかをドラマを観ながら考えた。「子供達が傷つく」のは何故なのか?親がいない子が、里子として育てられた子が、生まれた時から素性が知れずに育った子が、こういうドラマを観て何故傷つく必要があるのだろう??

それは日本の社会が、そういう子供達を「普通とは違う」という意識で扱い、本人達にもその意識が植え付けられてしまっているからではないのか?
生まれた時から親のいない子供は、それがその子にとっての「普通」であって、その普通の中で幸せに育っていれば傷つく必要はないのではないか・・・? 


虐待を受けたり、両親から捨てられるという記憶をもったまま施設に入ったような子供は、また少し違う。もちろんそういうバックグラウンドを持つ子供には充分な精神的なケアが必要なのは言うまでもない。でもあまりにも施設の子供達を「普通と違う」と扱ってはいないか・・・?

イギリスに来て、日本との決定的な違いを最初に感じたのは、この国の「個人主義」だ。個人が尊重されていて、個人の主張には賛成/反対はあっても、上下はない。離婚率43%という数字が出ているこの国では、片親の子供の数は日本の比じゃない。両親とも離婚した後に再婚したりして、実際に家族の中でも片親が違うとか、血のつながってない兄弟(連れ子や里子)とか、日常茶飯事だ。親子/兄弟で名字が違うなんて全然珍しく無い。日本のように戸籍で名字が決まるのではなく、生まれた時に父親か母親の名字をつけるので、兄弟でも名前が違ったりするのだ。それでも「複雑ですね〜〜、、」と笑うくらいで、それでいじめられるというのはあまりきかない。

本当か嘘か解らないけれど、施設の児童が「お前のドラマなのか」とか「お前ももわられていくのか」と言われて傷ついたなんて記事もあったけれど、そういう事を言う子供のほうが問題じゃないのか?そんな事を言う子の親はどんな育て方をしてるんだ??! 
児童というのは年齢としてどのくらいなのかな、、?もし10歳前後の小学生なら、このドラマは夜10時からの大人の時間のドラマなのだから、子供は観なくていいはずだし、中学生くらいなら、少し観ていやだったらテレビを観ないという判断くらいできるはずだよね??
フラッシュバックって何の?、、、施設で虐待された経験があるから起こるんじゃないの・・・?だいいち、三上さん演じる施設長は別に暴力といえるほどの事はしてないし・・??

日本はどこかに所属していないと認められない風潮がある。家に、学校に、会社に、クラブに、、、「○○のXXです」と名乗らないといけない、みたいな・・・両親がいないと就職に不利だったりする事実のほうがおかしくないか?履歴書に家族構成を書く、なんてこの国では誰も考えないよ 「個人」が基本だからだ。名前だって、かなり親しくなるまで名字を知らない事もあるし、親がいなくて施設で育った子がいても、「へえ〜、そうなんだ・・・」で済む事だ。

芦田愛菜ちゃん(っていうか、芦田愛菜さんだよね)が演じているポストと呼ばれる少女は、しっかりと「自分」という個人の足で立っている。生まれてすぐ赤ちゃんポストに置かれていたという事は、自分は覚えていないのだし事実なのだから、あだ名はポストでOKなのだ。「傷つく」というのはそれが弱みとなっているからで、それを「弱い」と教えたのは回りなのではないか・・?

例えば身近な人を不幸な事件で殺された人達はどうか?・・・毎日の新聞ではどこかで誰かが悲惨な目にあっていて、その家族や友人達は本当に一生かけても癒えない深い心の傷と共に生きている。彼らこそ、刑事もののドラマを観てフラッシュバックを起こす可能性がずっと多いと思う。刑事ドラマなんて何年も観られないという人がおそらく沢山いるはずだ。「被害者の家族が傷つくので番組内容を変更してください」なんて話、聞いた事があるか・・??

子供は弱いから、子供は・・・だから、という考えは逆に子供達の自主性と個人性を無視してはいないだろうか。イギリスの子供達は日本の子供達よりもずっと自己主張ができる。親が決めた事に従うのではなく、自分の意見を言って親と相談するのだ。親も子供に対しては、自分の所属物ではなく、一人の小さな個人として接している。子供の意見を飲めない時は、何故ダメなのかをちゃんと説明して納得させる。10〜12歳くらいの子達を比べると、日本の子供達はどうも「お子ちゃま」だ

養護施設で育ったという事がなんの関係もない社会にならないものだろうか。辛い過去のある子供でも里親と幸せな家族になって愛情溢れる生活をしていれば「個人」の価値が決して下がるわけじゃない。
僕、コインロッカーベイビーだったんだって、覚えてないけど」
「へえ〜、すごいねえ〜〜」
と学校で人気者になっていいんじゃないのか・・?
身障者に対するバリアフリーだって、日本はホントに遅れてるよね。みんなと同じでないと受け入れられない国だから、みんなと違うと色眼鏡で見られてしまうから、今回みたいな騒動になるんだよね・・・

○○のXXです、じゃなくて、「赤ちゃんポストで拾われたポストです」でいいと思うよ。実際このドラマでは子役達がそういう「個人」を一生懸命演じている。ちゃんと観てあげようよ。ドンキ役の鈴木梨央ちゃんも、偏屈な施設長におっかなびっくりでも決して恐怖で支配されたりなんかしていない。むしろ自分の意見をおそるおそるちゃんと言ったりするもんだから、魔王は舌打ちの連続なのだ
親がいないという事をハンデとせずにもっともっと逞しくなっていく「コガモの家」の子供達を見守りたい。日テレがどの程度の内容変更に屈したのか、せめて最低限の変更で制作側の意図もしっかり主張して欲しい。


日本のドラマはそこそこ各クール2ー3本を観てるけれど、先週からはじまった「明日ママがいない」が物議をかもしているらしい
今クールは何を観ようかな、、とチェックしていた時には実力派子役達が主演のドラマという事だけれど特に興味があった訳ではなかったのだ。実は芦田愛菜ちゃんは名前はよく聞いていたけれど観た事がなかった。最近は彼女以外にも実力派と呼ばれる子役達が大活躍で、層が厚くなって来ているのは知っていたけれどね。昔から大人の役者が喰われるので苦手とするのが「子役」と「動物」といわれている・・・・家政婦のミタの本田望結ちゃんも巧かったよね〜〜〜

うっかりスルーしそうだったこのドラマを観る事にしたのは三上博史さんの名前を観たからだ。なんといっても主役じゃない時の三上さんは絶対に良いと決まっている。主役じゃない時は必ず面白い=三上博史ならではの役をやるからだ。そしてさらによくチェックしてみると監修は野島伸司さんだ。これは観なくては・・・!!

さすがは野島さん。脚本は若手の女性脚本家の松田沙也さんが書いているようだけれど、最初から野島ワールドが炸裂のドラマになっている。ちなみにこの本、よく聞いてるととってもセンスの良い台詞がそこここにちりばめられている。かなりエグイ雰囲気は否めないけれど、野島伸司さん監修のドラマはいつもの事ですよね・・・

と思ったらなあ〜〜んと!!実際の赤ちゃんポストを運営する病院から講義が出てしまって、おまけに放送中止まで要求していると聞いてちょっと信じられない。確かに現実とは違うでしょう。それはまともな頭を持って成長した人になら必ず解ります。ポストというあだ名が付いた女の子は赤ちゃんポストに捨てられていたから、という設定だけれど、この舞台になっている施設が赤ちゃんポストだとは出て来ていない。私は普通に観ていて赤ちゃんポストから廻ってここに入れられたのね、、と思っていた。何故実際の赤ちゃんポストがこのドラマに抗議するのか解せない

三上さん演じる館長は思いっきり不気味でワケアリな人物だけれど、別に子供達を虐待しているわけじゃない。確かにかなりエグイ事を言ってはいるけれど、よく台詞を聞いてください、嘘は言ってないでしょ、、、と思う。施設の子供達が、何かにつけて不公平に「これだから施設の子は・・・」と矛先を向けられるのは実際にはよくある事だ。不公平で残酷な、でも現実だ。親がいないというハンデを持った子達が世間で立派に生き抜いて行くには、館長の言うようなちょっとエグイ技も度胸もバネのような強さも必要なのだ。その台詞は決して絵空事の暴言じゃない。

喧嘩は先に手を出した方が負け、というのは昔から親が教えて来た筈の事。反抗的な目で反省の色が無い子はほっぺたをちょっとひっぱたく位の事は、昭和の時代には躾けの厳しい親ならやってきた事だバケツを持って廊下に立ってなさい!というのも昔の小学校の処罰の代表だったはず。むしろ懐かしい親の躾けで、暴力とも侮蔑とも思わなかったよ。これに抗議が来るという事が私には信じられない
それよりもちゃんとこのドラマを観たのか、と問いたい。子供達の力みなぎる演技を観て、むしろあまりのパワーに圧倒されそうだ。このたくましさでこれからどんな風に展開していくのか・・・

日本の本音と建て前というか、オブラートに包んだような曖昧さと言うものが、私は海外に出て生活するようになってからとてもクリアに見えて来た。核心を付く事を避けるのだ。「空気を読め」なんてまさにその典型。空気を読め馬鹿言ってないでちゃんと言うべき事を言えばいい。間違ってるなら即その場でいさめればいい事だ。だから個人同士での討論ができないし、人と違った意見を言う事すら怖くてできない人が多過ぎる。身体的な欠陥がある人にその事を口にするのはタブーだし、「デリケートな問題だから」と話題にするのを避ける。

ポール・マッカートニー氏と以前結婚していた元モデルのヘザーさんは、不幸な事故で片足を切断する事になってしまってモデルの道が閉ざされた。以前インタビュー番組に出演した際、スタジオの観客達の目の前で、スカートの裾を上げて膝からの義足をはずしてテーブルの上に乗せ、最近の義足がどんなに巧くできているか見せたのだ。日本だったら観てる方が「ひく」のだろう・・・

テレビドラマの設定が現実じゃない事が解るのは日本人が世界一と言われている。仮面ライダーやらアニメやらに囲まれて育った私たちは、子供の頃から架空と現実の区別ができるように大人になったはずなのだ。だから強烈なインパクトで社会をえぐるようなドラマを数々生み出して来た野島伸司さんの監修ドラマで、生真面目に抗議なんてしなくて良いのだ。むしろ、これからあの子達がどんな風に戦っていくのか、その子供達をとりまく大人達がどんな心の傷を持って大人になったのか、先の展開が楽しみだ

三上さん演じる館長も、愛情とまではいかないかもしれないけれど、私は決して冷たさは感じなかった。むしろ子供達一人一人をしっかりと見ているような気がする。貧しくても愛情深い新米里親の夫婦も、子供欲しさにちょっと精神を病んでしまった奥様も、施設の子達を偏見視するおつむの悪いママ達も、どれも実際に現実的なキャラクターだ。決して嘘じゃないと思う。

痛くても、核心を付いて人の裏側の姿をあぶり出す事で社会に問う。久しぶりの野島ワールドなドラマで、子役達の凄い演技合戦に釘付けになってしまう。やっぱり三上さん良い役だなあ〜〜!「実験刑事トトリ」も軽快で面白かったけれど、三上博史と野島伸司の相性はやっぱり抜群だ
中止なんてとんでもないでしょ、先が楽しみです


最近はちょっと日本のドラマから離れていた。それでも「あまちゃん」は始まってからずっと観てるけど・・・
それというのも私のMacがいよいよ古くて、もういろんなアプリケーションもアップデートできない状態になってきてしまっている。メインブラウザーとして使ってるFirefoxもこのHDが古過ぎてこれ以上アップデートできなくて、セキュリティーが危ないらしい。(という警告が度々出る)日本のドラマをネットで観ようとすると、もう遅くて遅くてまともに動画が観られないよ〜〜!!

という訳で動画は結構観づらくなってしまっているのだが、WOWOWドラマでまた三上博史さんが出るというので「震える牛」を観ている。WOWOWのドラマはいつもとても見ごたえがある。社会問題を扱うドラマは、内容的にスポンサーがらみで作り難いものだが、有料チャンネルの特権で、スポンサーや視聴率を気にせずにかなり切り込んだドラマをいつも提供してくれる

10年程前だったか、里帰りした時の事。一人で銀座をブラブラと歩いていた時(銀ブラでございます〜!)数寄屋橋の交差点の所に献血車が出ていた。日本では昔からよく見かける光景だが、私は一度も献血をした事がない。別に嫌だったわけでもないし、それなりに興味はあったのだけれど、日本に居た頃はとにかく忙しくてそんな事まで自分の時間を裂く余裕が無かったというのが本音だ。元気の良い若者に「献血にご協力頂いておりま〜す、いかがですか?と声をかけられた。一度もした事ない、と答えると「ではこの機会に是非!」と目を輝かせて誘われる。私は日本での保険が無いし、そのあたりがどうなのと思って「海外在住なので保険とか無いんですよね」と言うと、まあそこは話の流れで「海外はどちらですか?」となる・・・

「イギリスです」と答えると、一瞬「えッ、、」と引いた感じで、今度はちょっと慎重に尋ねられた。「○○年から××年まで(詳しくは忘れた)の間に英国にいらっしゃいましたか?」
私はもう10年以上(その当時)ずっとイギリス生活だと答えると、今度はとてもすまなそうに「申し訳ございません、その期間に英国に滞在された方は献血いただけないんですよね」と言う。今度はこっちがビックリだ何で?何でイギリスに居た人間が日本で献血出来ないんだ

実はこれは90年代にイギリスを中心にヨーロッパで問題になった狂牛病(BSE)の為だという。流石は日本!!こういう事に対する過剰防衛は素早く行き届いてるよね。(数年前の鳥インフル騒ぎもそうだったよ)確かにイギリスで一時期狂牛病は大問題になった。あちこちで発症例がみられ、結果的に4百万頭以上の家畜が処分/焼却された。殺された牛達が中世の魔女よろしく火にかけられて焼かれている無惨な写真が新聞の一面に出たのを見た衝撃は忘れない

それにしてもこの一定期間中にイギリスに滞在した人は献血ダメというのは、今でもそうらしい。ただ、以前は数日の旅行でもダメだったのが今は「1ヶ月以上滞在した人」に緩和されたらしい・・・(それを緩和とあえて言うならば)

今回のドラマ「震える牛」はタイトルからして「ああ狂牛病の事だな」と解る。原作は私は読んでいないけれど、本格社会派ミステリーという事で高い評価を得たようだ。事の発端は5年前の殺人事件の見直しという事が食品偽装と絡まって、おそらくはこれからもっと中核の震える牛の事実に繋がっていくのだろう。実は奇妙な事にこの題材はまたしても今のイギリスにタイムリーにヒットしている

というのも、つい2ヶ月程前にイギリスの各地で、ビーフ100%と表示された冷凍/調理済み食品(ハンバーグやラザニア等)の肉から馬のDNAが検出されて大騒ぎになった。ひとつが見つかると後から後から発覚して、1ー2週間の間に名のあるスーパーのほとんどが巻き込まれた。出荷元は東欧のどこぞの牧場らしいというあたりまでは報道されたが、それ以降どうなったのかトンと聞かない。報道された限りでは出て来たのは馬のDNAだけであくまでもビーフ100%という事なのに商品表示を偽ったという事で問題になったのだが、このドラマ「震える牛」を観ていると本当にそれだけだったのか、、、と疑問が沸いて来る

馬肉は食べられるのだから表示偽装だけならまだ許せるとして、ドラマのミートボックスみたいに腐りかけの肉やネズミの肉なんか入ってたら・・・と思うとゾッとする 一時期は毎日新聞に何らかのニュースになっていたのに、今ではもう誰も何も言わない、、、どこからの肉だったのか、どのメーカーの食品に入っていたのか、それらの商品は今はどうなってるのか・・・???どこかで田川刑事や鶴田記者のように今でも執拗に追ってる人はいるのだろうか??(疑わしいなあ〜〜〜)

賞味期限にしても、こっちで日本食のスーパーに行くと袋に英語解説のラベルが上から貼られていたりする。Best Beforeの日付もシールをはがすと違っていたり、、、という事もあった。どこまでが本当に「大丈夫」な範囲なのかは私達には知る由もない。

このドラマは全5回という事なので既に後半に入っている。う〜ん、私の推測ではなんだか味方のような顔をした佐野史郎さん演じる捜査一課長がなんだか怪しいなあ〜〜〜。「情報は俺にだけ報告すればいい」なんて言ってるけど、逆にいえば一手に集めた情報を一握りで潰す事もできるわけで・・・

三上博史という役者を観たい場合、まっすぐで等身大な役というのは実はそれほど面白くはないのだけれど、下町ロケットの社長役も実直でよかったし、今回の三上さんもドラマの中心にちゃんと座ってる。実は小林薫さんも私は結構好きなのだ。初めて小林さんを観たのは昔々、今の都庁のある新宿西口がまだ空き地で状況劇場の赤テントでだった。その後メジャーな仕事をするようになったけれど、やっぱり良い味だしてるなあ、と新ためて思う。三上さんとは役者としてタイプが違うけれど、まっすぐな田川の視線と裏のある滝沢の陰のある演技のミスマッチが巧く生きてる。

原作は読まずにドラマだけで観ているので、ストーリーがどれだけ原作通りなのかは解らないけれど、最期にどこまでもっていくのだろう??真実は暴かれるのか、知らないほうが良い世の中に巻かれるのか
これを観てると出来合いの食品は買いたくなくなる・・・やっぱり食材は自分で買って一から料理するのが一番だよね。


気が付けばもう5月も後半で、4月からの春ドラマも中盤になっている
「鳥羽院が御隠れになるまでは、、」と思って見ていた大河ドラマの「平清盛」19話目までの中で、さりげなく心に響いてきたのが和久井映見さんだ。1月以来一度だけ素直に泣けたのが宗子の演技だった。

もう随分長い間彼女を観ていなかった気がする。昔ビデオで日本のドラマを回し借りしていた頃だから10年位前か・・・派手ではないし、華やかさよりもちょっと古風な顔立ちの女優さんだ。でも当時のドラマでもその演技力はしっかりしていて嘘がなかったので好感が持てた。その和久井さんが今回の大河では清盛の育ての母、池ノ禅尼を演じている。「もう母親役をやるような年なんだ〜」と思いながら観ていたら、随所で棟梁の正妻としてずっしりと重みのある演技をしている。出番は少ないのに心に響いてくるのは流石だなあ〜と思っていた。

その和久井映見さんが、4月からもう一つのドラマ「もう一度君に、プロポーズ」でこちらは竹野内豊さんとダブル主演している。90年代後半に若者向け人気ドラマの主演を張っていたこの二人が、今になって大人の恋愛ドラマダブル主演というのもちょっと驚いた。もう40になったこの二人で恋愛ものって・・・? ところがこのドラマでのお二人の相性がとても良い! 「魅せよう」演技ではなくて、自然に心に沿った感情をみせてくれるのが巧い役者同士だから、心のキャッチボールが見えてくる。こういうドラマの竹野内さんはやっぱりいいなあ〜!

竹野内さんは最近ではクラゲ好きの「流れ星」とか映画の「大木家の楽しい旅行」(だっけ?)とかにも出ていたけれど、正直言って可も無し不可も無しという感想だった。「ボス」でのちょっとマンガチックなキャラももちろんカッコ良いという意味では似合っているのだけれど、俳優・竹野内豊としての魅力はやっぱり共演者や作品との相性によってかなり違う。夫婦でありながら妻が記憶を失ってしまった為にぎこちなくなっている関係、とい設定なので、和久井さんと竹野内さんのお互いを見ようとする演技が伝わって来る。演技の相性ってこういう事なんだなあ、、と改めて思う

トレンディードラマとはまた違う大人の話なのだけれど、初回では大河での宗子役とはうって変わって少女のような和久井さんにびっくり。清盛の母ではあんなにどっしりした印象なのに、こちらの記憶喪失の妻役では困惑と不安を微妙に表現していて、大人になり切れていない女の子のようだ。初めのほうでは妻の記憶喪失にもポジティヴに向かっていたのんびりタイプの波留も、元カレの登場で、そこはやっぱり隠しきれない動揺を見せ始める。序盤の可南子は記憶無くなった戸惑いばかりで、どちらかというと波留の言動が多かったのが、だんだん可南子の気持ちの変化が見えて来て、6話では自分でも驚いた事に自然に大泣きしてしまった

夫婦っていうのはやっぱり時間をかけて「夫婦になっていくもの」だから、その時間がまだ4ー5年で途切れてしまったというのはとても悲しい。観ているうちにいつのまにか二人に向かって「頑張れ!頑張れ!」と心で叫んでいる自分がいた。こんな風に自然に心に入り込んでくるとは・・・。私も年と共に共感するものが変わってきたのか、いや、変わったというよりは、余計なものは逆に心がキャッチしなくなってきたというのか、、、?「御涙頂戴」ものはしらけて観られないけれど、人の姿を自然にきちんと見せてくれるものには心が反応する。この二人がどうなっていくのか、今クールは毎週楽しみだ。

春ドラマではもうひとつ、私自身のこだわりとして見逃せないのが、「カエルの王女さま」。やっぱりね、歌って踊ってステージから夢と希望を、、、っていうのはもう私にとってははずせないテーマです。天海祐希さんはやっぱり華のある役がハマる。舞台の香りのする天海さん、やっぱりカッコ良い もうひとつ、私としてはこのドラマは恩師役を演じている久野亜希子さんへのオマージュでもあるかな。私がまだ中学生の時に、劇団四季の「コーラスライン」に出ていた久野さんを観ている。「ウェストサイドストーリー」や、「ジーザス・クライスト・スーパースター」「キャッツ」「エヴィータ」・・・ミュージカルの舞台で活躍していた久野さんももう60代だとは、、 でも今でも台詞の声も綺麗だから、是非かなえ先生が歌うシーンも観てみたいものです!!

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