見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

好きなこと

エロスの美ー春画展


丁度開催されている永青文庫美術館での「春画展」に行ってきた。

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あいにく雨がザンザン降りの日。サイトでは、目白からバス、あるいは江戸川橋から歩いて15分とあるけれど、地図を見ると、絶対に東西線の早稲田駅から行くほうが近そうだし便利だ。雨の中、夏のサンダルででかけてしまったので、足はビチャビチャになってサンダルの中で滑るので歩きにくい。それでも10分程歩いて、「もう少しかな」と思った時、突如目の前に現れたのが、、、いや、山じゃないんだが、永世文庫のあるところはいきなり高台のてっぺんになっている。「崖か、、」と思うような急斜面に続く階段・坂・・・・滑りやすい足ではけっこうな急勾配で、まだ息が治まりきらない状態でチケットを購入する。
すると案内のお姉さんが「閲覧順路は先に4階に上がっていただくようになっております・・・
え〜?、、まだのぼるのお〜〜!と心で叫びつつ風情ある木の階段をヨロヨロと登ると会場入り口だ。成程、早稲田からの道案内が載ってなかったのには訳があったのね、、、、

一言で「素晴らしい!!
本当に美しく、エロティックな作品が次から次へと並ぶ。春画は大英博物館にも常時展示されているので、私が以前に見たことのある絵もいくつかあったけれど、これだけの作品を一堂に集めたのは素晴らしい。
とはいえ、この展示会はいくつもの美術館から開催を断られてしまったいきさつがあると聞いた。どうしてなのかとんと理解できない。展示されている絵の数々を観てみたって、日本人が古来からいかに性に対しておおらかでユーモラスだったかが解るというもの。戦後はデパートの展示会なんかでも春画は公開されていたそうだから、どこでこんな風になってしまったのか、、?

なんといっても、時代を代表する絵師達が描いたものだから、その描写、表情、色使い、本当にクオリティーが高い作品がずらりと並ぶ
和紙にかかれた絵は今でも色があせていないので、乱れた着物の柄とか、横のついたての絵とか、本当に細部にまでわたってヴィヴィッドに描かれている。
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まあ、春画なので、中にはグロテスクな描写のものもある。わざと誇張したものもあるし、生生しくリアルなものも。それでも肌の色のトーンの違いとか、乱れた髪の1本1本の生え際、その髪の下にすけてみえる紅潮した耳とか、本当に美しい。

筆一本で枠内に書かれた閉じ本は、まさに今でいう漫画本だ。絵の周りの余白に文字で書かれた描写は吹き出しといったところか。ユーモラスだし、おおらかだ。
縁側で男を誘惑している貴婦人や、子守りをしながらちょっと一息、、みたいな絵もある。ふすまの影でのぞいている人がいても平気だったり、お姫様とお殿さまのお床入りのお世話をしている人も描かれている。乱交、同性愛、SM,,そんな事はすべて古来から行われてきた事なのだ。

白日夢のような類としては北斎の蛸と絡む絵が有名だけれど、他にも亡霊や悪霊との行為なんかもある。これと似たもので、パリのエロティシズム博物館にも、悪魔に犯されていたりする彫刻があった。人間の想像することは万国共通なんだね。ちなみにこの蛸の絵、周り一杯に書かれた吹き出し文が思わず笑っちゃうシロモノだ・・・

美しい絵は美しく、ユーモラスなパロディー本は面白く、誇張されたものには苦笑が漏れ、本当に世界に誇るべき日本の美術だ

館内は凄い人で、平日の大雨だというのに大盛況だった。独りで見て回る人、ご年配の夫婦、若いカップル、女子大生らしきグループと、幅広い人達が訪れていた。
春画は連作として書かれているものも多く、この展示会でも12月までの間に展示内容が3回変更される。一度といわず、違う展示の時にまた行ってみるのもお薦めだ。私はあさってにはいなくなってしまうのが残念!

展示物の総カタログが4000円(たったの!)で販売されていて、買いたかったけれど、厚さが10センチ程もある大きな本なのでイギリスまで持っていくのはちょっと、、、という事で断念した。でもイギリスでは英語版で春画の本はいくつも出ているのでまたの機会に探してみようかな。

本当にお薦めの展示会。18歳未満は入場できないけれど、美しきエロスを愛する大人の方たちすべてに観て欲しいな、というか、日本人なら観るべき!!

どら焼き!


しばらくパン作りもやってなくて、最近はちょっといつものミキサーも使ってなかった。彼があるとき「カスタードドーナツが食べたいな〜」と言うのでスーパーやパン屋を探したけれど、これがありそうで無い・・・・ひとつ、Tescoという大手スーパーが気が向いたときだけ置いてるのだけれど、何故か運悪く、行った時には必ず無い。あるのはもっぱらジャム入りがチョコレートクリーム入りだ

で、作ろうか、、、と思い立ち、でもドーナツは揚げるのいやだし甘すぎるから私は食べたくないし・・・と思っていたら、彼がどこからか(ネット)で見たらしく「Dorayakiってどんなの?」と聞いて来た。どら焼き・・・聞いたら食べたくなっちゃいますよ〜〜という事で、早速挑戦

こちらでどら焼きの皮に見た目が酷似しているものといえば、Scotch pancakeだ。でも洋風のパンケーキじゃなくてどら焼きにしたくてレシピを検索。カスタードもいつもは出来合いのものを買っちゃうのだが、見てみると簡単に作れそうだ。

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いや〜〜、やってみると意外に簡単。っていうか、皮もカスタードも基本は混ぜるだけ。材料だってなんだか似たりよったりで、基本は卵、砂糖、小麦粉だ。
そういえば最初にこの手のBakingを始めたきっかけが、数年前に急にカステラが食べたくなってからだった。何度か挑戦したけれど、あれは結局完成しないまま、次のパン作りに移行してしまったっけ。(カステラ試行錯誤はこちらへ

ひとつだけ我が家に無かったのがカスタードに必要なバニラエクストラクト。これだけは買ってきて、準備万端。
ここでまたいつもの(?)難関が、、、私はやっぱり「甘い」のが好きではないので、どうしても砂糖の分量を減らしたい。本来は卵、砂糖、小麦粉は1−1−1の割合が基本らしいけど、やっぱりお砂糖だけは6割程度に落としてしまった。これをやるとやっぱり卵+砂糖の泡立ちが良くないのは解ってるんだけど、カスタードだって甘いんだし仕方が無い

それでも甘さ控えめで結構美味しいカスタードどら焼きができた。でも皮はかなりモチモチの食感。これはこれで和風っぽくて良いんだけど、次はやっぱりもうちょっとふわふわ感が欲しいかなあ〜〜。

でもカスタードは彼から絶賛されました。今度彼がアップルクランブルを作った時は、手作りのカスタードで食べよう!初回のカスタードがちょっと緩めだったけれど、(初回はコーンスターチで作った)どうやら冷やしてから固めになるようにするにはコーンスターチより小麦粉のほうが良いらしい。

2度目の時には皮のミックスをもう少し緩めに牛乳で解いて、カスタードは小麦粉で作ってみた。このほうが絶対美味しい。後はやっぱり皮のフワフワ感だなあ〜〜。前回カステラの時、フワフワな食感にできた時はやっぱり「甘〜〜い!!!」と顔をしかめてしまったものだ・・・この辺りがうまく工夫できないものか?

皮にバターやオイルを少し入れるレシピもあったけれど、そうすると妙に洋風になっちゃうんだよね〜〜。バターは無しでしっとり、フワフワを目指してもうちょっと試行錯誤してみようか。私はやっぱり卵と砂糖の泡立てに辛抱が足りないらしい。白っぽくなるまで泡立てる、とあるけれど、なんとなく混ざったらOKみたいになっちゃって、そのあたりがフワフワ感に欠けるのかも。面倒で卵を湯煎しながら混ぜるというのもはしょったし・・・

卵は60度以下なら固まらないという事なので、湯煎は面倒だけど、しばらく40度くらいのお湯につけておくという手もあるらしいので、次はそれで根気よく泡立ててみようかな。味は美味しかったから、後は食感だ。

やってみると、意外に簡単な事が多いんだなあ〜〜と、今更ながら発見している。あんこが駄目な私でもカスタードならコーヒーと一緒に楽しめる。そういえば、Japan Centre に「抹茶マスカルポーネどら焼き」があったなあ〜〜。チーズ味のクリームに抹茶っていうのはよく合う。甘さ控えめでヨーグルトを使ったりしてみようかな。

久しぶりでまたまた試行錯誤の日々



The end of The Trio-Top Gear


イギリスのテレビ番組で何が好きかと聞かれたら、いくつかある中でも真っ先にあげているのがBBC2の看板番組「Top Gear」だ
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車を扱っている番組なのだが、これがただのカーマニア向け番組とはちょっと違う。毎週いろんなカテゴリーの車を紹介したり比べたり、スペックやメカニカルな事と同時に、車を使って数々の事に挑戦したりする。イギリスのみならず世界中のいろんな分野からスター達をゲストに呼んで、インタビューの後には3週ラップに挑戦させてその記録を番付する、、、、

このBBCの人気番組を仕切っているのがユニークな3人組、Jeremy Clarkson, James May, Richard Hammondで、なんといってもこの番組の一番の魅力はこのキャラクターの違う3人の大人子供のような男達のチームプレーだ。それぞれのジョークや反応が微妙に違うがためにこの3人のケミストリーがTop Gearの鍵だった。

何百万というファンを毎週釘付けにしてきたこの番組の、3人の中でもリーダー的存在で人気のあるJeremyが、今回とうとうBBCの忍耐を切らせてしまう事態になってしまった・・・・

ジェレミー・クラークソンは今までにも何度が失言が取り沙汰されたり、放送禁止用語をいってしまってカットされたりと物議をかもす事件を起こしてはいた。でも今まではやっぱり何と言っても看板番組のトッププレゼンターという事で、首が繋がってきたのだが、今回はなんと酔った勢いで番組の上司のプロデューサーを殴ってしまったという

ニュースになるや、賛否両論が巻き起こり、「いい加減にスター気取りの鼻をへし折るべきだ」という意見や「いや、やっぱり彼無くしてTopGearはありえないのだからここは許してやってくれ」といった署名嘆願が集まる等、これからの番組がどうなるか、みんな固唾を飲んで見守ってきた。とりあえず先週の放送は急遽中止になり、首相のキャメロン氏はじめ、番組のファン達はなんとか彼を復帰させてくれるように祈っていたのだが、やはりBBCとしてはこれ以上の温情はかけられないという事になってしまったようだ

きついジョークというのはイギリス独特で、日本的な感覚だと思わず息を飲んでしまうような発言でもイギリス人は大笑いしてやり過ごす。言われたら言い返す機転をきかせられる者が認められるのだ。だからこのトップ・ギアという番組は、そんなイギリス式ジョークを3人の男達が飛ばし合いながら、世界中をまたにかけて車を使って馬鹿な事をやり、無謀な挑戦をし、BBCは莫大な予算を使って番組を制作してきた。この10年、私もずっと見続けて来た

スタープレゼンターとして君臨するジェレミーが、今までにも何度が暴言や失言を吐いてきた事は番組のファンでない人に「こんなヤツがのさばるのは許し難い」と言われても仕方がない。何かしでかす度にニュースになり、「今度はどんな処分か、降ろされるのか??」とファンをヒヤヒヤさせてきた。でもやっぱり上司に当たる人にパンチをくらわせたというのは、いくら酔っていたとはいえちょっとやり過ぎちゃったよねえ〜〜、、、

結局は番組はBBCものだ。一契約社員は会社組織にはかなわない。一般社会に例えれば解る。販売課の契約社員で、売り上げはトップ、業績も次々に出して顧客も一番多いサラリーマンがいたとする。時折会社に文句を言ったり取引相手に失礼な事を言ってしまったとしても、比較的大目に見てもらえる。でもさすがに酔って上司に脅し文句をぶちまけながら殴ったらやっぱりこれは首になっても仕方ないよね。しかも今まで何度も警告を受けていた果ての事なのだから、、、

それにしても寂しいよ、、ジェレミーのいないTop GearなんてTop Gearじゃないよ〜〜番組は残ったジェイムスとリチャードで続行するようだけれど、中心になっていたのがジェレミーなので、どうなる事やら、、、2人にとってもものすごいプレッシャーだろう。ファン離れも気になる所だし、それでもやっぱりBBCの力で番組はどうとでもするんだろうか、、、

本当に、本当に残念だ〜〜〜数少ないイギリスでの楽しみだったのに・・・
ジェレミー自身からはまだ発言がないけれど、ずっと黙っているとは思えないので、彼がどう出てくるかも大いに気になるところだ。何百万というファンからの署名嘆願がBBCに殺到しているというし、しばらくしてほとぼりが冷めたらまた、、なんて期待してしまう。

でもやっぱり大人の社会では超えてはいけない一線だったんだよね。ホントに馬鹿だなあ〜〜〜
あ〜〜あ、、この虚脱感、どうしてくれるのよ〜〜

ちょっと手料理


記録的な夏になっている、、、27−8度が連日続いて、時折びっくりするようなゲリラ豪雨(氷雨)が降ったり。みんな寝苦しさを訴えて湿度の高さに参ってる人もいるみたいだけれど、なんの、日本の夏に比べたらまだまだカラッとしていて私にしてみれば、これくらいが一番いい感じ。ただ、夜でも20度ある日はさすがに冷房も扇風機もないと寝苦しいけれど・・・

なんだかこの一ヶ月はダラダラと仕事と家の往復で過ごしてしまった。パン作りもしばらくやってなかったので、久しぶりに焼いてみたら、発行時間が冬場の3分の一であっという間に膨れてしまって大慌てでオーヴンに放り込みセーフ

昨日は新作、キャロットケーキに挑戦。彼が近くのマーケットでとても新鮮な人参を激安の値段で買ってきた。とても二人ではすぐに食べきれる量ではないので、在庫処理もかねて作ってみる事にした。レシピも色々で、あれこれ探してやっぱり材料がシンプルで簡単そうなレシピをちょっとアレンジして挑戦

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イギリスでキャロットケーキといえば、実はもっと色が黒い。どうやら黒砂糖を使うのが正解のようだけれど、これだけの為にあまり使わないお砂糖を買うのも面倒なので、普通のグラニュー糖を使った。さらに本来はケーキの上にチーズクリームやバナナ/ココナッツクリームをアイシングのように塗るのが通常だけれど、これも甘いものがあまり好きじゃない私はパス。レーズンや刻んだクルミを入れるのも無視して、シンプルなキャロットパウンドケーキにしてみた。

キャロットケーキは人参嫌いな子供に人参を食べさせるのに良いというのはよく聞いていたけれど、本当に人参の味がしない。これでもか!っという位(大きいのを2本半)入れたのに食べてみると人参の味もしないし見ただけじゃ解らない。これは本当になんでだろう・・・?? 私なりのアレンジは、ちょうどオレンジがあったのでそれをしぼったジュースを入れて、シナモンと一緒にコリアンダーパウダーを沢山入れてみた。キャロットとコリアンダーのスープというのはポピュラーだから、ケーキにも合うと思ったら大当たり

バターは使わずにベジタブルオイルを使うのが一般的なのでレシピ通りにしてみたらすごくしっとり/ズッシリした美味しいパウンドができた。でももうちょっと油控えめでもよかったかな。私にはちょっとべた付く感じ。次回はオイルと砂糖をちょっと減らしてみようと思う。

暑い夏にはなぜが辛いカレーが食べたくなる。我が家は私も彼も毎日カレーでも文句は無いくらいのカレー好き。いつもは彼がスパイスを混ぜて1から作る。こ れは結構当たり外れがあって、粉っぽくなってしまったり、スパイスをオイルで炒めてルーにするので油っぽくなってしまう事も多い。でも試行錯誤を繰り返して彼 が作った最近のカレーが大成功!

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これはラムのカレー。前日から5時間くらい煮込んだもので、スパイスが絶妙のバランスに仕上がった。我が家では彼がカレーを、私がチャパティー(平たいパン)を担当する。こちらもちょっと工夫して、こねる時間や粉の量を調節してみたら、今回は抜群の出来になった。熱々のフライパンで焼いたら風船のようにプックリと膨らんだのは大成功の証

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これも時によっては固くなっちゃったり膨らまなかったりと当たり外れがあったのだけれど、粉を色々試してみて(強力粉、薄力粉、全粒粉の割合)、結局普通のプレーンな薄力粉にベーキングパウダーを入れるのが一番口当たりも良くて伸びのあるパンになるみたいだ。やっぱり辛いカレーを汗をかきながら食べるのが一番だと実感する。

キャロットケーキの前にはブルーベリーとレモンのパウンドも作ってみたのだが、これはまだ試作中。
ちなみにキャロットケーキの材料は
薄力粉 150g、 砂糖100g、 ベジタブルオイル120cc、卵(大)2個、人参2本半、オレンジのジュース1個分、シナモン小さじ2、コリアンダーパウダー小さじ2、ナツメグ少々。

これを次はお砂糖を80gくらいとオイルも90ccくらいにしてみようかと思う。それで多分いい線いくんじゃないかな

ラムのカレーに続いて彼がまたも自慢げに作ったのがビーフカレー。煮込み時間はラムの時ほどじゃなかったけれどこの色、この艶、またしても絶品のカレーでした

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スコットランドのグラスゴーで開催中のコモンウェルスゲーム(英連邦諸国による競技会)を観ながらカレーやケーキをビールで流し込む毎日、、、これじゃあまた太っちゃうよなあ〜〜

懐かしの、、、ガッチャマン!!、、II


週末の間、ちょっとYoutubeにはまっていた。何せ前のMacではまともに動画が観られなかったので、Youtubeを徘徊したのは本当に久しぶり。出てくる出てくる、、、あれもこれも、、さすらいの旅に出てしまいそう

思い切り懐かしくみつけたのが「科学忍者隊ガッチャマンII」だ
私はリアルタイムのガッチャマン世代。私の成長期にガッチャマンベルサイユのばらは欠かせない。この二つが私の小・中学時代になかったら、私はもしかしたらもう少し違う人間になっていたかもしれないと思うくらいだ。

私にとってガッチャマンはあくまでも最初のシリーズで、それでもIIまでは許せる、そしてガッチャマンファイターに至ってはちょっと???っというのが正直な所だ。でもIIだって丸1年続いたんだね、、、

最初のシリーズは再放送や、こっちに来てから英語吹き替えバージョンやアメリカのリメイクヴァージョン等で何度か見返す機会があったけれど、ガッチャマンIIはあの時代に観てから一度も見直した事がなかった。全体的には記憶に残っていても、忘れていた事も多い。

パンドラ博士は最初のほうからずっといたように思っていたけれど、実は26話からの登場だったんだね〜〜・・・半分以上過ぎてからだったんだ。そして本当にすっかり忘れていて今回びっくりしたのがニューゴッドフェニックス

あんな顔だったか??!あんな派手な色だったか〜〜??
おいおい、翼がへの字に曲がってるよ、、、ビシッと羽をのばせよ〜!!


オリジナルの青いゴッドフェニックスのほうがずっとそれらしい。でも一度ダブルゴッドフェニックスが出てくる回もあったんだね〜〜、これも忘れてた。南部博士の別荘に格納されていたのね。ちなみにガッチャマンファイターでのゴッドフェニックス、、いやこちらの名称はガッチャスパルタンだったか、こっちほうが青いゴッドフェニックスに近い形で、三白眼の大目玉の鳥の顔をしたニュードッゴフェニックスよりはずっと良かったね

2作目でもストーリー的には好評だった前作の持つヒューマンドラマ性をなるべく保とうとしていたのは解る。ベルク・カッツエに代わったゲルサドラには数々のユーモラスな名言があって、しゃべりも芝居がかった言い回しであんな台詞を不自然無く言いこなしていた池田勝さんが素晴らしい。この2作目はなんでも総監督が当時のタツノコプロが制作していたもう一つの番組、コメディータッチの「タイムボカン」と掛け持ちされていたとの事で、ゲルサドラの台詞にはタイムボカンのギャグセンスも入っている

おの〜〜れ、おのれアホウドリ!」や「なんとしてからに!」「なんともかともさってもしっても」って、、、今時の若い子はこんな日本語知ってるのかい??っていう気もする。

竜巻ファイターも変わっていた。組み立て体操スタイルから円陣になっていて、これはちょっと迫力不足だよね〜。まあ、いろいろと一人で突っ込みを入れながら週末の間立て続けに観てしまいましたよ・・・

3作目の頃はさすがにもう自分の事で忙しかったから、全話観たかどうかも覚えてないけれど、やっぱり私の中では2作目までだなあ〜〜。ファイターは全体的に低年齢化してるような印象だし、1作目のなんていうか、インテリジェンスが無くなっちゃってるんだよね。でもどんなもんだったか、ちょっと観てみようかな。

やっぱり最初のシリーズが一番だけど、ガッチャマンIIでもよくできた回もあって、私個人としてはゲルサドラもカッツエと同じ位好きだよ〜。ちょっとおつむが弱いのは3歳児が急激に体だけ大きくなってしまった事を思えば、仕方が無いのかも。(そういえば、どこかではSammyは6歳って言ってたと思ったら3歳になってて、最終的には3歳だったってことに落ち着いていた)

やっぱりガッチャマンはあの当時のアニメの中では高いクオリティーを持っていたと思う。ガッチャマンが私の少女期にあった事はやっぱり今になっても嬉しいね
さすがはYoutube、懐かしいものが沢山見つかる・・・

Merry christmas!

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 やっと冬至が過ぎたから、これからは少しずつ陽が長くなっていく、、、やれやれだ。
クリスマスだというのに、イギリスはあちこちで暴風雨に見舞われて、洪水警報が出ているエリアもちらほら。どうか明日(25日)には落ち着いて欲しい。とはいえ、雨、雨、曇り曇り、雨、曇り、雨雨、曇り曇り、ちょっと晴れ間・・・みたいな日が続くとおちおち外に出るのもギャンブルだし、こりゃあクリスマスはテレビの前で食って飲んでの日々になりそうだわ・・・

週末は日本で五輪代表の最終選考を兼ねるフィギュアスケートの全日本が行われていて、全くヒヤヒヤしたもんだ。女子はまあ全日本の順位に関わらず浅田、鈴木、村上の3選手で間違いないとは思っていたので、その通りだったけれど、男子の高橋大輔選手の5位はちょっと驚いた。怪我の影響が残っていても彼の事だからギリギリ表彰台には乗るかなと思っていたし・・・4位ならまだしも5位だったという所でいろんな意見が出てしまったのだろう。

私としては今大会では5位でもやっぱり五輪代表は小塚選手よりも高橋選手だと思う。
五輪は国を挙げての国際行事だ。当然メダルに少しでも近い人達を代表に送るべきだし、そうだったはず。ちなみに米国の代表はいつも全米選手権一発で決めているらしい。これもまた考え方による。スポーツなのだからどの選手もいつでも怪我や体調の変化はある。良い可能性も悪い可能性も平等にあるのだ。だからこそ五輪という一発勝負に勝つには、国内選手権の一発勝負に勝てる人を選ぶというのも一つの方法。でも日本ではあくまでも全日本は「最終選考」で、五輪代表にはシーズンを通しての活躍と世界ランクの位置づけも重視しているのだから結果は正解だといえる。

3位だった小塚選手よりも何故高橋選手を、、?と言ってる人もいるようだけれど理由は簡単。彼のほうがメダルに近いからだ。プログラムの内容から見ても、もしジャンプに失敗がででも構成点が常にトップクラスの高橋選手のほうが高得点を挙げられる。それと今回からは団体戦が入って来たので、チームをまとめる兄貴分的役割のできる人が必要だ。男子に高橋、女子に鈴木選手という百戦錬磨のベテランが入ってる事で、きっと団体戦のチームワーク作りにも貢献できるはず

今季が最期の高橋大輔選手が五輪に行かれなかったら、ユーロスポーツのニッキーさんが泣くよね〜〜British Eurosportsでフィギュアスケートの解説をしている元アイスダンス選手のNicky Slaterさんは高橋選手が大好きなのだ。NHK杯の時なんて、「アハ〜、、」って悩ましいため息ついて、高橋選手のステップシークエンスを「Like a Heaven••••」って言ってたし。彼の解説で五輪の競技を観るのが楽しみだわ!男子も女子もメダルの可能性は充分にあるのだから、期待したいところ。

さてさて、テレビッ子クリスマスの始まりかな〜〜

大波乱のウィンブルドン・・・!


夏が来ないままに、それでも今年のウィンブルドンは始まってる。やっぱりこの時期のロンドンはは盛り上がるよね。夕方からの試合は家に帰ってからでも途中から観られるし、ウィンブルドンの中継というのは独特のがあって、このボールを打つ音と観客の声援の音が芝生の緑に解け合った空気が本当にウィンブルドン特有なんだ

さてさて大波乱の3日目になってしまった。「魔の水曜日」とでも名付けようか・・?今日一日で棄権した選手がなんと7人!! いづれも各々の怪我の事情によるものなのだが、一回戦からコートで滑って転ぶ選手も続出していたため、「芝の調整が原因だ」と言い出す人まで出る始末。初日のナダール敗退のショックも冷めやらぬうちに、怪我に限らず2回戦までで姿を消したシード選手は、ナダール、そしてなんと現チャンピオンのフェデラー、イギリス期待の19歳に破れたキリレンコ、第3シードのシャラポワ、棄権したアザレンカ、男子のツオンガも怪我で棄権し、初日にナダールを破る大金星をあげたダルシスも結局棄権してしまった

一日で7人もの大量棄権者が出たのは45年のテニストーナメントの歴史の中で最高だそうだ。ちなみに芝の状態についてクラブ側はすぐにコメントを発表し、「芝の状態は例年と全く同じに厳密な検査をして手入れされており、たまたま何人かの選手が怪我で棄権した事は誠に残念ではあるが、コートの整備状態に責任があるものではない」としている。BBCで解説しているマッケンロー氏も「芝のコートが最初の2ー3日は滑り易いのは当たり前、プロなら皆知っている」とクールなコメント

それにしてもそんな波瀾の中をスイスイと2戦を勝ち抜いているアンディー・マリー。今年こそは、、、と期待がかかる。昨年の決勝での涙、そしてオリンピックでのリベンジ優勝、さらにUSオープンで初のグランドスラムタイトルを獲っていつの間にか世界ランキング2位になっていた。今回のウィンブルドンでも第2シード。ラッファとロジャーがいなくなってしまったという事は、どうしても決勝はジョコヴィッチVSマリーに期待してしまう。でもそうは一概に言えないのがトーナメント。今日の波瀾がまた他に起きないとどうして言えよう??

ちなみに日本の伊達公子選手も1回戦を勝ち抜いて、もし2回戦も切り抜けたらセリーナ・ウィリアムスとの対戦になるという組み合わせになっている。ウィンブルドンでのシュテフィー・グラフとの準決勝は1996年だったんだから、もう17年も前かあ〜〜・・・あの試合、よく覚えてる。確か1セットオールになった時点で暗くなっちゃって翌日に最終セットが持ち越されたんだっけ。今でも笑顔でテニスを続けている42歳、是非ともセリーヌとの一戦が観たいものです。彼女はダブルスにも出場してるんだね、生き生き42歳、素敵です!
男子の錦織選手も順調に2回戦に進んだ。実は彼の名前が「にしこり」と読むのだと先月初めて知った。順調にランキングを挙げている選手だから是非とも頑張って欲しい!!

ちなみに女子でキリレンコを破ったイギリス期待の19歳、ローラ・ロブソン選手、彼女は去年のオリンピックでアンディー・マリーとミックスダブルスで銀メダルを獲った。第10シードを破る金星を挙げて、ますます地元に期待がかかる。これからどこまで残れるのか、できる事なら後半(来週)まで応援していたいね。彼女はまだまだこれからの選手だから毎回のトーナメントで一つ一つ階段を上がって行って欲しい。可愛いんだよね〜ローラ・・・

これから週末にかけてはお天気のほうもちょっとアヤシイ感じ。これも選手達にとってはウィンブルドンならでの試練の一つ芝が滑るなんて言っているうちはまだマシかもしれないよね。毎年わずか2週間のイベントなのに、ウィンブルドンはこんなにも大きな夏の風物詩なのだ。今年はちっとも「夏」って感じじゃないけれど・・・・

6月20日・・・


ちっとも夏らしくならないから実感無いけど、いつの間にか6月20日になってたんだね〜〜
気が付いていたでしょうか、、、私が今使っているブログのテンプレート写真はベルサイユのプチ・トリアノン、マリー・アントワネットが愛したハムレットです。プチ・トリアノン宮は結婚した際に夫である王太子(後のルイ16世)から送られたもので、その後にアントワネットが回りに田舎風の農家や水車小屋などを作らせて実際に家畜を飼い、畑を作って小さな村でのプライベートな時間に浸ったというのは良く知られた話

そのプチ・トリアノンに出入りできたのは彼女が特別に許可した親しい友人達に限られていたため、その後、王妃は出入りを閉め出された貴族達から猛烈な反感をかってしまう。これがまた革命の際に平民と手を組む貴族が出て来る原因ともなったのだからなんとも皮肉な話だ

このトリアノンに出入りしていた王妃のお気に入りの友人達の中にフェルセン伯はいた。スウェーデン貴族で一部の歴史家達からは「王妃アントワネットの恋人」といわれているハンス・アクセル・フォン・フェルセン伯爵。彼の生涯において今日の6月20日はまさに運命の日だった

今だからこそ、もう40年近くも前に大人気になった「ベルサイユのばら」の内容に、当時はまだ知られていなかった事実があった事が解っている。池田理代子さんのミスという事ではなく、当時はまだ明確な事が解っていなかった部分なのだ。6月20日についてのベルばらの誤記についてちょっと書いてみようか・・・

フランス革命において、6月20日といえば、1991年の国王一家逃亡事件で知られている(ヴァレンヌ逃亡事件)。この日、国王一家と王子/王女の教育係の6人がテュイルリー宮を脱出してモンメディーに向った。逃亡を計画、指揮したのは他ならぬフェルゼン伯爵だった。ベルばらではこの逃亡劇を国外逃亡としているけれど、実は国外へ行くという予定ではなかったのだ。あくまでもパリを離れて王党派の支持を得て再起を計るのが目的で、その逃亡先はモンメディーと決められていた。

フェルセンは実はその前の年から逃亡計画を持ちかけていて、実際に逃亡用の馬車は前年の暮れには注文されている。6人乗りのベルリン馬車の注文は遅くとも3月に間に合うようにと指定された。にもかかわらず逃亡計画そのものが6月まで伸び伸びになってしまったのはなんとも失敗だったと言って良い

逃亡は、人に知られず、闇にまぎれてコソコソと」が基本なのに、実際に逃亡計画が実行されたのは6月20日、ほとんど夏至の日というわけで、一年中で一番夜が短い時だ。日本ならまだしも、パリの緯度を考えれば夜は10時近くまで薄明るく、朝は3時半過ぎには明けてくるのだから、どんなに逃亡に不向きかが解ろうというものだ。

また、この逃亡に使われたベルリン馬車が豪華すぎた事も失敗の原因だったかもしれない。6頭立ての黄色に輝く馬車は調理器具もついた大型豪華馬車で、人目につき易い上に重過ぎて、時速がわずか10マイル程だったという。おまけに喉が渇き易い国王の為にワインの樽を4つも積んでいたというのだから、とうてい「すたこらサッサ」とはほど遠い

フェルセン自身が手綱を取ってバリの街から国王一家を脱出させたのは本当に大きな功績だった。「ベルばら」ではこの後に国王がフェルセンの随行を断ったようになっているけれど、実際にはかなり前の段階からフェルセン自身はパリを出たら国王とは別のルートで国外に出る手はずになっていたのだ。最初は彼も最期まで同伴したいと思っていたようだけれど、計画の初期段階から、彼は「万が一の為に国外へ逃亡して、諸外国の元首達に助けを乞う手紙を持参する」とう役目を負っていた。それでも律儀なフェルセンは、最期にもう一度国王に同伴を打診するが、国王は「計画通り、あなたは万が一の時の為に手紙を届けて下さい」と主張する。

このヴァレンヌ逃亡事件は本当に微妙な時間差で失敗に終ってしまった。あと40分あれば、歴史は変わっていたかもしれない。だからこそ、この逃亡事件の失敗をフェルセンが生涯悔やんで呪っていたというのも理解できる。実はこの日、パリから逃亡したのは国王一家だけでなく、その弟であるプロヴァンス伯(後のルイ18世)と夫人もそうだった。プロヴァンス伯のほうは、夫人と別行動を取っている。別の馬車で途中からはルートも変えてベルギーへと向う。彼等はパスポート上イギリス人という事になっていて、馬車もごく普通の目立たないものを使い、道行く先で出会った人達とも、わざとおかしなイギリス風アクセントのフランス語を喋っていた。そのため、全く気付かれる事なく無事にベルギーへ逃れている。後にナポレオンの失脚後にフランスに戻って王政復古をかかげ、めでたくルイ18世として即位したのだからこの古狸はたいしたものだ。彼は歴史上「フランス国王」として生涯を閉じた最期の国王という事になっている。

あくまでも生真面目で秘密理なフェルセンと、ちょっと芝居がかった古狸のプロヴァンス伯、、、、うまくやったのはプロヴァンス伯のほうだった。このヴァレンヌ逃亡に失敗した後のフェルセンの人生は本当にツキが無い。翌年の冬に危険を犯して再びパリに戻ったものの、ルイ16世はもう逃亡計画には同意せず、アントワネットも既に王妃として国王と運命を共にする覚悟を決めていた。この約10日間のパリ滞在期間中、フェルセンは愛人であるエレオノーラの処に隠れ住んでいた。しかも彼女のパトロンでフェルセンの友人でもあるクリフォードの目を盗んで彼等の家の屋根裏にいたというのだから、結構神経が太いというか・・・ちなみにこの1週間の愛人宅での隠れ家暮らしは、彼が実際に書き残した日記=ジャーナルによるもので、国王夫妻にには「1週間地方に行ってきます」と言ってるくらいだから、一部の歴史家達のいう、この時のフェルセンとアントワネットの不倫説はちょっと疑問がいっぱいだ

運命の6月20日、この時のヴァレンヌ逃亡事件が成功していたら、フランスの歴史は変わっていたかもしれない。そしてその後の国王一家やフェルセンの運命も・・・・そしてその日から19年後、まさに同じ運命の日にフェルセンは祖国で民衆達によって惨殺される。フランス革命後、祖国に戻ってスウェーデン国王に仕えていたフェルセンだったが、いまひとつ馴染みきれないものがあったようだ。真面目で秘密主義めいた彼は、いつの間にか「ちょっと古いタイプの堅物貴族」と思われがちだったようで、晩年は若かりし頃のきらびやかさを失っていく。地位的にはどんどん昇進していくのだけれど、居心地は良く無かったようだ

それにしてもね、、、本当に命がけの夜逃げの日が6月20日になってしまったのはなんといっても失敗だったよね。だってこんなに夜になっても明るいんだもの・・・・何が歴史を変えるかは本当に解らない。フェルセンだって、それから19年後の同じ日に自分が祖国の大通りで命を落とすとは知る由も無かったのだから

200年以上前の6月20日はもうちょっと暖かかったのだろうか、、、?今日みたいにおぼつかないお天気だったのだろうか、、?歴史の嵐に飲み込まれてしまった人達に合掌・・・・


A delight to watch!


先週行われたフィギュアスケートの世界選手権、録画していたのをやっと観た

一度に全部観るのは結構骨折りなので、ここは飛ばして男子と女子のシングルだけをまず鑑賞。結果は既に知っていたのでドキドキしないで観られる。グランプリシリーズや4大陸では今年の日本勢は男女とも「強いぞ!」と思ったし、世界選手権はレベル高いと期待していた。男子は、「4回転を綺麗に決めてメダルの可能性、優勝には4回転2つ」と思っていたので、激戦になるとは思っていたけれど、なかなか興味深い結果でした。

2位になったカザクスタンの選手、まだ19歳という事だけれど、正確で美しいスケートは、これから絶対来るね、、スピンもステップも軸がしっかりしてるし、スケーティングの滑らかさとジャンプの力強さは、これから20代にもっともっとキャラクターの幅を広げていける、、、長身で細身の羽生選手とは違ったタイプのすごい選手になりそうだわ、、、
羽生選手の悲愴なまでのフリーの演技で来年度の出場枠3を死守した日本チーム、これからの1年でももっと激戦になりそうだね

羽生選手の演技をリンクサイドで見守るブライアン・オーサーコーチの美しいアラベスク
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往年のハンサムな現役時代を思い出すと可笑しいやらちょっと悲しいやら・・・

ところでこのEurosportsの解説、いつも元スケート選手のお二人、Chris Howarth、Nicky Slater両氏がコメンタリーをしているのだけれど、この解説の上手さは日本の番組を担当する人達にも見習って欲しい。見ている人が今何が起こったのかちゃんと理解できるようにコメントしてくれる。「期待を一身に背負っての登場です」みたいな余計な事は言わない。何が良いのか、何が減点になるのか見ながら把握できる。

浅田選手のフリーの3回転半で、着地が前向きになってしまっておぼつかない着氷だった。「ン?失敗、、?」と思うとすかさず「これはオーバーローテーションで前向きに着氷してしまったようなので、3回転半の基礎点はつくはず、でも両足着氷っぽいな、、、」と解説が入る。基礎点がもらえるかどうかが採点に大きく影響するという事を即座に解らせてくれる。(実際の採点は彼が言った通りだった)。高橋選手のフリーでも、技術的にはジャンプの失敗が目立ってしまった中で、「でもジャンプや技術のエレメントを全部取り除いてスケーティングだけを見てみると、これは素晴らしいスケートだったから、2つ目の点数は技術点よりずっと高いはずだ」とのコメントで、これもその通りの採点だった

聞き慣れた声なのにいつも二人での解説なので、どちらの声がどちらなのが解らないのだけれど、多分少し声高でいつもすかさず技術解説を入れてくれる声の人がニッキーさんだと思う。彼の解説には本当に素敵な形容詞が沢山並ぶ。スケート解説でよく使われる英単語で、beautiful, wonderful, brilliant, fantastic 等はありふれているけれど、ちょっと耳に残った解説者の褒め言葉を並べてみよう。

very well-controlled
acurately executed
precise
powerful,
これらは技術に対して使われている。どんなに凄いか、素敵かを表現するとなるともうあれもこれもと言葉を尽くす

graceful,   amazing, 
astonishing,   dazzling, 
breathtaking,   mesmerising, 
stunning,  mind-blowing, 
Superb,  exceptional,
exquisite,


高橋大輔選手が出て来るとニッキーさんはmesmerising とかexquisiteとかをよく使う。見た目の素晴らしさと同時に自分の気持ちにどう影響するかを表す単語だ。ジャンプ等の失敗にも関わらず演技終了後には
He is a delight to watch!」「 I couln't take my eyes off」なんて言ってくれる。グランプリファイナルの時には「The most exciting skater in the world」とも言ってたなあ〜〜。高橋選手が出て来るとニッキーさんの声はさらに1ー2音高くなるので彼がどんなに高橋選手のファンか、聞いてて解ってしまう。

ちなみに羽生選手の渾身のフリーをこう言っていた
「This is one heck of a performance from Hanyu.」

もう来年がまた冬期オリンピックだとは本当にびっくりの光陰矢の如しまだまだ楽しみだなあ〜〜





 
 

出たよ〜〜!リチャード3世


出たよ出たよ、、、やっぱりだったよ〜〜!

って、昨日正式に確認が発表されたリチャード3世の遺骨。死後500年以上も経って本当に見つかってしまった

img_panel_1359651618去年の9月にレスターの中心地に近い駐車場で発掘作業が行われて、見つかった骨が伝説の悪名高きイギリス王、リチャード3世ではないかと言われていた。でもそれ以来ニュースになる事は無かったのですっかり忘れていたけれど、その間関係者は歴史的資料と科学的分析の両方から発掘された骨を分析/研究していたのだ。それにしてもリチャード3世の姉から数えて17代目の子孫が存在していたというのも驚きだ。DNA鑑定はこの女系子孫のサンプルと一致で結論付けられた。

リチャード3世は15世紀のバラ戦争最期の王。ランカスター家とヨーク家が王位を争っていた英国版戦国時代で、1458年にレスター州のボズワースでの戦いで戦死した。彼の遺体はグレイフライヤーズという教会に埋葬されたという記録はあるものの、グレイフライヤーズは16世紀に取り壊されて、レスターのどこにあったのか正確な場所は今では解らなくなっていた

この15世紀の王は、イングランドの歴代王のなかでも、シェイクスピアの書いた「リチャード3世」をはじめとして何度も映画やドラマになっている。長兄の国王=エドワード4世に謀反を企んだとぬれぎぬを広めて次男の兄を処刑させ、兄王の死後は次の国王となる幼い甥の後見人になったものの、エドワードの二人の幼い王子をロンドン塔内で密かに殺させて自分が王座についてしまう

彼はせむしで険悪な顔つきをした人殺しの王として描かれている。それでも今だにリチャード3世にまつわる話がドラマになるのは、戦国時代の織田信長が大河ドラマに何度も登場するのと似ている。戦国武将はその人の善し悪しにかかわらず人気があるのだ

9月にレスター市内の駐車場下から発掘された人骨は、はじめからリチャードではないかという可能性が高かったそうだ。そのせいだろう、昨日の発表と同時にチャンネル4が、リチャード探しから発掘作業、骨の鑑定、DNA、、とこの数カ月の研究過程を追ったドキュメンタリー番組を放映した。かなりの確信がなければ発表と同時に番組放送にはならなかったはずで、逆にDNA鑑定が否定された場合は番組制作はおじゃんだった事になる

リチャードが埋葬された教会がどこにあったのかを探すところから始まったという一連の企画は、Richard III societyというグループとレスター大学の研究部で進められたそうだ。リチャード好きの世界中からのメンバーで構成される「リチャード3世の会」はリチャード3世の知られざる真の姿を研究している人達の集まりらしい。悪名高いリチャードのイメージは彼の死後チューダー王朝の時代にプロパガンダとして造り上げられたもので、実際の王としてのリチャードは勇気ある武将で、思慮深く信仰の厚い王だったと信じてイメージ払拭の為に研究しているのだそう。単なるファンクラブではなく、実際に世界中のメンバーから集めた募金でグレイフライヤー教会の跡地を探し出して発掘に持ち込んだのだからその意欲は素晴らしい。そして本当に500年以上前に死んだリチャードの遺骨が出て来るとは思っていなかったという・・・

チャンネル4のドキュメンタリー番組では最初に骨が発見された時から、まず背骨が極端に湾曲しているという大きな特徴に皆息を飲む。リチャード3世といえばせむしというのが定説だ。ちなみにせむしというと背中に大きなコブでビッコ、というイメージだけれど、脊柱側弯症(scoliosis)というのは必ずしもそうではなく、左右の肩が多少上下していたり、姿勢が悪く見えたりする程度で日常生活には支障がないケースが殆どなのだそうだ。(陸上のウセイン・ボルト選手もそうだ)そして頭蓋骨に顕著にみられる刀傷や槍の刺され後は激しい戦で負傷して死んだという事が裏付けられた。シェイクスピアの芝居ではリチャードの最期は馬を失い、「馬だ、馬だ、馬と引き換えに王国をやる!」と叫び死んで行く。今回発見された頭蓋骨は、最期は頭を覆う兜がはがされて剣や槍で下頭部を叩き切られるようにして死んだという検証がされた。馬上ならこんな怪我にはならない。泥のぬかるみの中で背骨の曲がった身体では勝ち目はまず無かったのだ。

facial_reconstruction1

頭蓋骨から復元されたリチャード3世の顔は、ポートレートによくあるちょっと剣のある目つきの陰気な感じのする顔とは少し違って、もうちょっと若くて知的な感じ。奇形に生まれて世の中のすべてをうとみ、王冠だけに野心を燃やして兄や幼い甥達をも殺して王座についたもののわずか2年で自身も血の海で死んで行く、、、という悪名高いリチャードが名誉回復される時が来るのかもしれない。

ちなみにリチャード3世の骨は新ためて丁重に埋葬される事になるみたいだけれど、ここへ来て骨の見つかったレスター市と、元々リチャードが住んだ城のあるヨーク市が埋葬場所をめぐって争いになりそうだとか・・・観光客での収入を見込んでこのドル箱の取り合いが血で血を洗う中世に散ったリチャードの最期のバトルになる様子



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