北ロンドンの端っこにある私の住むエリアは、私たちが引っ越してきてからショッピングセンターが新しくなって 新しいマンションなんかも建ってまあ、それなりに便利な街にはなっているのだけれど、2年ほど前から持ち上がったのが、オランダのアムステルダムを真似た自転車専用のサイクルレーンをエリア一帯に造るという計画。もちろんサイクリングには賛成ですよ、そして近年サイクリストを巻き込んだ事故死事件が増えているのも事実です。だからきちんとした自転車専用レーンを、という案は決して悪いものではない。ちなみに私の職場近辺はこんな風になるらしい。
ただ、それを実行するとなると、3年計画でこの行政区一帯が工事現場になってしまう。それにサイクルレーンを通すとなると、今路上にある、ただでさえ少ない駐車スペースが大幅に減少してしまう。自営で店を経営している人たちに取っては大打撃だ。駐車スペースがなくなる為に客数の減少が避けられない現実は、ビジネスに直接関わってくる。実は私の仕事もそうだ。自営の眼鏡店である私の職場はローカルの人たちが顧客の大半を占める。それでも口コミや紹介で少し離れたエリアから子供を連れてきてくれる人たちも多い。
地元の声にはかなりの反対もあったし、実際、「サイクルレーンなんて、誰も頼んでないよね」という のが私の耳に入る大半の声なのだが、一度決まると早いもので、今年いなるや否や、工事が始まった。
予算は4200万ポンド。かなりのエリアもカバーすることになるので、当然工事は少しずつ移動しながら自転車用レーンを造っていく。
それにしても、この路線は北ロンドンからロンドン市内に向かう重要なバスルートだ。よく見ると、バス停では乗客はサイクルレーンをまたいでバスに乗ることになる。そして、サイクルレーンを付けた分歩道部分が広がるので、当然車線が狭くなる。今まではバス停に止まっているバスを後ろの車が追い越して行けたのに、そのスペースがなくなるので、バスが止まっている間、後ろに車が繋がってしまうことになるのだ。
今年に入って始まった工事だけれど、進みはあくまでも少しずつ、、、、ある時突然バスルートが迂回ルートになっていて、大慌てしたり、昨日まであったバス停が今日から数週間止まらなくなっていたりと、いつ何が起こるか気が気じゃない。本当にね、街中が工事現場って、半端じゃないわ
右を見ると、、、
そして左は、、、
今はバス停2つが止まらない状態なので2つ前で降りて歩いて行かなくちゃならない日々。いつもは電車で行くのだけれど、最近寒くなってから電車の運行が怪しくなっているので、毎朝、仕事に行くまでにストレスが溜まってしまう。
実際、こんな状態が数ヶ月も続いて、ビジネスが破綻してしまった人たちもいるようだ。最初の半年ほどはなんとかなったものの、この夏過ぎからクローズしてしまった個人経営の店がいくつかあるようで、地元の声はかなり批判的。
実は日本から戻ってきたら、丁度道路を掘り返す工事が私の店の目の前で始まっていた。毎日毎日、ガガガガ〜〜!!
っという 道路を掘り起こすドリルの音が響いて、本当に集中できたもんじゃない
ミスをしないように必死で耐えながら仕事する毎日。お客さんだって、私の説明が全く頭に入らない様子だし、車で来てしまって検査の予約時間に間に合わない人もしょっちゅうだ。
そして最近の噂では、どうやらカウンセルは予算を使い果たした、、、とか マジかい
もし本当にお金が尽きちゃったらどうなるの? この写真の状態で放置?? まさかね、、、?でもありえるかも、ここイギリスだし••••••