見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

カテゴリ: イギリスあれこれ

今日はなんだかイベントの多い日だった。結果を楽しみにしていたものが3つ、なんと全て私が応援していた通りになったので、嬉しい限り。

一つ目はF1グランプリ

実は私は結構F1を観るのが好きなんですよね、、、、 昔は全く興味なくて、レースなんて見向きもしなかったんだけど、90年代にイギリスのナイジェル・マンセルが世界チャンピオンになるか、、というあたりから回りが急に騒がしくなって、初めてテレビで観てみたのがきっかけ。 何度が観ているうちに、レースのタクティクスや面白さが解ってくると、毎回観るのが楽しみになってしまった。 シーズン中はテレビでかなり観ていたのだけれど、ここ2年位ちょっと遠ざかってた。もちろんCoulthard彼の名前は日本語ではクルサードと表記されてますが、違います!クータードと言えば一番近い音になります。hは発音しません)やButtonもそこそこ活躍していたけれど、イマイチ、F1自体に華がないような気がして・・・・

で、今季になって登場したのが、初の黒人ドライバーにして若干22才のイギリス人,ルイス・ハミルトン あっという間に記録を塗り替える活躍ぶりで、先週デビュー戦から6戦目にして初優勝。久々の天才肌の登場にまたF1ブームが起こってる。

ルイスは黒人とはいってもミックス系で、いわゆるカリビアン系のブラックではない。お父さんの代からイギリス生まれなので、いわゆる黒人訛りのないニュートラルな英語を話すブリティッシュだ。 全くミスのないレースもさる事ながら、驕りのない対応と暖かみのある優しい目で話す人柄が、この22才の若者を一躍人気者にしてしまった。
2戦連続での勝利。連続世界チャンピオンのアロンソを押さえ込んでの優勝だ。チームメイト同士がチャンピオンの座を争う事になるのは、いろいろと難かしい部分もあるのだろうけど、アロンソも今日の所は結果を認めざるを得ないって感じだった。うーん、ほんとこれからが楽しみだねえ〜〜!

F1中継のすぐ後に、今週ずっとセミファイナルが行われてたBritain's Got Talentの決勝があった。 最終選考に残った6グループは、本当に誰が勝っても納得がいく人達ばかりで、ハイレベルな決勝だった。
私の個人的な好みとしては、ミュージカルスターを目指す12才の子も、天使の歌声で聴衆をシーンとさせてしまうオーラを持った6才の女の子も、素晴しいコントロールとフォーメーションを見せたブレイクダンスのチームも勝たせてあげたかったけど、やっぱり総合的な審査基準を考えると、一人を選ぶならオペラを唱ったPaul Potts氏だと思ってた。

ハンサムでもなく、ちょっとダサイ感じの携帯電話セールスマン。自信の無さそうな普通に働いてる人が、あっと驚ろく声でオペラを唱う、、、 実際彼の歌は鳥肌が立つ感じで素晴しい。この人に勝って欲しいと思っていたので、Potts氏の優勝は本当に嬉しかった!

テレビでBritain's Got Talentを観ながら、コマーシャルブレイクの度にインターネットでチェックしていたのが、スペインのフットボールリーグ

優勝の決め手となるレアル・マドリッドとマローカ戦。テレビ中継は観られないので、ネットでライブニュースを追っていた。別に特に興味があるわけじゃないんだけど、やっぱりベッカムの最後のレアルでの試合という事で、リーグ優勝という形で最後の華を持たせてあげたいな、と思っていたわけです・・・・

Britain'・・の決勝の演技が終って一般視聴者の電話投票が行われている間、レアルは前半で1-0とリードされてた。運もここまでかなあ〜・・・と思ってシャワーを浴びて出て来たら、後半に入って1-1になってる! 勝たないと完全には優勝できないという事だったので、気になりながらBritain's・・・の最終結果をテレビで観る。で、観終わってチェックしてみると、、、なんと3ー1で勝ったじゃないの〜!

Beckham自身は後半で交代して、レアルが得点を重ねたのはその後だったみたいだけど、とにかく最後の花道をリーグ優勝で飾れて良かったよね。先週のイングランド代表戦では、2試合中4得点の内3点をアシストする活躍振りで、呼び戻されたイングランド代表としての仕事をきっちりこなしたベッカム。来月からLAに行っちゃうと、イングランド代表として参加するのは、かなり厳しくなるだろう・・・・

今の状況がもっと早い時期に解っていれば、あるいはLA行きは選択しなかったのかもしれないね。 言わないけど、もしかしたら今になってヨーロッパを離れる事を後悔してるのかも・・・? でもそれも人生のタイミングなのかな。本人は、呼ばれれば何時でもイングランド代表としてユーロ2008に参加したいと言ってるけれど、LAとヨーロッパを行き来してベストなプレーをするのは本当に大変だ・・・

というわけで、イベントの多い一日だった。どれも私が期待した結果になって良かった良かった!休みだというのに、一日出かけないで、テレビとインターネットで過ぎちゃったよ〜〜!

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ここ数日で大受けしてるのが、新オーディション番組「Britan's Got Talent」

私も毎年楽しみにしている「Royal Variety Performance」というエンターテイメント・ショウがある。始まったのはもう100年近く前のジョージ5世の頃で、年に一度、いろんな分野のトップエンターテイナーが集められて、王族の前で演技する贅沢なショウだ。 殆どの場合ロンドン、ウェストエンドの劇場(大抵は由緒あるキャパの広い大劇場)で華やかに行われ、同時中継でテレビ放映もされる。

出演するのは、時のスター達。その時にヒットしているウェストエンドのミュージカルの一部をオリジナルキャストで演じたり、歌手やバンド、コメディアン、マジシャン、物真似、バレエにダンス、まさに、バラエティー・パフォーマンスだ。こんなに豪華な顔ぶれを目の前に並べて観る事ができるというのが、王族の特権なのか・・・ と思ってしまうけれど、ショウ自体はチャリティーで、収益は引退したアーティストでケアが必要になった人達の、いわゆる「老後ホーム」の運営に当てられている。

今年は珍しくロンドンではなく、12月にリバプールで行われ、エリザベス女王,フィリップ殿下が出席される。そして、Britain's got Talentの勝者は、このロイヤル・バラエティーに出場できるのだ。
今回は演目に制限がない。X Factorなんかははじめから歌手というカテゴリーにしぼられているけど、Variety performanceはまさにバラエティー。

70才のおばあちゃんラッパー、9人のトランスセクシャル達のスパイス・ガールズ張りのパフォーマンス、装置が壊れて散々のマジック、携帯の音で歌う犬、思いっきり勘違いの音痴デュオ、最近流行りのフリーランナーとにかくありとあらゆる障害物を飛んだり回転したり蹴ったりしながら走り続ける→このグループは、最後にロイヤルボックス席から飛び下りた), 6才少女の天使の歌声、78才おじいちゃんのフレッド・アステアのタップダンス、ホラーマジックと唱っての、血まみれ&のこぎりマジック、9才ペアのボールルームダンス、プロ並みのテノールのオペラ、客席総立ちになった物真似コメディアン、、、、、(こっそり観たい方はこちら

次々と繰り広げられる珍演技に審査員達は笑う、泣く、うんざりする、呆気にとられる、観なかった事にする・・・と大変な一日を繰り返している。 才能を見るだけでなく、女王陛下の前で演じるにふさわしいかどうか、も大事な審査対象になる。審査員は3人。演技途中でバツ印のブザーが3つ付いたら、すぐさま演技を止めて退場。 最後まで演技できた人は審査員の批評のあと、次のステージに進めるかどうか決まる。2人の審査員がYesと言えば通過だ。

オーディションといえば、欠かせない審査員のサイモン・コーウェル(Simon Cowell)。辛口どころか、非情にしてほとんど冷酷なまでの悪口雑言を浴びせて追い返す。でもオーディション審査員としてあまりに有名になったため、最近は演じるほうも「サイモンに挑戦」みたいな勢いがある。  まあ、私が思うには彼のコメントは確かにきついけど当たってるし、思いっきり勘違いであきらかに時間の無駄という人達も多いのが事実。

「何で今さらRoyal Varietyにオーディションなんてするんだろう、、?」と思って、ふと気が付く。このショウのテレビ放映権は、国営のBBCと民放のITVが毎年交代で持っている。今年はITVの番。 成る程、今からこの「Britain's got talent」で人々を引き付けておけば、本番のroyal varietyでの視聴率はぐーんとアップするという計算か・・・・ 日本ほど、視聴率なんて事は耳にしないけど、やっぱり制作側としては、数字の統計は無視できないだろうし、毎年BBCとの競争になってるだろうしね。こりゃあ受けるわ。

Britain's got talentは9日から17日のファイナルまで毎日放映される。本放映の他にもITV2で、舞台裏をもっと紹介するBritain's got more talentという番組も組んで、視聴者層を広げている。審査員の裏話や出演者のステージ裏での話など、盛りだくさんだ。 なんといっても、進行役の2人、AnthonyDeclanのフォローが上手い! 待ち合いホールでいろんな人に声をかけて、パフォーマンスをするようになったいきさつを聞いてはうなずきながら感心している。肩を抱き、背中をたたいて舞台袖から送りだす。カーテンの影から一人一人の演技を見守って、がっかりしたり飛び上がったり・・・・ この2人のおかげでかなりこの番組に好感を持ってしまう。

17日までという事は、これから1週間は退屈しないで済みそうだわ。自分は最高!」と信じて、あるいは勘違いしている人達の面白パフォーマンス。だけど、中には本当にすばらしい素質を観せる人もいて、たとえ優勝はしなくても、これを機にキャリアとしてやっていくチャンスを掴める人もいるかもしれないね。最後は一人だけしか選ばれないんだろうか、、?その辺がまだ解らないけど、これは決めるのも大変だ〜〜!

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またやってくれたよ・・・・これだよ・・・・!

っていうのは、2012年のロンドンオリンピックの話です。発表されたロゴマークを巡って大変な事になっている。(こちら)良く言えばカラフルでポップ(?)なロゴは同じパターンで4色のヴァージョン。どれもかなり派手で鮮やかななカラー。そして、このロゴを公開するために宣伝用に作られたビデオには、この鮮やかなポップな色があちこちに飛び交い、見ている人の中には、目眩がしたり、気分が悪くなったり、、、と、以前日本であった「ポケモン現象」が起きてしまった。癲癇の発作を訴えたケースが23もあったそうな。

公開されるや大悪評! さっそく「ロゴ を変えろ」の声が飛び交い、署名が続々集まってる。ちなみにこのロゴは広告制作会社によって40万ポンド(約8000万円)もかけて作られたもので、それについても非難の声があがってる。 それならと、一般からロゴのアイデアを募集したサイトでは、素人が自宅のPCで作ったいろんなロゴがアップされ、そんな事ならはじめから一般公募にして、採用者にはそれなりの報酬をあげれば、ずっと安上がりで親しみ安いロゴができたのに・・・・ デザインの出来もさる事ながら、健康を害するビデオとあっては、ロンドン市長のリビングストン氏が「そんなもんに金は出さないぞ」と言うもの無理ないでしょう。

でもね、こういったバカみたいな無駄な事って、イギリスではしょっ中あるのよね〜!

その昔、ルートマスターという古い型のバスがワンマンバスに変わり始めた頃、新型車両として登場したワンマンのダブルデッカーの車体が、若干高過ぎるという事がわかった。 どうして明らかになったかというと、一部ルートで鉄橋の下を通った際、見事に2階上部が橋桁にぶつかって、一部がぐしゃぐしゃに潰れてしまったのだ。 全ルートを調べると、通行不可の場所は数カ所に及び、橋の高さは変えられないし、大量生産に入った車両の規格変更も今さらできないとあってとられた策は、
通れないエリアの地面を少しすり鉢状に削って低くする、というもの・・・
その為の道路工事代、どっから出てるんですかね〜〜!(言わずと知れた税金でしょ)

ミレニアムの時もお粗末だった。 新しいロンドンの目玉という事で、大観覧車「ロンドンアイ」を作ったまでは良かったのよ。ところが地面で平たい状態で作った観覧車をいざ立てようとしたら、、、立たなかったんですね〜〜。 支えきれなくて、結局その瞬間を観ようと集まった人たちをしり目に、その後しばらく横たわったままだった・・・ さらに、ミレニアム・ブリッジと言う事で、新しくテムズ川に作った歩行者専用の橋。これがオープンしてみたら、大勢の人の動きに揺れすぎてしまって、気分が悪くなる人が続出。即座に閉鎖され、新たに修正してオープンするまで、かなり時間が掛かったっけ。

数年前に、バスの乗降時間を短縮して渋滞を避ける目的で、バス2車両がつながってる1階立ての通称「BendyBusー2つの車両がくの字になって曲がる為」が導入された。 乗る前にバス停であらかじめ切符を購入して乗る、というものだったのが、蓋を開けてみるとチケットを買わずに乗ってしまう人が続出。 さらにはブレーキの関係で火を出した車両が数台出て、あわやリコールか、、という騒ぎになった。

ほーんと、無駄な事ばっか!先日オープンした新しいWembley Stadium(フットボール場)も、散々「間に合わない」って言われてヒヤヒヤしたわよ。何とかなったみたいだけど。 2012のオリンピックも間に合うのかどうか気が気じゃない、というのが本音です。私達ロンドン行政区に住んでる身としては、オリンピックの為に向こう5年間、余計に税金を払わなくちゃいけなくて、去年より15%近くも増えてる。 それなのに、このお粗末さは信じられない こんなに税金払ってばっかりで、何の見返りもないんだから、つくづくいやになってしまう・・・夫婦2人とも働いて、家を持ってて子供がいない、さらに滅多に医者にも行かないというのは、一番分が悪いのです。払うばっかりでもらえない。

本当にこのロゴが変更になるかどうかは、これからの状況次第だろうけど、ホント、おバカ振りもいい加減にして欲しいわ。

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なんでこうなったんだあ〜〜?! と思いつつ、魚売り場の前で考え込んだ。

確かに、「ハケンの品格」観て以来、ちょっとさばの味噌煮が気になっててさ・・・ 昨日のブログでちらっと「作ろうかなあ〜」なんて書いたら、どんどん作りたくなって、それが、作らなくてはいけない!っていう観念になって、、、、丁度彼も「日本の居酒屋が恋しいな」と言っているので、「じゃ、明日は居酒屋風に日本食を作るね、私が。」という事になってしまった。

レシピを探してみると、これが以外と簡単そう。 材料も揃う。醤油、みりんはいつでもあるし、冷蔵庫に2ー3年前に買ったお味噌もまだ残ってる。お酒はないけど、スーパーにチャイニーズクッキングワインがあったので、代用する事にした。お魚のパックのコーナーでサバの切り身を探す・・・・サバは英語でmackerel

ない、、無い! 切り身が無い〜! まだちょっと季節には早いのかしら、、サバといえば夏から秋にかけてだったような気もする。でもmackerelなんていつでもあるじゃない、、?現に薫製のは3種類ある。(スコットランドや北のほうでは、朝食にサバの薫製を食べる人もいるのです)そう、ある事はあるんです鮮魚売り場には、鉛色にテラテラと光るぷよぷよのサバが氷の上に並んでる。ただ、、切り身が無い!嘘でしょう〜!私は魚は切り身専門で、姿そのまんまを触るなんてやだし、おろした事だってないんですもの!

鮮魚売り場の前で、頭の中がすごい勢いで回転する。 サーモンに変更しようか、サーモンかニジマスなら切り身で売ってる。でも、味噌煮にはちょっと・・・(既に味噌煮にする事しか頭にない) 魚のおろし方は、何度もテレビでも見たし、やり方は一応頭では知ってる。ここは一つ挑戦という事で、一からやってみる絶好のチャンスかも・・・・猛烈な勢いで考えてるところに、スタッフの「Can I help you〜?」の声。そして次の瞬間、サバを1尾買ってしまっていた・・・
初めて触る鯖



家に帰って、さあおろさなくては・・・! ネットでみつけた「サバの3枚おろし」のビデオを3回繰り返して観て「よし、これならできる」と確信。早速頭を取る・・・とここで悲鳴第一声!

やだあ〜〜!ないぞうがあ〜〜!

頭を取ったところからドロリと出て来た内臓、、、もういやだ!二度とさわりたくない、、 落としたサバの顔が陰険で、テロテロした鉛色のしま模様が気持ち悪い、、、 なるべく見ないようにして、お腹を切って内臓を掻き出す。ビニール袋越しにやったので、直接は内臓に触れない。お腹回りのプヨプヨが完全に無くなって中を奇麗に流水で洗うと、やっと一山超えたカンジ。


後は何度も聞いた通りに身をおろす。 計算違いだったのが包丁。今一つ切れ味が悪いので、見事にすう〜っと・・・とはいかず、何度か引いてしまったので、身が少しくずれて切り口がスムーズにいかなかった。
でもまあ初めてだから、こんなもんで良しとしますか。ああ〜ん、気持ち悪かったよーー!怖かったよ〜〜!
3枚おろし




思ったより細身のサバだったので、おろしてみたらやけに薄っぺらい。 うーん、もっと丸々したやつのほうが煮詰めた時に美味しいんだろうなあ。夏から秋頃に再度挑戦して、、、みよう、、、か??
あ!でも其の頃には切り身で売ってるかもしれない。今日の所はメインというより、居酒屋風につつきながら食べるので、小さくても良いんだけどね。他は、アスパラガスの豚挽きつくね巻き、トマトとブロッコリーの豆乳ごまドレッシング和え、枝豆ご飯ときのこ味噌汁。
居酒屋〜
サバ味噌






作り方は簡単だけど、いくつもお皿を使うのはこちらでは滅多にないパターン。 日本みたいにいろんなお皿を揃えるという事をしないので、盛り付けがちょっとミスマッチだけど、これもご愛嬌という事で、まずはうまくいったほうじゃないでしょうかね。

今回のサバ味噌は3年位たった赤味噌を使ったので、ちょっと辛口だった。 次は白味噌が合わせ味噌でちょっとマイルドにしてみようかな。何だか他にもレシピ探していろいろ作りたくなってきた〜〜!


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せっかくの連休なのに、雨また雨でいったいどうしろっていうの?!!

皮肉な事に、先週はずーっと素晴しいお天気だった。気温も23ー4度で、やっと朝晩のセントラル・ヒーティングが切れると思っていたのに・・・・ おまけにやっぱり休みなもんだから街がシーンとしちゃって、よけい「やる気」が無くなる雰囲気。やっぱり私は街がワサワサしてる音がないと、行動力が落ちてしまうのだ。さらに「半分鬱じゃないか・・・」と思う位うちの相棒がひたすら寝ているので、家の中で音を立てられない・・・・ 小さい小さい我家ですから、もし不用意に起こしてしまおうものなら、それこそ家を壊しかねない勢いで怒りますからね〜・・・・足音を忍ばせて、ネットでもしてる他に、できる事ないじゃない!?

そういえば、日本へ行っていた2週間の間に、お隣さんに新しい赤ちゃんが生まれていた。 そろそろだという事はもちろん知っていたけど、おめでたい反面ちょっと身構える・・・ 築100年以上のテラスハウス(長屋のように横にずーっとくっついている家)は壁が薄い。ふつうの声は聞こえなくても怒鳴り声や笑い声はよく聞こえる。テレビでのフットボール観戦時の雄叫びも・・・・

お隣さんに男の子が生まれた時、赤ちゃんだった頃は気にならなかったのが、1才過ぎた頃からやたらと子供のわめく声がうるさくなって、結構神経を使った。  お隣さんも、うちの彼の仕事が朝早かったり、夜遅かったりするのを知っているので、あんまり聞き分けなくわめき続けるのを、わざわざ謝りに来てくれたりもした。その当時はお隣さんは犬も飼っていて、(イングリッシュ・ブルテリア)犬の吠え声に子供のわめき声、次いでに外のガス管工事の音・・・と神経衰弱になりそうな一時期があったっけ。 それでも、お母さんというのは本当に身をすり減らして子育てしているのであって、かなり聞き分けのない男の子を涙ぐみながら躾けようとする彼女を応援してきた。今回妹が出来た事で、上のお兄ちゃんも少しは穏やかになるんじゃないかなあ〜 と期待してるんだけど・・・・

で、今度生まれた女の子は幸いあんまり泣かない。まあ、今はまだ生まれたばっかりで殆ど寝てるんだろうから、泣き声が気になりだすのは数カ月してからなのかもしれないけど。でも時々聞こえてる泣き声が面白い。よく盛りのついた猫の泣き声が赤ん坊の泣き声に聞こえるけれど、この子はなんだろう、、、、餌を横取りされた野良猫みたいな声で泣く、、、、 おいおい、女の子でしょう〜・・・もうちょっと女の赤ちゃんらしく泣けば? と思うのだけど、どうやらこの子も自己主張の強いお嬢さんのようで・・・先が楽しみですわ。

戻ってきてから、何か日本食っぽいもの作りたいなあ〜 と思う。

我家は基本的にお魚は料理しないのだけど、(私が魚に触りたくないだけ)「ハケンの品格」観て、サバ味噌がなつかしくなってしまった。考えてみればこの10年で私が自分でお魚を料理したのは、多分2ー3回かな。それもサーモンの照り焼きと、やっぱりサーモンのホイル焼きかなんかだった。お魚が嫌い!っていうわけじゃないけど、やっぱり我家は決定的に肉食。 日本みたいに美味しいお魚が少ないせいもあるけど。サバはこっちでも手軽にあるから、切り身買って来て挑戦してみますかね、、サバ味噌。まずレシピ探さなきゃ、、

あー!もうすぐ1時じゃん・・!
今日も雨のまま何にもなしで終っちゃうなんてやだよ〜〜 昨日は洗濯を2回したから今日はやりたくないし、掃除もしたいけど敵が起きてくれなきゃ音たてられないし、、、意を決して起こしてみようか。とでるかとでるか・・・?
う〜〜危なすぎる賭けだあ〜〜!
そうだ、日本で買い込んで来たモンカフェでも入れてこよう。さすがにもうすぐ起きるだろうし・・・・

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Beckham(デヴィッド・ベッカム)がイングランドチームに戻ってくる。

去年の6月、ワールドカップの準準決勝でボロボロになりながらのPK負けを最後に、彼のイングランド・キャプテンとしての7年間が終った。 試合後、キャプテンマークをはずす事を決意した会見では、「キャプテンは降りても、イングランドチームの一員としてプレーし続けたい」と言っていた。でも、その後新たに監督に就任したスティーヴ・マクラーレンからイングランド代表として呼ばれる事はなかった。

いろいろ言われているけれど、私はベッカムという選手はすごいな、、と思っている。フットボール選手としての実力が完全に過大評価されていると批判されたり、モデル並みの容姿にセレブな奥さんという事で、私生活のほうがスポーツ選手としては異常に取り沙汰されてしまったりする中で、私はやっぱり彼の中にあるのだろう「思い」みたいなものがすごいな、と思ってしまう。

98年のワールドカップで、アルゼンチンのシメオーネにすね蹴りを食らわせて退場になった後、そのままイングランドがPK戦で負けてしまい、イギリス中のフットボールファンを敵にしてしまった。 あのワールドカップの後の1ー2年は本当に彼はひどい扱いをされたからねえ〜〜 試合に出ると場内からブーイングが飛び、セキュリティーが心配だからと試合に出してもらえなかったり・・・・

それでも、プレーヤーとしては当時所属していたマンチェスター・ユナイテッドに大貢献していたっけ。 根気良く良いプレーを続ける事で、ユナイテッドのファンからは許してもらえるようになっても、なかなか彼を認めようとしない人達も多かった。

ところが2000年に、新たなイングランドの監督エリックソン氏からキャプテンを言い渡されてからのベッカムは本当に変わった。 エリックソン氏は初の外国人監督で、これについても「お家芸の監督に何故スウェーデン人を?!」なんて声も随分あった。彼は2006年のワールドカップで勝てるチームを作って欲しいという事で監督になったのだけれど、最初のチームがかなり良いチームになっていく。 2002年の日本&韓国のワールドカップに行ったメンバーだ。この時のワールドカップは予選の頃から私もよく試合を見ていたので、このチームは好きだった。

決まらなくても決まらなくても、根気良くFWにボールを出し続けるベッカム。何で自分ばっかり、、!?」という声も出る程、すべてのフリーキックを自分で蹴った。 自分だけで仕切りたいのか、、なんてうちの彼も言ったけど、私には「すべて蹴ったボールの責任は自分が取る」という思いの表れに思えた。 ゴールが決まる毎に、誰かが失敗する度に、誰よりも真っ先に駆け寄って肩を抱きしめる姿は、どんどんキャプテンらしくなっていった。

対アルゼンチン戦の時、フリーキックに向かうベッカムに4年前の因縁のシメオーネが手を差し出した。 握手しようとするシメオーネをきっぱりと睨み付けて無視したあと、豪快に決めたフリーキックにイギリス中が湧いた。 あの時のベッカムの顔は忘れない。「この人は、どんな思いでここまで来たのだろう」と思いながら、テレビの画面を見つめてしまった。

ロナウディーニョのフリーキックがキーパーのシーマンの手をすり抜けてゴールに入ってしまい、そのまま準準決勝で負けた時、試合後の会見で開口一番、「もしキーパーのシーマンを責めるような人がいるとすれば、それはあってはならない事だ」とメディアを牽制した。 4年前の経験から、キャプテンとして真っ先に仲間のフォローをしたベッカムの思いは届き、試合後にシーマンを攻撃するような記事はなかった。「この人は良いキャプテンになったな」と嬉しくなった。

普段は見えないので解らないけれど、ベッカムは体中にTatooを入れている。右腕いっぱいに奥さんのVictoriaという名をヒンドウー文字で。 3人の息子達の名前とガーディアンエンジェルを背中に。 他にもイングランド代表の背番号をローマ数字で腕に彫り込んでいる。 日本では間違いなくお風呂屋さんで断られるだろうって位。 大切な物を身体に刻み込んでサッカーをやってきたのだ。

去年のワールドカップは、本当はもう1試合進んで欲しかった。 主力のオーエンをスウェーデン戦で失い、攻撃の期待を一人担わされた弱冠20才のルー二ーが、意図的に繰り返される挑発についにキレて退場させられたのを、怪我でベンチに下がっていたベッカムはどんな思いで見ていたのだろう、、? 8年前の自分を重ねただろうか・・・守り抜いて、死闘を尽くしたあげくにまたもやPK戦で負けたボロボロのポルトガル戦が、ベッカムのイングランド代表としての最後になった。 本当にイングランドにとってPK戦というのはもうジンクスになっていて、「PKになったら絶対に勝てない」が定説になっちゃったわよ!!

この一年イングランド代表から干され、「ベッカムは元々過大評価され過ぎた選手だから」なんて今さら大声で言う奴らも沢山いる。 さらにアメリカのクラブへの移籍が決まった時点で、所属のレアル・マドリッドからも「もう試合には使わない」と通告されて、ずっとベンチの日々が続いた。そんな中、一人で黙々とトレーニングを続け、いつでも出られるようにコンディションをキープして集中するベッカムに、レアルの同僚達もバックアップの声をかけるようになったという。 ついにレアルの監督もベッカムのプロとしてフットボールと向き合う姿勢に「もう一度彼を試合に出す」と言わざるを得なくなった。 アメリカ移籍までの残りの期間、レアルの選手としての最後の活躍の場を取り戻したのだ。

そして今日発表された、来週のブラジル戦(フレンドリーマッチ)と次のヨーロピアンカップのグループ予選に出るイングランドチームの中に、とうとうDavid Beckhamの名前が戻った!! 新生イングランドは立て続けに良い所がなく、監督のマクラーレン氏を解雇するべきだ、、なんて声も出始めてる。 ユーロ2008に出る為には、どうしても次回予選のエストニア戦に勝たなくちゃ後がないのだ。 去年から怪我の治療に専念していたマイケル・オーエンも復帰してくるという事で、まさに正念場。

勝たなくちゃいけない状況でひっぱり出される、、という所が、なんだか責任のもって行き場にされるような感じもあるけれど、今日のレアル戦でもベッカムは絶好調だったようだ。 彼の「思い」を、また試合で見せてくれるだろうか、、、見せて欲しい! もう一度、デヴィッド・ベッカムは只のイケメンフットボールプレーヤーじゃないという事を、芝生の上で見せてください。 一年振りのオーエンにしても、思いは山程あるだろう。来週の2試合が楽しみだ

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従兄の次男坊と初めて会った。

父方,母方合わせて従兄弟の数は20人と多いのだけど、子供の頃から年に1-2度は会ってた人と、ほどんど数える程しか会った事の無い人がいる。 この従兄は後者に入る。今年の始めに伯父さんが亡くなり、久しぶりで母と会った時に、彼の息子さんがイギリスのバーミンガムにいるという話になったそうだ。 突然この従兄から「万が一の時の為に連絡先を息子に教えておいていいですか?」とメールが来たので、「いつでもどうぞ」と返信しておいた。

よく友達からも、「知り合いがロンドンに行くんだけど連絡先を教えていい?」なんて話をされる。観光案内代わりに利用されるのはお断りだけど、 何か困った事があって、現地にいる人間として助けてあげられるなら喜んで・・・というのが私の信条。私も来た当初は「知り合いの知り合い」のような人達に助けてもらった。 とはいえ、実際には連絡がないのが普通だ。どうやら知らない人のツテを借りずにイギリス旅行を楽しめた、という事なのだろう。

ところが、従兄からのメールの翌日に今度はバーミンガムにいる本人からメールが来た。「はじめまして!」で始まるメールは、節度あるとても丁寧な文章で、その中にも「自分の親戚が海外にいた!」という若者らしい驚きと興奮が伝わってくる。(・∀・)とっても好感が持てたので、「いつでも来てくださいね」と返信した。 暫く経ってからまたメールが来て、本当にロンドンに来ると言う。お友達が日本から来るので一緒にロンドンと近郊を回り、その後バーミンガムに帰る前に寄って行きたい、という。もちろんうちは全然かまわないのだけど、ふと彼と一緒に家の中を見渡して、愕然とする。

あのドアの取ってがゆるんでる。 椅子の一つはぐらぐらしてて、バスルームのタオルハンガーも1本壊れてる。トイレットペーパーのホルダーも半分壊れたまま放ってある・・・・・
げっ!まずいじゃん!!
 
毎日住んでいる分には気にならなくて「そのうち・・・」と放ってある事が、人の家だとやっぱり気になるはずだ。あわてて彼と一緒に家中を点検。まず第一にこの家は今ひびだらけだ。3年前の乾燥夏の時に家の前の桜の樹に水分を取られて隣の家が沈下し、 それに引きずられて我家もあちこちに亀裂が入ってるのだ。 すぐに直さなかったのは、沈下が完全に止まったかどうか確認するまで修理は待った方が良いというアドバイスをもらったからで、この夏にいよいよ保険会社を通して工事してもらう矢先なのだ。

まあ沈下による亀裂はどうしようもないけど、他人が見て不愉快になる部分をとりあえず何とかしよう、という事で、やっぱりバスルームでしょう・・・・。 タオルハンガーとペーパーホルダーを直し、便座のネジを締め直す。お風呂を奇麗に磨いて、カビキラーをタイルに吹きかける。それくらい何時もやっとけよ!という声が聞こえそうですが、まあ何といいますか、住んでると気にならなくなっちゃうってこわいよね〜〜

そして、洗面台のクロームのタップがひび割れていたのを思い出す。蛇口自体を変えなくちゃいけないなと思いつつ数カ月が経っていたのだ。 彼がHotColdの2つのタップを調達してきて、付け替える。これが難作業だった! 10年振りに変えるタップのネジは異常に硬く、彼が床に這いつくばって腹筋をしぼりながらスパナでネジを回そうとするのだけど、なかなか動かない、、、彼は「F○cking Hell!!」を連発しながら汗だくになって頑張ってる。夜の9時頃に初めて2つのタップを変え終わったのは11時半だった・・・

というわけで、まあこんな事でもない限り放りっぱなしだった事がなんとか片付いて一件落着。 初めて会った従兄の次男坊は、ホントに気さくで飾らない若者だった。23かあ〜〜 まあこの従兄は私より10才くらい上だから長男が26といっても不思議じゃないんだけど、やっぱりちょっと複雑な心境・・・!近所のレストランでおしゃべりし、家に帰って家族写真なんかも見せてもらって楽しい時間を過ごせた。

初めて会う親戚なんていうとちょっと緊張というか、煩わしさなんかもあるものだけど、そんな事は全くなくて、私も彼と似た歳にイギリスに来た当時の学生生活を思い出して、楽しかった! なんだか気持ちが明るくなった。遠い親戚、近くの他人、本名も知らないネット友達・・・・人との出会いって人生の宝物です。

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里帰りの時はいつも、成田に着いてすぐ都心行きのリムジンバスのチケットを買い、すぐ隣のスタンドバーでアイスコーヒーを飲む。 このリムジンを待つ間のアイスコーヒーを私は本当に楽しみにしている。日本独特のアイスコーヒーの味だ。「ああ、日本に来たんだなあ〜」と実感する瞬間・・・・。

ロンドンに来た頃は、まず美味しいコーヒーというもの自体、この国には存在しなかった。 とにかくTeaといえば、真っ赤に濃く出した紅茶にあらかじめミルクが入って出て来るEnglish Teaだ。日本にいた頃は毎朝手でコーヒーミルで豆を挽いていた私にとって、コーヒーが無い(一応はあるけど全然美味しくない!)というのは大いに不満だった。 まあ、いつの間にか紅茶の生活に慣れ、今では朝起きたらまずA cup of teaがないと一日が始まらなくなってしまったけれど・・・

ここ10年くらいの間で、イタリアンのカフェがちらほらと出来始めた頃から、時々わりと美味しいコーヒーにお目にかかれるようになった。 コーヒー文化があっという間に広まったのは、スターバックスの進出と、それに対抗するイタリア系カフェとの競争が激してからだ。 今やどの街角にもStarbucks, Cafe Nero, Cafe Costaのどれか(あるいは全部)が必ずと言って良いくらいあり、昼間に満足のいくコーヒーが飲める様になった。ただひとつ、今だにコーヒーをホワイトにするのはミルクで、日本で必ず付いてくるクレマトップのようなクリームが出て来る所はほとんど無い。レストランでは「クリームください」と言えば出してくれるけど、カフェでは無理だ。

さらにアイスコーヒーとなるとちょっと勝手が違う。

イギリスではそもそもTeaやCoffeeをアイスで飲むという感覚がない。 元々夏でも23度前後の気温だった国なので、(確かに学校ではそう習ったし、80年代に来た時は、デパートにもお店にも冷房はなかった)本来暖かい飲み物であるはずのお茶を冷たくして飲むという発想がないのだ。 冷たい飲み物は、ジュースやシェイク、カクテルといった類いになる。 EUのおかげで大陸からの人達が増えてきて、初めて無い事に気付いたんじゃないだろうか・・・?スターバックスのIced Coffeeに出会うまでは、気に入ったアイスコーヒーは皆無だった。

昼間は20度を超える気温が続く今週、やっぱりアイスコーヒーが飲みたくて、いつもお昼を食べるカフェで「いつものアメリカン、アイスにしてくれる?」と言ってみた。お兄ちゃんは「Frappe? Iced Mocha?」と聞いてくる。どう違うのかと聞くと、Frappeはキプロスから持ってきた特別な機械でトップにクリーミーな泡を創り、コーヒーとミルクを混ぜたドリンクだと言う。 う〜ん、、スタバのフラッペはかき氷みたいにコーヒーシロップと氷をガーガー混ぜた物だけど、、、違うのかなあ〜? で、Iced Mochaのほうは、バニラとコーヒーにチョコシロップを氷で混ぜたものだそう。???? 

いや、私はいつも飲んでる普通のアメリカンコーヒーの単に冷たいバージョンが飲みたいだけなんだけど・・・・・

お兄ちゃんちょっと考えて、「わかった 2バージョン作るから、飲んでみて気に入ったほうを次の時から頼みなよ」と言う。 そして、文字どおりいつものアメリカンをもう1ショット分濃くいれて氷たっぷりに入れてくれた。(これは、日本でむか〜〜し喫茶店でバイトしてた時に教わった、アイスコーヒーの入れ方だ)そしてお兄ちゃん自慢のフラッペ

パニーニサンドイッチにアイスドリンクを2つ目の前に並べてのランチになった。 結果は、、、やっぱりノーマルな濃いコーヒーのアイスバージョンのほうが、コーヒーの味がしてましだった。(お兄ちゃん、このやり方は慣れてないらしく、コーヒーが少し濁ってる) よくホリデーで地中海のほうにいくと、コーヒーがやたらとネスカフェの味なのだ。薄いネスカフェにミルクが多すぎて、コーヒーの味がしない。 コーヒーが美味しいと思ったのはやっぱりイタリア

実はいつもお昼を食べるカフェは、ここの他にももう一つイタリアンカフェがある。あっちの店でのIced Americanoのほうが美味しい。 今度からアイスで飲む時はあっちに行こう、、、、 ここのお兄ちゃん、仲良くなってるしサービス良いから好きなんだけど、、、ごめんね〜!やっぱり暑い日は、美味しいアイスコーヒーが飲みたいの

里帰りの最後もいつも成田でのアイスコーヒーで終る。 搭乗までの時間に必ず最後のアイスコーヒーを飲んで、次に来る時を思って、後ろ髪ひかれながらゲートに向かう。
その日本行きも来週末だ〜〜! 毎日飲むぞ、、日本のアイスコーヒー!

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いや〜、、いきなりのようです!

とはいってもね、気温が24度くらいまで上がったのは、あくまで午後の数時間で、朝晩はやっぱりジャケットがないと肌寒い・・・・と私は思っているのだけど、道を歩いてる人たちはみ〜んな一斉に真夏の格好。
いくらなんでもタンクトップだけじゃ、、、寒くないですかあ〜・・・??  ないみたいですね、、、ホントに不思議な人達です・・・・

WILF =Wilfingという新語があるそうです。これは「What was I Looking For?」の略で、何かを探すためにインターネットを始めたものの、あちこちと関連のサイトに飛んでしまい、当初の目的をはずれて当てもなくあれこれとネットして時間を潰してしまう事だそうです。Wilfingする人たちはWilfer。英国全体では、特にスコットランドが、全体の63%がWilfersという事だ。

統計では、オフィスで働く人達が本来の勤務時間中にwilfingで無駄にする時間は、一ヶ月に約丸2日 男性のWilferの方が女性よりも多くの時間を無駄にしているといい、ショッピングサイトが一番Wilfingに陥り易いそうだ。次いでニュースサイトや、旅行関係。アダルトサイトにwilfしていて職場で他の同僚とうまくいかなくなったり、wilfingに時間を費やし過ぎて夫婦/恋人関係がぎくしゃくしてくるケースもある・・・・

あまりにも多い情報量に、感激のあまりついあちこちに飛んじゃうというのは私もよくある。休みの日なんて、ちょっと調べものをするつもりでマックを立ち上げて、そのまま3時間位あっという間に過ぎていたり・・・・ いやに肩と背中が凝ってきて、いつの間にか長時間wilfしていた事に気付く。でもね〜、思うのですよ私、、、

だってWilfingって楽しい!

本当にいろんな情報があるもんだから、なんだか毎日自分が少しずつ賢こくなっていくような気がしません?(*^o^*) するだけかな、、、
wikipediaとか読んでると、そこから関連した所にどんどん飛んじゃう、、! 世間的にすごく知られてる程ではなくても、今でも芝居絡みであちこちで仕事してる昔の仲間達が、何人もwikipedaに載ってたのには感激した!! 読んだ本の背景とか、歴史に関する事とか、いろんなサイトを読み始めたらキリがない。

でも仕事中に、、というのはやっぱり国の経済に関わってくるわけで、ネットも程々に、という事なんでしょう。 テレビとインターネットの決定的な違いは、ネットは自分から探していけるという点だ。テレビのように受け身じゃなくて、参加する事ができる。 ニュースのサイトで毎日いろんな記事にあれこれコメントしていく常連もいるらしい。

楽しいよねえ〜やっぱり!

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Total Eclipse=太陽と月に背いて」を観に日曜日だけど、出かけた。
West Endの劇場はみんな日曜日は休演だけど、この芝居はいわゆるOff-West Endもの。小劇場/スタジオ公演なので、場所もちょっとはずれてる。チェックするとLondon Bridge駅から3ー4分とある。

日曜日はうちのほうは1時間に1本しか電車が無い。 ロンドンブリッジに出るには、どうやら電車よりバスで地下鉄駅へ出て、地下鉄を乗り継いだほうが良さそうだ。イースターなので街は静かで車はめっきり少ない。思いっきり春の日差し。連休の間中ずっとこんなお天気が続くなんて本当に運が良い!今日はさすがにみんな夏服を着てる・・・・

バスの2階席で良い気持ちで揺られていると、途中で男の子の2人組が乗ってきた。2階に上がってくるとまっすぐに一番後ろの席へ行く・・・・ 2階の最後部へ直行する若い子達は要注意なのだ、、! 案の定、彼等はすぐに携帯で音楽を聞き始めた。 最近の携帯はMP3プレーヤーになってるのはいいんだけど、iPodみたいにイヤホーンでしか聞けないようにしてくれないかしら、、! 第一に音が良くない上にガキ共は音量を上げて聞くので、まともな音楽にも聞こえない雑音だ。 おまけにその音楽がギリシャだかトルコだかのあっちの方の歌で、まるで曲付きのお経みたいにしか聞こえない。

流石にちょっと不愉快で、「ボリュームさげてくれない?」と喉まででかかったんだけど、二階席には私と彼等の他は誰も乗ってない。 黒人の男の子2人組で、丁度朝のニュースでティーンエージャーが14才の子に刺し殺された事件を見たので、言えなくなってしまった。 
私は用件を伝え合う為に電車やバスで携帯電話を使うのは良いとおもってる。でも大きな音で音楽をかけてるのと、バス中に響く声でず〜っと電話でしゃべり続けてる人種には本当に腹が立つ。

毎日の事なので結構ストレスになってくる。北ロンドンには大きなギリシャ系、トルコ系のコミュニティーがあるけれど、最近目だって増えているのが、元ソビエト系、東欧系の人達だ。去年EU加盟国がさらに広がって、今までとはちょっと違うジプシーみたいな人達もかなり目につくようになった。

イライラしながらも、とりあえずは我慢してしまって地下鉄駅に着く。ロンドン市内は旅行者ばかりに見える。地下鉄に乗ると、向こうにLondra(スペイン語?)と書かれたガイドブックを持った4人家族。向かいの3人とわたしの隣に座った2人は同じグループのようで、ドイツ語で話してる。ふと斜め前に座ってる女の子に目がいった。 日本人のように見える、、、けど、すぐに私の頭はそれを否定した。

日本人じゃない、、、きっと中国の人が韓国人だ!香港からの子かもしれない・・・

なんと彼女は右隣の席にマクドナルドの袋を置き、左隣の席にマックシェイクを置いている。 手にはフライドポテトを持ってゆっくりゆっくりとポテトを1本ずつ口に入れている。 そりゃあこの辺ではまだ地下鉄も空いているけど、席を3つ占領して食卓にしてるってど〜ゆ〜神経よ・・・・!? バーガーは既に食べ終わったようで、右の席の袋に箱が捨ててある。ドイツ人グループが一斉に彼女を見、目を見交わしあった。彼女は全く意に介さないようで、のろのろとポテトを口に入れてる。時々シェイクをすすっては、また左の席に置く。

なんだかいたたまれなくなってきて、「同じ日本人だと思われたらどうしよう」とさえ思ってしまった。 さっきのバスでの事もあって、本当に腹がたってきたので、彼女がもしそのゴミを座席に置いたまま降りようとしたら、首根っこをつかまえてでもゴミを持ち去らせようと決めた。
都心に近づくにつれて駅毎に電車は混んでくる。 他の人も彼女を見て明らかに笑っているのに、当人はまるで知らん顔だ。やがて降りるために彼女が立ち上がった。「どうするか・・・?」と見ていると、彼女はとりあえず食べ残したポテトをゴミの袋に入れてその袋を席の後ろ、窓枠のスペースに置いた。そしてシェイクは手に持って立ち上がる。 3座席に広がっていたのがとりあえず一つの袋になって窓際に収まったので、またしても私は「ちょっとまった〜」と立ち上がるきっかけを失ってしまった。

電車でもバスでも大きなしゃべり声が耳障りなのは、英語じゃないからだ。イギリス人は大声でしゃべらない。観光客でいっぱいの週末の地下鉄に乗ると、ドリンクのカン、サンドイッチの空き箱、お菓子の袋やスーパーの袋等が座席や床に散乱している。 日本の地下鉄では絶対に見られない光景だ。イギリス人は以外とそういう事はしない。(まあ、若い子達は多少あるけど)だから平日と週末で特に差がある。
外国人に寛容な、個人主義な国が落ちた大きな落とし穴,と言う事か。

郷に入って郷を無視する人間達が増えると同時に個人主義でそれを見ない振りをしてしまった結果。

ロンドンに来た時、とても居心地が良いと感じた。外国人が引け目や負い目をあまり感じる事なく、溶け込む事ができる。そしてそれは、ロンドンをどんどんイギリスじゃなくしてしまった。 サッチャー政権以後のイギリスは、あまりにも外国人を受け入れすぎたのだ。EUができてから、どうやっても金融レベルのつり合わない国から大量に人が押し寄せ、英語も話せず仕事につけない人達が、生活保護手当やカウンシルハウス(公共住宅)を優先的にもらい、医療費は無料で生活している。自称Asylum seekerがハッキリ言って多すぎるのだ。あまりにも多すぎる。

その国に敬意を持たない外国人が増えるというのは、確実に国のアイデンティティーを亡くしていく。

30数か国で行った、生活に満足しているかという質問で、一番満足度の高かったのはスイスだそうだ。 スイスはEUに加盟せず、戦争にも加担せず、高い物価で旅行者を牽制しつつも、その美しい街と自然を愛でる訪問者は後をたたない。 ドイツ語、フランス語、イタリア語と地域によって言語も違うのに、内乱のような話は聞かない。独立独歩で高い生活水準を保っているのだ。

毎年の里帰りの度に、東京も外国人が増えている。日本はまだまだ外国人には住みにくい国だろうけれど、それでも日本に住みたいと思う人たちが、日本の良さをちゃんと理解してリスペクトしてくれる事を願ってやまない。 文化も宗教も、相手をリスペクトする事からはじめないと理解につながらない。「こっちが良い」というのではなくて、同じレベルで受け入れていくという事。広がっていくのはそのまた先の話だ。

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