見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

カテゴリ: イギリスあれこれ


懸賞とかクジとか、何かに当たるっていう事って無かったのよね。だから宝くじや福引きみたいに全くの運を当てにするよりは、クイズやプールゲームの勝ち抜きで賞金を目指す、みたいな方が地道で現実味があるなとは思ってた。

仕事で、今年のイギリスでのF1ーGPが当たる、というキャンペーンがあった。F1チームのスポンサーをしているメーカーから、3月から5月の間にバウチャーを集めると2名がF1-GPの招待券をもらえる、という旨の手紙が来て、この数ヶ月こつこつと貯めてきたのだ。 仕事がらみですから、もちろんそれなりの仕事をしないとバウチャーは集まらないわけだけど、別に意識したわけでなく、ただ日々の仕事をこなしていたら実はかなりのバウチャーが貯まった。 で、昨日当選番号の発表通知がきて、手持ちの番号をひとつひとつチェックしてみると、、、

あったあ〜〜! 当たってる〜〜!

なんと、、、当たってしまった! 何度も確認したけど、二つの当選番号のうちのひとつが間違いなく手元にある!! 大声で叫ぶと、ボスもレセプションのA嬢もそろって、「それはまやのものだ」と言ってくれて、おお、なんと!初めて行けるぞ 生F1

F1を観始めたのは90年代に入ってから。丁度イギリスのナイジェル・マンセルが大活躍していた時で、彼が世界チャンピオンになった頃には、すっかりテレビでレースをみるのが楽しみになっていた。 でも実際にサーキットに行くのはあまり興味はなかった。 第一、レースを全体的に観るには絶対テレビのほうがちゃんと追っかけてくれるし、すごい音でうるさいだろうし、トイレに行くのも大変そうだし、Silverstoneなんてホントに回りに何も無い辺鄙なとこだし・・・・ 

でもいつもイギリスでのGPは夏の良い季節にやるので、お天気もよくてレースの後にバーベキューやってたりするのをテレビで観ると、「現地の雰囲気は絶対に楽しいんだろうなあ」とは思ってた。

とりあえず、当選バウチャーをクレームしたので、どういう事になるのかはお楽しみ。 今年のBritish Grand Prixでハミルトンが勝つのを観られたらすごく嬉しいんだけどな。ちょっと調べてみたけど、F1レースのチケットって、高いんだね!!

さて、F1に行けるのは嬉しいけど、逆にハズレになってしまったのが、ミュージカルのチケット。 4月に幕が開いたものの、評価はイマイチで先行きが怪しかった「Gone With The Wind=風と共に去りぬ」が早々に幕を閉じる事になってしまった。 「やっぱり半年で終わりか・・」(現時点で、チケットは11月分までが発売になっている)と思ったら、、、
うっそ〜〜! 来週末ですってよ・・・ら・い・しゅ・う=6月14日!!
あれ?、、私のチケットは、、?と確認すると、うわ〜〜7月12日じゃん!?

本当は5−6月に行こうと思ったのに、なかなか良い席のチケットがなくて、あちこち探して結局7月にしたのだった。それにしても打ち切り発表から最終日までが2週間って、、凄いスピード。

やっぱり幕が開いてからの手直しが収集つかなくなってしまったらしい。 プレビューの初日に、4時間という上演時間のため、帰りの電車を気にした観客が最後までいられずに帰ってしまった事が指摘され、初日のプレスナイトには3時間40分に絞られた。 本来なら時間制限はここまでなのだ。このプレスナイトまでに芝居が出来上がっていなければ、翌日いっせいに各新聞、雑誌に載るレビューによって評価は下されてしまう。 この時点でもやっぱり劇評家達の声は厳しかった。その後も台本と演出に手が加えられてさらに20分程縮めたそうだけど、結局最初の出だしの悪さを払拭しきれなかったと言う事か・・・・

そういえば、「The Lord Of The Rings」も7月でロンドン公演の幕を閉じる。 やっぱり維持費が半端じゃないんじゃないかなあ・・・。ただこちらのほうは、来年にはドイツのプロダクションを新たにオープンし、その後はニュージーランド、オーストラリア、そしてアジアでもツアー公演を行うという事なので、完全に打ち切るというよりは、少しは発展的なクローズと言える。 Far Eastっていう事は日本でもやるのかな?

どうもねえ、文学作品原作のドラマ/ミュージカルが長続きしないねえ〜。「テス」「仮面の男」もコケたし、来月に幕が開く「ゾロ」はどんなんかしら・・・? イマイチ解らなくてまだチケットは幕が開いてから考えよう。とりあえずはこのGone with the windのチケットは払い戻してもらわなくちゃ!

さて、来週の週末は忙しいのだ! 土曜日はもうひとつの新作ミュージカルMarguerite。こちらはとりあえずプレスの評はまずまずで楽しみだ。そして、連ちゃんになるけれど、日曜日は待ちに待ったYMOのコンサート。 ホントにこんなに長い事経ってまたお三方揃って観られるなんて、生きてて良かった!来週はお天気が良いといいなあ〜!


1クリックで応援してくださいませ
Banner


先週1週間どっぷりとハマってしまったBritain's Got Talentの勝者が土曜日に決定した。 実はこの日はもうひとつのオーディション、12月に再演されるミュージカル、「オリバー」のナンシー役もファイナルの様子がBBCでライヴ放映されていたのだけど、実はすっかり忘れていた・・・ 今回のBBC対ITVの2大オーディション番組合戦は圧倒的にB.G.TのITVの勝ちだったらしい。 なんと14週間の平均視聴率は42%,ファイナルの最高視聴率は62%とのこと!!

優勝したのは14歳のGeorge Sampson.

実はこのジョージは去年も参加していた。13歳で、北の町マンチェスターで学校の合間にバスキング(ストリートパフォーマンス)をしていたダンサーだ。去年は初戦では通過の合格点だったものの、その大勢の合格者の中からライヴ放映されるセミファイナルに進む40組が厳選される時点で落とされた。 今年のオーディション会場で彼を見たジャッジ達は声を揃えて「去年も来てたね」「背が伸びたね」とすぐに彼を思い出していた。

なにしろ膨大な数の応募者が集まるオーディションだから、私も前半のほうはあまり力を入れずにただ楽しんで観ていた。 個々のパフォーマーを自分なりに評価しながら観るのはセミファイナルに入ってからだ。セミファイナルの40組は本当にみんなレベルが高いけれど、それでもシビアにみていくと毎日の8組のうち、決勝に進ませてあげたいと思うひとは3−4人だ。 でも現実には毎日2組しか通らない。このあたりで、私はこのジョージを決勝に進ませてあげたい、できれば勝たせてあげたいと思うようになった。

この14歳の少年の目には、まさに人生を賭けるかのような必死さと、どうしても勝ちたいという並々ならぬ決意があった。 決勝に進んだ10組の人たちは、一様に必死の決意でいるのが伝わってくるのだけれど、特にDesperationDeterminationを感じたのがこのジョージともう一人、12歳の聖歌隊ボーイソプラノのアンドリュー君だった。 本当に、「今、ここで自分の人生を変えられなかったら一生の終わりだ」とでも言いたげな真剣な顔をしている。子供ならではの一途さ。大人達は無理して他の人を褒めてみたりする・・・・

アンドリュー君は結局3位に終わった。もちろんそれは素晴らしい事で、たとえ優勝はできなかったとしても、おそらくこれから先のバックアップやレコード会社からの誘いは舞い込んでくるに違いない。ジョージは去年セミファイナル前に落とされた事で、この1年間でものすごく成長して戻ってきた。 それは背が伸びただけでなく、顔つきや物言いまでがずっと大人になっている事で解る。 肝心のダンスのほうも、振り付け、曲、構成、どれも洗練されていて、ただのストリートダンスではなく、エンターテイメントとして見る人が楽しめるプログラムになっている。 今年12歳でやってきた田舎の聖歌隊ボーイのアンドリューは、まだまだこれから伸びる才能を持っている事は一目瞭然だけれど、まだエンターテイメントになっていない段階だったのだ。

今回のファイナリスト10組のうち5組が16歳以下だというのもすごい事だ。 12歳のFaryl Smithは、審査員のサイモン・コウウェルをして「100万人に一人の声」と言わしめたオペラシンガーを目指す少女。どこから聞いても12歳には絶対に思えない素晴らしい声だった。彼女もきっとこれでレコード会社から契約がオファーされるに違いない。 でもやっぱりパブリックの心を掴んだのはGeorgeだった。 12月のロイヤル・バラエティー・パフォーマンスには今年はチャールズ皇太子が出席だそうで、晴れ姿が楽しみだ。 賞金は10万ポンド(2千万円)なんとジョージはそのお金を「お母さんのモーゲージ(住宅ローン)返済に使いたい」のだそうだ 今日の新聞には、思ったとおり彼ののバックグラウンドの事がいろいろと新聞に書かれてる・・・

ジョージの両親は5年前に離婚していてお姉さん二人は父親と一緒に、ジョージと弟と妹はお母さんと暮らしてるらしい。お父さん側とはほとんど連絡も取っておらず、「元気でいるらしい」程度の事しか把握しない状態で暮らしてきたのだそうだ。 お父さんは、「町で何度かジョージがバスキングしてるのを見かけた事があるが、近くに母親がいたりするとまた面倒な事になるので声もかけなかった」と話している。兄弟姉妹が半々に分かれているあたりから考えても、双方和解しての平和な離婚では無かった事が伺える。このファイナルの直前に、ジョージはお父さんに「これが終わったら会いに行く」とメッセージを送っていたそうだ。

そうか・・・この少年は本当に必死で勝ちたいと思ってこの1年戦ってきたんだね、こういう固い決意で勝つために戻ってくる勇気のある少年が優勝して本当に良かったよ。 これからどんな形のダンサーになていくのかはまだ未知だけど、この週末で彼の人生が変わった事だけは間違いない。



Talentedなのか、Well-trainedなのか、、というのは難しいところ。 昨日のBritain's Got Talentのセミファイナルを観ていて思ってしまった。

前にも書いたように、このオーディションは何でもありのノージャンル。 歌あり踊りあり、アクロバットやスタンドアップコメディー、手品や動物芸と、「比べる」のが難しい。 昨日からセミファイナルに入り、最終まで残った40組がこれから毎日のライヴで技を競う。今週いっぱいかけて毎日6−7組がライヴで演技を行い、視聴者の投票で決勝進出者が選ばれる。投票で1位になった人は無条件で通過。そして2−3位だった2人のうち、どちらを残すかは3人の審査員によって決められる。この時、視聴者投票でどちらが2位だったのかは明かされない。

セミファイナル初日から苦しい選択を迫られた審査員達。 残り1組枠に選ばれたのは、ウェストエンド・ミュージカルを目指す18歳のDeanと、素晴らしいパフォーマンスを見せた16歳の少女とその愛犬Gin。どちらが本当にTalentedなのか、今の演技が素晴らしいのはあくまでも訓練された成果なのではないのか・・・?どちらにより将来性があるのか、またこのオーディションの最終駅である、ロイヤル・バラエティー・パフォーマンスにふさわしいか? 

苦渋の選択を迫られた審査員達が最終的に選んだのは、少女と犬のダンスコンビだった。この犬は本当に犬なのか・・?と思う程びっくりする演技をしてくれた。でもこれってVery well trainedなんじゃないかなとも思う。だけど、この犬に才能があるからこそなのかとも思うし・・・・Deanの演技はまだちゃんとは出来上がっていなかったかもしれない。でも十分な将来性とタレント性を持っていると思う。これからの努力でウェストエンドスターはきっと夢じゃない。 だからこそ、本当に本当に「どっちが良かったのか?」と思わずにいられない。どうでしょうね、、、、この二つのパフォーマンスを比べてみてください。(最初のほうは解説なのでちょっととばして)

Kate & Gin



Dean wilson ーWest side story





なんだかね〜、もういつもの事なんだけどさ、、、、、雨だよ雨! 3連休だっていうのに。

昨日の土曜日は良いお天気で気温も丁度良かったのに、「日、月の天気はShittyだって」という同僚の言葉通り、今日は朝から雨だった。 お昼過ぎにはやんだみたいだけどず〜っと曇ってて、うかつに出かけたらいつまた降り出すか解らないので、疲れてたし、連休一日目はのんびりする事に。

そうそう、今日はF1のモナコ・グランプリ。 最近F1についていってなかったので、久しぶりにテレビでレースを堪能。 画面を観るとモナコもこっちと似たような天気。こういう日のレースはタイヤ合戦が面白いので、波瀾万丈になるかと思ったら、やっぱりいろいろ盛りだくさんのレースだった! 「予報では6分後に雨がくる」なんて言ってるもんだから、ピット入りする度にwetとdry,あるいはmediumのどのタイヤで出てくるか・・・こういう駆け引きがレースを面白くする。 やっぱりモンテ・カルロのレースはユニークだ。コースだって高低があるしカーヴの仕方も明らかに普通のサーキットと違うしね。 コースのバックグラウンドに目につくハーバーの豪華なクルーザーやレゾート地らしいリッチな街並みは、ほかのどんなコースでのレースとも違う。だからこそ、ドライバー達はみんなこのモナコで勝ちたいと殊更に思うんだろうな。

ルイス・ハミルトンは去年のこのレースでは、ラストの20周をひたすらアロンソの後ろにぴったりついたまま走った。 いつ抜くか・・・と誰もが期待する中そのままレースは終了し、マクラレンは1−2位を手堅くしたわけだが、チーム命令で「アロンソを抜くな」と言われたのではないかと後になってもっぱら噂された。(F1では以前はチームとしての勝利作戦としてたびたび行われていたけれど、今はこの手のチームオーダーは禁止されている)レース後に本人はコントロールの難しいモンテカルロのコースで世界チャンピオンのアロンソを抜くのは至難の業、みたいな事を言ってはいたけれど、レース中に何度も前を行くアロンソにプッシュをかけていたので、「本当なら抜けるんだぞ」と言いたかったんじゃないかと・・・・

まあその辺の真偽はどうでもいいけど、とにかく今日のルイスは堂々たる勝利だった。 序盤で壁をこすってピット入りした時は「あ〜〜あ、、」と思ったけど、それが逆に燃料補充の機会となり、最初のウェットタイヤでぎりぎりまで走り続けてリードを奪った。 最後のピット入りの時には「雨」の予報は当たらないという判断でドライタイヤに切り替え、その後セーフティーカーの出る事態になったものの、レース再会後はどんどん駄目押しのリードを重ねて優勝した。チャンピオンシップポイントもかせいでトップに立ったしね。ほんとにすっごく嬉しそうで、あんな風に素直に飛び上がって喜べるところが若くて初々しい。すっかりお馴染みになったハミルトン・パパも手放しで喜んでたし・・・本当にいつもぴったりルイスの側に付き添って見守っている。

F1の後はそのまま久しぶりにテレビを観る。 最近ほとんどテレビを観ていなかったので気がつかなかったけれど、ケーブルチャンネルに新しいサービスが・・・! 以前から、人気のある番組はその後一週間はリピート番組として後で観る事ができるサービスがあったのだけれど、番組幅が大幅に広がってる。 要するにビデオとかに録画しなくても、後で好きな時に何度でもゆっくり観る事ができるのだ。途中で止めたり巻き戻したりも自由。ところが番組幅が広がりすぎて、探すのが大変になってしまった・・・・まあケーブルチャンネルはただでさえリピートされる事が多いのに、こんなサービスまで入ってきちゃって、これじゃあ本放映で観る番組のほうが少ないといっても良い。 うちの彼みたいに、シフトタイムで仕事して帰ってくるのが1時頃で、朝方までテレビを観てくつろぎたい人にとっては良いサービスだとは思うけど。

さて後2日連休なんですけどね、お天気は期待できそうもないなあ〜〜 月末でお金も無い事だし、どうしようかしらね・・・

今日のシュウちゃん:「セクシーって、どうやったらなれる?ちゅうしたらなれるのかな?」

ランキングにもクリックしてくださいませ
Banner


さて、日本から持ち帰ったDVDやビデオを観まくっていたので、今週は日本モードだった。 家で一人で日本の番組を観ていると、気が付くと1週間もまともにテレビ(こちらの)を付けていなかったりする、世の中で何が起きているのか、ちょっと取り残されてるカンジ。 あ、ロンドン市長選で今回保守党の人が勝ったのはさすがに知ってますけどね、、、私自身は投票権がないもので・・・・

で、こっちの世界にまた目を戻してみると、、始まってる始まってる! 今年もやってきましたオーディション番組。 数年前から、イギリス全土での公開オーディションを追う番組が人気になって、何人ものスターを生んで来た。 この手のオーディションは2通りあって、一つはBritain's Got Talentのように、全くの一般人による何でも有りのオーディション。 90%以上は「良い加減にしろよ!」って言いたくなるrubbishな代物ですが、番組としては笑えるし、その中で本当にびっくりする才能を持った人が認められるのはワクワクする。何より、イギリス人というのは徹底的に個人主義を尊重する国民なので、あれこれ出て来る個性のバラエティーにはホントびっくりさせられる。皆大真面目なのがもっと凄い。

このBritain's Got Talentからは、去年は内気な携帯電話販売員のPaul Potts氏がオペラを歌って優勝し、年末のRoyal Variety Performanceでは女王陛下の前で立派にその歌声を披露。こちらで触れてマス)優勝こそしなかったものの、最終選考まで残った人達にはあちこちからスカウトのお声がかかったり、演劇養成所の奨学金がオファーされたりとチャンスを掴んだ人達もいる。 ちなみにこのPotts氏、数日前に日本での公演があり、Bunkamuraのオーチャードホールでコンサートを行ったようだ。(こちらを参照) ちょっと垢抜けないカンジの、歯並びの悪い、いかにも内気でセンスのなさそうなポールが、あのオーディションで意地悪審査員達の前でアリアを歌った時の衝撃は忘れられない。

今年も始まってます。 前回のリベンジで再挑戦してきた人もいるし、またまた頭を抱え、お腹を抱えてのオーディションが繰り広げられている。 まだ前半戦だけど、早くも「近い将来のミュージカルスターか」と思わせる逸材もいる。 なんといっても演目に制限がないので、審査するのも大変だ。何でも有りの中から優勝を決めるのは頭が痛い・・・(なんて、私がジャッジな訳じゃないけど)こちらのゴールはRoyal Variety Performanceでの舞台だ。今年は誰が勝ち残るのか?!

もう一つはウェスト・エンドでのミュージカルの主役を選ぶオーディション、I'd Do Anythingだ。 この番組タイトルは今年のオーディション演目、「オリバー」のナンバーから付けられている。番組のクリップを・・・


ちなみに去年の番組タイトルはAny Dream Will Doで、優勝したLee Meadは今現在も Joseph and amazing technicolor dreamcoatに主演している。こちらははっきりと決まった役の為のオーディションなので、ハードルは高い。  実際に大劇場でロングランする主役をはれる役者を選ぶのだから、当然レベルは一流プロクラスだ。 普通の素人では先ずお話にならない。実際去年のLeeだって、端役兼アンダースタディーで出演中の「オペラ座の怪人」を降りてオーディションに参加し、主役を勝ち取ったのだ。今年はオリバー役とナンシー役の両方が選ばれる。(オリバー役は子役なので3人でのトリプルキャスト、これは未成年の労働時間数によるらしい)

ポップアイドルを見出すためのオーディション、The X Factorで2006年に優勝したLeona Lewisは先日なんとアメリカのチャートでもNO1になった。こちらで触れてマス)イギリスの女性歌手がUSで1位になったのは、80年代のキム・ワイルド以来だそう。 さらにはデビューアルバムも初登場で1位になりこれはものすごい快挙と言える。 彼女も東ロンドンのオフィスで会計士の仕事をしていた人だ。ただこのThe X Factorも、実際にプロとしてデビューさせる人材を探すものなので、最終選考に残れるのはほとんどセミプロか、地道に訓練してきた人達だ。 本当に力のある逸材が見出されて成功していくのは素晴しい。本気で人生を賭けて努力してきた人達、その中でも一人しか選ばれない、、、レオナの快挙はテレビで毎週オーディションの様子を見守っていたすべての人達の誇りなのかも・・・?

さ〜て、日本はゴールデンウィーク。で、こちらも連休なのだ! 私は日〜火の3連休。月曜日にはやっとレイフ・ファインズのGod Of Carnageを観に行ける。3月にチケット取ったのに、急遽日本へのホリデーを決めたので改めてチケットを取り直したのだ。レビューは上々のようで楽しみ!

1クリックで応援して下さいませ
Banner


yaezakura

もう桜も終ったか、、と思ったらまだあったのが、ダメ押しの八重桜。これが最後に咲く桜だね。

ボスがホリデーに行ってたので、先週だけいつもは休みの火曜日に出勤して、代わりに土曜日に休んでくれないかと頼まれていた。 日本から戻って疲れ溜まってたから、日曜の後にまた火曜日が休みだとよかったんだけど、ボスがいなくて検査が無いという事は滅茶苦茶ヒマ という事なので、快諾した。 実はまとまったホリデー以外に普通に土曜日が休みになったのなんてダイアナ妃のお喪式の日以来だ。まさに10年いや、11年ぶりだよ〜〜!

天気予報によると土曜日は快晴で気温も20度まで上がると出てる。 ところが日曜日には天気は曇り・雨で気温も16度くらい・・・ これは逃してなるものか、、、どこかへ行きたい!  という事で検討。ホントはいくつか日帰りで行ってみたい所があったんだけど、電車の乗継ぎの時間を考えると方道で3時間半くらいかかってしまう・・・ うちって郊外だから、メインラインの電車に乗るまでに1時間必要なのだ。で、検討した結果非確的楽に行けるのがブライトン(Brighton)という事で、ちょっと寝坊しちゃったのだけど、お昼から行ってきた。

いや〜〜、久しぶりのBrighton 実はここへは2ー3度来ている。Victoria駅から1時間弱とお手ごろで、電車の駅から街の中心地〜海岸まで歩いて行かれるのが良い。 あらまあ、すんごい人でございました。 土曜日って独特の雰囲気がある。休みの日なんだけど、日曜日とはあきらかに違う。 日曜日はお店も閉まってたり、営業時間が短かったり、さらに電車だって1時間に1本になちゃうから、あまり行動するには向かないのだ。やっぱり普通に週末が休みの人達にとっては、土曜日=遊ぶ、日曜日=休む という図式になるらしい。

brighton pier

ブライトンビーチは2つのピアがあったのだけれど、そのうちの一つは数年前に二度の火事に見舞われて今は姿を消してしまった。 今でも華やかなPalace Pier(写真)と対照的に、焼けてしまったWest Pierの残骸がまだ残っていた。 でもこの跡にまた何か新しく建てるらしい。数年後にはまた綺麗になるのだろう。回りにはロイヤル・パビリオン初め、見所のいくつかあるし、世界初の電車も一部残っていて、短距離だけど乗る事ができる。

ビーチは砂浜ではなくて小石が敷き詰められたPebble Beachだ。 ちょっと残念に思うかもしれないけれど、実はそこが便利なところ。 砂でやっかいな思いをしなくても、服のままでひょいと座れるし寝転がれる。 水に足をつけた後も砂浜だと後が面倒だけど、ここではサッと拭けば終わり。 ビーチとピアで遊んだ後は、バックストリートに入ればカフェやレストラン、バーが無数にある。 いかにもリゾート地といった感じ。 観光気分よりもローカルな空気が欲しければ海岸沿いに西側へずうっと行くと、普通の住民が行くお店やレストランがある。かなり遠くまできたように思っても、駅までは歩いて30分もかからない。タクシーもじゃんじゃん走ってるし。

たまにはいいなあ〜。 今回は家を11半頃に出て、帰ってきたのが夜の12時。日が長いおかげで、9時過ぎまでブライトンにいたので、出発が遅かったわりには充分楽しめた。 日曜日も休みなので、遅くなっても気にしなくて良かったしね。今まではもうず〜っと土曜日は仕事だったからあんまり気にしなかったけど、

土日休みっていいなあ〜〜!
 

土曜日の空気ってなんだか皆楽しそうで良いね。 癖になりそうだ・・・!

次の土曜休みはまた10年後か?1クリックで応援してください
Banner



もう1年以上、私のお昼は徹底的にサンドイッチ、それもホットサンドだ。もうそれしか食べていない。 とはいっても全く同じではなくて、もちろんパンの種類を変えたり中身を変えたりしてる訳だけれど、それでもバリエーションは6ー7種類だ。それをとっかえひっかえ毎日毎日食べている・・・・

別にホットサンドが好きだから食べてる訳じゃないの、、、以前は職場の回りに数件あるカフェに交互に行って、サンドイッチや、サラダ、ジャケットポテト、ごくたま〜にパスタなんかも食べていたのだけど、基本的にお昼に重たいものは食べたくない。そして何よりも前にも書いた通り私はコーヒー通だ。 仕事場では忙しくてお茶を飲むなんて事は全くできないので、私の唯一の休憩=お茶の時間はランチタイムの1時間だけだ。この時にはせめて美味しい(部類にはいる?)コーヒーが飲みたい。 これも前に書いた通り、ロンドンでコーヒーが美味しい所は数少ない。職場周辺ではとりあえず2件のカフェが合格点だ。この2件ともイタリアンコーヒーのカフェなので、お昼に食べられるものとしてはサンドイッチかパニーニ(ホットサンド)しか置いてないのだ。 スターバックスもあるんだけどね、、、スタバのサンドイッチはひどすぎる!! 許せないくらいのお値段だし、、、だから行かない。
panini2

私の職場周辺は大きなギリシャ・トルコ系=キプロスからの移民のコミュニティー地区だ。 もともとは70年代にトルコがキプロス島を侵略して島の3分の1を占領した事件の折に、キプロスからイギリスに移住してきた人達が既に2世の世代になっている。いつも行くカフェの一つはイタリアンコーヒーのチェーン点なのだけど、お兄さんがキプロス系の人だ。ここでよく食べるのがロウンザとハロウミのパニーニLountza&Halloumi Panini)だ。 なんかちょっとイタリアンっぽくも聞こえるけれど、実はこれ、噛み砕いて言えばハムとチーズのホットサンドなのだ、、、ただし、キプロス風の。

ロウンザ(Lountza)は、脂肪のついていないポークのヒレを赤ワインやコリアンダー、塩等に付け込んでスモークしたハム。ハロウミ(Halloumi)は山羊と牛のミルクを混ぜて作ったチーズでモツェレラみたいにちょっと筋状な作り。 食感としてはポクポクしていて、初めて知らずに食べた時は鶏肉かと思った。 こちらも脂肪はほとんどないので、噛むとキュッキュと歯の間で鳴るカンジがする。そしてこのチーズは焼いて食べる事ができるのだ。

panini1


この焼きチーズという感覚は、それまでなかったものだ。 味はかなり塩っからい。ちなみにロウンザのほうもスモークハムなので塩気がきいているので、この2つが合わさったら味付けはいっさい必要ない。むしろ塩っからいのが苦手な人はダメかも・・・

普通のハムとチーズ、あるいはハムとモツェレラのパニーニもあるけど、ちょっと各々に違う。
よくあるハムとチーズの場合、パニーニにするとどうしてもチーズが溶けて脂っぽくなってしまうのがあまり好きじゃないので、これが一番食べる機会は少ない。 モツェレラはパニーニにするとびろ〜〜んと伸びる  お餅なんてもんじゃない。 むしろお餅よりすべすべしてるから伸びた時のとろけるような食感はなんともいえない。好きなんだけど、熱々のうちは伸び過ぎてちょっと食べにくいのが難点。 ハロウミは焼いてあるので、先にも書いたように鶏肉のような食感で食べられる。噛んだ時のポコポコした口当たりは癖になってしまう。高タンパクで高カルシウムだしね。

職場近辺の小さなスーパーではいかにもギリシャ系な食材が必ず置いてあるので、買って来て家であれこれ試す事もできるのだけれど、まだそこまでハマってはいない。 あくまでもお昼に食べるだけ。でもハロウミは使い道が沢山ありそうだ。地中海風にオリーブやハーヴと合わせて・・・・あ、もちろんワインやビールのおつまみにも最高!


1クリックしてくださいませね
Banner



やれやれ、、戻ってみればいつもの日常・・・

帰りの成田では焦ったのなんのって、、!! オンラインで既にチェックインを済ませてあったので、空港ではバッグを置くだけ、、のハズが、行ってみるとスーツケースのセキュリティチェックに並んでる並んでる!! 結局30分は悠にかかってしまい、いつものペースで空港に行ったので搭乗まであまり時間がない・・・ それでも成田でするつもりだった買い物だけささっと済ませて出発ゲートに行くとーーーここがすごい長蛇の列、しかも進みが異常に遅い 並んでるうちに30分、、、ちょっと待って!時計は既に10時22分だよ、、私の乗る便はもう10時10分から搭乗開始してるはずなんだけど?? しかもヴァージン・アトランティックはいつも出発の30分前にはゲートを閉めてしまうので、ひえ〜〜 あと10分も無いじゃないの!!

慌てて下に降りると、そこでの出国審査もまたまた行列! おいおい、、間に合わないかもよ〜〜 っと滅茶苦茶焦る。ヒースローはこういう時、列に並んでる人をオーガナイズする人達が何人もいる。ここに並んでいいのかとオロオロしなくても、「〜〜はこっち!」「水やボトルはここに入れてくださーい」「ゴミはあっちです」等叫んでいる人が何人もいるので、不安にならないで済む。 そのへんの人をつかまえて「ゲートが閉まるまで時間がない」と言えば即座に優先的に通してくれる。でも成田は機械的なアナウンスが繰り返されるだけで人によるオーガナイズが全くなかった。

日本はやたらとサービスが良くて、それは世界的に他に類を見ないと言って良い。 確かにそれは日本の誇るべき部分なのだけど、いかんせんそのサービスが過剰気味なのと、マニュアル通りにしか対処できないのが大きな欠点でもある。 誰かに質問してもその人の機転で処理できなくて、マニュアル通りの事か、上の人に聞かなくちゃいけないーーというパターンが多いのでイライラする。 おまけにユーモアのセンスが全く無いから、気の利いた応対の一つもできない・・・なんとかならないかしらね〜〜!

ぎりぎりで乗り込んだフライトは帰りもほぼ満席。 いつもはたいてい2人掛けを一人で座る事が多いので、横向きに足を延ばしたり体育座りして映画を観たりできるのに、今回は隣に人がいてそれはできず、足がパンパンになってしまった。 今でもまだ足が2倍に張ってるカンジ。フライト中はけっこう揺れてベルトサインが何度も付いたしね。 食事の前じゃなくてよかったよ、、以前、ベルトサインが消えない間は食事がサービスされなくて、お腹空いてじっと我慢した事があったからね。

ヒースローに着くと、入国にまたまた超長蛇の列。 これには1時間かかった!! 何だってあんなに一人に時間がかかんだよ?!ちゃんとVisa取って来てんのかよ〜〜?! 見ると家族7人(子供4人に両親とばーちゃん)なんてグループが延々と15分以上もカウンターであれやこれやとやっている・・・どーゆー人達なんだあ?!

ヒースローは最近目の虹彩(Iris)のパターンを登録してイミグレーションを早く通れるシステムを導入してる。 一度スキャナーで虹彩を登録すればさっさと通れるってのは良いけど、何だかね〜またBig Brotherに支配されてるみたいでイマイチの気分なのよね。でも近々IDカードが導入されるんだからあんま変わらないかーー 次回からはIris登録しようかしら、、?

さて、即仕事に戻ったものの、今日からはボスが入れ替わりでホリデーに。この1週間はヒマだわ〜〜
ねむい・・・・たまらなくねむくなる瞬間が襲ってくるのよ、、、 それなのに朝は4時半に目が醒めちゃう。日本でもずっと5時間くらいしか寝てなかったんだし、大丈夫かね私、、、? 目閉じたら3秒で倒れそうだーー

ランキングに1クリックお願いします

Banner





少し前からちらほらと耳にして、新聞の記事なんかも読んではいたんだけれど、なんでもイギリスでは個人IDカードの登録がいよいよ登場するみたいだ。

なんだろう、、一昔前に言われたBIG BROTHER(ジョージ・オーウェルの1984という本に由来)の影がだんだん大きくなってくるような感じ・・・ まずここ数年で気が付いた事といえば、街中にCCTVが氾濫している事。CCTVといえば、もともとは銀行やショップで防犯カメラとして取り付けられたものだ。それが今や街の通りのほとんどを網羅する位、あちこちに設置されている。 夜中にこっそり道端に大量のゴミを捨てたりしようものなら、たちまちカメラにとらえられてしまうし、男性陣にとっては立ちションもままならないという現実。 どこにあるかわからない、、CCTVの見えない圧力だ。もちろん役にたっているのは百も承知。実際このCCTVのおかげでどれだけの犯罪が解決したり、あるいは証拠として使われているかは、経験上ホントによく解ってはいるのですけど・・・・

今、イギリスではこのIDカードの導入で議論が起きている。 クレジットカードのようなIDカードには個人情報が詰め込まれ、指紋や虹彩等のデータも盛り込んで、本人確認ができるものになるという。イギリス国民だけでなく、外国籍の永住者にも同様のIDカードを発行する予定だそうだ。 政府側の言い分は個人のアイデンティティーを守るためであり、反対意見としては、個人情報の危機になりかねないというもの。 このIDカードはかつてイギリスのフットボールファンが各地で騒ぎを起した頃からささやかれていたものだ。2015年までには全国民にカードを発行する予定だという。

イギリス政府は、英国という国のアイデンティティーの崩壊に気付いているのだ。 その昔、大英帝国時代のツケで、あちこちの旧殖民地からの移住者を受け入れることになったこの国は、その後も政治的、人道的立場から亡命を希望する人達を親切ごかしに受け入れて来た。新しく暮らすこの地で、移住してきた人達がイギリスという国の血となり肉となってくれると夢見て・・・・ ところがどっこいそうはいかなかったのだ。無料の健康保険、暮らしていくのにぎりぎり足りる失業保険や低所得補助、妊娠してれば優先してもらえる住宅・・・それらは利用されるだけされて、人々の意識に「祖国イギリス」という観念は根付かなかったのだ。

これはアメリカとの大きな違いだ。昔、新天地を目指してヨーロッパ各地からアメリカに渡った人々は、汗水流してアメリカという自分達の国を基づきあげた。先祖はアイルランドやイタリア人でも、彼等はみな自分がアメリカ人である事を誇りに(時にはウザイ程)している。 やたらと星条旗を振り回す姿はちょっと苦笑ものだけれど、、、、 イギリスで2世、3世になっている元移民の人達は、どこかしら「国籍はブリティッシュなんだけどね」という前置きがあって、「郷に入っては郷に従え」の精神が薄い。

で、英政府としては、イギリスに永住する外国籍の人達にもっと国に対して忠誠心を持ってもらおうと考えたらしい。 先日の新聞によると、永住権のある人達に英国籍を取得するように促す方針だそうだ。 イギリス人と変わらない条件で生活しながら国籍は外国人、というケースを少なくしたいらしい。ところがおかしなもんで、つい2年程前に、政府はイギリス国籍を申請する人すべてに試験を課すようになったばかりだ。新しいところでは、永住権を取るのでさえ、英語力や生活力を証明するようなシステムにするという。

まあ、これもすべて身元確認の把握という事になるのだろう。政治的亡命といいながら、全然そうじゃない人達が沢山いる。 どこにテロリストが混ざっているか判らない。一人が居住者になったと思ったらあれよあれよと言う間に一族郎党がイギリスにやってきてしまう・・・そんなケースを排除したいのだ。税金の無駄使いになりそうな人は排除して、認められた人々には英国民として女王陛下と国に忠誠を尽くしてもらいたいというわけだ。

このイギリス国籍(citizenship)を取る為の模擬試験というのがあって、全部で24問のうち70%くらいの正解でパスという事だ。イギリスに住むなら当然知ってるべき事柄がテストされるのだと思いきや、中には関係あるのかなと思うような質問も。 例えば、

最初にイギリスで女性の選挙権が認められたのはいつか?
次回の国民調査は何年か?
妻のほうから離婚を要求できるようになったのはいつか?
第二次世界大戦は何年間にわたったか?

これが日本での質問だったとして、わかるう〜〜〜??

外国人永住者のIDカードは今年中にも発行が始まるそうだ。 これってどういうシステムなんだろ?自分で何か申し込みに行かなくちゃいけないのかな?それともどこからか登録してくださ〜いって、ある時突然封書が届くんだろうか?(コワイけど、あり得るかも・・?)ってか、これって無料なの・・・?んなわけないか〜

一枚のカードに自分の情報が凝縮される、、、 もちろん今までもこれからも清く正しく働いて生きている以上は、何も隠す必要も心配する必要もないんだとは思うけど、やっぱりあんまり気分は良くないような・・・Big Brotherの影がどんどん大きくなっていく、、、あげくに将来「イギリス国籍を取りなさい」なんて言われたら、、、息苦しいよ〜〜〜

1クリックで応援してくださいませ
Banner



とっても珍しい事ですが、、、昨夜、イングランドで地震があった!

震源地はイングランド、リンコーンシャーでマグニチュードは5.2だそうだ。 北はスコットランドの南部から、南はイングランド全域、ウェールズ全体でも地震を感じられ、夜の1時という事もあって、人々の反応はかなりパニクったようだ。 だけど私は、、、気が付いてなかったよ、、、!! まあ、ロンドンでの震度(実際に感じる揺れ)は多分2か3くらいだったんじゃないのかな?だったら、地震国日本から来た私にとっては別に驚ろく程の事でもないし、築100年以上の我家は、表を大型トラックが通っただけでも震度2位感じるもので・・・

イギリスは通常は「地震のない国」と言って良い。もっとも全く無いわけじゃなくてマグニチュード3~4程度のものは3ー4年に一度は観測されているらしいし、5前後の中地震というのは10年に一度位の割合であるみたいだ。 今回のマグニチュード5.2というのは、1984年にウェールズであった5.4に次ぐ大きさだとか。本来は大きな地震が来る事は予測していないため、当然イギリスの建築物は地震対策なんてされていない。 まあ、さすがに最近になって出て来ている30~40階級のビルはそれなりにいろんな可能性を考慮して設計されてるのかもしれないけど、普通の住宅はやっぱりレンガ建てが普通だからねえ〜。 夕べも煙突がベッドルームに崩れてきた家もあったらしい。まあ5.2だから命にかかわるような被害は無かったようだけど。

う〜ん、ちょっと惜しかったなあ〜〜、、、なんで気が付かなかったんだろ?

さてちょっと話変わって、今日の新聞に出ていたのがこれ、、ハンズフリーの傘だそうで、その名もNUBRELLAだそうな、、、
KASA
宣伝文句は、雨も風も避ける、強風でも傘がオチョコにならない保温効果があるので肩から上が暖かい開閉はワンタッチ何といってもハンズフリー!子供のバギーを押しながら買い物のお母さんにも、雨の日のサイクリングにも・・・・・って、、、ちょっとまって、、、!!

まじで、、、これ?・・・これ??


かさだってさあ〜〜、よく見てよ! 確かに頭は濡れないだろうけど、これだと肩から全身ずぶぬれじゃないおまけにちょうど傘から水が伝い落ちてくるから、服がびしょぬれになる事請け合いでしょ。 あったかいったって、湿気で気分悪くなりそうだし、第一息で前が曇っちゃったりしないの?強い雨だと水滴で視界が悪くなるだろうし、自転車なんて危なくない?  確かにハンズフリーかもしれないけど、雨やんじゃったらたたんで持ち運ぶわけでしょ? これって閉じたら弓矢持ってるみたいじゃない?  第一に、、、街中のひとがこれかぶって歩いてたら・・・・めっちゃ笑える!!

発明・開発した本人のコメントによると、「大雨の日は、皆自分の目的地に向かう事で精いっぱいだから、誰も他のひとの格好なんてみていないよ」だそうな・・・・

ムリだね・・・・受けないよ 少なくともイギリス人には・・・・雨との付き合いは世界的に有名なイギリスで、もうちょっと褒めてもらえるような物を発明して頂きたい・・・£30(約6000円ちょっと)だそうだけど、、やっぱ、ムリだね!!・・・・


ランキングにも1クリックを〜〜
Banner



↑このページのトップヘ