見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

カテゴリ:My Artists > 俳優・竹野内豊


一週間空けちゃった間に、、
思いっきり寒いイギリスです、、、、

それでもロンドンはまだお天気が良いほうだけれど、北のほうから既に雪に見舞われていて、こんなのも17年振りとか。ちなみに終末から来週のロンドンの予想気温(は最高が1~2度、最低気温は連日マイナス4~6度になってる、、、 私としてはお天気さえカラッとしてれば寒いのは我慢できるんだけど、、やっぱり北風の中でバス待ちとかは辛い

先週/今週と仕事から帰って夜の時間にネットで観てほっこりしていた「おじいちゃんは25歳」もとうとう8話で終ってしまった・・・25分という枠もなんだか丁度良い。台詞のあちこちに昭和を散りばめたシチュエーションコメディーが、どんな風に8話で終るのかと思ったけれど、これは家族の絆を取り戻すためにやってきた妖精さんのような形になってるのね。最後に若い女を連れて旅立つあたりがこのおじいちゃん良いわ〜〜! およそ現実的では無いからこそかえってリラックスして楽しめたね。これで終わりなんて残念だなあ〜〜 こういう本,大好きなんだけど、、

およそ視聴率とかには無関係そうな時間帯での企画だけど、昔の「Night Head」や「やっぱり猫が好き」みたいに深夜枠で人気が出た作品ってあるよね なんだろ、メイン枠じゃない分個性的な番組ができるっていうのかしらね。
メイン枠といえば、90年代からドラマの目玉枠として君臨してきた「月9」。今回は久しぶりに竹野内豊さん主演でのドラマで、これがちょと異色なカンジ。

ひと頃の月9にあった、ハマるっていうようなタイプのドラマじゃないけれど、地味で淡々としているところが無理無く観られる。恋愛ものとも家族ものとも言えない中に社会的テーマが軸になってる。タイトルが思いっきり地味で「流れ星」よ・・?脚本はシナリオ大賞の佳作を受賞した人の本を、今回のドラマに手直し/共同執筆をしているらしい。脚本監修までついている。とっても真面目な作品だなあ〜〜、良い意味で。

でも題材は良いと思うのに、台詞にあまり魅力がないかも、、、 真面目に語ってしまって感情が見えて来ないっていうのかな。もう半分過ぎてるのに、主役2人の感情の動きが読み取れない。台詞では「始めの頃よりも、お互いを知るうちに段々相手に心を開きつつある」というのが語られているのだけれど、感情ではなくて頭で解り始めてるっていうカンジがするのは、そういう筋書き、、?感情は最後に溢れてきますっていうパターンなのかな。後半で何かがガラガラと変わる、と期待していいのだろうか

何気に気になる役者さんも出ている。原田三枝子さん、光石研さん、杉本哲太さん、光石さんは良い味出してたな〜〜 後半はもう出てこないのかしら?竹野内さんは前回の野立(ボス)とはうって変わって真面目で平凡な役なのね。野立や中谷美紀さんとやったドラマの涼兄ちゃんみたいなキャラの竹野内さんも好きなんだけど

竹野内さんの演じる健吾は、これがまたホントに男捨ててるような凡人。妹に「無駄なイケメン」と言われてるとおりだね。自分の欲や野心みたいなものが無いタイプこういう無欲な男が只一つ、妹の命を助ける事に人生使っちゃってる。一見平凡そうでいて、実はこういう人物って稀少だよね。コツコツ働いて貯めてきた300万を、知り合ったばかりの得体の知れない女にあげるか、、 

なんかこの人もどっかで自分の人生捨てちゃってるとしか思えないよね。
ここまでの役を演じるのも難しい、、、と思う。演じる俳優の持つどんな癖もにならなくなってしまうから。 後半は、無駄なイケメンが少しずつ自分の人生をつかみ始めるっていう事なんだろうか?? 人生投げようとした女も一緒に、、?? 竹野内さん、作品的には次に公開される映画が気になる

さて、今月から入ってくれた新しいレセプション嬢は2週間でいなくなってしまった。もう信じられない!!
責任感とかモラルとか、そういった基本的な事が全くなってない人が沢山いるんだ、この国は
おかげで毎日トイレにもろくに行かれない状況、、とても捌ききれないよ〜〜!
来週からまた新たな人がトライアルで入ってくれる。やれやれだわ・・・・疲れてるけど、休みの日にはあれこれとやる事があって余計忙しいし。う〜ん、もうひと頑張りでクリスマス休暇だわ・・・・




ダウンロードしてなかなか観られなかった先週の「BOSS」を観て、「おお〜〜!!」な展開に嬉しくなる、、、あれ? 明日の回で終わり、、だよね? ここから最終回にもっていくにはどんな展開になるのか・・・?

でもねえ、、違うと思うな〜。うん、ノダッチは違うと思うのね。、、っていうか、これで野立が悪のボスだったら、ホントにこのドラマが終わっちゃうわけよ。せっかく視聴率も良くて当たりなドラマになったんだから、やっぱり続編シリーズとかスペシャル版を期待したいじゃない?となると、まあ対策室メンバーだけでも成り立つんだけど、やっぱり野立て抜きだと魅力減少じゃない・・・?番組の未来の為にも、私だったら野立はこっちの側に残すよね

話の展開なんていくらでもあるわけだから、予想なんてしてみてもしょうがないけど気になってしまう。ドラマ開始前から本がラストまで出来上がってたのか、撮りながら台本が上がっていったのかでも違うし・・・ただ、竹野内さんの野立が、結構前から時折「ワケあり気」な表情を小出しにしていたのが気になってた。何のドラマの時だったか、竹野内さんが撮影前に本が最期まで上がってるように要求していたという話を聞いた事があったから、こんなドンドン返しキャラなら初めからそれを念頭に置いて演じていたと思う・・・ で、さらに思うのは、あのワケあり顔は、「」を隠していた演技とは違う気がする。むしろ、一人で密かに何かを探っていたようなカンジ、、、、そしてそれを絶対に気付かれちゃいけなかった??

そういえば、いろんな角度からの要に片桐がいるよね。3年前の射撃事件といい、今回裏金の話しを小野田達から打ち明けられたのも彼だし、ノダッチも彼をしつこく野立会に誘ってたしねえ〜。野立会の内情も今まで出て来なかったけど、ただの合コンじゃなさそうだなあ〜? 何らかで、片桐が双方から引き込まれそうになってたカンジはするよね。

じゃあ、最終的に誰がワルのボスかを予想してみると、、、

其の壱: 丹波&屋田および上層部。野立は一人その実情を暴こうと、対策室を立ち上げて裏金の流れを調べていた。→でもねえ、光石さんも相島さんもワル役が多いからなあ〜〜、たまには良い人でいて欲しいなあ、、、

其の二: 実は警視総監がすべての悪の根源! テロリスト扱いされていた「黒い月」は実は警察の不正を根源から暴いて世直しをしようとしていたのだった。→反町さん演じる男と野立のつながりを考えて、野立をこっち側の人間とすると、「黒い月」自体が悪じゃなくなるんだよね、、、

其の三: やっぱり野立がワルのボス。プールした裏金は野立会の合コン費用として使い放題! 異例のエリート街道もすべて計算された袖の下で確保してきたもの。→でもこれだと、このドラマ/シリーズもここまでだよねえ〜。第一これじゃ今までの話が全部嘘って事でしょ?視聴者は許すのか・・??

さて、私はタイムリーでは観られません。多分2−3日後に観る事になると思うけど、1と2を足したカンジだといいなあ〜。池上の弟はテロリストじゃないと思うし、もしかしたら野立は彼(そして絵里子)の為にも一役買ってるんじゃないだろうか、、、さてさて、こんな予想は果たして当たるのか??


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まとめて観た4話以降の「Tomorrow」、やっとドラマらしくなってきたけど、やっぱりちょっと脚本が弱いかなあ〜・・・・ 毎回ゲスト出演者がいて、患者側と医者側の事情ってやつを盛り込んだストーリーにしてるんだけど、バランスが悪いのかな〜、、?7話でやっと両者共盛り上がってきた感じ。

竹野内豊さんの、中心にいてでしゃばらずな演技はやっぱり良い具合に収まるね。こういう静かな演技で存在感を出すのが竹野内さんはすごく巧い。回りにどんなキョーレツなゲスト俳優が来ても、真ん中で静かにドーンと受け止めてる感じ。それでいて、1〜2話の頃の惰性で流されてるカンジだった航平から少しずつちゃんと変化してるし。5話での、本当にミスをしたのは航平じゃなかったっていうオチはどうかと思ったけど、それ以降どんどん目に光が戻ってきてるあたりの静かな演技が巧い。

ゲストの方々や竹野内さん、菅野美穂さんは良いんだけど、その他の人たちとの演技力にちょっと差がありすぎな気もするけどーーー 演技してるってわけでもなく良い味だしてるのが岸部一徳さんか・・・・岸部さんと竹野内さんの2人のシーンが妙にあったかくて良いな〜 

でもどうしても全体がちょっとバラバラな感じがする。あっちもちょっと、こっちもちょっとで、ドラマとしての組み立てが悪いっていうか、核が見えないっていうか、やっぱり本の問題か・・・? 全部で何話なのか知らないけど7話っていえばもう後半だよね、これって、このままばらばらな話が毎回続いて、最期はめでたく市民病院が残りました、あるいはきっぱりと専門病院に生まれ変わる、みたいな結末になるだけなのかな・・・?まさかねー?

双方のいい分も今まで出尽くしたような台詞ばっかりだし、もっと新しい事言ってくれないかな・・・ 言い尽くされた台詞じゃ感動できないよ。 一生懸命泣きながら演技してる役者が気の毒。先が読めちゃってその通りの台詞が聞こえると白けるんですけど・・・・

とりあえずは最期まで追って観てみますけど、2度は観ないドラマかなあ〜

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いや〜〜、、、DVDが7枚も届いちゃったよ・・・・って、自分で頼んだんだろうが!←影の声

悪い癖だよねえ〜 たとえば欲しいものが10個あると、順番に少しずつっていう事ができなくて、とにかく全部手元に置いちゃう。で、一つずつ片付けていくっていうの、、、? 買い物癖があるわけじゃないし、気分転換にショッピング、、、なんてお洒落な趣味もないけど、「これは欲しいな」と思ったら即買っちゃう。 迷うのは、せいぜい何処でいくらでどうやって買うかを検討する事くらい。(これはかなり時間をかけて検討するけど)まあいいや、、、つまりいきなり手元に金城武出演作品のDVDが7枚届いたわけで・・・・

映画ってやっぱり監督のものだから面白い。若い頃の金城さんははっきり言って芝居は上手くない。演技なんてできてないじゃん・・・とも思うのだけれど、映画を創るのは「演技」とは限らないというのが面白いんです。 彼のすごい所は、瞬発力で空気を創っちゃうみたいな才能があるんじゃないだろうか・・・・ 映画の現場は台詞もその場で変わったりっていう事がよくあるし、ウォン・カーウァイ監督なんて、ストーリーも台詞も全くわからない所で撮っていくというのは有名な話。そんな現場でちょっと金城武が演ってみると、監督が欲しいと思った絵がストンとカメラに収まっちゃうみたいな・・・?

日本でのブレイクになった「神様もう少しだけ」と「不夜城」の頃の実年齢が24だというのがすごい・・・あの「大人」な空気はどこから出てるの・・・? 日本語舌足らずだし台詞も堅いし、顔の表情もまだ表現力になってないけど、あの空気はいったい何・・・? で、もっとたまげたのが「ラベンダー」。なんと天使だよ・・・?? あの時で実年齢27才、、、あの純真無垢なエンジェルは人間業じゃないよねえ・・・
余談ですが「不夜城」の山本未来さんがすっごく良い!彼女が相手でよかったね。あの映画の空気は好きだなあ。匂いがするような映画だ。

そうそう、竹野内さんの「氷の世界」が観られるサイトを教えてくださった方がいて、(私の持ってるVCDで抜けちゃってる部分があるもので・・)もう1年近くも気になっていた部分が観られました。 で、同じ日に竹野内豊、金城武両氏を観て、この二人の目の魅力がほとんど正反対だという事を確信。もちろんお二人とも超度級な男前で、素敵な目をしていらっしゃるのだけど。

竹野内さんの目は、相手をまっすぐに見て受け止めようとする目。これは彼の演じ方にも関わってるけど、自分が相手をしっかり見る事で、相手を理解しようとするような、いわばのような目線。 金城さんの目は相手に対して向かって行く目。なんだろ、輝きの強い光線みたいな、マンガチックに言うと「ビーム!」っていう感じの直線型の目線。 

これが見る側にどう影響するかというと、竹野内さんの目は見る方が引き付けられる。 じっと見られると、つい本当の事を白状したくなるような、こっちの気持ちを受け入れてくれるような気がしてしまう。安心して見返す事ができるので彼の目に浮かぶ表情を読み取りやすい。 金城さんの目は直線型な分インパクトが強いので、見た方がヤラレてしまう・・・ 一瞬の表情に「うわあ、、」と巻き込まれて、スピード感があるから、彼の気持ちの変化に見ている方も乗せられてしまうのです。そしてもう一つの彼の武器は、そのビームを全く消した目だ。「ラベンダー」で見せたような、ピュアで赤ちゃんのような汚れの無い目。迷子の仔犬みたいな目・・・・

竹野内豊の目は表現型で、金城武の目はエンターテイメント型、とでも言いますか。

ただ、、最近の金城さんはちょっと変わってきてる様な気がする。Flying Daggers(Lovers)あたりから、「この人はもっと役者になりたいんじゃないのかな」って思えてならない。 作品の選びかたもそうだし、本人はもっと映画スターとしてじゃなく、役者としての演技がしたいと思ってるんじゃないだろうか・・・・そんな変化がいろんな役の幅になっていくといいなあ〜〜  

やれやれ、夜はDVDとMacの前に座っちゃうから現実社会に追い付けない。だからお昼休みに新聞を読みあさって前日のニュースに目を通す。本を読む時間は全くありません・・・・ 途中で止まっちゃってるよ〜 届いたDVDはひとつひとつ消化するとしますかね。これからが文字どおり「秋の夜長」だし。

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寒い・・・!

先週、今年初めての霧が出て、朝起きたら窓の外が白くけむってた。これが出ちゃうともう秋、、
ちょっと今年は早くないか・・・?! いつもは9月末から10月頭なのに。やっぱり今年は寒い夏だったから?この霧が出ると気温がぐっと下がる〜〜  もうジャケット無しじゃ寒いよ〜!今年はとうとう一回も着なかった夏服もあるし、、悲しいなあ〜

昨日Barbicanで観た、サイモン・マクバー二ー氏率いるCompliciteの芝居、「A Disappearing Number」すごく変わってて面白かった! プロジェクターを幾様にも駆使しての斬新な舞台創り。あるインドの数学者が唱えた奇妙な方式の謎を軸に、モダンでスピード感のある芝居。ストーリーはいろいろ絡み合ってて、説明するのは難かしい・・・・ Compliciteの舞台はちょっと野田秀樹さんのそれと似ている感がある。ワークショップでコラボしながら作り上げていったりするあたり、独特のストーリー展開の紡ぎ方・・・そういえば、野田さんが数年前にやった「赤鬼=Red Demon」のロンドン版もCompliciteのMarcello Magni氏と組んでいたっけ。コンテンポラリーな芝居は最近観てなかったから、すごく新鮮だった!ちなみに以前世田谷パブリックシアターとのコラボで「エレファント・バニッシュ」をロンドンでもやったけど、また来年あたり世田谷パブリックシアターとの企画があるとか。なんだろう、、、
数学ねえ〜〜 1+2+3+4+5+....∞=ー1/12って、なんのこっちゃ〜〜?!

おっと、なんと!竹野内豊映画出演の情報が・・・!

翻訳ものの童話(?)を舞台設定を日本にするのかあ〜・・・映画主演は「冷静と情熱・・」以来6年振りの2本目。今まで無かったのが不思議な位だよね、、、 竹野内さんといえば、去年のドラマからもう丸一年雲隠れ状態だったようで・・・・やっと出て来た話が映画のナレーション、そして続いて映画出演って事で、このあたりでまたひとつ転換を狙ってるのかな?

奥さん役の水野美紀さんは、私は結構好きな女優さん。地味な感じだけれど、昔からしっかり足が地に着いたような芝居をするので、安心して観ていられるから。 お父さん役かあ〜 やっぱりそろそろ「父親の心情」を求められる年齢なんだね。どう演じてくれるのか・・・表情豊かな竹野内豊が観たいんです。楽しみだなあ〜・・・・ ただ、「家族に不幸があって、、」ていう所から話が始まるそうなので、「泣かせよう映画」にならない事を祈ります。どうか皆でべーべー泣く様な映画にしないで下さい!

来年公開の6年振りに日本映画っていえば、金城武主演の「死神の精度」さらにSMAPの中居正広さんも6年振りで映画に出るとか、、、 皆していきなりどうしちゃったの?2008年に何かあるの?、、、な訳ないか そういえば3人とも年齢的にも似たり寄ったり・・・30代半ばって事で各々に仕事に対するいろんな思いがあるんだろうなあ〜 もう若くないしね。アイドル/イケメンじゃやっていけるはずないし・・・・ それにしても来年は面白そうな映画が沢山ありそう。日本/アジア映画がどこまでこっちにも配給されるかわからないけど、楽しみですね〜〜!

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8月だっていうのに長袖のスーツ着て、それでもバスを待つ間寒くて震えてるって、、、いったいどういう事よ!?ビチャビチャ雨だし・・・・今年は季節感がないなあ〜!「このままもうすぐクリスマスだね〜」なんて冗談で交わす会話も実は半分ちょっとは本気だったりして・・・

さて、竹野内豊さん繋がりで時折メールをもらう人から、「家族以来、もう丸一年観てない〜〜!」という嘆きの言葉と、来年公開の「明日への遺言」でナレーションを竹野内さんが担当した、という喜びの混ざったメールをいただき、「ふ〜む、、、竹野内豊でナレーションか」と考えた。 

良いかも、、!うん、結構良いかもしれないね。 声のトーンやペースにかなりこだわってる部分がドラマでも見えるし、ソフトな低音は芝居の妨げにならずにすう〜っと画面に入っていけるかも・・・・ ナレーションって、台詞をいうのとはまた違うんですよね。登場人物の独白という形のナレーションならまだ演技の一環で創れるけど、第三者としてのナレーションは入っていくのが難かしいし、そこは監督のこだわり方次第だと思うし・・・

映画監督や舞台演出家のこだわりって、回りからすると「何で?」って思う様な所に出て来る事もある。衣装の色だったり、セットの変わり具合だったり、この役者のこの一言だったり、、? 映像は舞台空間とちがって景色の可能性は無限だから、監督のこだわりでどうにでもなる。映像と音との兼ね合い、という意味からすると、ナレーションっていうのは映像を引き立ても、壊しもする・・・・

劇団時代の忘れられない出来事がある。劇団としてでなく、秋の芸術祭参加作品としてミュージカルを共同制作でやった時の事。 私は出演していなかったので、制作の手伝いでバタバタと動いていた。いよいよホールでのゲネプロになり、カーテンコールの段取りや音響のバランスの調整等、まさに最期の仕上げの段階になった。通し稽古の合間に劇団代表で演出のN氏が、「ああ、ちょっと」と私を呼び止めた。

N: 開演と終演のアナウンス、お前さんやってくれない?
私: ・・・客入れの場内アナウンスですか?
N: そう。開演前と、休憩入り、2幕の開演前と終演時の4バージョン、原稿作って見せてくれる?
私: はい、わかりました

まあよくある「本日は、誠にありがとうございます、、、、」というやつだ。 とりあえず、4バージョン作ってみる。「ご来場頂きまして」ではなく、「くださいまして」。「公演パンフレット」じゃなくて「プログラム」という風にいろいろ気を付けながらササッと書いて持って行った。持っていくと客席後部の音響ブースを指して、

N:音響さんにマイクセットしてもらって、ちょっと聞かせてくれ
私:ここで録るんですか、、?
N;いや、生でやりたいから。
私:(内心)へ?!生、、?場内アナウンスを毎回毎回、生でやるの??

多分この時にはN氏なりのこだわりがあったんだとは思う。で、回りでいろんな人達が忙しく立ち働いてる中、マイクを受け取って書いた原稿を読んだ。・・・と、いきなり駄目出し!

アナウンスは台詞の2倍くらいゆっくり。マイクはもっと口に近付けてボソボソと、、。息を使い過ぎると空気の音がマイクに入るから、息は細めに、其の分唇と舌を使って言葉をしっかりつぶ立てる・・・」といった事を独り言みたいにブツブツと言っている。 休憩入りのヴァージョンでは

私:「ただいまより、15分の休憩、、
N: 「た」の音が強過ぎても、高すぎても、今終った一幕が台無しになっちゃうからね。
私:(内心)ええ〜〜・・・台無しなんて、そんな・・!!

と、こんな調子ですべてのヴァージョンにしっかりとダメをくらった後、最期に
N:文章はそれでいいんじゃないか?
私:(内心)はあ〜、どうも・・・

それから毎回公演の度に4回ずつ、音響ブースでわずか10秒足らずの場内アナウンスに緊張した。 特に終演時。カーテンコールが終って、明かりが入り始めてきっかり5秒カウントしてから、今終った芝居を壊さない様に細心の注意で「これをもちまして・・・」と入る、、、なんなんだよ〜〜!?」と思いながらも、これも含めて一つの公演が創られているのだと実感した。他の公演ではアナウンスは録音だった事も多いのに、この時は、(その他にもいくつか)どうして生にしたのかはNさんでなくては判らない。

ほとんどの人は気付きもしなかったと思うけど、中には私が音響ブースでマイクを持っているのを見て、「へえ〜、生なんだ、、」という顔で見ていくお客さんも何人かいた。其の後、ラジオCMの仕事やプレゼン用のナレーションの仕事なんかをもらった時も、この時のダメ出しは頭の隅にいつもあった。

ナレーションは芝居じゃないって言ってしまう人もいるかもしれないけど、映画を創るプロセスのひとつとして、思いきりこだわれる部分には違いない。 竹野内さんの声は静かなトーンが耳に心地良いし、黒沢明監督の後継者として注目される小泉堯史監督の作品で、どんな歯車になって廻るんでしょうね・・・!

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読んでますよ、、、Harry Potter。やっと半分です。今一番のマイブーム! でもまだ結末は見てません。ネタバレするつもりはないので、ハリー・ポッターの話はまたにして・・・・

日本のサイトで見つけたもので、海外発送してもらえないものや、送料のほうが商品より高くなってしまいそうな時は、里帰りに合わせて購入して、スーツケースに入れて持って帰ってくる。 でもたま〜に、今じゃなくちゃ・・・っていう時や、ずうっと探していた物が突然見つかった時、あるいは、ワインを飲みながらネットしていて、記憶が曖昧な状態でクリックしてしまった(らしい)時は、実家の妹に頼んで送ってもらう事もある。 まあ2ー3年に一度位だけど・・・・

今回送ってもらったのは、レプリークBisのシェイクスピア特集と、世紀末の詩(ドラマ)のサントラCD、そして、優れもの=角質取りのScratchの3点。これはどれも当たりでしたね!マイブームあれこれって感じです。実はレプリークを頼んだのは結構前で、どうせ送ってもらうならまとめて、、、と他に日本のサイトでしか買えない物を厳選する間待ってもらっていた。

レプリーク全く予期せずに、先日こっちのサイトで絶版になっていたThe Shakespeare Conspiracyを見つけて購入したばかり。政府のスパイとして、田舎の中流階級ビジネスマンとロンドンでの王室劇団付き戯曲作家の2重生活をしていた、というこの本を読んだ直後なので、レプリークの特集も面白かった。 役者の目から観たシェイクスピアの戯曲の数々は、作者がどんな人物だったかは全く関係がない。でもやっぱり書かれた本にはその人自身が反映していないはずがないので、「こんな台詞がどうしてでてきたんだろう」と考えるのは楽しい。

日本での場合、翻訳された物によっても姿が変わる。シェイクスピアが世界中に広がって愛されたのは、いろんな国の言語に翻訳される事によって、そのキャラクターも台詞の表現も何十倍、何百倍に広がった為じゃないかと思う。ト書きが少なく指定がほとんどないので、演出の幅も無制限だ。これからの時代にも、それなりにアレンジされて残っていくんだね〜 恐るべし!

スクラッチさて、角質取りのScratch。これすっごく良い!! 物は小さくて思ってたより細いけど、優れモンです。 実は最近は足のケアがマイブームになってまして、リフレや足裏マッサージ、フットバス、足底筋ストレッチ等にハマっております。このScratchも、間違いなくお気に入りに追加です。ホント、簡単に取れて気持ち良い。あれよあれよという間にボロボロ取れます。でも細いものだから、無くさない様に気をつけなくっちゃ。

ずう〜っと前から、「どうしようかなあ〜」と思って購入しないでいたのがドラマ「世紀末の詩」のサントラCD。私は基本的にサントラというものに興味がない。映画のサントラとか一度も買った事ないし・・・でも世紀末の詩はすごく好きなドラマだし、どうやって交渉したものか、ドラマでフィーチャーされてたジョン・レノン氏の2曲もちゃんと収録されてるというので、ワインの勢いで購入してしまった。

千住真理子さんのバイオリンがすごく良い! うちは夕食の時によくラジオのクラシックFMをかけるのだけれど、このCDでもぴったり!1曲目の千住さんのバイオリンの音で、耳が引付けられてしまった。 世紀末っていう言葉は、聞く度になんだかこの世の終わりみたいなイメージがあって、どっちかっていうと暗い言葉なんだけど、このドラマは、全体がすごく繊細に作られてて好きだった。
世紀末一話一話がデリケートで、竹野内豊さんの演じる野亜君がまたすごく良い感じに線が細くて。こうしてCDを聞いてみると音楽もそう。壊れてしまいそうな、なくなってしまいそうな、でもそれでもちゃんとここにある・・・

CDのジャケット、気難かしい顔の教授に無防備にもたれかかってる野亜君、いいですね〜〜! 竹野内さんにとっては異色な役だったのかもしれないけど、この野亜亘は自己主張をしてしまう演技じゃ成り立たないから、なかなかうまく演じられる人はいないと思う。透明でいて、鏡のような存在の亘、、 毎回のゲスト俳優も全部含めてグレード高かったドラマだと私は思ってるんですが・・・・ という事でこのCDもお気に入りに追加です!CD聞いてるとまた観たくなってしまう・・・これもそろそろDVDで買い直そうかな〜・・・・

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桜は〜まだかいな・・・・

久しぶりで39度を超える熱でダウンしていた間にも、日々は移り変わるのね、、、、、
仕事に復帰して、フラフラしながら駅まで行き、バスの窓からぼ〜っと外を観ていて、思わす「あっ!」と叫びそうになった。なんと、梅が咲き始めてるじゃありませんか〜!半分くらい。こういうのを見つけた時って、幸せなんですよね!

実は今の職場に移った当初は、電車を使っていた。この駅までは15分程歩くのだけれど、静かな住宅街を抜けて、後半の7ー8分はひたすらゆるやかな登り坂。呼吸のリズムが良い感じにエクササイズになって丁度目が醒め、身体が起きる。 駅は静かな高台にあるので、朝の電車を待つ時間は本当にさわやかな気分だ。電車に乗ってしまえば8分で着く。最初の半年はずっとこのルートを使っていたのだけれど、だんだん朝の街の喧騒が恋しくなってきて、ルートを変えた。

都会育ちの悲しさというのだろうか。私は街の音、人や車の行き交う喧騒を感じていないと不安になってしまうのだ、タウンセンターの大通りに出て、人々が急がしそうに歩いている中に混ざっていると、「さあ、今日も仕事だ!」という気になれるのだ。 で、歩いて10分弱のタウンセンター側の駅前からバスで15分というルートに変えた。

このバスルートには、いろんな街路樹がある。ちいさな桜並木もあちこちにあるし、住宅街の歩道にはいろんな樹が植えられている。今回は半分程咲きかけた梅の木があちこちで目に付く。 椿も咲いてたなあ。私は木の花が好きなので、この15-20分のバス路線が結構お気に入りだ。丸っこくて白い梅の花は可愛い。

なんだかんだと、来週はもう3月。3月終わりには夏時間が始まるので、一気に陽が長くなる。 秋になった時は、こんな季節が来るまで、長いなあ〜〜と思って気分も沈みがちだったけれど、なんだかあっという間に過ぎたような気もする。そうか、冬の夜長はブログをやってればいいのね。もっと前からやればよかった・・・ 

まだ病み上がりで、咳きが出る。どうやら流行ってるらしく、仕事のお昼休みにカフェや近くのスーパーの人と話してると、「あなたもなの〜?」(発熱ダウン)とあっちこっちで盛り上がる。

先週からずっとテレビはニュースか、フードチャンネルしか見ていなかった。一日中料理ばっかりやってるチャンネルは、彼の一番の(というより唯一の)お気に入りだ。 今日は仕事から戻ると彼がいない。久しぶりに日本語のドラマが観たいな、とは思うものの、病み上がりなのでドラマチックで臭いのはちょっと避けたい。何が良いかしら、、、と選んだのが、「サイコドクター」うん、このボソボソ加減は病み上がりに丁度良い感じ。耳に心地よいわ〜

櫂先生、ほとんど「男」捨ててるような感じもするけど、 低音のボソボソしゃべりはすごく合ってるね〜 でも、気が付いた事があるのです。台詞のテンポ。実は決してゆっくりじゃないんだよね。確かにおだやかなんだけど、一緒に台詞を言ってみると、けっして特にゆっくりしゃべってる訳じゃないんです。(一緒に台詞言ってみたりとか、普通するか〜!?)その辺の加減が、なんていうか、すごく計算されてるっていうか・・・・

今回は最初の痴漢の部分から順番に観たんだけど、やっぱり毎回のゲストは多彩です。実はこのドラマでの私のイチ押しは西村雅彦さんです。今までのどの作品よりも、西村さんが「良いな〜」と私は思っているのですが・・・
いつの間にか、三谷幸喜さんとは一緒にやらなくなってしまったみたいですね。古畑のファイナルには出てらっしゃいましたけど・・・・いつもはちょっと浮いてしまいがちな西村さんの演技だけれど、八尾警部は人間味があって好きです。 そういえば、さりげなく冷遇されていた、ちょっとハンサムな八尾さんの相棒刑事さんの事、どなたかご存じじゃないでしょうか・・・・?

最後の2話は、やっぱり渡辺美佐子さんといかりや長介さん。渡辺さんは本当に良いな〜。森一家の3人,本当に素敵な親子です。最終回での櫂先生の演技は、やっぱりすごく計算されてて、ちょっと唸りました。 あくまでも精神科医として、それまではどっちかっていうとつまんないタイプの人間だった櫂先生が、最終回で自分を崩さずに、それでいてわき上がる気持ちに素直に、とても人間的になっていく姿が緻密に計算された演技のようで、その加減が微妙だ。 「おとうさん」の一言をどう言うか、、、絶妙なトーンとタイミング。う〜ん、成る程ね!


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すっかり日常が戻ってきてしまったロンドンですが、日本はまだ松の内。
本当はおせち料理やお雑煮も懐かしいけど、そこまではちょっと・・・高いし、1回食べられれば良いだけなのにもったいないし。

で、年末に買った太打ちのお蕎麦がしこしこで、とっても美味しかったのです! 今日明日は彼の仕事の時間が遅いので、夜は私一人。という事で、近くのスーパーで買った、ぷりっぷりのシメジとエノキを卵でとじて「キノコの卵とじ蕎麦」にしました。 

この太麺のお蕎麦、本当はザル蕎麦のほうが歯ごたえあって美味しいかな、とも思ったのだけど、シメジのしこしこ感と良く合って美味しい!本当にお蕎麦なんて久しぶり・・・・1年以上振りかなあ、去年食べた記億ないし。エノキって、こんなに良い香りがするんだね。 Waitrose(大手スーパー)で見つけるまでは、しめじやエノキなんて日本食料品店でしか買えなくて、しかも冷凍を戻したものらしく、こんなに良い香りはしなかった。すごいぞWaitrose!大好き!

彼のいない数日間の夜を利用して定期便のビデオをひたすら観る。家族」はもう実は某所で観ちゃったんだけど、画面が大きいとやっぱり違う。 竹野内さんの亮平はかっこ良いし、悠斗くんは本当に可愛いし、石田さんはとても奇麗。

不思議なドラマだねえ〜 普通に淡々と観ていて、気が付くとあちこちのシーンで自然に泣きながら観てる・・・自分で「あれ、、」と思ったら涙がこぼれてる。そんなに感動的って程にも感じなかったんだけど、自然に「気持ちが解る」っていう事なのかな?

でもね、、ちゃんと観てみると、結構所々でやな奴=亮平な場面があることに気付く。 訳がわかんなくて、ちょっと自信がなくなると、「なあ、ちゃんと話さないか?」って下手に出てるけど,けっこう理美に対して横柄な態度も取ってるよ。

話し方にしても、理美がちゃんと話してくれなくてイライラしてくると、「頑固で人の話を聞かない男」の物言いになってる。やっぱりあれも計算して台詞の言い方考えたんだろうなあ〜〜

星野真里さんのキャラは、どうして出て来たんだろう、、? 彼女は上手いからちゃんと演じていたけれど、出て来た必然性が解らない、、、
なんで、、? 津久野っちが心配したみたいに、離婚でむしゃくしゃした亮平がキャバクラからお持ち帰りしちゃって、晋ちゃんとゴタゴタにでもなったら面白かったのにね。 さやかにしたって、あんなに簡単に人の気持ちを受け入れるっていうのがちょっと奇麗事過ぎるし。

でもやっぱりねえ〜、あんなに短期間でキャラが変る男なんているわけないじゃん! と突っ込みたくなる。やっぱり最後は皆してでき過ぎだよ〜〜〜!
まあ、やっぱりたかがドラマですよね。そう、観る人には希望を。みんなが最後は良い人になって幸せになるのです。

いつもは1クールドラマはビデオ2本なのに、「家族」は1回分録画が抜けてたせいもあって、ビデオ1本に収まっちゃってました。やっぱり短い、、、?

ところでいつも思うのですが、日本のドラマは、画面が明るい!

これは本当に、こちらのテレビを観てから、日本のビデオに切り替えると一発で違いがわかるのです。つまり、外でのロケ場面になると、画面のトーンが違う。
こちらのドラマはいつも背景がグレーがかってる。建物と灰色の雲がくっついてるし、だから画面に立体感がないのです。それにくらべて日本のドラマは、空は高いし青いし、雲は白いし、建物に太陽の光が反射して、画面の絵全体が明るい!

秋ドラマでもうひとつ観たかったのが、Dr コトー診療所。やっぱり前作が良かったから楽しみにしてました。こちらは確か沖縄ロケ。それこそ画面のトーンが明るくて奇麗です。

あれ、、、 第一話が抜けてる、、? 最初のストーリーだけ、番組サイトでチェックしなくては。観るのは明日にしよう。


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蜷川さん演出の「タンゴ・冬の終わりに」「蛹化の女」の組み合わせには、びっくりしてドキドキしたけど、好きなもん同士や驚きの組み合わせを見つけるのはすごく嬉しい。

嬉しい事を見つけるのは、やっぱり芝居がらみが多いのだけど、好きな事に情報が片寄るのは仕方がない。

昨日発表された東洋タイヤのCMでの竹野内豊さんと天海祐希さんの組み合わせ。二人とも大人の品があって良いですね〜! 私は宝塚時代の天海さんは全然知らないのだけれど、初めて観たのは、豊川悦司&金城武さんと出てた「Misty」という映画だった。

あれは実は野性の豊川さんが観たかったんだけど、天海さんのオーラあふれる存在感にびっくりした。 映画は官能的な絵に仕上がってて、豊川さんが野性のエロスをふりまいているのに対して、天海さんは女が持つ情念を感じさせながらも、べたつかないっていうか、凛としていた。おんなおんなしてなくて・・・・

要は「体育会系同士」なのかもしれない・・・?さばさば姉さん系の天海さんと、真摯で紳士な竹野内さん。 車のタイヤで砂漠っていうのがまた全然エロくなくて合ってるんだよねえ。この二人でドラマ観たいなあ〜 そういえば、「離婚弁護士」って、しか観ていない。の初回でゲスト共演してたんだね。

さて、来年松たか子さんがやる「ひばり」のキャスティングの中に、磯部勉さんの名前をみつけてび〜っくり 蜷川さんとは初めてかな。私にとっては俳優座の勉さんが、何で今頃になって蜷川さんの、しかもジャン・アヌイの「ひばり」に・・・??

今でこそ蜷川さんがシリーズでやってる「オールメールキャスト」のシェイクスピア劇だけれど、一昔前に、俳優座が当時の若手達でお気に召すままをやっていた。もう大爆笑もんで、2ー3回サンシャインに観に行った記億がある。磯部さんはその後、「夏の夜の夢」や「ロミオとジュリエット」あと「ハムレット」も山本圭さんとのダブルキャストで演じていたっけ。

テレビで「風神の門」の獅子王院役になった時は、ぶったまげた。 私は当時新選組にハマっていて、司馬遼太郎氏の「燃えよ剣」を読んで、司馬氏のファンになり、いくつかの本を続けて読んでいた。中でも「風神の門」が好きで、ドラマ化だけでも驚いたのに、獅子王院とは・・・!

その勉さんがその後俳優座をやめた事も、最近は声優としての仕事で人気がある事も私は知らず、ほとんど忘れかけていたのでした。で、2年前に友人が日本から送ってくれたビデオの「最後の忠臣蔵」で将軍綱吉の目を観た瞬間、「この人は・・・!」とテレビに向かって叫んでいた、、、 本当に長い年月を開けて磯部さんの姿を観たのだから。

最近は時代劇ものや、声優の仕事が多いらしい勉さんが、蜷川さん演出の「ひばり」に出ると知って心がざわついてる。 松さんの舞台も好きだし、この公演、他のキャストも顔ぶれがユニークだ。う〜〜ん、観に行きたいよ!  松さんのジャンヌ、良いだろうなあ。ぴったりなんじゃないかしら、声が良いし清楚で強くて。

そういえば、ジャンヌ・ダルクって、ダルクが名字だと思ってたんだ、ず〜っと。違うんですよね。 英語での名前を知るまでそう思ってたのですが、英語ではJoan of Ark、またフランス語でも Jeanne d'Ark で、「アルクのジャンヌ」という呼び方なのね。アルクは地名でしょうか,,,?「オルレアンの少女」とも呼ばれているけれど?

「ひばり」を観に行かれる方、勉さんを是非レポートしてくださいませ!力のある大きな目と深みのある声の役者さんですから、やっぱり舞台で映えると思う。観たいなあ、、蜷川さんのアヌイに勉さんの組み合わせなんて!


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