もうね、日本に行ってたのなんて去年だったかしら?っていう感じです。あれよあれよという間にもう11月で、フィギュアのグランプリ大会も半分過ぎてしまった。

実は私が日本に滞在中、ロンドンに残っていたうちの彼がなんと!自転車で転んで怪我をしてしまい、救急車で運ばれたそうだ。車とぶつかったとかではなかったようだけれど、帰ってみたらまともに歩けず、右手は全く指すら動かせない状態で吊られていて、退院してからの10日間はろくに食べてもいなかった様子。そんなこんなで戻ってからは仕事と旦那の世話であっという間に1ヶ月が過ぎてしまった、、、 
一ヶ月を過ぎてからの昨日の検診で脱臼だと言われていた右肩が実は骨折していたことが判って、これぞイギリスの誇るNHS(ナショナルヘルスサービス)のホラーストーリー!!「ただより怖いものは無い!」これから整形外科の専門病院に回されるらしいけれど、いつになるのかも判らない、、、

なんでちゃんとレントゲン写真見ないんだよ!ちゃんと写ってたそうじゃないか!! 

おまけに日本から戻ったらこの6年間120%信頼して頼りにしてきたレセプションのM嬢が辞めることになっていて、これはさすがにすごいショックだった!彼女は1年前に家を変わって、かなり遠い所に引っ越して以来、毎日の通勤は車で片道2時間近くかかり、娘ちゃんたちを学校に迎えに行くために仕事は2時までで切り上げ、という状態だったのだが、やっぱりとうとうきつくなってきたのもうなづける。おまけに今はガソリンや高熱費の爆上がりで車での通勤はかなりのお金の無駄になる。ホントに本当に残念だけれど、10月いっぱいで泣く泣く見送った。

それでもとりあえずフィギュアのグランプリは追っている。最初のスケートアメリカがテレビのEurosportsのチャンネルに無かったので、VPNを使ってYoutubeのライヴをアーカイヴで見たりしていたのだが、いきなりスケートカナダから放映され始めた!いったいどうなってるんだ?ユーロスポーツ??  Youtubeではマーク•ハンレッティーさんが解説していて、スコッツのアクセントで穏やかな声と偏りのないフェアーな解説がとっても心地よい。テレビのユーロスポーツはクリス・ホワースさんがちょっと大げさに抑揚をつけて喋っている。違う解説で見るのは面白いね。

初戦はイリヤ君、カナダでは昌磨君、そしてフランスは地元のアダムが優勝。そしてここまですべての大会で日本人選手が台乗りしている。三浦佳生くんの成長の速さはすごいよ!Japan Openの時に、これからグングン来そうな予感はしたけれど、2大会連続で2位になって、これはこのシーズン中に化けるんじゃないだろうか。表現力も伸びてきてるし、ジャンプが決まれば上位間違い無い!

フランスでは草太君と一樹君が表彰台、女子だって香織ちゃんの優勝に始まって、渡辺倫果選手のカナダの演技は本当に素晴らしかった!最初から最後まで集中していて、去年の全日本から「いいな」と思っていたけれど、素晴らしい快挙。シェフィールドで舞依ちゃんにも期待したい。今年のプログラム、SPもFPもとっても好きだから。

グランプリシーリーズは2大会に出た選手達の中から上位成績順にファイナルの出場が決まる。二つとも優勝するか、1位と2位ならまずok。でも2試合で2位、あるいは1-3位の場合は点数が上だった選手から決まる。今週のシェフィールドには佐藤駿選手、島田高志郎選手、壺井達也選手、女子は三原舞依さんだけかな。他にはデニスやダニエル、サドウスキー君、女子ではクラコワ選手にアメリカのイザボー、ブレディー・テネル選手の名もある。やっぱり行きたかったなあ〜〜〜!もう少し早く発表してくれてたら、夏にとったホリデーを使ったのに〜〜、、、

そして来週のNHK杯あたりから、ファイナルに行くための壮絶な戦いが始まる。これまでの大会で表彰台に上がった選手は文字通り潰し合いにかかるわけで、この大会で誰が表彰台に乗るかでファイナル進出メンバーが決まり始める。 2位・3位止まりの選手たちは最後のフィンランド杯まで、当落を待たなければならない。去年は残念ながらファイナルが中止になってしまったけれど、今年こそみんな頑張ってファイナルでトップを競い合えますように。

もちろんGPSはシーズン前半なので、まだプログラムの完成度を競う段階ではないから、中には勝ち負けはそれほど重要視していない選手もいるだろうけれど、ここで完成度を上げておけば後半戦から世界選手権までもっと良い演技が期待できるので、やっぱりここで一度上位になっておきたいよね。

それにしてもきちんとした会場が確保できなかったシェフィールド大会、会場がちょっとしょぼくても皆さんガッカリしないでね、、、、、