どうもやっぱり父がもう危ないかもしれないので帰ってこれないか、、?という妹からのライン。この1ー2年はいつその時が来るかは覚悟していたし、今年入ってからはボスにも「急な帰国があるかもしれない」と話してあったので驚きはしなかったものの、やっぱり心は動揺する。まずはフライトと、その前にPCR検査が必要だ。

近くで検査をしてくれる所を探してWeb予約してから、日本政府の定める検査結果フォームがあることを知り、どうしたものかわからずに、とりあえすプリントして持って行くと、「後でカスタマーセンターにいえば、必要なフォームにしてくれる」とのことだった。実際その日の夜中前に結果がきたので、カスタマーセンターに政府の要請するフォームをメールで送ると、翌朝にはちゃんと記入住みのフォームを送ってくれた。

フライトはいつものBA便が取れなかったので、初めてJAL便をとった。この2社のフライトは共同運行しているので、同じことなのだけれど、私はいつも朝には出て日本に行きたいので、夜に飛ぶJAL便には乗った事がなかった。乗客は30人程か、、、こんなにガラガラのフライト(空港も)は、10年前の9・11テロの数週間後に日本に行ったとき以来だ。おかげでエコノミーでも3席を独占。しっかり横になって2ー3時間眠れたのは本当に疲労感が違う。おまけに機内食はBAとは比べ物にならない。

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フライトは快適だったものの、日本入国にやることが多くて、、、日本の水際対策ははっきり言って「鎖国」並みだ。まず飛行機の中で6ページもの質問票や誓約書に目を通して記入しておく。さらに出国前にやるように言われていた3つのアプリのインストール。これは14日間の隔離期間中に必要なもので、毎日健康状態のレポートや待機場所(ここから外出しないのが原則)確認のビデオコールやメッセージに応答しなくてはいけない。

羽田に着くと飛行機を降りたところから自身での行動はできなくて、すべて指示に従って進む。書類の確認、アプリの設定、使い方の説明、再度のPCR検査、健康状態レポートの段取りや3日間のホテル待機中の注意事項、、、といくつもの部屋を廻ってその都度係員が説明してくれる。みんな若い、そしてテキパキと明るくて感じが良い。さすが日本!

着いた時間帯が運が良かったのか、待ち時間は全くなく、スルスルと事が進む。むしろ大勢の係員が待機状態で待っているくらいだった。事前にネットで調べた体験談ではホテルに着くまで7時間かかった、なんて話もあったのだけれど、PCR検査の結果が出て、ホテルに移動する人達が揃うまで2時間ちょっとだった。

空港からは3日間の刑務所、、いや隔離ホテルに移動するのだが、どこに連れて行かれるのかはバスが出るときまで解らなかった。ようやく20人がバスに乗り込んだところで、ドライバーのおじさんが「それではアパホテル横浜に向かいます」と言って出発。ホテルまでは30分。着いたのは6時過ぎで、飛行機が着陸してから3時間。程よくお腹もすいて、眠気も襲って来るタイミングだ。

部屋は狭い!!歩ける範囲は5歩、、、でもベッドはダブルで快適だし、綺麗で機能的だ。そしてさらにアプリの設定や健康レポートの説明等、まだ続く、、部屋からは一切出られないので、食事は3度部屋のドアに届けられる。朝食は7時頃とのこと、そして毎朝8時に健康チェック票をレポートしなくてはいけない。寝坊できないじゃないか!!

まあ、とにかく着いた。家に着けるのは土曜日なので、父が頑張ってくれますように、神様に祈るのみ。