あっという間に時間が飛んでしまった。最近見つけた古い映画のことを書きはじめたのだが、途中で時間切れになってしまい、そうこうするうちにいろいろとあって、とにかく仕事で疲れ果てる毎日だった。

なので、映画の話はまたにしよう。今年もまた「私の記念日」の9月5日が過ぎていった。
9月5日が私の記念日なのは、私が初めてロンドンにやってきた日だからだ。新年でも誕生日でもなく、私はこの日に自分自身を考えるようにしている。このことは以前こちらに書いた 。

そろそろ始まるスケートシーズン、今年はなかなか試合の開催も難しいようだが、今週末は日本では「Dream On Oce」、そしてロシアでは恒例の「テストスケート」が開催されている。 どちらも競技ではなく、新プログラムのお披露目のような大会。DOIは見られないので、演技ごとにでもどこかに動画が上がるのを期待するしかないかな、、、ロシアのほうは、Youtubeで観ることができた。今日はまだどちらもSPで、明日がFPみたいだからゆっくり見ようかな。

ロシアの選手たちの交代劇は毎年激しいものがあるけれど、今年はコーチ間で女子選手たちの引っ張り合いがあり、国内大会もなかなか熾烈な戦いのようですね、、、

なんといってもコリヤダ選手の復活が嬉しい!!昨季は体調不良・手術で顔を出さずにいたけれど、結婚もして、なんだか逞ましい大人になって戻ってきた感じ。彼のスケートはやっぱり好きだなあ〜〜。

頑張っている選手たちはみんな応援しているけれど、自分にとっての「一押し」になる選手っていうのは、私の中では決まっている。滑り始めて30秒の間に引きつけられるかどうか、だ。 引き付けられるスケートというのも2種類あって、「素晴らしい!」と思わず認めて目を見張る納得のスター選手、そして、私が自分の感性で「大好きだ」と思う選手。

前者にはプルシェンコ氏とか、羽生選手、パトリック•チャン氏もそうだった。たとえ転んでも「やっぱりさすがだな」とスケートを見る醍醐味を与えてくれる選手たちだ。後者は私の中でずっとずっと残っていく選手、大昔ではション・カリー、ビクトル・ペトレンコ、最近ではステファンや太輔さん、そして宇野昌磨選手、、、もちろん男子だけではない。ペアのゴディエバ・グリンコフやアイスダンスのラカモ・コッコ、シェイリンとヴィクターも大好きだった。アイスダンスは本当にいろんなペアをドキドキしながら観ていたっけ。

ヴォノロフ選手がとうとう引退ということで、またベテランが一人いなくなるのは寂しい。ロシアらしいドラマチックが似あうスケーターでとても好きだったけれど、3度もオリンピック代表になりそうでなれなかったのが残念だね。でもNHK杯で優勝した時の渾身のSarabandeはよく覚えてる。これからはどうするんだろ?振り付けやるのかなあ〜〜?

DOIのほうもスコアはなくてもKiss&Cryも設置されてるそうで、SP,FP,そしてガラもやるそうだ。今年のプログラムを滑る機会があって良かったよ。コロナウィルスはまた各国で広がり出しているから、本当にこれから冬にかけては分からない。私は宇野昌磨さんはフランス杯に出ると思っているけれど、フランスも感染者が増えている様子。でも今のところはパリ周辺に限っていて、国境付近の隣国からの入国は大丈夫みたいだ。 

イギリスから夏最後のチャンスと、ホリデーに行った人たちも、突然また帰国時の隔離が課されたり、対象国が変わったりで、混乱している様子だ。まあ私は今の時期に無理やり国外に出ようとも思わないのだけれど。 来週からはまた6人以上の集まりが禁止される。どうせならすぐに始めればいいのに、「来週から」とのことで、この週末にこれが最期と大騒ぎする馬鹿が必ず出る、、、これでまた来週は感染倍増確定だわ。

明日はロシアのテストスケートのFPを見るかな。DOIが見たいよ〜〜、ぴあで有料配信があるみたいだけれど、ライヴ時間にしか観られないのはちょっと困る。 朝の6時だよ、、、って今もう1時過ぎてるし。後からでも観られるなら有料でもいいんだけど。まあなんとかそのうち個々の選手たちの演技は探せば出てくるかな、、???

そういえば、宮本さんが昌磨くんに振り付けたプログラムというのが凄く凄く気になっている。荒川さんとのフレンズプラスでは「SPにもできる構成で振り付けてもらったけれど、とりあえずエキシビション用」とのことで、でも内容に関しては明かさなかったとか。これが楽しみだなあ〜〜。宮本さんはプログラム全て、衣装のアイデアや髪型まで、細かな動きの一つ一つを全て考えて振り付ける人だから、彼の「これを滑って欲しい宇野昌磨」がどんなものなのか楽しみだ。

去年からのGreat SpiritsとDancing on my ownは新しい大人の宇野昌磨が生かされていて良いプログラムだとは思うけれど、できれば今年はプレオリンピックということもあって、もう一つ新しいイメージでのプログラムが見たかったな。これまでのプログラムを振り返ると、やっぱり樋口美穂子先生の振り付けは、宇野昌磨をトップレベルに引っ張り上げたと思う。「ロコ」なんて、ほんとうに、あの曲をどこから持ってきたんだ、、、って思ったし、まさに彼のスケートの良いとこ取りだった。

同じ曲のトウーランドットも、シニア1年目ではポール・ポッツのヴォーカルで、オリンピックには3テナーの一人、ホセ・カレーサスを持ってきた。これは本当に美穂子先生の戦略とセンスが光っていたと思う。もっと美穂子先生のプログラムを他でも見たい。去年の山下真湖ちゃんのセビリアだって、「よくぞこれを思いついた」って思ったし。振付師・樋口美穂子をもっと見てみたいな〜。

来週はインディアンサマーになるらしい。インディアンサマーというのは、もう夏も過ぎた、と思った時期に(つまりは9月になってから)また真夏のような気温が戻ってきて暑くなることを言う。火曜から水曜日あたりは27~28度になるらしい、、、うれしいやら、困るやら、、、、