楽しみにしていたフィギュアスケートの世界選手権も中止になり、今季最初のF1レースも高校野球も、サッカーも、コンサートやイベントが次々と中止になった週末、でもこれからがもっと大変になっていく。

私たちは戦争を知らない世代だ。だから意に反して自分の生活習慣を変えて我慢しなくてはならない状況というものに慣れていない。コロナウィルスが全世界に広がってから、各々の国の対処の仕方も違って、毎日の動きで日々変わる。イタリアやスペインは既に医療制度が崩壊状態で、全国ロックダウンになってしまった。そうかと思ったらほんの3日ほどの間に、ヨーロッパ中があちこちで閉まり出した。

イギリスでは首相のボリス•ジョンソンは科学者・医療科学者の意見を参考にしながら、なんとかNHSの医療制度がパンクしないように慎重に進めている。実はこのやり方は序盤の功を成して、他のヨーロッパの国に比べると感染の進みが遅い。それでもおそらくイタリアから3−4週間くらいの遅れで、時間の問題だと言われている。

毎日ジョンソン首相、ボリスのアップデートがあるのだが、今週からは少し規制がかかり始めた。やはり週末の間に感染数と死者数が急増したので、「次のステージに戦略を移行する」ことにした模様。それによると、
「この週末からは70歳以上の高齢者は向こう12週間家から出ないように」
「家族の中にコロナによる症状を出した人がいたら、家族全員が14日間は家から出ないように」
「パブ、レストラン、劇場・映画館等に行かないように」
等のアドバイスが出され、お年寄りはみんな大慌てになっている。発熱と咳の症状が少しでもある人は7日間は外に出ないようにというのは先週と同じ。家での静養で症状が手に負えないくらい悪化したら111に電話をかけて指示を仰ぎ、自分で医者や病院には行かないように」というのも徹底するように言われている。

70過ぎと言っても普段は元気な人が多い。働く両親の代わりに孫の面倒をみたり、グループ活動で友好の場を広げている人も多い。まだまだ元気なのに、いきなり12週間も外に出るな、と言われても、、、である。ただ、70位上の人たちは、戦争・戦後を経験している。こういう非常時にみんなが連帯して乗り越えるという事をよくわかっている世代だ。スペインとかでも、むしろ無知でおめでたい若い世代の方が、忠告を無視して飲み歩いたりしているらしい。

このお告げを受けて、ウエストエンドの劇場が閉まりだした。パブやレストランも、、、ただ、この状態では経済的なダメージが大きすぎる。これが政府の指示で「閉めなさい」と言われたのであれば保険でお金が下りるのだそうだ。でも今の状態だと、「劇場やレストランに行かないように」と人々に呼びかけただけで、=商売にならないという事なのだが、閉めるのは企業側の決断なので保険金が出ないのだとか。そうか、それでフィギュアの世界選手権をISUがギリギリまで「やる」と言っていて、ケベック州から「中止」と言われるのを待っていたのかな。「決定が遅い」という声もあったけれど。

それでもまだイギリスでは学校は一応閉鎖になっていない。科学者からのアドバイスによると、同じ人たちだけが集まる学校を閉鎖しても感染予防には大きな効果はないとのこと、やっぱり不特定多数の人が来る場所、というのが危ないんだね。まあもう少しでイースター休みに入るから、感染の危険がなければ学校はそれまでなんとか持たせようということだ。うちの近所でも学校によっては感染者と接触があったりした場合は個々に閉鎖している。そういえば朝のバスもいつもより学生達の数が少なかった。

ヨーロッパ(大陸)はもっと大変で、EU諸国はとうとう国境閉鎖に追い込まれたようだ。まあイギリスは1月にEUを抜けたし、元々行き来自由のシェンジェン協定には入ってなかったのだけれど、今回に至っては流石にEU内でも線引きをしないとまずいという事態になってしまった。

パニック買い(英語ではStockpiling)でトイレットペーパーや石鹸はあっという間にスーパーから姿を消し、ハンドジェル、掃除用のスプレー等の棚はもぬけのからだ。それでも少しずつストックは出ているようなので、タイミングが良ければ買うことができる。(朝一がやっぱり狙いのよう)うちは二人だけだし、それほど買い込む事はしないけれど、もし全国ロックダウンになったら、と思うと少し余計に買っておくに越したことはないね。

食べ物はまあ、小麦粉があればパンも焼けるし、乾燥パスタはとっくにスーパーから消えているので、生パスタを買って冷凍庫へ。週末に久しぶりでピカデリーに出たので、お米とふりかけを買ってきた。これがあればとりあえずは何とかなるから。

今日、サッカーのユーロ杯が来年に延期になることが決まった。4年に一度のW杯に次ぐフットボールの大イベントが延期になったことで、東京オリンピックもますます危なくなってきたと言わざるを得ない。
「やります」なんて言っていられる状況じゃないと思うのだが、日本のトップは決められないんだね。もうすぐ聖火リレーも始まる、、、ギリシャでは中止にした。どうするのか、、、??

と、書いたところで、びっくりの訃報!!アイスダンスのクリス•リードさんが亡くなったそうだ。びっくり、、、まだ30歳で競技引退したばかり。これから日本のアイスダンスを盛り上げていってくれる立場の人だったのに、まだ若いのに、どうなるの、、、、日本に来る矢先のことだったそうで、荷物も送り、コロナ騒ぎでフライトの様子をみていたようだ。高橋•村元組はじめ、ジュニアの歌真や、もっと若いこれからのアイスダンスチームを引っ張り上げてくれる存在の人だったのに。

そういえば、ロシアのペアだったセルゲイ•グリンコフ氏も突然リンクで倒れてそのまま亡くなってしまったっけ。鍛えられたアスリートが突然の心臓障害で亡くなるなんて信じられなかったけれど、今回も似たような症例のようだ。どうしてそんなに突然に、、!?コロナどころか、思いもしないところからやってくるんだね。キャシーさんやご家族の無念の思いはどれほどか、、、

だから、コロナももちろんだけれど、もしかしたら明日車にはねられるかもしれないという事を覚えておかなくてはね。トイレットペーパーを山盛り買い込んだところで、明日死んだら意味ないのよ。今できることを精一杯やる、それが一番。
あれ?誰か最近似たような事言ってなかった、、?宇野昌磨くん?