さて、そして今年もやってきたBGT, ことBritain's Got Talent。ジャッジは去年と変わらず、アシストの二人組、Ant & Decも健在だ。っていうか、この二人無くしてはありえないよね
実は毎年年明けから4月からのBGTまでのつなぎの期間に、このAnt & Decが土曜の夜のスタジオライヴでバラエティーショウをやっていて、実はこの番組の大ファンなのだ。だからBGTが始まるということはこのSaturday night Takeawayという番組が終わってしまうのでちょっと残念。でもまた来年戻ってきてくれるはず。

今回は初回放送からあれこれとバラエティーに富んでいる。その中で、ちょっとジンときたのが、The Missing People Choir というグループ。イギリスでは毎年行方不明になっている若者が沢山いる。まだ10代から二十歳位の若者がある日突然姿を決して、家に戻ってこないまま十数年、、、何てケースが本当に多い。このクワイヤーはそんな行方不明の家族がいる人たちと、それを支えるチャリティーメンバーやサポートする人達が集まって作ったグループだそうだ。彼らの歌ったオリジナル曲、I Miss Youで会場の空気は一変する。何年も、何年も、帰らない我が子を探して、待って、「明日になれば見つかるかもしれない」と思い続けて生きてきた思いが美しい合唱になってメッセージを発する、、、

 

歌のバックに、もう20年以上も前にいなくなった人たちの写真が映し出される。これをきっかけに一人でも誰かが消息を知ることができたら••••
こういうのがイギリスの良いところ、っていうかこういう人達がいるから大抵はバカバカしくて笑っているBGTに価値があるんだ。

もう一人、こちらは15歳の女の子。ミルトン•キーンズから来たごくごく普通の黒人家庭の子。地味な色のセーター(ちょっと裂けてるのはファッションか?)にジーパン姿でステージに立つと、彼女の演目表を見ていたサイモンが「この歌を選んだのはどうして?」と聞いた。
私のヴォーカル力を発揮するのに一番良いと思ったので
世界中でトップクラスの大きな歌だよ
はい、、
そして歌い出したのがこれ、、、


会場は総立ち、そしてサイモンの腕がまっすぐにゴールデンブザーに伸びる。(このゴールデンブザーは各ジャッジが一度ずつ使えるもので、押された人はひとっ飛びにセミファイナル進出が決まる)

15歳だよ、、、もちろんBGTに出てくる若い子達の中にはちゃんとプロのレッスンを受けている子もいる。今までだってびっくりするような歌唱力を披露した子は何人かいたけれど、このSarahは、「教えてできるものではない何か」を持っている、、、こんな大人の歌を自分の歌にしてしまっているのがすごい。この子は楽しみ。このBGTに勝つかどうかじゃなくて、おそらくこの子はこれから誰かが(おそらくはサイモンが)育てて行くことになるだろう。 そんな将来性のある大きな才能の持ち主だ。

最初はいつもとんでもない勘違いみたいな人たちも多く出てくるのだけれど、今回は結構見ごたえのある人たちで編集された第一回だった。(この編集の仕方も毎週違って面白い)
第一回でゴールデンブザーが出たのはびっくりだけど、この後どんな人たちが登場することやら、、、