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昨日、2015年9月9日に、エリザベス女王が英国史上最も在位期間の長い元首になった。今までのヴィクトリア女王の記録を抜いて、文字通りイギリス史に新しく刻まれる事になる

女王ご本人が、「あまり騒がずにいつも通りに」と希望されたとの事で、特に華々しい祝賀行事は行われなかった。とはいえ、もちろん祝福のメッセージは各界から届けられ、テムズ川で船のパレードがあり、教会の鐘が鳴り響き、大砲が祝砲をうち、、といった小規模でのお祝い行事が各地であったようだ。

女王ご本人はというと、「Business as usual」という事で、この日はスコットランドで新しく引かれたBorder Rail の開通式にご出席。オープンセレモニーには地元の人々が沢山詰めかけ、もちろんここでもお祝いの言葉やお花に接して、嬉しそうに挨拶された
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即位したときは25歳。まさに輝くような美しさが満開の頃で、英国民はみんなこんなに美しい女王が誕生した事を誇りに思った事だろう。それから63年、89歳になられた今も、公務に出られている。もっとも少しずつ負担の大きな行事はチャールズ皇太子が代わりにするような仕事も増えているそうだけれど・・・

それにしても89歳の女王の一歩後ろには、今も94歳のフィリップ殿下が姿勢良く付いていて、本当に普通に考えたら凄い事だ

女王が今回の事を「大げな事はしないで」と言ったのは、多分3年前の在位60周年のジュビリー記念の時がきつかったんじゃないかしらね。何日にも渡って祝賀会や晩餐会が続いたあげく、最期の日には朝から小雨の中を船に乗り、テムズ川のパジェントの最中は雨の上に川風がビュービュー吹きすさぶ中を3時間以上も船に立ったままで沿岸の人々に手を振り、夕方には宮殿前でのコンサート、、とあって、とうとうフィリップ殿下が夕方体調を崩して病院に運ばれる事になってしまった

やっぱりあれを考えたら、89歳の陛下が「祝典はやめて」と思ったのも無理はない。丁度今の時期は王室メンバーはスコットランドの私廷であるバルモラル城で休暇中なのだから、やっぱりゆっくりされたいはずだ。まあ、ボーダーレイルの開通式というのは、スコットランドで近いし、一般にお顔を見せてくださるのに丁度よかった、という事か・・・青いお帽子とコートが上品な2トーンで変わらずチャーミングだわ〜〜

国民の大半にとって(70歳以下の人の記憶として)、エリザベス女王以外の時代は知らないわけで、イギリス人でも「今の女王が亡くなってしまったら英国は変わってしまうだろう」と言う人も多くいる。もちろん政治的な支配をしているわけでは無いけれど、彼女に仕えた総理大臣は12人にもなる。毎週火曜日には総理が女王に謁見して、相談したりアドバイスを求めたりしているのは周知の事だ。

新しい歴史的な出来事なんだよね。「英国史で一番在位期間の長い元首は誰か」というクイズ番組には「エリザベス2世」と答える時代になったのだ。人生の中で後の歴史の教科書に載るような出来事に立ち会える機会は少ない。
これからも少しでも長く、、、Long Live The Queen