とっても危険なお菓子を焼いてしまった・・・・
先日観ていた番組で、ジェイミー・オリバー氏が「幻のティーケーキを復活させる」という事で、今は姿を消してしまった昔のお菓子のレシピを再現していた。その名もTosset Cake

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Cakeといっても実はショートブレッドのようなビスケットだ。特徴はカラウェイ=Carawayとコリアンダーの2種のスパイスの種を入れる事。そして危険なのは、、、小麦粉とバターが同量なのだ!!

ヤバ過ぎる、、、甘いものは基本的に嫌いな私でも「美味しい」と思ってしまったのは2種のスパイス。これは凄くイケル。でもやっぱり私にはちょっとバターがリッチ過ぎて胸焼け一歩手前・・・そこでショートブレッドのレシピを色々調べて参考にしながら分量を調節してみた。

スパイス以外は小麦粉、砂糖、バターだけなので、この配分をアレンジするしかない。オリジナルのTosset Cakeは小麦粉とバター同量で、これだけで手で生地をまとめられた。(ボウル1つで指先で揉み混ぜるだけ)でもバターの量を減らすと生地が粉っぽ過ぎてまとまらない。スコットランド原産のショートブレットは砂糖、バター、小麦粉1:2:3になっている。これが手で生地をまとめられるギリギリな感じだ。そしてやっぱり甘いのが苦手な私は砂糖の量をザックリ減らしてみた。でもやっぱりバランスというのは大事で、甘味のないバタービスケットというのはイマイチ・・・

行き着いたのは、砂糖30g, バター80g、小麦粉150g、(あくまでもアバウト、我が家には計りは無い)これを指ですり混ぜる。カラウェイの種とコリアンダーパウダーは小さじ1ずつ。生地をまとめるにはちょっと粉っぽいので牛乳を大さじ2ー3杯入れてぎりぎりまとまるようにした。型抜きは面倒なので生地を角柱形にまとめてラップで包み、冷蔵庫でしばらく冷やしてから、焼く前に包丁で5-6mmの厚さに切るだけ。相変わらず温度調整オンチのオーヴンで見当=180℃位で12-3分で簡単にできる!

コーヒーや紅茶にぴったりのちょっとリッチなビスケット、これでテレビの前に座ってオリンピック観戦がここ数日の日課になっている

オリンピックも前半過ぎて、日本はメダル4個。しかもこのうち3個は10代選手達によるものだ。若い世代が育ってくれるのは嬉しいよね。スノーボードの平野、平岡両選手、ドキドキしながら観ちゃったよ・・・
それにしてもメダルが決まってもあんまり喜んでなさそうだったのは金じゃなくて不満だったのか???それともまだ子供だから、きちんと礼儀正しくそれらしい受け答えをしたり、他の選手を祝福したりという事がまだ身に付いていないのか、、??間違ったら「態度でかい」みたいに世界の人に思われるんじゃないか、、、とおばさんはちょっと変な所で心配してしまったのだ・・・

後で見た記事によると、スノボの世界でプロの彼らにとって、オリンピックというのは命掛けて目指すというものではなく、他にももっと賞金額の多い世界大会とかがあるらしい。成る程、これだけが目標じゃないってか・・・?!!でもやっぱりメダルが決まった時には、金メダルに決まった選手に「おめでとう」のジェスチャーを見せてもいいんじゃないか、、、?

男子スケートはSPの接戦から誰が銅メダルになるか、、、だったけど、町田選手の11位から5位は躍進だったね。高橋選手は4ジャンプが決まらなかったのが残念だったけど、やっぱり「らしい」スケートを見せてくれた。SP終って3位から12位までが5点差だったんだから厳しかったよね〜〜〜

羽生選手の金メダルは素晴らしい快挙! 一年前のシーズンが始まった時、17歳の彼を見て、「この子はソチの次のオリンピックの頃には世界チャンピオンになってるかも」と思ったのだけれど、なんと、その1年半後のソチで金メダルを獲ってしまった。天性のチャンピオンスケーターだ。パトリック・チャンのように、これから何年も何回も一位になれる選手。まだ若い、これからもっと解釈や表現の幅が広がっていったらどんな選手になるのやら・・・

・・・と書いて来た所で、なんと!
41歳の葛西紀明選手がラージヒルで銀メダル!!

10代選手の次いでいきなり41歳のメダリストだよ〜〜、凄い、これは本当に凄い事。長野オリンピックの前からジャンプの競技にはいつも彼の名前があった。毎年ジャンプ競技の度にNoriaki Kasaiという名前が出て来るので、「まだ跳んでるんだ」とは思ったものの、気が付いたらもう40代を越えていたとは驚きだ。しかも個人でのメダルは7度目のオリンピックにして初めてだという。

本当に本当に心からおめでとうございますと言いたい。彼が今回メダルを獲った事は本人や日本にとってだけでなく、世界中のアスリート達への励ましになるはずだ。まだやれる、もっと戦える、今がダメでも次がある、努力し続ければ41歳でもメダルに届く・・・世界中の頑張っている人達への大きなメッセージだ

さて、来週はスケートは女子が始まる。どうなることやら・・・ドキドキしちゃうな・・・