彼の誕生日に私の大好きなFrances Ruffelleのキャバレースタイルのショウに行って来た。 このショウは去年の秋に5日間あったのだけれど、丁度私が一人旅に行ってる時と重なって、唯一行かれる日のチケットは取れなかった。(っていうか、全日ソールドアウトだったのだ)再演が決まったとフランセス自身のツイートで知ったその日に今回の初日=彼の誕生日のチケットをゲット 彼女の前回のショウは、ちょっとセクシーでいろんな女の顔をクルクルと見せてくれたけれど(その時のブログはこちら)、今回のショウはParis Originalと題してる

ピカデリーサーカスに2年近く前にオープンしたキャバレーベニューのCrazy Coqs、ここはZedalというグループのカフェ、フレンチブラッセリー、アメリカンバー、そしてキャバレースタイルのCrazy coqsの4つのベニューが1カ所に集まっている。全体がフレンチ/アールデコスタイルの内装で、入り口のカフェを抜けるとポップアートに彩られた1930年代の世界だ

100人も入るか、、??という店内には4人掛けには絶対小さいテーブルに無理矢理椅子が4つずつ、どれもステージの方を向くように並べられているので、ほとんど隣の席と重なりそうな感じ。でもこの親近感が全体の雰囲気になっていくのだろう。彼と2人でドリンクを頼むと、いかにもマダムといった風のおばさまがテーブルに両手を広げてやってきた。ここのオーナー(雇われマダム?)だという。私たちが初めての客だと目ざとく見つけたのは明らかだ。(こういう人は一度/2度来た客の事は覚えているというタイプだね、銀座のママみたい・・・)私たちを場所に馴染ませる会話を交わして「フランセスのショウは本当は素晴らしいわよ、楽しんでね!」とまたあちらのテーブルへ、、、。

ショウのテーマはParisだ。「私の前世はフランス人だったと思うの」というフランセスは去年レスター市でミュージカル「Piaf=ピアフ」でエディット・ピアフを演じた。彼女のピアフは本当に観たかったけれどさすがにレスターまでは行かれず、その後、ロンドンを含むツアーの計画があるという事だったので、ひたすら待っている。(でも彼女は2~3月は新作のミュージカルに出るのでまだ具体化はしていない様子)今日は「ピアフ」からの曲も歌ってくれるはずだ。



オープニングは私もとても好きなcomment te dire adieu/さよならを教えて。フランソワーズ・アルディーのヒット曲として有名だけれど、実はこのオリジナルは英国歌手のVera Lynnの「It hurts to say Goodbye」だ。でも私にとっては80年代の戸川純バージョンが頭にこびりついている。最初からフランス語でキュートに歌うフランセス。このアールデコスタイルのキャバレーにぴったり。バンドはコントラバス/ギター、ピアノ、ドラム、時々サキソフォンやアコーディオンという構成でバンドは4人。クールなパリジャンを装っている

全編フランス語という事でなく、一番をフランス語/2番の歌詞を英語で、あるいは英語訳の歌詞で、というように飽きのこない構成だ。私はもちろんフランス語は解らないけれど歌=曲は知っているものがほとんど。なにしろ狭い空間で彼女が動けるのはほんの数歩だから舞台のような演出は無理だけれど、そのかわりとても身近な距離で話しかけるように歌う。店内の雰囲気もとってもIntimate

ポップな曲とちょっとジャズな曲、演出されたステージとは違う、素のシンガーとしての彼女の魅力が満載だ。衣装も何度が替えて、その間には彼女の娘でポップシンガーのイライザ(=Eliza Doolittle)が場繋ぎに一曲歌うシーンもあって、親子2代で暖かい声援を浴びる姿は微笑ましかった。今回は4日間のステージの初日だったので、劇場関係者や彼女の友人も前列テーブルにいた様子。観た事のある俳優さんやなんと、ウエストエンドの大御所プロデューサー、カメロン・マッキントッシュ氏もお母さんを連れて来ていた

私たちと同じテーブルになった女性とも気さくに話をすると、フランセスの個人的な友人で、普段はヨークに住んでいるのに、今日はホリデーから帰ってきたところでロンドンに着いたので観に来たのだそうだ。ショウの後では、声を掛け合っては写真を取り合っている人達があちこちに・・・さっきのマダムもぬかりなくまた私たちの所に来て、「楽しんでくれた?ここではいろんな才能ある人達が毎日ライヴをやっているから、いつでもまた来てくださいね」と両手を広げてハグ。今度は隣のブラッセリーで食事してその後こっちに移動というのもいいね。終演後はこれまた隣のアメリカンバーでナイトキャップ・・・?地上のカフェも待ち合わせやちょっとコーヒー一杯によさそう、カフェティエでもスタバーのコーヒーと同じ値段だし

マッキントッシュ氏、フランセスのPiafをロンドンプロデュースしてくれないかしらね。レスター市での「ピアフ」のPRヴァージョンはこちら



う〜〜ん、観たい ツアーでも良いから観る機会がある事を祈って・・・