以前にも書いたとおり、我が家はロンドンの端っこであります。シティーと呼ばれるロンドン経済の中心地まで電車で35分。でもうちから逆方向に35分行ってみると・・・??という事で行ってみました。古くからマーケットタウンとして知られる小さな街、Hitchin。1駅行ってロンドンを出ると途端に何もない田舎の風景になってしまう。駅の間隔が都心へ向うのとは全然違うので、かかる時間は同じでも距離はもっと遠い。電車もその分ものすごいスピードで走る!

駅というのはたいてい町外れにあって、大きな街だと大抵バスでタウンセンターへ、、となるのだが、ここHitchinは駅から中心地まで歩いて15分程(バスもあるけど)。マーケットは週に3日だそうで、ちょうどこの日はオープンの日。街の中心からメイン通りが2本。どちらも古いキャラクターを残した建物が並んで、ブラブラ歩くには丁度良い

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うちの街と違ってショッピングセンターみたいなものは無くて、そのかわりに個性あるインデペンデントなお店が沢山あるのは嬉しい。何処に行ってもあるようなチェーン店ばかりのショッピングアーケードは面白くないものね。それでもちょっと洒落たレストランやカフェみたいなお店はいくつもあって、決して古くさいという感じでもない
マーケットは・・・う〜ん、、、特に何と言うほどのものでもなかったけれど、結構なスペースで、新鮮なお野菜や果物からよく解らないガラクタみたいなものまであった。カーペットなんかも売ってたなあ・・・?むか〜しからあるから今でも続いてますって言う感じで、マーケットそのもののクオリティーはそれ程でも無いみたい。
メインの通りの間にちょっと目につかないような通り抜け道があったりして、実は私はこういう所に目がないのだ

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マーケットの隣にはこの街の中心、St.Mary's Churchがある。この教会の前身は792年に作られた修道院で、その後何度が立て直されて今の教会になったのが14世紀だそうだ。正面には池があって丁度今の季節はアヒルの雛達が親鶏について回る可愛らしい光景が観られる。親子連れもランチタイムのオフィスワーカーもベンチや芝生に座ってお昼の一時をくつろいでいた。残念ながら今は大幅に外壁を修理中で建物の半分近くに足場が組まれていて、教会正面からの写真は撮れなかったけれど、裏側に廻るとちょっと良い雰囲気だったので横から一枚

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小さな街だから端から端まで歩いても2時間でおつりがくる。結局同じ通りを2ー3度ずつ歩いたかな・・・この建物なんてどうみても歪んでる・・・ ドアや窓はちゃんと閉まるのか、と気になってしまう。でもこんな歪んだ建物がイギリスの田舎にはいっぱいあって可愛いんだよね。

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そしてなんとこの街、マクドナルドもKFC(ケンタッキー)も無いのよ!! もしかしたらもうちょっと町外れにあるのかもしれないけど、少なくともタウンセンターにこの2つが無いというのはちょっとびっくりだった。スタバはあったけど・・

自分がこんな小さな街に住むなんていうのはやっぱり考えられないけど、休みの日にちょっと半日いつもと反対行きの電車に乗ってみるのも楽しい発見だ