ホリデー事実上の行動1日目は、まず友人と丸ビルでランチ。新しくなったという東京駅を眺めながら、滅多に行かない丸の内を見回してみる。私の記憶にある東京駅とどこが違うのが良く分からないままにとりあえず写真を撮ってみる。 思ってたよりちょっと寒い東京だけど、雨なのはこの日だけでまた晴れるというので我慢の一日
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夜は妹と六本木ヒルズへThe BeatniksのDVD発売記念上映会に行ってきた。いや〜懐かしい!!
80年代のYMOから繋がるミュージシャンや当時のYENレーベルのアーティスト達、大好きだった
The Beatniksはムーンライダースの鈴木慶一さんとYMOの高橋幸宏さんが結成したユニットで、最初の時の曲を聴いたきり、イギリスに来てしまった身としてはその後聞く機会がなかった。不定期に数回行われたコンサートも今まで正式なDVDにはなっていなかったそうだ。

懐かしいなあ〜、こういう音を今でも作っているというのが嬉しい。上映会の合間にはお二人の舞台挨拶があって、そろって登場。幸宏さん若い!! 60には見えないわ、、、、鈴木さんは私は本当にもう25年くらいお姿を見ていなかったので、ちょっとそのユニークな変貌ぶりに驚いた。でももう還暦越えてるんだものね・・・・

今ではすっかりソフトウェアーで音を作れるようになったから、シンセサイザーもコンパクトになったよね。ラップトップのコンピューターで操れるから、舞台上のメンバー達も良く見える。もう長い間聴いていなかった音。電子音が好き、という事ではなくて、音楽の中に沢山の音を導入させて作られたサウンドのコーラスが心地よいのだ

音を作るミュージシャンというのが最近はすっかりいなくなってしまった。70〜80年代は、それぞれのバンドの音そのものに個性があって、ミュージシャンというのは音楽を創り出す職人だったのだと思う。今の時代はなんだかアイドル歌手ばかりが出てきてしまって、音を一から作る職人技を持ったミュージシャンがいない。イギリスでもX-Factor出身の歌のうまい歌手というのは次から次へとでてくるけれど、その昔イギリスが誇った音楽文化としてのミュージックはもはや存在しない状態だ。オリンピックの閉会式が物語っていた。

トークでのお二人はなんだかお笑いのようだった。10年前のThe Beatniksのスタジオライヴとその間のインタビューも上映されたのだけれど、10年前と今日と同じことを言っているので会場には笑いが・・・・
人気やチャートに左右されない音楽職人によるミュージックが、今も確実に存在していることが嬉しかった
還暦すぎても、また10年後でもいつまでも素敵な音楽を作り続けて欲しい。

第一日目は雨の東京だったけれど、今週はこれからはずっと晴れるそうだし、美味しいもの食べまくりの毎日になりそうだわ〜〜