12~13日は英米での2つの賞がニュースになった
一つはロサンゼルスで行われた音楽のグラミー賞、そしてロンドンで発表になった英国アカデミー賞

なんとも残念な事にグラミー賞前日にWhitney Houstonがホテルで亡くなっているのが発見された。グラミーがらみのパーティーや授賞式に出席するために滞在していたのだから、亡くなる理由なんてどこにもなかったはずなのに、本当に残念。どうして希有の才能に恵まれた人達がその道半ばでいなくなってしまうのか・・・?!

グラミー賞は、嬉しい事に私も大好きなAdeleが六冠。彼女の声はとてもソウルフルで、デビューして話題になり出した頃からうちの彼がイチオシしていた。おデブちゃんな人だけど、深い声と彼女の書く曲には説得力がある。最初は30過ぎかと思ってたら、なんと88年生まれの現在23歳という事でこれまた驚き。あのマチュリティーはどこから出てくるんだ・・??

英国のシンガーソングライターでグラミー賞をいくつも穫ったアーティストといえば、去年亡くなったエイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)を思い出さずにはいられない。彼女も他にいないアーティストだった。女性でR&Bを歌える声を持った若いアーティストというのは今ほとんどいない。自作の曲はどれもユニークで、まだまだその才能を発揮していくものと思われたのに、自身の中に才能を咲かせる畑を耕せなかったという事か。酔っぱらい、薬でフラフラになってステージに上がる姿は痛痛しかったし、旦那の逮捕や奇行等ばかりが話題になってしまって、本当に悲しい最期だった。

そしてウィットニーも・・・歌唱力では他の追随を許さないとまで言われた歌姫が、まだ50にもならないで突然で発見されるなんて 彼女も結婚してからはあまり幸せではなかったようで、ドラッグ/アルコールと戦いながらの晩年だったそうだ。薬物/アルコール依存は本当にやっかいだ。「や〜めた!」と言ってやめてしまう事ができいない病気だからだ依存症になってしまったら、完全に断つまでは決して幸せにはなれない。これはどんな人でも同じだ。お金がある人は尚更。なぜならいつでも欲しいだけ(必要なだけ)あるいはそれ以上を手に入れる事が可能だからだ

Adele嬢は今のところその心配はなさそうで、いつまでも健康的な歌手であって欲しい。それにしてもさすがにハリウッドのメイクは凄いわあ〜〜・・・だってメイクアップだけで5キロは痩せて見えたよね。さすがにダイエットもしてるんだろうけど、身体はそれほど変わらないのに、顔がとにかくメリハリばっちりで、一瞬見違えたわよ。よく知ってる彼女の顔じゃなかったもので・・・

BAFTA(British Academy of Film and television Arts)のほうは映画賞の発表。英国アカデミー賞は映画だけでなく、テレビ部門も別の機会に授賞式がある。
最近は映画館で映画を観る事はめっきりなくなった。公開された時のレビューをチェックして、後でDVDで観るというのがパターンになってしまった。前から目をつけていたのが、Tinker Tailor soldier spyThe Artistの2本で、思ったとおりこの2本はいくつものノミネートに入っていた。受賞の手応えはThe Artistの勝ち。白黒のサイレント映画という異色なスタイルで監督賞、映画賞、主演男優賞、さらに脚本賞も含む7冠という快挙だった。「(サイレント映画なので)脚本は無いと思った人もいるかもしれません」とあいさつして笑いをさそった

Tinker Tailor•••のほうは、007とは全く対称的な70年代のスパイもの。英国情報部にソ連のスパイが紛れ込んでいるとの情報から、その正体を割り出そうと容疑者達にコードネームをつけて裏切り者をあぶり出す使命に奔走する。一筋縄ではいかない2重スパイ探しの話で、イギリスではテレビドラマになったのを知っている人が多いようだ。うちの彼もテレビシリーズを覚えてると言っていた

こちらはやっぱりキャスティングが面白いので是非観たい。主演にGary Oldman, 他にもJohn Hurt, Colin Firth, Tom Hardy, Benedict Cumberbachと、面白い実力派が並ぶ。アメリカスパイ映画とは一味違うイギリスらしい映画になってるようだ。受賞数ではThe Artistに負けたけれど、興業ではトップだった映画だ。DVD待ちのトップリストに入れておこう

メリル・ストリープがその演技力で賞を穫ったのはもう何度目なのだろう? 今更、、ていう感じもするけれど、彼女のマギー・サッチャーはクリップを観ただけでもそっくりだ。何と言ってもイギリス人の背筋をゾワっとさせる(ある人は吐きそうだとまで言う)あのアッパークラスもどきなアクセントを見事に再現している所が凄い。彼女は昔から役の度に英語のアクセントを忠実に変えて演じて来た。デンマーク訛りやスランス訛り、アメリカ国内でも地域の設定でその州の訛りを見事にこなして演じるので定評がある。これも一種のマルチリンガルに近いかもね。言語のセンスが素晴らし良い人なのだと思う

主演女優賞を受けたメリル・ストリープがなんと壇上に上がる際に階段で靴が片方脱げてしまった。さすがは大女優、一瞬困って振り向いたものの、かがんで拾うなんて事はせずにそのまま胸をはって壇上へ。合図を受けた女優賞プレゼンターのコリン・ファースがスマートに靴を拾い、彼女のロングドレスの足元で履かせてあげた。「プリンス・チャーミングがシンデレラの落とした靴を履かせてあげたようです」という司会のスティーヴン・フライのユーモラスなしきりでなごやかな笑いになった。恥ずかしそうに笑いながらスピーチをするメリル・ストリープがチャーミングだった。もう60を過ぎているのにね。少女のようで、それでいて貫禄たっぷりのベテランだ。確かな演技にはハズレがない、これって凄い事だと思う

日本のドラマもちょっと追いついて観ている。大河は正直面白く無いなあ〜〜。言葉に魅力が無い脚本は聞いていて違和感を感じてしまう。台詞自体がなんかヘンな感じがするだけでなく、清盛の物言いもおかしい・・・台詞をこなしているのは中井貴一さん、上川隆也さん、あと阿部サダヲさんかな。鳥羽上皇(三上博史さん)がお隠れになったらその先は観ないかも、、、、