なんだかずっと日本のテレビとか観てなかったね・・・・自分独りの時間が全く無くなっちゃて、前みたいに日本の映画やドラマにハマる時間が無くなった感じ。でも久しぶりに観てみたのが「家政婦のミタ

ストーリーは思いっきりリアリティーに欠けてるし、ミタのキャラクターはありえない滅茶苦茶だけど、これって続きが知りたくなってしまうよね〜、、、いったいなんなんだ・・?これって最終的にどうなるんだ!?って思っちゃってなんだかやめられない。ヘンなドラマ

こういうヘンなドラマってこっちには無い、、、日本にある「マンガ」的な感覚って言うのがこっちは無いのだと思う。現実とはかけ離れた所でホントはあり得ないんだけどあったら面白いな、、みたいなマンガの世界っていうのは本当に説明しにくい。これは絶対日本独特のものだと思う。子供向けのアニメ/マンガっていうのはこっちでもある程度受け入れられて人気のある作品も多いけど、大人が見てハマるマンガの世界っていうのはなかなか理解してもらえないだろうなあ〜〜 SFものとも違うしね。ましてやそれを延々と毎週3ヶ月もドラマシリーズにするなんて発想はどこのプロデューサーにも思いつかないだろう

だからこういう説明しかねる日本のドラマは、一応うちの彼が寝た後とかにコソコソと独りで観るわけです。
で、面白いのか、、と聞かれても答えようがないこの「家政婦のミタ」、松嶋菜々子さんの負のオーラが不気味です。おうむ返しのような台詞と無言で無表情な顔しかなくて、それでも主役やってるって・・・! 地味な松嶋さん良いよね。

失礼を承知で一視聴者の意見を言うと、彼女は消して演技派の役者ではない。でもカメラの中でのオーラを出せる女優さんなので、シリアスドラマよりもこういうマンガっぽいドラマのほうが魅力的になる。「やまとなでしこ」もそうだったと記憶してる。逆に大河ドラマなんかでの印象はうすい、、、この無表情/無感情でロボットみたいな灰色家政婦、観るにつけてもっと知りたくなってくる。それでも回を追うごとにちょっとずつ、一言、また一言となにか言ってみたり、ジッと見ているだけの無表情が、痛みを感じたり、怒っていたり、物言いたげになってきているのが面白い

実は15~6年前に、やっとこっちでも日本のドラマのビデオが人から人へと又貸しされて観られるようになった頃、いわゆるトレンディードラマと呼ばれた類のものがいくつもあって、あの頃に出て来た女優さん達の区別がつかなかったのだ。松嶋菜々子さん、木村佳乃さん、松たか子さんあたりはもう面立ちや髪型もなんだかそっくりで、おまけにどなたがやっても大差なさそうなキャラクターで、しばらく日本のテレビと無縁だった私にはあっちもこっちも似たり寄ったりに見えたのよ・・・

ミタが機械人間みたいな代わり、とりまく回りの若者達の演技に熱が入ってて、このバランスが人気の秘訣なんだろうね。ダメダメ親父と4人の子供達が逆に現実的な部分を演じているので、何気なく見ているうちについ涙が出ちゃったりしているのだった・・・良い子達だよね〜〜〜 この夏にロンドン中で暴れて、破壊したり火をつけたりして回ったどうしようもないイギリスの10代のガキ共とは大違いだわ、、!!

聞けば視聴率はうなぎ登りだとか、、、白川由美さんが良い味出してる。このドラマ、いったい最期はどうなるのか、、っていうか、シリーズ化する事を念頭に置いてるのかどうかで、今回の終り方が違ってくるんだろうな。今季は「南極物語」のドラマ版が放映されてるのね。あの映画は素晴らしかったよ! こっちはあんまり興味ないから観ないけど、家政婦のミタに追い越されてるらしい

これってやっぱりシリーズ化もくろんでる、、、かな、、、?