ポーチのドアが崩れて以来、毎日やってくるbill(請求書)の数々・・・ ガス、電気、TVライセンス、、、
お金が無い時に限って、どうしてこうなるんだ!?

お金が無い」と言っている時というのは本当は少しはあるものだ。「お金が無いのよね〜」と言っている人が本当に家賃も払えない窮地に陥っている事は結構少ない。幸いにして私も今までの人生で「どうにもお金が払えなくて3日間食べずにいた」なんていう程の状況には遇った事がなく生きてきた。これは本当に感謝している。それでも「来週ならお給料が入るんだけど、今はどうにも、、、」みたいな事は何度かあって、いろいろと金欠の時のトリックも学んだ。

3ヶ月毎のガスと電気代は支払い月が重ならないようにしていたのに、そんな金欠トリックをしているうちに同月払いになってしまった、、、我が家は昼間家に誰もいないので、メーターを実際に読みに来られない。メーターは家の中にあるので、いつも「お伺いしましたがお留守でした」カードが入っていて、いままでの使用状況から予測したEstimateのビルが送られて来る。それが来てから自分でメーターを読んで送り返し、再度正確な金額で請求書が届くまで10日間位かせげるのだ。それが仇になって最近はガスと電気が同時に来るようになってしまった。

昔はチェック(小切手)にわざとサインをし忘れたフリをしてサイン無しのままで送った事もあったなあ〜〜。チェックが送り返されて来て、新たに送るまでの時間稼ぎ。今はもうチェックを切る事もなくなってしまった。デビットカードやオンラインでの支払いが殆どだからね

TVライセンス(視聴料)は本当に止めちゃおうかと思う。カラーのTVライセンスは1年間で£145-00!イギリスではテレビを持っている限り払わなくてはいけない。たとえBBCなんて滅多に観なくても、、、3年程前にデジタルになってから、チャンネルこそ165もあるものの、実際に観るチャンネルなんて限られている。うちが契約している配信会社はVirgin Mediaのケーブルデジタルで、サービス料は番組数のパッケージで決まっている。それが自分で好きなチャンネルを選べるパッケージなら良いのだけれど、あらかじめチャンネルの組み合わせが決められてしまっているので、好きなチャンネルが3グループに分散していると結局3パッケージ全部という事になってしまう。なんかうまく騙されてる気がするのよね〜、、、

今やテレビはPCで観られるし、見逃してもiPlayerで後から観る事ができる。録画する必要もない。だから「テレビは無くてもいいよね」という友人も何人もいる。確かにそうだ。まあ、PCで観るのと違うのは、やっぱりリビンクのソファーに足をあげてくつろいで観られるという事か。でも「番組を観る」という事ではテレビは無くても充分なのだ。なんだか支払うのがバカバカしいわ〜〜!

ポーチのドアを直すのにも400~500ポンドかかりそうだし、ビルの支払い£300ちょっとだし、これはホントにもうガス代払えない・・・と頭を抱えていた所、なんと、、、なんと、、、いきなり拾う神あり!!

うちの彼宛に納税局から手紙がきていて、封を開けた彼はみるみる顔を真っ赤にして怒り出した。どうやら収めている税金の誤差修正があったみたいで、その計算書が2008~2009年と2009~2010年の2通来ている。「この金の無い時に税金の追加徴収なんてふざけるな!!」とぶりぶり怒りながらキッチンに入ってしまった。用語解説のような説明書と手紙、そして2通の計算書を睨みつけるように読んでいた彼が、やっとキッチンから出て来ると、ボソッと言った。

払うんじゃなくて、戻ってくるみたい・・・

ええ〜〜!?ホントに

まさかそんな夢みたいな事がある訳ないと、私も目を凝らして上から下まで読んでみる。確かにREPAYMENTされるのは彼の方みたいだ。

そして昨日、何と£500-00程のチェックが彼宛に送られて来た。納税局は取り立ても素早いけれど、返金もきちっと素早く行ってくれる所なのだそうだ。なんと絶妙のタイミング!!まさに拾う神あり!

よかった、クリスマス前に新しいポーチのドアは付けられるかしら、、、昨日から彼は笑いが止まらないらしくご機嫌だ。でもうちの場合、良い事があるとその後に必ずなんか良く無い事が起こるのが常だから、油断しないようにしなくっちゃ勝って兜の尾を締めよ、、、あれ?ちょっと違うかな?・・・