今夜はGuy Fawkes' night. イギリスは花火の日だ。1605年のこの日、時の国王ジェームス1世(プロテスタント)を亡き者にしようと企てたカソリック教徒達。国会議事堂を爆破しようと計画したものの、事前の密告によって爆薬と共に逮捕されたガイ・フォークスを記念した日だ。失敗した暗殺計画なのに400年以上も国の行事として定着している所がよく解らない、、、、まあ、暗く寒くなってきた冬の初めに、派手な花火でちょっと色を添えようというのが本音なんじゃないだろうか

毎年この日、及この日を挟んだ週末はババーン!ドドーーン!と夜中まで花火の音が響き渡る。9時頃まではそれでも楽しんでいられるけれど、さすがに夜中の2時3時になっても近くの空き地や公園でドド〜〜ン!!とやられた日にはたまらない、、、!土曜日が休みの人はいいけど、こちとら仕事なんですから・・・

今年も5日が金曜日とあって、「こりゃあ、またうるさいなあ〜〜」と思っていたら、、、なんと今夜はロンドン周辺は雨だそうな・・・こう言っちゃあなんだけど、「やったあ〜〜!!」雨なら花火も早々に切り上げるだろう。今年のガイ・フォークスナイトは眠れるぞ〜!

ヨーロッパでキリスト教の中でもローマン・カソリックから離れたプロテスタント運動が始まったのは16世紀から。マルティン・ルターはじめ、古い戒律からちょっとモダンな解釈としての新しいキリスト教がヨーロッパ各地で生まれていった。イギリスにおけるプロテスタント運動というのは他の国ともちょっと違う。イギリス国教会の最終的な誕生は、ヘンリー8世の「王妃と離婚したい」という我が儘からだった。そしてヘンリー8世の死後、その後の王位継承に際してカソリックとプロテスタントの争いが続く。エリザベス1世の時代にようやく安定した時期を迎え、その次ぎに王位に就いたのがJames Iだった。

その後もイギリスに於けるカソリックVSプロテスタントの時代は続く。一時はピューリタン革命によって王政が無かった時期もあるけれど、その後チャールズ2世によって王政が復活し、なんとかカソリックとプロテスタントの両立を計ろうとするも、長きに渡ってその溝は常に歴史に付いて回る事になる

いつも頼んでいるオンラインDVDレンタルで、先日折しも「チャールズ2世」のドラマが送られて来た。実は私はこれを映画だと思ってリストに載せたのだけれど、来てみたらBBC製作の連続ドラマ。DVDは2枚組になっていて、パート1では3話までが収録されていた。時々BBCが気合いを入れて製作するコスチュームドラマ(歴史ものの事をこう呼ぶ)には質の高いものが多い。大人気を呼んでコリン・ファースをスターにのしあげた「Pride and Prejudice」もそうだ。イギリス史に疎い私はチャールズ2世なんて王様の事は知らなかったのだけれど、ピューリタン革命直後の王政復古最初の国王という事で、観てみるとかなり面白い

早く続きが観たくてDVDを送り返し、次ぎが来るのを楽しみにしていた。ところが、、、今回送られて来たDVDはその続きではなく、また違うドラマシリーズのパート1もの。これってどういう事、、、?日本だったら考えられないよねえ〜〜 普通、パート1を送ったら、次ぎには当然パート2を送ってくるべきじゃない?続けて送られて来ない所がイギリスなんだよねえ〜〜

カソリック派が国王を暗殺しようとして失敗した1605年の11月5日。今年はあいにくのお天気で、とりあえず私は平和に眠る事ができそうだ・・・明日、あさってはどうなるか解らないけど。そしてこのドンパチ騒ぎが終ると来週にでもクリスマスイルミネーションがあちこちに入る。すっかり暗くなっていく中で、いよいよクリスマスの喧騒が始まるのだ。