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両親と母の郷里へ行ってきた

南紀州へ行くには子供のころは夜行寝台列車に乗っていったっけ。今はなきブルートレイン。真夜中の名古屋で大阪方面と南紀方面に車両の切り離しがあって、その時のガッタンという振動で必ず目が覚めた。朝目が覚める頃はもうすっかり山に囲まれていて、起きて顔を洗って、8時半頃に着いた。(と記憶している、、)

今はブルートレインはない。でもそのかわり窓の外を眺めながらの旅だ。名古屋までは新幹線で早いけれど、やっぱり南紀へ下るにはそこからさらに4時間近く、、、長旅だあ〜〜

とはいっても今回の目的はお墓参り。母は8人兄弟の末っ子だけれど、この3年間でバタバタと伯父/伯母達が亡くなりとうとう一人になってしまった。イギリスに行った私の事もいつも気にしてくれていた伯父さん達のお墓参りをしてあげて欲しいという母の気持ちと、私ももう20年近く行っていないし是非、、、と思って出かけた。(もっとも今回の私は思いっきり金欠!ここはお父様・お母様が連れて行ってくれることに、、、

山の色が違う。肌にまといつく空気が違う。関東近辺で出掛けるのとはやっぱり違う。山の色の深い事!雨が降った後という事でちょっとムシムシしていたけれど、あの暑さはやっぱり南の空気だ。お墓ではなんと巨大なが群れで襲ってきて、ふと足を見ると黒い点が一度に4−5個、、あわてて振り払い、叩き潰して応戦するも、ものの数分のうちになんと16か所も刺されてしまった・・・!! 恐るべし!

田舎の人はとても親切で話し好きだ。タクシーの運ちゃんも、お店の人も一つ聞いたら10の答えが返ってくる。20年ぶりにあった伯母さんは、いつものように三つ指をついて頭を畳に何度も付けながら「本当に遠いところをようこそ・・・」と繰り返す。本当に久しぶりの私は記憶をたどる。「この道、もっと広くなかったっけ?」「この塀はもっと高かった、、」私の記憶は子供目線のままだ。祖父の家に集まって従兄達と遊んだ夏休み。思い出が蘇る

泊まりは勝浦まで出て、温泉旅館。一度泊まりたかったんだ、温泉旅館でお部屋食、、、私には夢のよう! 泊まったのは紀伊勝浦の中の島。その名のとおり小島にホテルを建てたもの。このホテルしかない島なので、小舟で島へ渡るととっても静か。大風呂、2つの露天風呂、目の前は海、、、幸せ〜〜

本来なら2泊はしたいところ。でも2週間のホリデーで3日使ってしまうのは私にはきついので、駆け足の1泊旅行になった。でも温泉にも夜と朝2回入って、そのあとホテルから島を散歩。てっぺんまで行くと素晴らしい眺めで、途中に足湯もある。小さな島にこのホテルだけ、というのも贅沢な気分だ。今はシーズンオフなので、泊まり客も少ない。早朝の露天風呂は私一人だった。

旅館をチェックアウトしてから電車までの時間つぶしに、島めぐりの船に乗った。外海へ出て観る景色も素晴らしい。1時間ほど海風に吹かれての絶景めぐり。両親と3人のこんな時間はもう2度とないかもしれないと思うと、1分も一秒も貴重な時間。

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帰りは名古屋までほとんど寝ていたのであっという間だった。
今度はうちの彼も連れて行ってあげたい。次に一緒に日本に来た時には一緒に行こうね、、、って、、、いったいいくらかかるの〜〜?!

あ〜あ、、帰ったらまた働いて次の里帰り費用を貯めなくちゃ・・・・