帰ってみると小さなパッケージが届いていた。バブル張りの封筒(プチプチというやつだ)で厚みがないのでどうやら郵便受けを通ったのだろう

はっきり言って綺麗な封筒じゃない。使い古しをまた使った、というシロモノで、セロテープの巻き方もずさん。住所は確かにうちだけど名前が違う うちにはMr R Ball なんて人はいません・・・差出人はプリマス(Plymouth)の女性(Miss)になってる。

配達間違いがある時は、たいてい住所が不完全な事が多い。通りの名前は同じでもAvenue, Street, Lane, Gardens,,といった部分がちがっていたり、最後のポストコードのアルファベットと数字の組み合わせが違っていたりする。ポスティーが判断して「多分ここだろう」と配達して来た、、というのが90%だ。以前はたま〜〜に、昔ここに住んでいたと思われる人への手紙なんかも来たけど、さすがに今はほとんどない

本当は自分宛じゃない手紙類は開けては行けない事になっている。でもうちの彼の兄弟達は、時々ジョークでミュージシャンの名前を書いてカードを送って来たりする事もある()ので、もしやと思って開けてみる。(イギリスの家には表札はないので、郵便物は人にではなくアドレスに配達される。)こんな汚い使い古しの封筒で宛名もマジックで走り書き、なんていかにも義兄弟達らしかったりして・・・

中から出て来たのはなんと、、、車のキー。封筒を触っただけでは解らないようにシリアルの箱にいれてある。手紙もメモも何も無し!! Roverのキーだ。ビーズでI Love Mumと綴ったストラップがついてるだけ・・???

う〜〜ん、なんなんだこれは・・・? そもそもこの封筒、最初はガウンジーからこの差出人=Miss Wendy Ballに送られたものだ。その差出人をマジックで塗りつぶし、ウェンディーの名前のラベルにFromと書き足し、裏にToとしてR Ball さんに宛てている。うん?・・・家族か?親戚か??彼女はミスだから夫婦じゃないな、、??、、ってシャーロック・ホームズか私達は?!

なんの手紙もメモもなく、こんなにカジュアルに送ったという事は、ウェンディーは当然ここにボールさんがいると信じて疑っていないようだし、キーさえ送れば相手はすべて承知しているという事だ。第一、この車はどこにあるんだ、、、??プリマスか、ロンドンか、、? はたまた密輸の中継地点か、、?

親戚なら住所くらいちゃんと知ってるだろうし、第一私達がここに住んで13年、その前の人も12年いたって言っていたから、すくなくとも過去25年はそんな名前の人はここにはいなかったはずだ。そんなに長く経ってたら、車のキーなんてポイっと送る前に確認くらいするでしょう〜〜!

とってもとっても気になっちゃうわ〜!住所は完璧に合っているのよ・・・

彼としばし探偵気分で車のキーに付いたRoverディーラーの連絡先なんかも検索してみた。でも電話番号が合わない、もしかしたら古いのかも。キーを見ると新しくはなさそうだ。捨て置くわけにもいかず、結局このまま送り主に返送する事にした。彼はなんとか連絡をとれるように調べたがったけど、あんまり余計な事してもややこしいしね

この送り返した車のキーが後になって大事件の鍵を握る、、、
なんてドラマの観過ぎだって!!
あ〜あ、、うまく本人同士が連絡とれるといいわねー。