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羽根ような雲が散らばっている。
右下にむかって白い鳥が長い尾を引いて飛んでいるように見えるのは私だけ、、?、、、っていうか、これ観て最初に思い出したのは、「ガッチャマン」の火の鳥なんですけどね・・!??


ここ数年で強く思っているのは、イギリスの空の色が年々変わって来ているという事。真っ青な空というのはほとんど無かったイギリスなのに、5ー6年前からか、時々日本で見るような青空が出るようになった。最初に口にしたのはうちの彼のほうだった、「日本の空みたいだ」と。一度お正月にかけて日本に行った時、ピリッと寒い冬の日に抜けるような青空と眩しい日の光がとても印象に残ったらしい。イギリスの冬はドヨ〜〜〜ン、、、とひたすら灰色で太陽を見ない日が1ー2ヶ月、、、というのが通常だから

今年は7月に夏らしい日々が続いて、青空にモコモコの白い雲、、という光景も毎日のようだった。この夏にイギリス観光に来た人は、とてもイギリスとは思えないような明るい写真が撮れた事だろう。灰色か白か、、という無色だった空を最近は毎日何度も見上げるようになった。

空を見上げながら歩いていると、他の人が「何かあるのか、、?」といった顔で私の見上げている方角を振り返ったりするふっふっふ、、、君に解るかい?あの空の色と雲の不思議が・・・? イギリス人には解んないかもね〜、、、季節感ゼロの人達だから

さて、そうこうするうちにまたまた始まった、「X-Factor」GBT(Britain's Got Talent)と違うのは、こちらはプロとしてすぐに売れるスターを探すというもの。毎年前半のオーディション段階では抱腹絶倒の珍パフォーマンスが見られるので、ストレス解消に爆笑するにはもってこいだ。全国オーディションの様子を編集したテレビ放映は昨日から。シリアスになる以前のこの段階が一番面白い。

今年は最初からなんだか強烈な人達が沢山・・・
上手い、下手の段階ではなくて、「いったいこれをどう評価したものか」どうにも判断のしようがない、といった人達・・・
あれ? X-factorには×ブザーは無かったっけ?もう2ー3分聞いているのも拷問、、、といった人達も!

この人なんて(→Youtube)、もう会場もジャッジもどうしていいか解らずに最後は笑うしか無い、、、?!なんだかフラストレーションの塊、シングルマザーの爆発!!というところか・・・?でも一次を通っちゃったよ??!

そんな中で、一番胸に響いたのがこの子(→YouTube)。5年前にシングルマザーのお母さんと2人の弟と移住してきたという18才の女の子。まだ未熟な中にも「何かになりたい、人から認められて話題にされるような何かに」という彼女の思いが溢れ出た2分間。歌い終わると「あんなに頑張ってるお母さんに、誰も何も返してあげない、だから私が何かをしてあげたい」と泣きじゃくる様子は、胸の中に抱えたいろんな思いがずっとずっと出口を求めていたのだと訴えかけて来る。これは演技ややらせではない、素直な思いだ。アマチュアのオーディションだからこその、心に訴えかけてくる一幕

クリスマスまで、どんな人が出て来て誰が優勝するのか、、、ちなみに2年前にファイナルレベルまで行った人達が最近活躍している。優勝はしなかったけれど、その後しっかりとスターへの足がかりを掴んだ一握りの人達。すっかり洗練されて、チャート入りしている。私の一押しだった人達も・・・誰がいつまで生き残るのか??