今日のロンドンはドカ雪でございます!!

実は先週のは大した事なくて、ほとんど支障はなかったのだけれど、今日の3時過ぎに降り始めた雨があっという間にドカ雪となって夕方のラッシュアワーを襲った!! バスが坂を上れなくて乗り捨てられていたり、雪の歩道の上にくっきりと湾曲して乗り上げた輪達の跡があったり・・・・道という道はどこもノロノロの大渋滞。明日の朝にはこれが全部凍るだろうから、どうなる事やら、、へへへ、、私は明日は休みだもんね〜〜

さてと本題に、、、もう笑うしかない!!
毎週日曜日に集計されるUKミュージックチャート。昨日付けの順位が、正式に今年のクリスマスがある週のチャートという事になる。イギリスのミュージックシーンでは、毎年クリスマスNo.1というのは特別なものだ。一年間のその週にしか記録されない記念すべきトップチャート。11月末〜12月初めにかけてリリースしてくるシングルは皆これを狙っている

そして、、、今年のUK Christmas No1は・・・
予想を見事に覆して・・・
LAの、Rage Against The Machineというメタル/ラップバンドの「Killing In the Name」、、、??!!

事の起こりは先週のX-Factorのファイナルから。すっかり毎年のオーディション番組として定着したX-Factor。12月半ばに優勝者のデビューソングが発売されるとあって、この4年間は続けて番組優勝者がクリスマスNo.1を取ってきた。そして、、この定着し始めたX-Factor=Chiristmas No1に少々飽き飽きしている人々がいたのだ。

確かに毎年「今年のクリスマスNo.1は何かな?」と思いながらお気に入りの曲をチェックするのが楽しいのに、このままX-factorばかりが版で押したように毎年1位になってしまうのは面白く無い

すると、Facebookのコミュニティーに「X-factorの優勝曲をクリスマスNo.1にさせない運動」というのができた。単純にJoe McElderryの「The Climb」が一位になるのを阻止する為に、みんなでこの曲を買ってくれ!という事で選ばれたのがRATMの「Killing In The Name」という事なのだ

それにしても、、、何で、、この曲かね・・・???! 他にもいくらでもそれらしくクリスマスNo.1になりそうな曲はあるんだし、そう、Lady GaGaあたりをもうちょっとプッシュすれば簡単なのに・・・でもそこが面白い所!わざわざ反体制的な、アメリカ/LAのバンドの1992年の曲で再リリースもの。歌詞の85%は同じフレーズの繰り返しで、しかも終盤には放送禁止用語のF○○k You! が17回も繰り返して入っているというハチャメチャな曲だ。(いや〜、これが歌か、、?とも思うけどね)

でもだからこそ話題になり、ニュースで取り上げられ、何とこのFacebookのコミュにはメンバーが殺到し、あという間に100万人近いメンバー数になった。以来、killing in the Nameのダウンロード売り上げがモーレツな勢いでうなぎ登りとなり、ある人は反・X-Factor(及びプロデューサーのサイモン・カウウェルに反発)として、多くの人は面白半分に、ある人は賭けの為に、そしてモノポリーを崩すために、このチャート合戦に参加した

Joe VS RATMのクリスマスレースに乗った人々は予想をはるかに上回り、日々抜きつ抜かれつのデッドヒートになった。ジョーのCDの売り上げが伸びたと思うとRATMのダウンロード数が上がり・・・というわけで、週末にはジョーの僅かなリードは予断を許さないものだった。そして最終段階にきて、「まだ双方に可能性はある」という事が強調されるとさらにダウンロード合戦が白熱し、とうとう最終集計で、Rage Against The MachineがJoe McElderryに勝ってしまった!!

もう笑っちゃうよね、、ホントにこういう事が起きるのがイギリスなんだ。この曲こそが2009年のUK Official Christmas No1です!!



いや〜〜、、、聴くにつけてもアタマ痛いわ・・・ 歌詞のせいでラジオじゃ全部かけられないし。これが、クリスマスの家族団欒のディナーの席でラジオからガンガンかかってきたら、もう手を叩いて大笑いだよね。 RATMは今回の快挙に感謝の意として、UKでフリーコンサートをやると約束している。でもねえ、当て馬みたいなもんだからねえ、、実際にどれだけのファンがいるのかは疑問、、、?

言い出しっぺのFacebookの人達だって、本当にこうなるとは全く思ってなかったと言っている。ただ、モノポリーが嫌いなイギリス人としては、お決まりのパターンで毎年のクリスマスNo.1がこれから先もX-Factorに定着するのが嫌だーという事だったのだ。もちろん何ヶ月もの激戦を勝ち抜いてプロデビューを飾った18歳のジョーに恨みがあるわけでもなければ、彼のキャリアを邪魔するつもりでもなく・・・

ホントにジョーには同情するけれど、でも私の好きなイギリスがまだこんな風に残っていた事がちょっと嬉しい。「みんな一緒」が嫌いなイギリス、面白ければ何でもありのイギリス、認められるべきものには惜しみない拍手を送る反面、「ちょっとまった」と反論を忘れないイギリス、、、、

ちなみに私が次に楽しみなのは、晴れて今週1位になったこの曲が、来週付けではどこまで落ちるかーーという事。もう用は果たしたわけだし・・・