え〜,私のこのブログでは、基本的に私の友人/知人の事はネタにしないようにしている 話のついでにチョコチョコと顔を出す以外には・・・回りの人の話を話題にすればネタは尽きないし、面白い事は沢山あるのだけれど、このブログは私が見つけた事、それを私がどう感じどう思ったかを書いていく、私にとってののようなものなので、人の話は極力避けている

ちなみに人の話っていうのは、その当人の事を実際に知っている人同士が集まって、愛情を持ってウワサするのが楽しいのだ。赤の他人のネタというのは、「こういう人がいて・・・」という話を当人を知らない人達が読むと、書かれた文字からはみ出した部分を勝手に想像し始める。そしてその時点で、その話は読み手次第の創作となり、解釈も感想もバラバラになる。まあそれが面白いのだけれど、それは私がやりたい事じゃない・・・ 基本的には、ね、、!!

前置きが長くなったけど、今日はちょっと書かせてもらおうじゃないの、、! 家族ネタだけど、「社会人としてそれはど〜よ?!」という事で。

丸3年も音沙汰無しだった、うちの彼の2番目の兄貴から電話があった。(彼は元々男5人兄弟) メッセージが残っていて「電話をくれ」という。たまにこんな電話があるとろくでもない/とんでもない事件だったりするのが彼のファミリーの特徴なので、思わずちょっと身構える でも声のトーンも明るいし、「全然心配する事じゃないから」とわざわざ言い残してるので、悪い事じゃなさそうだ。で、彼がかけ直してみると、その兄貴「結婚する」と言う・・・

普通ならここで、「そうか〜、おめでとう!!よかったなー とうとう○○(彼女)と一緒になるのか〜!」という喜びの会話になるのだろうけど、この兄ちゃんの場合はちょっと違う。ちなみにこの人、私にとっては法的には義兄になるのだけれど、実際には背だけで〜っかい弟みたいな奴なのだ。で、電話の内容をまとめると、
誰と、、、? → これは私達と最期に会った3年前当時に付き合い始めていた彼女だった。
いつ、、? → 8月7日にCzech Republicで、、、czech? え? チェックって、、チェコだよ! チェコ共和国。そうか、彼女はチェコの人だったっけね。しかも8月7日?・・って再来週の金曜日じゃない?! ええ〜〜〜!!?? ちょっと待て!何で今の2週間後

兄貴:何度も電話したけど繋がらなかったんだ。
 そう、確かにうちの電話は一時不通でしたよ、4〜5月にかけてね。でも復活して電話機も新しくしてからもう2ヶ月になるんですけど!

うちの彼 : セレモニーとパーティーはどこでやるの?(=会場は?って意味)
兄貴 : プラハから240キロくらい離れた村なんだけど、12時半から。
私と彼は前日の6日の夜、O2アリーナでのショウのチケットを1年前から取ってあって、彼はとても楽しみにしていたのだ。行くとしても当日のフライトで行けってこと? だいたい詳細を明記した招待状もないのかい、、、?プラハから240キロって、、、東西南北どっちへ〜??

うちの彼もさすがにあきれて、前日の予定や、今は新しい仕事に6月から就いたばかりで休みは思うようにとれない事を説明し始める。とにかくちょっと考えるから後でかけるよ、と言って電話を置くと頭を抱えてしまった。
まず第一のショックは、この兄貴が結婚するという事だ。もう40を過ぎているのだけれど、どう考えても結婚して落ち着く男じゃない。私だってもう20年知ってるわけよ。今までもそれなりに長く一緒にいた彼女というのは3人程いた。一応彼女という事で何年も一緒に住んではいたのだけれど、その間にもワンサカつまみ食いを繰り返すので、結局生活に根をおろせずに彼女達は離れていった。浮気癖のある男性は一生やめないからね。今の彼女とも前に会った時は「きっと彼女のほうから見切りをつけるだろうな」と思ったのでこの3年間続いていたのがオドロキだ・・・

少ししてまた兄貴のほうから電話があり、ここからの内容はもうあきれるやらおかしいやら、笑わずにはいられない常識破りだ。私達が前日に行かれないと聞いて、当日のフライトをチェックしたという。
朝6:25にスタンステッド空港からのフライトがある」→ まあヨーロッパ便だから1時間前にチェックインするとしても、私達は朝4時半にはここを出なくちゃならないんだけど・・・
プラハには9:15に着くから彼女(花嫁)のお父さんに迎えに行ってもらおうか」→ 着陸してから荷物を取ってパスポートコントロールを出るのに早くても40分くらいかかるわよね、出て来るのが10時として、、、いったいどこの花嫁の父が、式の2時間半前に240キロも離れた空港に誰を迎えに行くって・・・???
じゃあ、キャブで来てくれれば100ポンド出すよ」→チェコのタクシー運転手がどれだけ優秀か知りませんけどね、240キロも離れた村に100ポンドでちゃんと行ってくれるわけ??

どんな会場かも解らないし、泊まる所は?荷物は?帰りは?・・・とプランとして考えなくちゃ行けない事が次々と頭に浮かぶ。ところが兄貴の返答はもう常識を完全に越えていて、「チェコの人はよく飲むから、パーティーで飲んでそのまま寝袋で寝ちゃうみたいだ 当日の早朝フライトで駆けつけて、間に合うかどうかもわからないギリギリに車で数時間かけて、それで夜は会場で寝袋??? 真面目に言ってるならちょっとおかしいよ・・・そして最期になんと、一番上の兄貴の電話番号を教えてくれ、と言う・・・なに? これからそっちにも電話するわけ??

このひと40過ぎてるんだよ・・・? あまりの事に私も彼も身内ながら宇宙の外にいるような気がしてくるのだった。あ〜あ、、彼女が可哀想だよ。とは言っても結婚式のプランっていうのは2人で考えて企画する最初の大仕事だからね。彼女も似たり寄ったりなのか・・・? 結婚式ってストレスも多いし、これすら二人でちゃんとできなかったらその後の結婚生活に未来は無いでしょう・・・ やらないならそれでも良いのよ、それが二人の希望でそう決めたのなら。でも一生の大事な日を祝ってもらいたいというのなら、これじゃああまりにも自分勝手と言えないか、、?「ちょっと変わってる」とかエキセントリックの領域じゃないよね。非常識、自分勝手、迷惑・・・

いや、、おめでたいのは嬉しいのよ。でもあまりにも非現実的な上に非常識で素直にお祝いしてあげられない気持ちになっちゃうのよね。ホントに二人で一緒に、何が会っても乗り越えて行こうっていう覚悟はあるのかい・・・?あるならこんな形で強引に結婚式に弟を呼びつけるだろうか・・・?金曜日は平日だ。汗水流して働いてる人にとっては「再来週の金曜日に兄が急に外国で結婚する事になりまして、、、」なんてボスに言ったらてっきり嘘だと思われるよね。それなのに「行くのは難しいかも、、」と言うとあれこれ強引にこっちを説得しようとする・・・

すったもんだの長電話の後、一気に疲れちゃって彼と二人でソファーに座り込んでしまった。 しばらく頭を抱えてた彼がボソっと吐き出した。

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