今年のBritain's Got Talent の優勝者、ストリートダンスチームのDiversity です!



今週はずっと釘付けになってしまったBritain's Got talent。先週の土曜日から40組が5日に分かれて生中継の番組でライヴパフォーマンスを競い合った。決勝に進めるのは各日8組のうち2組ずつ。視聴者投票でトップの人は自動的にファイナル進出が決まり、投票で2−3位だった2組のうちどちらが進むかは3人のジャッジが決める。最終に残った10組はどの組もそれなりに勝っておかしくない人達だった

この番組の特徴はジャンルが決まっていないところにある。歌あり、ダンスあり、パフォーマンスあり、マジックあり、おとといおいで!あり、の抱腹絶倒の7週間を勝ち抜いたのは、女王陛下出席のロイヤル・バラエティー・パフォーマンスの舞台に適していると思われる人達ばかり

第一週目に登場したスーザン・ボイルさんのことがイギリスのみならず世界的の話題になり、YouTubeの彼女のクリップは軽く1億ヒットを越えるというすごい事になってしまった。彼女にとってのこの7週間は本当に山あり谷ありの時間だった。スコットランドの集落村から参加した素朴な48歳の女性があっという間に世界から注目されてしまい、メディアに追いかけられ、アンフェアな記事を書かれ、レポーターからは挑発されて、セミファイナルの頃にはかなりのナーバスブレークダウン状態だったそうだ。セミファイナルではトップで通過したものの、声には緊張感が走っていて、最初の時にくらべるとシェイキーだったし。一時は「ファイナルを棄権して帰りたい」とさえ言っていて、最終的に彼女が最期までレースに残るかどうかも注目されていた

結局最期まで戦う事に決めた彼女のファイナルでの歌は本当に素晴らしかった。最初のオーディションの時と同じ歌なのに全く違う。この2分間に彼女が味わってきた7週間の思いがすべて込められているようで、彼女がどれだけ話題の人になったかどうかに関係なく、「この歌だけで優勝するにふさわしい」と思える。顔つきさえも7週間前とは違っている。人として、彼女に心からの拍手を送りたいし、優勝するにふさわしいと思った。ファイナルのI Dreamed a dreamこちらです!!

でも、今日の決勝は本当にレベルが高くて、勝つにふさわしいのは必ずしもスーザンだけではなかった。技術的レベルが高いわけではなくても、ロイヤル・バラエティー・ショウに合いそうなほのぼのとしたパフォーマンスもあって、本当に誰が勝ってもおかしくなかったのだ。その中でも私のベスト3が、スーザンと、優勝したダンスチームのDiversity、そしてサキソフォン奏者のJulian Smithの3組だった。

予想どおり、最終結果でベスト3が発表されるとこの3組だった。私のジャッジはセミファイナルの時点からずっとほぼ100%当たっている。この3組の中なら本当に誰が優勝しても嬉しいと思っていた。Diversityは予選の時からそのチームワークと振り付けのユニークさ、一歩のミスもない正確なダンスで群を抜いていた。決勝に残ったもうひとつのダンスチーム、Flowlessとは素晴らしいライバルだった事だろう

スーザンの歌も、ジュリアンのサックスももっと聞きたかったけれど、Diversityのダンスがロイヤル・バラエティーで披露されるのは本当に楽しみだ。きっと会場は湧きに湧く。女王だって立ち上がっちゃうかもしれない。(なわけないか・・・)ホントにすばらしいから・・・!!

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