2月の1週目はちょっとごたごたしている時なので、ブログも更新してませんでした 彼の誕生日があって、めずらしくトルコレストランに行き着いた。ギリシャ/トルコ料理はMezeが美味しい。いろんな物をあれこれと食べられてちょっと居酒屋風だ。それにしても量の多い事!! 残すのは好きじゃないけど、どう頑張ってもお皿を空っぽにするのは不可能だった。

今日来たメールニュースで、今年のローレンス・オリビエ賞のノミネートが発表されていた。この1年に観た舞台は結構当たりが多くて、(ロンドンの芝居といっても、どれもこれも良いとは限らないわけで、中にはハズレもあるわけです)レベルの高い舞台を立て続けに観たような気がしていた。そうしたら、ノミネートされているものの半分以上に、私の観た作品が入ってる

実は今までに2度、Olivier Awardsのパネリストになりませんか、という連絡をもらった事がある。プロの批評家と一緒に一般の選考員として賞の最終選考に参加するのだ。最初はもうずうっと昔で、ホントなら願ってもない話しだったのだけれど、応募の際に最近観た舞台のレビューを書かなくてはいけなくて、あの頃はまだまだ英語でちゃんとした文章を書くなんて無理だったので諦めた

もしパネリストに選ばれたら、1年間ロンドンでやる公演の殆どを無料で観られる。すべての公演にペアチケットがもらえるのだ。ストレートものは年間で約80-100本、ミュージカル部門でも40-50本は観なくてはいけない。「どうして私の所に・・・??」と思ったけれど、あの頃は週に2本ペースで劇場に行っていたので、チケット購入の際のクレジットカードの使用回数とかでピックアップされたのかと思う

2度目はおととしだった。最近はずっとネットでチケットを買っているので、やっぱりその記録からまたセレクトされたのかもしれない。ホントに、仕事してない身分だったら今度こそ絶対に応募してたんだけどね・・・ とはいえ、最終的にパネリストになるのは一般からは10人程の話。ストレート、ミュージカル、オペラ、ダンスの4つのカテゴリーに分かれていて、選んだカテゴリーでレビューを送ってくださいとの事だった。

年によっては、自分の観た舞台とノミネートが全くずれてて、「ああ、これ観なかったなあ〜」なんて残念に思う時もあるけれど、今年は半分以上ヒットしてる。ストレートものもミュージカルも、一つに決めるのは難しいなあ〜〜・・・・ リバイバルミュージカルは特に激戦だ。あとベスト・アクターも・・・この2カテゴリーは、私はノミネートをすべて観ている

まあ、こういう賞っていうのも、なんていうかちょっとconservative •••?  実際は賞取りに関係ない作品で、高い評価を得たものだって沢山あるのが芝居の面白い所。必ずしも賞レースに入ってくるものだけが素晴らしいというわけではない。でも一応こういう「ちゃんとした」賞をもうける事で、舞台芸術が社会に貢献してるんですよ、という主張をしているようなものだ。アカデミーだってそうでしょ? 

それなりの批評家が「良い」としたものと、「私が好きな」作品っていうのが必ずしも一致するわけじゃない。でもレベルの高さはやっぱり評価されるべきだ。より多くの人が「素晴らしい」と感じたものは、それなりに「良い作品」として評価を残さないとね。ノミネートのリストはこちら

今夜から週末にかけてまたしても大雪がやってくるらしい。ロンドン以外でも、南イングランドからウェールズがやられて、今週はもう雪の話題一色だった。もし明日の朝がこの前の月曜日みたいにな事になってたら、今度こそ歩いて仕事に行かなきゃなならないかも・・・土曜日の電車のタイムテーブルはただでさえ30分に1本なんだから・・・


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