なんだか先週末からパリの事で時間を使い過ぎている・・・・あれこれネット検索してるとホントにきりがないよ〜〜 もう今週も週末じゃないか!!

でも私だってただパリの事だけ考えてた訳じゃなくて、日曜にはチェーホフの「イワノフ」で大笑いしてきたし、去年以上のドラマの末にルイス・ハミルトンがF1世界チャンピオンになったのも嬉しいし藤原竜也君がまたマンガの映画化でギャンブラーを演ることになったもの聞いてるし、もちろんアメリカの大統領に初のアフリカ系のオバマ氏が選ばれた事も、ついでにブータンではOxford大出身の28歳の新国王が即位した事だって知っている

オバマ氏は厳密にはアフリカ人の父と白人の母をもつミックスだ。もちろん黒人としての要素のほうが優勢に遺伝するので、一見黒人だけれど「ルーツ」に出てくるクンタキンテのような「黒い人」とはだいぶ違う。(ちょっと例えが古すぎるかなあ〜〜???若者達よ、知ってるか?)それがまたちょっと洗練されて見えるし、何しろ若いのでエネルギーと輝きがある。黒人と呼ばれながら黒人っぽくないところが丁度よくアメリカの大衆に受け入れられてるよね。

歴史に残る事柄に参加できる機会なんて、普通の一生のうちにそうそうあるもんじゃない。実は殆どの人はそんな機会は無いままに一生を終えるのが普通だ。毎日の中ではかなりの大事件に思っても、200年後の歴史の教科書に載っているか、という視点で考えると、そんな大きな事件なんて滅多にないのだ。

リンカーン大統領の「奴隷解放宣言」からまだ150年も経っていないアメリカで、初の黒人大統領が誕生したというのは、アメリカの歴史に残る出来事だ。200年後の教科書にもきっと載っている。わずか40年程前までは、黒人の選挙投票権すらなかったというのに、これはアメリカの歴史にとって本当に大きい事なのだ。その1ページを開いた人達が、今回の選挙に投票したアメリカ市民達という事になる。今回の投票率は最高だったとも言われている。彼等は歴史を創る瞬間に参加したのだ。

初の黒人系、しかも若干47歳というこの新しい大統領によせるアメリカ国民の期待と希望が歴史を変える・・・ どうなっていくのだろうか、、?かつては黒人は足を踏み入れる事すらできなかったホワイトハウス。確かちょっと奔放な女優さんがホワイトハウスに招かれて、一番大切な存在だった母親代わりの黒人の乳母を一緒に連れて行ってしまったのが、ホワイトハウスに最初に黒人が入った時だったんだよね、、、、

アメリカみたいな国はやっぱり強くなくちゃいけない。なんだかんだいっても、良くも悪くも強い国がいないと世界は回っていかないものだ。G7はただ経済的に豊かという事だけじゃなくて、世界中を引っ張って行かなくちゃいけない。人類の端から端まで共存していけるように・・・

今回の選挙に投票した人達も、ベルリンの壁が崩壊した時にブランデンブルグ門に昇った人達も、200年後の世界史のテキストに載っているだろう歴史の瞬間に参加したのだ
ちょっとうらやましいような気もする・・・・

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