今日はハロウィーン。
最近思うのは、出会いっていうのは人にしても出来事にしても、会うべき時に会うべくして出会うんだろうな・・・・何かが糸を引くように一つの中心に絡まってくる。

予備知識無くして最近になって聞いた三上博史さんのアルバム「ザクロ」。こんなところに繋がっているものがあったとは・・・しかもこのアルバム、3年前に出したんだ・・・時期までぴったり、、超能力者かこの人は?! でもこんな出会いは偶然じゃありえない。偶然というかタイムリーというか、何がこれを私の所に呼んだんだろ・・・??

CDを手にしてすぐに感じた「死の空気」。聞き始めて「これは最期まで聞けないかもしれない」と思ったけれど、ちゃんと聞く事ができた。一度聞く事ができたらもっともっと聴く事ができた。大丈夫じゃないか、私・・!

蜘蛛の糸みたいに音楽と言葉で出会い、繋がっていく。

死ー腐敗ー発酵ー発芽ー再生  混沌ー愛憎ー後悔ー謝罪ー許しー希望

奪われた命、血だまり、血の手形・・・死の灰と土で植えた樹、丘の中腹、遠い見晴らし、ピンクの葉が育つ枝・・・

CDのタイトルは「ザクロ」。ザクロは亡くなったお義母さんとの思い出。最期に会った時に二人で食べたザクロ。お義母さんはスプーンで、私は一粒ずつ指でちぎって・・・ ザクロなんてあの時以外には子供の頃以来ずっと食べた事なかったのにね。

アルバムの最後の曲は何故かハイランド(スコットランド)調の音だ。 聴いていて思い浮かんだのが「世界の果て」と異名を取るスコットランドのSt Kylda島。(世界遺産で今は無人島)リー・チーガイ監督の映画「世界の果てに」では、死者の魂が集まってくる場所として使われていた。 うちの彼でさえ知らなかったこの島の事を連想したまさに其の翌日、スコットランドの海岸沿いを旅するTV番組でいきなり出て来た・・・絶句!

ハロウィーンは悪霊がやってくる夜。この世に残した未練、悔しさ、怒り、後悔、愛憎、、、思いを残して去って行く事を余儀なくされた人達、、、
年に一度くらい、怨念携えてやってきたっていいじゃないか。

今日は独り言めいてちゃんと文章になってない、、、わかってる。 頭の中で単語だけがあちこちに飛び交って、中心に向かって蜘蛛の巣みたいに張り巡らされて、それがうまく文章に繋がらない、、、でも3年前から口にできなかった言葉を少しずつこぼす事ができるようになった・・?

彼の樹は大きくなっただろうか?ピンクの葉が少しずつ緑になっていく木。枝を広げているだろうか? あの丘に戻って見て来よう。もうすぐ・・・もう少し。

それにしても今夜は子供達の声がキャーキャーキャーキャーうるさいなあ〜〜!いきなり花火がバチバチあがってるし・・・まあ、これから2−3週間の週末は夜中までうるさい花火を覚悟しなくちゃ、、