Beachy head


とりあえず一番お天気がマシそうなエリアという事で回ってきたSussex。イングランドの南岸、ブライトンから東へイーストボーン、ヘイスティングスあたりはシーサイドリゾート。その辺りは海沿いだけでなく、少しインランドに入ると丘陵地帯で眺めも奇麗な所がある。行き当たりばったりで宿を探す時間の手間を省くため、イーストボーンのB&Bに2泊して車で回った。7−8カ所電話してやっと取れた部屋は、個人経営のBed&Breakfastだけれど、驚く程奇麗に行き届いていて素敵な所だった

イーストボーンは定年退職したカップルとかが毎年おなじみのホテルにやってきてはのんびり過ごす、といった感じで宿は60歳以上の人々で満室状態。夏休み中はバックパックの若者がSouthdownと呼ばれる丘陵地帯のハイキングに来たりするのだろうけど・・・・おしゃれなバーやレストランでモダンなイメージをキープしているブライトンとは決定的に違う。時間が70年代初めで止まってしまった感じ

トップの写真はBeachy Head。(写真はどれもクリックすると大きく奇麗に見られます)石灰岩の切り立った崖がイングランドで一番高い事で有名。これはやっぱり海側から見たら白い岸壁が奇麗なのだろう。本当に崖っぷちまで歩いて行けるので、悲しい事に自殺の名所でもある。でも景色は本当に奇麗。回りは文字通り360度見渡せる。ここから東へハイキングやサイクリングに行くコースがいくつもある。今度は車じゃなくてハイキングの旅も良いなあ

イーストボーンもヘイスティングスも時代遅れの老後リゾート地という感じだけど、車で行った小さな街は可愛い所がいくつもあった。村の入り口から出口までが車で1−2分しかないような所・・・ それでも観光地らしかったのが、1066年のウィリアム征服王の戦いで歴史的に有名なBattle(その名も戦場)とさらに東へ行ったRyeという小さな街

歴史のバックグラウンドは置いておいて、イングランドの田舎の可愛らしさはその古さにある。今でも人が住んでるのが信じられないような小さな古い家並み。日本だったらとっくの昔に地震で潰れてしまったはず・・・

Cottage

この家、表のランプポストがまっすぐなのと比べると、どれだけひん曲がっているかが解る。こんな家がそこかしこにあるのが田舎の可愛さ

Bent
この煙突も、サンタクロースが入り難いだろうなという位にひん曲がっている。放っておいていいんだろうか・・・?

Rye
これは、手前の2件は比較的新しいのが解るので、真ん中の白い家が屋根も窓枠も曲がっているのが比べられる。どれも、普通に人が住んでいる家だ。そしてイギリスではこの手の古い家のほうが値段も高い。好まれるからだ。

賞味2日半で走った距離は約350マイル。丸一日あった2日目が幸いお天気が結構良かったのでラッキーだった。晴れてるうちにと思って2日目に歩き回る所を詰め込んだので、要所は雨無しで回れた。でもまあ、小雨のシーサイドタウンも悪くなかったけど・・・

私には住むのは無理だろうけど、でもやっぱり田舎も良いなあ〜。ロンドンから2時間程度なんだし、日帰りでも結構いろんな所に行かれるよね。でも普段の生活に追われてるとなかなか腰が上がらない・・・・

さて、今夜は日本ヴァージョンの「Woman in Black」まだレヴューみてないけど、楽しみ。

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