4月からWOWOWで放映されてた「パンドラ」は、久々に面白いドラマだった。(って、「何であんたが知ってるの?」という声もあるでしょうが、今やドラマはほぼタイムリーで観られる時代。すごいよね〜〜)18年ひたすら研究だけに打ち込み、家族にも回りにも見放されてたさえない医者/学者が、どんな癌でも完治する夢の新薬を完成させたというのが事の始まり。ドラマはこの新薬をめぐってのいろんな人々の欲望や秘密、駆け引きや裏切りといった人間の弱点を描いている。話の先を読ませないストーリーが最後までドラマをひっぱって見応えがあった。

今日の新聞に、新しい癌の治療法の成功の話が載っていた。もちろんまだ実験段階で、これからの研究が必要ではあるけれど、メラノーマ(皮膚癌)から肺やリンパ節にまで転移していた重度の癌患者が、一転して完治、2年後の今でも再発の兆し無しというのである。 記事によると、方法としては、白血球の中の人間にとって不可欠な抗体・治癒力を持つ細胞を取り出し、それを5000倍に培養してまた体に戻すというものらしい。もともと白血球というのは外部からの菌に対して戦う力を持っている。それを利用かつ倍増した結果だという事らしい。

ドラマの中でも言っていたけれど、確かに治療困難な病気が治せるようになるというのは医学にとっては悲願だけれど、逆にそうなると都合が悪くなってしまう事だって沢山あるわけで・・・・ 人が死ななくなってしまうという事が、社会的に、政治的にどれだけの影響があるのかは計り知れない。 昔は不治の病と恐れられた結核だって、今ではそんな事はないし、癌だって「早期発見」でかなりの確率で完治するようになった。でもそうなると、また新たに得体の知れない病気が出てきてしまう・・・80年代のエイズの恐怖は衝撃だったよね。

ロンドンのバスが、最近大きく広告をペイントして走っている。 車中の吊り広告なんてもんじゃなくて、バスの外観に大きくペイントされた状態で街中を走っているのだ。映画やウエストエンドの芝居の宣伝の事もあるし、商品の広告の事もある。 このところ目に付くのが、心臓発作を警告するものだ。人の胸がベルトのようなもので締め付けられている写真がバスの側面にデカデカと描かれている。小さなサインでも見逃さないようにという呼びかけだ。

でもね、きっといろんな病気に対する治療があれこれと開発されて不治の病なんて言葉が無くなりつつある時代が来たら、今度はきっとナイフによる殺人とか、無差別虐殺とかそんな事で命を落とすケースがどんどん増えていくんじゃないかっていく気がする。 冗談抜きで・・・・

パンドラでちょっと癖のある医者を演じていた三上博史さん。 彼を最初に観たのは彼の初ドラマ「無邪気な関係」だった。あれ以来、私の中で三上博史という役者はちょっと特別。無邪気な関係」の後、彼の出演作品を観たのはホントに少なかったのに、三上博史という役者の事を忘れた事はなかった。彼についてはまたゆっくりと書く事にして・・・それにしても若いね三上さん、来月で46にはとても見えない。

そうそう、バスといえばまた最近やらてるのよね〜〜、予告無しの迂回ルートに・・・詳しくは(こちら)いったい何を掘り返してるんだか、タウンセンターでまた地面が掘り返されていて、バスルートが変更になってる・・・もういい加減にして欲しいわ・・・・

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