初めて云ったさいたま芸術劇場、10年経ってやっと観る事ができた身毒丸
ファイナルのDVDは観ていたので、全く初めて観た舞台とは違って細部を余裕をもって観ることができた。
この舞台の蜷川さんの演出は、他の古典劇の演出とはやっぱり違って、アングラ劇の即興さを生かしてかつ細部にまで計算がいき届いてるのが面白い。
舞台の端から端まで、見渡せば見渡すほどいろんなことが起こっている。出だしのスローモーション、地下での我子探しの母たちのシーン、はんこの踊り、DVDでは観られなかった部分で発見がいくつもあった。やっぱり舞台は舞台を観ないとね、、、、

藤原竜也君は声がなくなりかけている・・・・聞いていて苦しかった。
やっぱり25歳になって、もう完全に少年の声ではなくなっている。結構低い声なのに加えて、掠れた喉をカバーするためにお腹から声を出そうとしている為、余計に声が太くなる・・・
出だしのセリフ、「まなざしの・・・」を聞いた途端にこちらがハラハラしてしまってしばらく集中できなかった。 「こんなことができるなんてこの子は天才だ」と私が思った、あの七語調をふわっと空間に置くようなセリフはきけなかったのが残念。それでも集中力が途切れていないのはさすがだ。

でもやっぱり舞台で役者の声が思うように出せないというのは、観ていてつらい。解るから、、、ホントに声が無くなってしまって芝居をするのって辛いのだ・・・・
思うようにコントロールできない、トーンが違う、音量が違う、自分で声をあやつれないのは、役者にとっては本当に辛い・・・・
これから楽に向けて、追加公演も入ったし、昼夜2回公演の日もある。大丈夫だろうか・・・・でも、後半にいくにつれて力が取れてきて、目がつぶれてからの終盤の演技は素敵だった。


藤原さんは、洋ものより、が似合うと思う。それはきっと彼の持つ美しさがすごく情緒的で、時に妖しく、朧な光から燃え盛る炎まで、日本古来からの和の美しさを持っているからだと思う。

白石さんは、素晴らしかった。すごい人だ・・・・どんどん女になっていく、、

今回父親役になった品川徹さんもすごく良い。私は三谷さんより品川さんの父親のほうが、家というものへの固定観念、世間体を気にする几帳面さが解り易くなってたと思う。
壊れてしまったときの後悔する姿が痛々しい。今回の舞台では、あの父親の厳格さが、よりいっそう身毒丸と撫子に「禁断」の2文字を強要してしまったように感じた。
身毒と撫子の間柄も、今回は少年と継母というよりもっと男と女に近い。最初から、二人は男と女としで出会っている・・・・ 後半にいくにつれて、やっぱり10代では出し切れなかったものが出せたというのは、今回の復活版の見どころかな。
もう一回観られるかな・・・ 今日の舞台は、、、ごめんなさい、カーテンコールでは私は立ち上がれませんでした。心から拍手は送ったけれど、立ち上がるまではいかなかった・・・

それにしても、さい芸へどうやって行くかでかなりの時間を費やしてしまった。実家があるのは、南北線と大江戸線。近いところで埼京線に乗るには恵比寿か渋谷なのだけど、父の一言、「地下鉄に長く乗ってるほうが安いぞ
成程、、、!ということで調べてみると、与野本町まで、最短時間で53分、これだと新宿乗換で料金は660円。でも2回乗り換えで地下鉄で王子まで行くと料金が570円だ。このルートのおよその所要時間は61分。驚いたのが、ほぼ同じ所要時間で一番料金が高いのが700円だ!


片道で130円の差があるなんて・・・・


埼京線の赤羽の先、桜並木が電車からみると見事な川になっていて、綺麗だった。イギリスにも桜の木はあちこちにあるけど、並木になっていないのだ。桜並木は本当に美しいね、、、

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