先週に続いて早起きできたら観ようと思ってたF1の中国GP、結局起きられなくて、気付いた時にはもう終っていた・・・・これだからレースは解んないよね!!最終のブラジル戦までチャンピオン争いは持ち越しかあ〜。昨日の時点で台風情報があったから、なんか嫌な予感はしてたんだけど、、、、
今日(日曜)からは金曜まで休みをとった。今年は5月に日本に行っただけで、年間ホリデーがまだ9日も残ってるもので、ここらでちょっと休もうと・・・・とりあえず何の大きな予定も入れずに6日休み。冬物の買い物したいし、明日は久々に大型ミュージカル「The Lord of the Rings」を観るし、新しい映画でも観たいものが2ー3本あるし・・・・ 私一人の自由時間。朝アラームが鳴らないって幸せ!!
さて、順番に観ている金城武出演映画だけど、かなり映画として「当たり」な作品が揃ってるのでちょっとびっくり。 まあご愛嬌なアクションものもあるけど、98-99年以降くらいからの映画はどれも「良い作品に出てるな」と思う。ちょっと胸が切なくなる思いで観てしまったのが、「心動=君のいた永遠」だ。この映画、普通だったらお金を払って映画館に観に行こうとはあまり思わなかっただろうけど、なかなかどうして素敵な映画です。 70年代という背景がまた面白い。高校生の必死な恋に双方の親が出て来ちゃったり、まだ「未婚の母」や「同棲」なんてとんでもないっていう時代だったからこその、今から見るといかにも子供っぽい、でも胸がいたくなるような恋。
「あの時ああだったら、ああじゃなかったら」と、この映画を観て何も感じない、あるいは何も思い出す事がないという人はおそらくほとんどいないだろう。 もしそう言い張る人がいるとしたら、きっと嘘つきだ。誰でも何かしら「上手くいかなかった10代」の思い出があるはず。恋もそうだし、友達の事だったり、親とのすれ違いだったり、小さな後悔が1つや2つはあるのが普通の大人というものだ。決してセンチメンタルな意味でなく、この映画はとてもリアルに創られてて素敵だ。
中国語映画なんて今まで数本しか観た事がなかったけど、気が付いた事がある。それは中国語の台詞に対して、英語の字幕がやたらと長くなってしまう事。 つまり、漢字っていうのは1字で意味を持つので、少ない字数で多くを語れる言語なんじゃないか・・・! 実はこのタイトルだって、日本語タイトルは「君のいた永遠」英語タイトルは「Tempting Heart」だ。でもそのどちらも、「心動」という2文字のもつ意味の深さにはかなわない。 これ程この映画を語るタイトルは無い・・・以前からVCDに入ってる中国語字幕を「面白いな」と見る事はあったけれど、確かに字数は日本語と比べてもずっと少ない。
このDVDには、日本語字幕も英語字幕も選べるようになっている(他にもタイやマレーシア、ベトナム語まで)。音声は広東語と北京語の2つ。オリジナルは広東語のようなので、とりあえず音声広東語+日本語字幕でまず観てみた。 其の後、今度は英語字幕で観てみると、時折読みきれない位に長い訳になってしまう部分がある。 残念ながら中国語は解らない。けど日本語と英語を比べてみると、確かに内容は変わらないんだけど、訳し方でニュアンスが変わってしまっている部分も結構ある。金城君演じるホークアンのキャラでさえ、日本語字幕で読んだ印象と、英語字幕で観た印象が微妙〜〜に違うのだ。 で、「本当はどっちよ?」と思って中国語の字幕で漢字を追っていく。成る程明解です。やっぱり映画の字幕翻訳っていうのは、読むスピードとの勝負だから大変だよね。
広東語と北京語は字で書けば同じだと聞いた事があったけれど、実際はちょっと違う部分もあるらしい。耳で聞くと、広東語のほうが語尾上がりで長く音を引く事が多いので、ちょっとうるさく聞こえるかな。 この「心動」はオリジナルは広東語だけど、北京語のほうの声も金城武さん自身で吹き替えている、、、と思う。 クレジットが無いけど、金城さんの声だと思う。そうじゃなかったらよっぽど似た声の人(?)北京語で吹き替えるのも、やっぱり微妙にニュアンス違うんだろうか・・・?相手役の人は別の人が当ててるから、やっぱりちょっと印象が違う。本人もきっとちょっと違った物になってる気がしたんじゃないのかなあ〜?
自分がアフレコの仕事をしていたのは棚にあげて、やっぱり映画は字幕が良いと思ってた。 でもオリジナルの言語が全く解らない場合、読める字数に制限がある字幕と、しゃべるスピードで吹き替えるのとでは、情報量がやっぱり違う。日本の声優独特のアフレコ節がなければ、その方が良いのかな、、、 アフレコ節というのは、映画の吹き替えで俳優(声優)達が何故が皆してやっている独特の変な声の転がし方。そしてこれは日本だけだと思う。日本の吹き替え映画を観ると皆やってるのに、英語での吹き替えとかでは聞かない。 何故かは解らないけど、きっと台詞を立てようとして声を不視然に転がしてしまうのだ。以前自分もやってたのかもしれないけど、今聞くと耳障りで仕方がない。「そんな風にはしゃべんないだろう〜〜!」みたいな・・・・
でもやっぱりオリジナルでの俳優の声と台詞を聞きながら理解したいよね。う〜ん、やっぱり字幕がいいなあ。 でも中国語が英語になるとあんなにもスペース多くなるとは! 昔高校でやった漢文だって、そういえば字数少ないのに訳すと長い文章になったよね。漢字は目からそのまま意味が入ってくるから凄い。直接脳に働きかける力があるような気がする。 字だけで絵が見えるのが漢字の凄いところ。読めないのに意味がつかめるんだもの。中国語、恐るべし!
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