どんな分野でも才能や実力のある人は沢山いる。良い仕事をし、人気があり、誰もが知ってる有名人というのは多いけれど、本当に「スター」と呼ばれる人は意外と少ない。ちょっと売れたという事は、タイミングが良かったり、事務所の売り方が当たったり、時の流れに乗った結果だったりする事が多いよね。「時の人」になるケースは多いけれど、本人の持つスター性が花開いて成功するというのは、いくつかの必須条件がクリアされて初めて起こる。

よく言うよね、オーラとか、光るものとか・・・・そういう資質を見出すプロという人達がいて、まあ芸能事務所のスカウトマンだったりするわけで・・・彼等は何が売れるか、次に何が当たるかを見分けるプロだ。スターを生み出す第一歩は、本人に資質があるかというのがまず一番の条件で、次にこのスカウト担当の人達が正しい判断をしたかが重要だつまり、本当に価値のある光る原石をちゃんと見つけたかという事。どんな分野でも、まず誰かの目に止まってそこから横の繋がりを築いていかなければ道は無い。

第二の必須条件は、運と縁だ。 運を掴めない人、縁を大事にできない人は続かない。次に「育つ」という事。事務所はこの原石をお金と時間をかけて磨いていかなくちゃならない。商品として。親の躾で子供が育つように、育て方を間違えるとせっかくの原石も光らない。さらにやっかいなのは、磨きたいのは、石ではなく生身の人間だという事。本人がその気にならない限り、それ以上は育たない。イギリスで80年代にポップグループを育てた敏腕マネージャーが「最初は、労働階級で学校出たての彼等に、レストランでちゃんと食事するところから教えなくちゃならなかった」って言ってたっけ・・・・自覚を持って自分自身で判断できるようになった時点で、初めてスターへの入り口に立ったという事なんじゃないのかな、、、

ああ、中にはもともと自分自身でマネージメント能力のある人もいる。教えてもらわなくても自分でどんどん自身をプロデュースできる人。稀だけどね・・・後はやっぱり運と縁。それと、いかに続けて売れるか、幅広く売れるか・・・・これはもう本人のカリスマ性にかかっている。カリスマ的に人を魅了できる人は、「消える」事が無い。1~2年姿を消していても忘れられる事は無い。引退しても亡くなっても語られ続ける。大スターは、「あの人は今・・・?」的番組とは無縁なのだ。

商品として売っている間には、いろんな個人としての我慢があるのは当然の事。ある程度の地位を築いて初めて’本人’を出す事を許される。多かれ少なかれ本人の「人となり」を覗かせる事で、ますます商品価値が上がる。 人となりが魅力的なら価値は倍増する。「スターでいる」という事は職人芸じゃない。歌とか踊りとか演技とか、そういった技術的な事とは別だから。書類の「職業欄」にスターと書く人はいない。スターというのはあくまでも回りが決める一種の地位だ。それも恐ろしく階級があやふやな・・・

私がスター性があると思う人たちには共通点がある。見た目の華や活躍の程とは別に、人としての部分で。それは相手によって自分の目線の高さを変えない人だ。

いろんなインタビューやバラエティー番組での金城武さんを見て、久々に「ああ、この人は自分の目線を変えない人だなあ」と思う。どういう事かというと、普通は私達は皆相手に応じてちょっと目線を上げてみたり、高くする為に伸び上がったり、逆にかがんでみたりしてるはずだ。それは無意識の内になるべく相手と近い所でコミュニケーションを取ろうとするからで、基本的にはそれで正しいし、人としてそうあるべきなのだ。

それでも、常に自分の目線の高さは変えずに、それでいて相手に対して同じ距離で接する事のできる人がいる。それもごく自然に・・・・見上げも見下げもしない。それは決して「偉そうにふん反り返っている」のとは全く違う、むしろ逆と言って良い。そしてそれがナチュラルにできる人というのは実はとても少ないと思う。

やっぱりね、本人の人となりにスター性があって、ある分野で活躍する為の持ち前の勘の良さがあって、良いマネージメントに支えられて、時代の流れに乗って育っていった上で、さらに運と縁を何度も繰り返して繋いでいく事のできた人だけが「スター」になるんだよね〜〜 偶然じゃなくて、努力して必須条件を何度もクリアーしながら 

そして、必死でスターになろうとした人達はきっと上手く行かない・・・ スターというのは、回りや視聴者が認めるもので、自分で成るものではないから。あくまでも自分は自分なのに、世間からは特別な人間のように扱われているのかもしれないね。ところがね、、、自分で勘違いして、「自分はスターだ」と思ってしまっているもどきが多いよね。それがちょっと悲しいね。醜いし・・・・ 輝きを持ってる人はそれだけで素敵なのに、変な勘違いで台無しにしてしまってる人のどれだけ多い事か!

技術者じゃなくても良い。誰もがハッとするような輝きを放って魅了してくれれば・・・スター性って、そういうものなんじゃないのかなあ〜。


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