リンクさせてもらってるゆみさんのブログで、突然でてきた山口百恵さんの歌・・・

つい2週間近く前、友達とカラオケの話になって(もう随分行ってないよ〜〜!)昔昔なつかしい山口百恵さんの名前が出たところだった。「15才でよくあんな歌(?)歌ってたよね」「でもああいう歌を素朴なイメージを壊さずにクールに歌える10代の歌手って他にいなかったよね」なんて事を話していた。その話はそれで終って、後になって、忘却の彼方にあったいくつかの歌を思い出してた。

あ〜な〜たに〜 女の子〜の一番大切な〜 ものをあげるわ〜」という歌を、なぜか「青い果実」だと思っていた私・・・二日前のゆみさんのブログでこの歌詞が出て来た時はびっくり。そして歌詞の最期に「ひと夏の経験」って書いてある・・・
え・・・? あれ・・・??「ひと夏の経験」は、「ひとつ結ぶ〜、ひとつひらく〜、恋と言う名前の夏の花〜、、、」じゃなかった?!・・・・ うろ覚えな記憶っていうものは、妙に気持ちが悪く、さっそくウェブの歌詞サイトを検索する。

出て来る,出て来る、、、!!ひえ〜〜 なつかしーよ〜〜 大むかしだよー!! ・・・というカンジの歌がどんどん、、、

ついあっちこっちへ寄り道しそうになりながら、歌詞の出だしを見ていくと、、、、ホントだ! 私がどうしてだか青い果実だと思っていたのは、ひと夏の経験。私がひと夏の経験だと思ってたのは、夏ひらく青春だと判明。 そういえば、「あーなたーが望むなら、わたし、何をされてもいいわ〜」っていうのもあった、、、、そうか、あれが「青い果実」だったんだ〜〜!

題名だけ見て、「何?こんな歌あったっけ?」と思っても、歌詞をみると最初の1行で一気にメロディーが蘇ってきたりする。春風のいたずらって、ああ、これ私が好きだった歌だあ〜 なんて・・・
そーか、眠っていた記憶ってこんなにあったんだ、と妙に感心している自分に気付く。そしてMacの前でひとつひとつをアカペラで歌っている私・・・お隣さんに聞こえてるかしら。

人間って、どれだけの事を正確に覚えてるものなんだろう? その時は、「絶対に一生忘れない」って思った事をどれだけ忘れていくんだろう・・・? 覚えてるはずの記憶は、どれだけ正確なんだろう?

彼と話していて、時々昔の話がちょっと違ってる事があって、「違うよ〜、こうだったじゃない」と訂正する。大抵は彼のほうが折れるけど、フと、本当に私の記憶の方が正しかったのか、、と不安になる。もしかして、私のほうが違ってたのに、強引に彼の記憶を曲げてしまったかもしれない、、

それにしても百恵さんが芸能界で活躍したのはたったの7年間だ。失礼を承知で書くと、可愛い子ちゃんでも、美人タイプでもなかった。顔の可愛い子、水着の似合う子は他に沢山いた。 でもあんなビッグスターになったのは、他には無いタイプの歌手だったからだろう。もちろんホリプロの売り戦略が勝った訳なのだけれど。

声質が他のアイドル歌手とちがって、低音でクールだった。際どい歌を歌ってるのに、イメージはあくまでも素朴なカンジを崩さなかった。10代後半になって、宇崎・阿木夫妻とのコラボは大当たりだった。

15才で初共演した現御主人の三浦友和さんとは、映画,ドラマ合わせて15本も共演してる。 これで好きにならないほうが難かしいかも。それにしても、10代で恋人になった人と結婚するって、けっこう凄い事かもしれないね。 「幸せになります」と言って舞台にマイクを置いた21才のスターは、その後本当に2度と山口百恵に戻る事無く、ゴシップもスキャンダルもなくご家庭も円満な御様子。

三浦さんは、これまた失礼を承知で書くと、典型的ハンサムという以外、特に役者として強い個性があるわけでも、演技派というわけでもない。でも歳を重ねて最近とても良い味を出してると思う。ちょこちょこと見かける度に、飾らない、誠実な演技に好感が持てる。

山口百恵さんの、たったの7年間の芸能生活で歌った歌の数、主演した映画、ドラマの数を見てみると、いかに当時のアイドルがこき使われていたかが判る。 睡眠時間3時間、着替えも食事も車の移動中、、なんて話が当たり前だった時代。7年間で2-30年分もの事をあれこれ詰め込んで生きたという事かしら。
彼女自身、本当にあの7年を正確に覚えているのだろうか、、、それとも、自身の記憶も「伝説」に書き換えられてしまうんだろうか・・・??

やっぱりNintendoの「Dr Kawashima‘s Brain Training」をやるか・・・!

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