坂本龍一さんプロデュースのロハス クラシックコンサートに行ってきた。


私は文化村といえば、いつもシアターコクーン専門で、オーチャードホールは初めて。ベートーベンの第九を歌う合唱団に入っている父が、「あそこでは歌ったことあるよ。良いホールだった」と自慢気に言う。ネットで購入したチケットは二階席で、「あんまり良くないかな」と思ったら、舞台全体がとても良く見えて、前に障害が何もないので、楽に見る事ができた。確かに良いホールだ


一部は坂本さんがインターネットで公募したオーディションで選んだという5組のミュージシャン達。インドの竹笛音楽、アイリッシュミュージック、クラシックのソロヴァイオリン、循環即興古楽、ブラジルのギターと、幅広く面白い音が集まった。 皆さん技術的にはものすごい高レベルで、坂本さんもコメントしていたとおり、自分達の音楽を自分達の音でしっかり表現している5組が揃った。


私個人としては、エクアドル生まれのヴァイオリニスト、橋口瑞恵さんの素晴らしいソロヴァイオリンと、アイリッシュミュージックのShuzo Bandがお気に入りだ。(Shuzo Bandは、坂本さんに「有名になる前に名前変えたら?」と言われて受けていた) もちろん他の皆さんも素晴らしかったのは変わりないけれど、個人的な好みです。


昔、坂本さんがラジオの「サウンドストリート」でDJをやっていた頃、私はどんなにその日が忙しくても、決して欠かさずタイマーをかけて、録音した番組を夜中に聞いていた。 坂本さんの番組は私が「良いな」と思う音楽を必ずかけてくれたし、初期の「デモテープ特集」とかも大好きだった。 何より、音楽について話す坂本さんは、芸大大学院出で教授と呼ばれていただけあって、普通では知らないような面白い話を沢山してくれた。

今回のコンサートでも、曲の合間の坂本さんの話がとても興味深い。5組のミュージシャンも、コンサートの趣旨によくマッチして、其々の音が坂本龍一さんの音楽に通じている。


第2部のゲストはコトリンゴさんとチェロの藤原真理さん。 コトリンゴさんは今回初めて知ったけれど、彼女の歌心は矢野顕子さんに近い。ピアノの弾き語りということで、1曲目はちょっと緊張気味だったけれど、心温まる歌を聞かせてくれた。


トリのお二人はやっぱり流石 Lost Childを創った時のエピソードなど交えながら、素敵な音を聞かせてくれる。とっても心和むコンサートだった。

只、子供さんを連れてきている人が何人かいて、坂本さん自身は「僕は子供お断りというようなことは言いたくない」とコメントしていたけれど、やはりぐずり出す声にちょっとハラハラした部分もあった。 ヨーロッパではコンサートや劇場に子供というのは考えられない。「大人の時間」を楽しむために来ているのだから。でもちょうど子供の声がうまいタイミングで入った場面もあって、ちょっとご愛嬌。

さーて、里帰りも残すところあと1日。これが一番つらい時だ。いつも今になってどうしようもなく焦る。帰りたくないーー!

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