参った〜・・・・久しぶりで39.5度まで上がりました、、、ちょっと死んでました、、、

月曜日の朝,間が覚めた瞬間に、片方の鼻が完全に詰まっているのを自覚して、「ヤバいかも・・」とは思ったんだけどね〜 仕事中はもう2ー3分毎に鼻をかみっぱなしで、顔はヒリヒリするし頭はぼ〜っとするしで、どんどん気分が悪くなっていく・・・・ 夜は芝居を観に行く予定で楽しみにしていたので、「どうしようかなあ〜」と不安になる。夕方にはゾクゾクし始めたから、「熱が出るかな?」と思ったけれど、とりあえず劇場へ向かう。この時には「もし芝居がつまらなかったら、幕間に帰ろう」と決めていた。

ジェシカ・ラング「ガラスの動物園」。テネシー・ウィリアムスは特に好き、という作家ではないけれど、かれの芝居は演出や役者によってすごく面白くもなれば、つまらない事もある。ジェシカ・ラングのガラスの動物園はニューヨークでかなり絶賛されたそうで、だから一応期待していたのです。

で、すごく良かった!
 もうかなり前に観た「ガラスの動物園」は、こんなに面白くなかった。足のちょっと不自由な、極端に内気な娘の為に、なんとか男性を引き合わせようと愚かな計画を立てる母親。娘の兄はずっと彼女の面倒を見て来たけれど、そろそろ家を出て違う仕事をしたがっている。家族にも言えずに学校をドロップアウトしてしまった娘は、自分に負い目を感じ続けて、ガラス細工の動物をコレクションにしている。そのガラスの動物園が、彼女の世界なのだ。そこから彼女を引きずり出そうとしてしまった為の悲劇、、、娘を愛しているからこそ愚かな策を立てて、逆に娘の世界を壊してしまう母親。妹を母を大切に思いながらも、自分の世界を持ちたいと思っている兄。

特に2幕での娘のローラ役のAmanda Haleは本当にガラスのような透明感で、存在そのものがすごく繊細だ。で、プログラムを観たら、、、RADAの卒業生だった、、、流石です。ジェシカ・ラングは、「愚かな母親」をすごく可愛らしく演じてる。一幕での「もう解ったよ〜 ちょっと黙っててよお母さん!」と言いたくなるような口うるさい母親と、2幕で娘よりも娘らしく浮き浮きしてしまう可愛らしさ(愚かさ?) 登場人物が1幕3人、2幕4人というチームワークがとてもうまくかみ合ってる。

ちなみに役者の台詞はすべてアメリカアクセント。最初はジェシカ以外の役者も向こうから連れて来たのかしら、と思ったけれど、彼女以外の役者はすべてイギリス人。 このアメリカン英語は実は劇場中がそうだった。プログラムを売る人、チケットを切ってくれた人、席へ案内してくれた人、休憩の時、女性トイレが長蛇の列になったのを見兼ねて「反対側にもありますよ、そっちのほうが空いてます」と言いに来てくれた人、アイスクリームを売ってる人、みーんなアメリカのアクセントでしゃべっていた。 芝居の為の雰囲気作りが、劇場に1歩入った時から始まってる。これにはちょっと唸りました。やっぱりね、テネシー・ウィリアムスですからね〜

実は終る事にはやっぱり熱が出始めた感じで、ちょっと帰りがつらかったけど、頑張った価値ありました。
で、其の後はもうダウン!です・・・・

実はイギリスに来て、最初にGP(ファミリードクター)に行った時、「少し熱があるんです、37.5度くらい」と言ったら、「ああ、普通だね」と言われてびっくりした。「ええ〜!私の平熱は36度ちょっとなんですけど」と心で叫びつつ、「そうか、イギリス人は平熱が高いのかあ〜」と妙に感心したりして・・・

これは実は熱の計り方によるものらしい。日本では体温計を脇の下にはさんで計るけれど、こちらでは口の中で舌の裏にはさんで計る。こうやって計ると、脇の下よりも7-8分高くなる。一般に平熱が37度位というのが普通だ。昨日はずーっと39度を超えていたから、かなりつらかったけど、3時間位前からやっと元に戻ってきたので、こうして久しぶりに更新してるわけですが、ちなみに今の体温は、舌の裏で37.2度、脇の下でも計ってみると36.4度。よかったよかった、、、、(・∀・)

明日はどうしても仕事に行かなくちゃならないので、午後のうちに熱が下がってくれなくちゃ困ると思ってたのです。二日間寝込んでると、仕事に復帰する前に準備が必要だし。 何しろ髪はベタベタ、顔はガサガサ、何度も汗をかいてるからゆっくりシャワーで身繕いしないといけないしね。 夜の間は少し身体を起こして動いてないと、フラフラしちゃうし・・・ 背中も腰も異常に痛い!! 以前は考えなかったけど、お年寄りが高熱で亡くなっちゃうって、、なんだか、ちょっと解る気がするわ〜〜〜

明日は仕事に行きます、応援してください
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