見つけもの @ そこかしこ

ちょっと見つけて嬉しい事、そこら辺にあって感動したもの、大好きなもの、沢山あるよね。

June 2020


本当にね、信じられない!みんなバカなの!!??
 
来週末の7月4日からはレストラン、カフェ、映画館、ホテルやB&Bも営業が再開できることになったはいいけれど、、まだ来週になっていないのに、この騒ぎは一体何なのだろう!?

確かにこの2−3日は30度になる気温で夏らしくてみんな自粛疲れがあるのは十分承知してますよ。でもだからっていきなり南のビーチにものすごい人の集まり、、、!何時間もかけてわざわざ出かけた人も多いらしく、もうビーチは人でいっぱい。

そしてやっとのことで無観客で行われたフットボールのプレミアリーグではLiverpoolが30年ぶりに優勝ということで、その後ファンたちが街に出て大騒ぎ。2日間に渡る街中でのどんちゃん騒ぎを繰り広げ、挙句にはどこかから火が出て消防が駆けつける始末。今朝は散々に散らばったゴミを地元のボランティアの人達が片付ける姿がニュースになっている。せっかく無観客で行われた試合でも、その後にあんなお祭り騒ぎじゃコロナもへったくれもあったものではないよね。小さな子供まで肩車して一緒にパーティー騒ぎをして、どういう親なんだ!?と思ってしまった。

何だか黒人のフロイドさんが亡くなった件でデモが始まってからというもの、人々のコロナウィルスに対する自粛意識がどんどん遠のいてしまっている。無くなった訳じゃないんだよ、、、その証拠に今でもイギリスでは100人以上の人が毎日covid-19で亡くなっている。 みんな解ってないんじゃない?

これで来週末にパブが開いた日にはどんな騒ぎが全国で起こるのやら、、、おまけに政府は夏のホリデーに向けて海外への移動も緩和するという。今までは海外から戻ったら14日間の隔離が義務付けられていたけれど、それを7月6日から一部の国に対して緩和するという。夏のホリデーの代名詞、ギリシャ、トルコ、スペイン、イタリアを始めヨーロッパの国々が対象だそうだ。あらあら大変!!

ものすごく危険な予感しかしない。中国では一旦規制を緩和して、北京はまた感染者数が増えて対策を逆戻りさせているし、東京だって実はまた感染者数がじわじわ増えている。 新たな感染者が減り始めたのはあくまでも人と接しない自粛があってこその結果で、ここでの緩和は一気に逆風が吹くんじゃないだろうか。本当にニュースを見てショックだった。

「こんなバカ達と同じ国に住んでいるのが怖い!」

友人が「日本のいろんな人からたくさんマスクがきたので少し送るね」と連絡をもらった。これは嬉しい!!職場ではPPEが用意されていると思うけど、やっぱり通勤が一番心配だから。一応使い捨てのをとりあえず用意したものの、ずっと続くのだからいつまでも買い続けるのはちょっとなあ〜〜と思っていたところだった。

本当なら、「やっと緩和されてきたのだから、これから終息に向かうといいな」とポジティヴになりたいところなのだが、どうも嫌な予感しかしない。F1も来週から始めるという。オーストリアのレースからで、無観客での再開。ものすごい大金が絡んでいるスポーツなのだから、今までのレースが無かっただけでも大損失なのはわかるけれど、これからいろんな国を転戦するスポーツなので、ここはやっぱり慎重にお願いしたいところ。

いろんな国を転戦と言えば、フィギュアスケートだって同じで、もうすぐ新シーズンに入るけれど、どうなることやら。そうする間にも、トルソワ選手がエテリコーチからプルシェンコ氏のアカデミーに移ったり、紀平選手のクリケット参加や、コリヤダ選手がミーシンコーチに、スイスチャンピオンのパガニーニ選手がステファンのところへ、、、と結構色々と動いている様子。昌磨君のゲーマーとしてのお披露目もさることながら、スイスに戻れるのはいつなのだろうか、、、入国規制はもうすぐ解かれそうだから、ちゃんとした滞在許可が取れれば早いかな。

大ちゃん・カナちゃんがISUのオリンピックデーでのトレーニングをやっていた。あの二人も本当にタイミング悪くなってしまったけれど、早く拠点のアメリカに戻って腰をすえられますように。彼らはまず国際試合のミニマムを取るところから始めなくちゃいけないのだから、大変だ、、、モチベーションが失われませんように。みんながんばれ!!

とにかく仕事に戻ったら、さっさと行って仕事してさっさと帰って、やっぱりしばらくは遊びには出ないでいよう。まあお金もないしね、、、、


やっと、7月から仕事に復帰の声がかかった。ボスから電話がきたときは一瞬「来週か」と思ったのだけれど、よく考えたらまだ2週間あるのだった。「早めに言っておいた方が都合つける時間が必要かと思って」とのことだが、何も予定なんてないのだから 十分充分。で、晴れて7月1日から復帰する。

今まで通りというわけには行かず、新しい体勢を定着させるのにも時間がかかるかもしれないし、人数整理とかPPEとか商品の消毒とか、、、、フレームだけで500本は在庫があるからな〜〜 まあ、戻ってみてチームでよく相談して、という事になる。そうする間にも、今度はレストランや劇場等の再開について次なるステップが考案されている。今までずっと口をすっぱくして叫ばれていた「2m」の間隔を1mに縮める方針で検討されているようだ。これだけでも収容人数は倍になるわけだから、レストラン、パブ、映画館や劇場のオープンに期待がかかる。

仕事に戻るなら髪を切りたいけれど、どうしようか、、美容院は一応再開しているけれど、予約の制限があるだろうし、いつものサロンまで電車で40分のシティーに行くのはちょっと考える、、、、 第一お金がないよ〜〜!!この3ヶ月は支払いと食費でギリギリの生活なのだから、そうだ、定期も買えないなあ〜〜7月中はバス代だけ払う方が定期買うより安いかも。

さて、最後の1週間あまりをどうしようか。そろそろ退屈になってきたところだけれど、もう今までみたいに好きな昼間に筋トレしたりはできなくなる。動画や日本のテレビもまた観る時間がなくなるなあ〜。第一、仕事に戻るのもいろいろ頭を元に戻しておかないと、忘れちゃってたりするかも、、、、一応私の資格は毎年クリアしなくてはならない点数があって、そのためにセミナー受けたり今はウェブでのレクチャーを見たりする必要がある。とりあえず、仕事に戻る前にいくつかやっておこうかな。

そうそう、無料サイトで携帯アプリもある「Duolingo」というサイトでフランス語をかじっている。世界中のいろんな言語が学べるサイトで、まあちょっとお手軽に勉強するにはちょうど良い感じのゆるさで、毎日15分くらいやっている。私の場合は、フランス語ー日本語ではなく、フランス語ー英語で学ぶ方がわかりやすい。文法が似ているし、単語によっては似たスペリングのものもあるので、日本語に訳すよりもしっくりくる。ちなみにグーグルの翻訳サイトとかもそう。英語以外の言語をGoogle翻訳にかけるときは、英語に直す。日本語だと訳のわからない文になってしまうことが多いからだ。

また一人でフラっとパリに行きたいなあ〜〜、次はいつになるんだろうか。最後に職場で同僚たちと一緒だったときには、「今日からは夜より昼間が長くなるよね〜」と言っていたのが、今は夏至になってしまった。う〜ん、結構このゆるゆるを楽しんでいたので、また仕事に追われて疲れる毎日がやってくるかと思うとちょっとドキドキする。でも仕方ないね、現実に戻らねば。

また劇場で芝居を見られるのはいつだろう、、、ウェストエンドは相当厳しい状態になっている。大ヒットしていたミュージカルも、このまま再開はしないと発表しているし、まあ私は最近はセットや衣装に莫大なお金がかかったスペクタクルな舞台よりも、シンプルで少人数のそれでいて胸に刺さるような本の芝居が好きなので、せめて小規模なところからでも幕が開いてくれるといいな。でもそれだと観光客受けはしないかな、、、名前で客を呼べそうな役者を使うとまたチケット代が跳ね上がったりしてね。ネット配信の芝居にも、お金払って応援したいけど、こっちも今はお金がない、、、この悪循環!

国によって、ロックダウン解除後にまた第二波のコロナ感染が報じられているところもある。どうすればいいんだ、、、??!!来年の東京オリンピックができなかったら、22年の冬の北京オリンピックだって危ないぞ。ましてや今北京はコロナ再感染であたふたしている。早く誰かワクチン作って!

とにかくあと8日間。やり残してることがあるような、ゆるゆるしていたいような、仕事に戻る頭の準備をしなくちゃいけないような、、、訳もわからずドキドキしている。変な感じ。何だかわからないままに焦っている、、、、


 


やっと明日(15日)から一般のショップが再オープンすることができる。今まではスーパーや薬局以外は全部閉まっていたので、多少散歩に出かけてもウィンドウを見られるでもなし、立ち寄れるところも無しの2ヶ月半だった。先週からカフェのお持ち帰りなんかもできるようになって、タウンセンターのスタバもテイクアウェイの人で行列ができていた。(私はスタバのコーヒーは好きじゃないから別にいいけど)

週末の間、各店舗は新しい体制でのオープンに向けて店内を一方通行にしたり、入り口の列用に間隔を開けて印をつけたり、レジのところに衝立をつけたり、、、と準備に追われている様子だった。明日になったらどんなだろうか、、、混み合うのか、それとも大事をとって必要以上には買い物に行かない人たちの方が多いか、、?う〜ん、解りかねる、でもなんとなく後者のような気もするなあ〜〜。

私の職場も一応店舗としてのオープンはできるようだけれど、眼の検査がまだ解禁になっていない。検査せずには新しいメガネは売れない、季節的にはサングラスとか売りたい時期なのだが私とM嬢がフルタイムで仕事に戻るのはいつなのか、、、??そろそろ先が見えないのもイラつくなあ。

もうだいぶ前に観た芝居、「The Madness of Goerge III」の舞台をナショナルシアターのヴァーションで観た。同じ本でも違う配役、演出で観るのは面白い。この芝居は映画版もとても好きなので尚更だ。以前に見た時の感想はこちらです。ちなみに今回のジョージ3世はBBCのシャーロックで兄のマイクロフトを演じていたMark Gatiss氏。90度の角度に建て込んだドアと壁を何度も角度を変えて場面転換する。装置の角度と照明の色でかなり幅広い場面転換になっていた。

日本のWOWOWでも結構舞台をやっている。いつもチケットを買って劇場に行くときには、私は観る芝居を厳選する。私は舞台は良い席で観る、ということにこだわるのでチケットはお高い。今は月1本と思っているのだが、まず本、演出、出演者を見る。もしも簡単な宣伝・イントロがサイトにあればそれも考慮する。だって、劇場に行ってから「好きじゃないな」とは思いたくないよね。面白いかどうかは観ないとわからないので、まずは題材と顔ぶれを見て好きそうかどうかで決める。ロックダウンになってから本当にあれもこれもネット配信されていて、シェイクスピアなんて同じ演目が3つくらいあったりする。でも見初めて5分でやめたものも多い。ピンとこなかったら他を探す。

長塚圭史さんの本で「アジアの女」と言うのをやっていて、これも石原さとみさんだったので観てみた。長塚さんのことは聞いてはいたけれど作品を見たことがなかったので「やっと」と言う感じがする。演出は吉田鋼太郎さん。鋼太郎さん、大活躍だなあ〜、特に蜷川さんが亡くなってからは本当に精力的に役者としても演出も頑張っていらっしゃる。出演者5人の芝居、セットも変わらないと言うのは私の好きなスタイルだ。

大地震後の立入禁止区域で一階が潰れた家に留まって住んでいる兄妹。妹のまき子は以前に心を病んで、自傷行為を繰り返し、心配した兄がずっと付き添ってやっと治ってきているのだが、この兄もまたちょっと過去の傷があるようで、毎日酒を飲んでいるアル中のようだ。、何故か理由を言わないままにいきなり兄を探し当ててやってきた一ノ瀬という男は実は作家で、兄はその編集者だったらしい。本当は書く才能なんてこれっぽっちもない一ノ瀬と兄妹との3人の奇妙な暮らしが始まる。そして過去のことが判るにつれて、少しずつ各々の心に隠していた恐れや恥や恐怖がだんだん姿を表していく。一番心を病んでいたはずの妹は闇のボランティア(おそらくは身売り)をするうち、一角に取り残されていた中国人コミュニティーの中に新しい恋を見つける。

石原さん演じるまき子が初めはちょっと知能が弱そうな(まだ心が少し壊れている)イメージだったのが、後半でどんどん浄化して、救いの女神のような神々しさを出していく。綺麗だ。彼女に思いを寄せる警官も、まき子を巧みに丸め込んで怪しいボランティアに担ぎ出す鳥居さんという女性も、どこかしら一途さのあるキャラクターで魅力的だ。

ラストで鋼太郎さんは、このシアターコクーン での蜷川幸雄の得意技を使った。舞台正面の搬入口の扉を開ける。その向こうに光に吸い込まれるように歩いていくまき子の姿はルネッサンスの絵のようだった。

偶然に最近2本も見た石原さとみさんの舞台だけれど、良い女優さんだな。

ドラマでは、WOWOWの「太陽は動かない」が骨太で面白い。30代後半になった藤原竜也の線の太い芝居が見られる。キャストも市原隼人さん、佐藤浩一さん、そしてここにも吉田鋼太郎さんがいる。まだ3話でちょうど折り返しなのかな。そのWOWOWの番組の前後に「バトル・ロワイヤル」や「ダイナー 」「インシテミル」なんかもあって、なんだか藤原竜也祭りだ。「インシテミル」を見てみたかった。昔、どうしてもネットで上がっているのを見つけられなくて、今までみられなかった映画。これもキャストが興味深い。日本のテレビは2週間まで遡ってみられるので、慌てなくても時間はある。明日はこれにしようかな。

明日は散歩がてらちょっとタウンセンターを覗いてみようか、でもきっとどの店も入り口に行列なんだろうなあ〜〜、、、、
 


ネットで色々と観られる劇場ライヴ/アーカイヴがよりどりみどりなのは嬉しいけれど、実際に2時間macの前に座ってみるものは厳選している。TVでもYourubeは観られるのだけれど、ロックダウンで彼と二人とも家にいるようになってからは暗黙の了解で、テレビは彼、Macは私の領域になっている、、、

シェイクスピア祭りのようになってきて、あっちもこちもシェイクスピアなのだが、私は新作を観たい。
去年だったか、タイトルと宣伝は観たものの、子供向けのファミリードラマかと思ってパスした舞台が「A Monster Calls」だった。ロンドンではThe Old Vicで上演されていたのは知っている。ちょうど今年の2月から全国をツアーのはずだったのが、 コロナウィルスの影響で、3月には中止になってしまっていた。原作は確かに青少年向けに書かれた本ではあるけれど、とても心に響く素敵な舞台になっている。
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13歳のコナーは母と二人暮らし。父親は今では別の人と再婚してアメリカに住んでいるようだ。「おはよう、よく眠れた?」「大丈夫だよ、ママ」といういつもと同じ会話で始まる日々には、それぞれが取り繕っている恐怖にも似た思いが隠されている。母は末期の癌で、治療はどうもうまくいっていない様子だ。けれどその事実を息子には告げずに笑顔を作っている。一方コナーはうわべの「大丈夫」とは裏腹に、母を失うかもしれない恐怖を抑え込んで、夜になると悪い夢を見ている。さらに学校ではいじめに遭っているのだが、これまた友人にも先生にも相談することを拒否して自分の中に閉じ込めている。

ある夜から、夢のように夜の12時過ぎになると家の前にある老大木のモンスターが現れて、コナーに3つの物語を聴かせる。このモンスターは、3つのストーリーが終わったら今度はコナーが4つ目の話を自分に聴かせろと言う。3つのストーリーはどれも謎かけのようで、良い人が悪事を行ったり、信じなければいけないものの為に信仰を捨ててしまったり、人間の中にある葛藤を顕すものばかりで、コナーはますます混乱する。

やがて母の容態は悪化し、最後まで「大丈夫」と言い張っていたコナーの中で、モンスターの言葉が膨れ上がっていく。「真実を話せ!正直に話せ!」と、、、、

簡素な舞台にセットらしきものはなく、組紐体操のような紐を使って大木とその精のようなモンスターを表現し、日常の家族や学友たちを演じるアンサンブルがパイプ椅子を巧みに使ってシーンを作る。バックの音楽も生演奏の姿が見えるようになっている。

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 初めは傷つけない、傷つかない為に本音とは違うことを言う。けれど本当の心との葛藤がどんどん膨れていくにつれ、やがて正直な気持ちを言わなくてはならない。良いも悪いも、残酷さも寛容も、無欲もずる賢さも、一件反対の全てを併せ持つ人間のストーリーを聞いた後で、コナーが話さなければならない最後のストーリーは、、、、、本当の心。

とてもデリケートな13歳のコナー役を演じているMatthew Tennysonは9年前にデビューして「Best Newcomer=最優秀新人賞」を獲っている。母を失うのを恐るあまり口に出せずにいるコナー、クラスでいじめに遭っても抵抗する気もなければ戦う気もない抜け殻のような態度、アメリカから久しぶりにやってきた、今は他に家庭を持つ父への複雑な気持ち、どうしても合わなくて打ち解けられない祖母との突然の同居、どうしても認めたくない母の迫りくる死、それらの複雑な思いを抱えた13歳をとてもナチュラルに演じている。

簡素なセットと照明はむしろファンタジーのような不思議な空間を作り出し、真夜中のモンスター(それはコナーの夢かもしれない)とのシーンはグイグイと心に迫ってくる。
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ちょっとお説教めいた理屈が語られるのはやっぱり原作が青少年用に書かれた本だからなのだろう。でもそれを差し引いてもよくできた作品だと思う。とても心に響く。生きていく為に、様々な矛盾を乗り越えていかなくてはならないすべての人にとって、シンプルでありながら一番困難なことを幻想的に描いている。良い芝居を観てしまった。子供向けかと思って劇場で観るのをパスしてしまったのが悔やまれる。ツアーがいつか再開されてまた上演されるのを願っている。
 

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